2014年11月09日

「サイレーン」第68話「電流デスマッチ!」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第68話「電流デスマッチ!」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

・前回までのあらすじはこちら。
「サイレーン」第67話「絶体絶命」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

レナの協力により、カラをスタンガンで倒した里見。
気絶したカラを結束バンドとロープで拘束することに。

続いて、猪熊の救出に成功。
後は脱出するだけかと思いきや……。

拘束した筈のカラが消えていた。
見れば台所のコンロで何かを燃やした痕跡が残っている。

なんと、短時間でスタンガンから回復したことも恐るべきことながら、さらにカラは自身の手が焼けることも躊躇せず結束バンドを焼いたのだ。
恐るべき精神力である。

カラが自由になっていることに気付いた里見は息を呑む。
尋常な脱出行ではなくなってしまったのだ。

レナとアイと合流し、一刻も早く脱出すべく入り口を目指す里見。
扉を開けようとしたところで倒れ込んでしまった。
レナとアイも同様である。

驚く猪熊。
ドアノブに電流が流されていたのだ。
しかも、床には水が撒かれていた。
カラの罠だ。
猪熊が逃れられたのは偶然に過ぎない。

驚愕する猪熊の前に、復活したカラが迫る。
里見もレナもアイも倒れた今、戦えるのは猪熊のみ。
果たしてどうなる―――69話に続く。

早川書房刊『ミステリマガジン』や『週刊文春』でも取り上げられた本作。
目的を果たすべく逃げるカラを里見が追う。
追い付くことが出来るのか……今週号の「週刊モーニング」で確認せよ!!

<感想>

「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。

そんな「サイレーン」。
遂に猪熊が捜査一課に配属。
これにより「猪熊&里見VSカラ」の物語が明確化されました。
とはいえ、「悪女カラ自身」がテーマだったりもしそうだが。
それだけ、敵役のカラのインパクトが凄い。

その第68話。
サブタイトルは「電流デスマッチ!」。

まさに「デスマッチ」の様相を示しつつありますね。
倒し、倒され、倒され、倒し。
里見もレナもアイも倒れた。

リングに残るのは猪熊とカラの2人きり。
最後に立っているのはカラか……それとも猪熊か。

此処で関わって来そうなのはレナが盗み出したカラの薬か。
時間切れでカラが倒れることになりそう。

とはいえ、精神が肉体を凌駕したカラ。
果たして、それで終わるのか……!?
カラの拠って立つロジックを砕く必要があるのではないか。

それこそカラの動機。
カラは殺した者の特徴を奪えると思い込んでいる。
しかし、高槻とおるの「優しさ」を得た割にはカラは全く優しくない。
此の点で精神的に矛盾を突いて彼女の動機を奪い自己崩壊を引き起こさせたりしたら物凄い展開になりそうだが……。

そう言えば、里見が以前に入手したカラの歯が今後どう活きて来るかについてふと想像を巡らせてみた。
カラの正体は未だ不明だが、もしかするとカラの歯からDNA鑑定によって本名が分かる可能性があるのかも……。
ただ、やはりカラは最後まで不特定多数の誰かみたいな感じで正体不明の方がより怖い気もするなぁ。

それにしても、カラ篇が終了したとして次のエピソードはあるのか、それともカラの終焉を以て本作も完結するのか……此の点も気になるところ。

ちなみにカラですが、ラストは燃え盛る別荘と共に生死不明になりそうな予感。
でもって、里見と猪熊が街中でカラっぽい人を見かけてエンド的なホラーテイストの結末と予想。
あるいはカラは何処にでも居る的なラストか。
だとすると、やはりカラ篇終了が本作の完結となるのだろうか。
確かに綺麗にまとまるけど、出来れば里見と猪熊で他のエピソードなども読みたいなぁ。

おっと、気が早いか。
それもこれも今後の展開次第かな。

さて、いずれにしても里見とカラの対決はすぐ其処。
果たして里見は猪熊を助けることが出来るのか。
次回に期待!!

コミックス1巻が2013年9月20日、2巻も2013年12月20日に発売。
さらに3巻、4巻、5巻に続き6巻も発売とのこと、こちらも注目!!
興味のある方はアマゾンさんのリンクよりどうぞ!!

ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。

「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)第1話から第60話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「サイレーン」第61話「動機」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第62話「11歳」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第63話「15歳」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第64話「橘カラになりたい」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第65話「突入」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第66話「突入 その2」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第67話「絶体絶命」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。31歳。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺)の犯人。猪熊に興味を持つ。
渡:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
月本:美容整形外科医。実は高級売春クラブ「フルムーン」のオーナー。カラに正義執行される。
乃花:カラの元同僚。不倫の恋に生きていたがカラに殺害される。
千歳:生活安全課所属。
レナ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
アイ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
盛元:テレビ局有名アナウンサー。
田沢麻弥:月本のもとへ出入りしていた少女。カラの犯行を目撃し襲われるも一命を取り留めた。
倉本:入院した田沢麻弥の担当女医。
三河くん:月本の部下。
高槻とおる:5年前に発生した薬局店息子殺人事件の被害者。
時田:捜査一課未解決事件係の刑事。猪熊の先輩。
舞川:5年前からのカラの常連客。

遂に発売。「サイレーン(1) (モーニングKC)」です!!
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「レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)」です!!
レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)





posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

土曜ワイド劇場「人類学者・岬久美子の殺人鑑定5 光る白骨の美女!ピアニスト連続殺人の裏に女系家族の愛と欲…転落死したら骨折が治った!?」(11月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「人類学者・岬久美子の殺人鑑定5 光る白骨の美女!ピアニスト連続殺人の裏に女系家族の愛と欲…転落死したら骨折が治った!?」(11月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

人骨を専門に研究している人類学者で大学准教授の岬久美子(大塚寧々)は、ピアノを習いたいと言いだした娘の真琴(鍋本凪々美)を、近所のピアノ教室に連れて行った。その帰り、警視庁現場資料班刑事・守屋直樹(渋江譲二)から西奥多摩の渓谷で人骨が見つかったと連絡が入り、さっそく鑑定作業に入る。
見つかったのは、左足の骨と頭がい骨。久美子が調べた結果、20代後半から30代前半の女性で、死因は前頭部の骨折と判明。しかし突き落とされて殺害されたのか、足を滑らせた事故なのか、はたまた自殺なのかまではわからなかった。また、左足の膝下とくるぶしの上が金属具で接続されていることから、足にケガを負い、治療していたこともわかった。
その後、久美子のさらなる鑑定により、骨の身元は12年前に失踪したピアニスト・最上あやめ(大塚千弘)と特定される。驚いたことに彼女は、失踪直前に起きた殺人事件の重要参考人だった。そして奇しくも、久美子の娘・真琴がピアノを習いはじめたのは、あやめの母・最上華枝(中田喜子)が経営する教室だった。
久美子と守屋は、あやめが重要参考人となった12年前の事件を調べはじめる。当時の捜査を担当した捜査一課刑事・佐藤元(宮川一朗太)によると、その事件は有名作曲家の添田伊佐男(デビット伊東)が殺害されたもので、あやめは添田の教え子だったが、事件の数カ月前、コンサートのリハーサル中に階段から転落して左腕を負傷。ピアニストにとって致命的なダメージを負ったことから師匠の添田に見放され、それを恨んで犯行に及んだと考えられていたらしい。また、事件直後にあやめが姿を消したことも、あやめの容疑を深めていたという。
あやめが負傷したのは、左足ではなく左腕だった!? 疑問に思った久美子が華枝に聞くと、華枝は「あやめは足をケガしたことなどない」と言い切り、左腕の骨折についてもどのような状況だったか忘れてしまったと口を閉ざす。しかしDNA鑑定の結果、骨はあやめのもので間違いなかった。あやめの姉・最上さくら(小沢真珠)、妹・まゆみ(三津谷葉子)の態度もギクシャクしており、最上家の面々の間に漂う微妙な空気に、久美子は違和感を抱く。その後、鑑識と共に西奥多摩の渓谷を捜索した久美子は、あやめのものと思われる左腕の骨を発見する。だが、その骨に骨折の痕跡はなかった……。いったいどういうことなのか?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

岬久美子は人骨を専門に研究している大学准教授である。
そして、久美子には娘・真琴が居る。

その真琴がピアノを始めたいと言い出した。
どうやら、同級生の可奈に触発されたようである。
可奈は小野寺さくらの娘であった。

一方、久美子のもとに日参している女性が居た。
女性の名は鍋島時子。
12年前に失踪した娘・美鈴の行方を調べているのだ。
久美子のもとに運び込まれていないかと気にしているようだが……。

矢先、西奥多摩で人骨が発見された。
発見された部位は左足の骨と頭蓋骨。
20代後半から30代前半の女性のもので、死因は前頭部の骨折と思われた。
おそらく転落死によるものであろう。
ただし、これが事故か自殺か他殺かまでは判別が出来ない状態であった。

その後、遺体が12年前に消息不明になっていたピアニスト・最上あやめであることが判明する。
あやめは小野寺さくらの実の妹。
しかも、大ヒット曲「エンジェル」を作曲した有名作曲家・添田伊佐男の殺人容疑がかかっていたのだ。
あやめは添田の弟子であった。

ところが、あやめの母・最上華枝は骨の主は娘ではないと主張する。
発見された骨には左足の膝下と踝の間が金属具で繋がれていたのだ。
つまり、左足を負傷し治療していたことになる。
だが、あやめが負傷していたのは左腕だったのだ。
華枝はだからこそ遺体は娘ではないと繰り返すが、骨のDNAはあやめであることを示していた。

さらに、あやめが負傷した原因の事故にも謎があることが判明。
どうやら、何者かに油を撒かれたことにより転倒したそうだ。
さくらによれば、あやめが彼女を庇ったのだそうだが……。
さらにさらに、最上家ではさくら、あやめに続く三女のまゆみまでもが何やら不穏な様子を見せていた。
何かを隠しているようだ。

添田殺害について、当時の事件を捜査していた担当者である佐藤元を訪ねた久美子。
佐藤は久美子を一目見るなり気に入り、交際を申し込む。
かなりナンパなタイプのようだ。

佐藤によればあやめの死が確認されたことにより、添田殺害についてはあやめ以外の犯行も疑われていると言う。
添田とあやめには不倫の噂があり、これを添田の妻・留美子が憎んでいたのだそうである。
添田には岩崎なる弟子もおり、佐藤は留美子の依頼で岩崎があやめ諸共手を下した可能性も考慮に入れていた。

そんな中、あやめの遺体発見現場付近から左腕の骨が発見される。
久美子は腕の状態からピアニストの物と判断。
当然、あやめの物と考えるが……こちらには華枝が主張するような骨折の痕跡が無い。

困惑する中、DNA鑑定を行ったところ、骨の主が鍋島美鈴であると判明する。
時子は美鈴はピアノを弾いたことが無いと口にするが。

事態が混迷の度合いを深める中、岩崎が何者かに殺害されてしまう。
しかも、岩崎が添田のゴーストライターをしていたことが明らかになる。
岩崎の死はこれと関連しているのか?
取り敢えず、添田の死に岩崎や留美子は関わり無いらしいが。

直後に、久美子があやめの骨折の謎を解明する。
あやめは骨肉種だったのだ。
其処で治療のために腓骨を腕に移植していたのである。
つまり、左腕も左足も負傷していたのだ。
これを華枝らに伏せていた為に謎になったのであった。

さて、謎が解明されたと思いきや新たな事態が。
岩崎殺害の容疑でまゆみが連行されたのだ。
これを知った華枝は岩崎殺害犯として出頭して来る。

なんでも、まゆみはあやめたちと父親が異なるらしい。
まゆみは自身の父親を添田だと考えていた。
これについて、岩崎が華枝を脅迫していたそうだが……。
華枝は口封じの為に岩崎を殺害したと主張する。

事此処に及び、事件解決の鍵が未発見の遺体の一部にあると考えた久美子は遺体を捜索。
やがて、山奥で美鈴の骨が発見される。
さらに、あやめの骨の一部も発見された。

このことから、久美子は自殺しようとした美鈴をあやめが助けようとして共に転落死したと結論付ける。
そして、白骨化したものが川に流れ出したのだ。

久美子は添田の死とあやめ、美鈴の死が関連していると結論。
すべてを看破する。

時子、華枝、あやめ、まゆみら集められた関係者たち。
その前で久美子は真相を告げる。

隠されていたが美鈴も添田の弟子だったのだ。
美鈴もあやめのようにピアノ奏者だったのである。
久美子が美鈴の指の骨をあやめの物と誤解したのも当然であった。
だが、美鈴は若くしてピアノを辞めていた。
何故か?

美鈴の骨には出産の痕跡が認められた。
そう、まゆみは美鈴と添田の間の娘だったのだ。
父親だけが異なると思っていたまゆみだが、そもそも母親とも血の繋がりが無かったのだ。

当時、高校生だった美鈴に手を出した添田。
美鈴が妊娠したことを知った添田はあっさりと捨てた。
困り果てた時子と美鈴に、同じく弟子であったあやめの母・華枝が声をかけた。
こうして、まゆみを引き取ったのだ。
すべては丸く収まるかに思われたが……。

美鈴は人付き合いが苦手なタイプであった。
特に異性と交際することもなく月日を過ごした。
そして、添田を忘れられなかった美鈴は十年越しに添田との関係を復活させてしまう。
しかし、添田はどこまでいっても添田であった。
飽きた途端にまたもあっさりと美鈴を捨てたのだ。

これに衝撃を受けた美鈴は自殺を考えるように。
事態を察した時子は添田に美鈴を探してくれと迫った。
その場に居たあやめは美鈴を探しに飛び出した。
しかし、添田はこれに応じない。
逆上した時子は添田を殺してしまう。

一方、あやめは美鈴の道連れにされ死亡してしまっていた。

それから12年が経過し、まゆみが父親と血の繋がりがないことに気付いてしまった。
これを岩崎が知り、最上家の人々を脅迫し始めた。
並行して時子をも脅迫したのだ。
時子は「大恩ある最上家の人々に迷惑をかけるワケにはいかない」と岩崎を殺害したのであった。

すべてを知ったまゆみは「自分が原因だ」と自責の念に駆られる。
これに久美子は「エンジェル」があやめの作曲であったことを教える。
あやめはピアニストを辞め作曲家になろうとしていたのだ。
そして、その曲はまゆみに捧げたものであった。
「エンジェル」とはまゆみを指していたのだ。

これを聞かされたまゆみは華枝らと和解するのであった―――エンド。

<感想>

「人類学者・岬久美子の殺人鑑定!」シリーズ第5弾です。
前作である第4弾の放送が2013年9月21日だったので、実に1年1ヶ月ぶりの新作となりました。
前作はネタバレ批評(レビュー)してますね。
興味のある方は過去記事リンクよりどうぞ!!

では、ドラマ感想から。

シリーズの特徴とは言え、混ぜっ返した割には特に何も無かった印象。
うむむ……あれだけ二転三転したのになぁ。

特にツッコミたいのは、まゆみが「親戚経由で父親の子供じゃないと聞かされた」からと言って「即、不義の子を考える」のはちょっと……と言うこと。
普通に考えて親戚も知っているくらいなんだから、華枝の不倫よりも出産の事実が無い可能性の方が高いだろうに。
何処の親戚が華枝の不倫を察することが出来るだろうか。
ソイツは千里眼の持ち主なのか!?
だとすれば、そもそも引き取られた可能性の方が先だろ。
と言うか、父親とのDNA鑑定までするなら自身の戸籍を確認するべきではなかろうか。
それが駄目でも両親共にDNA鑑定すべき。
まゆみがこれを飛ばして真っ先に不義を疑うのは華枝の素行に余程問題があったのだろうかと邪推してしまう。

さて、此処からは思ったことを徒然と。

まず、何と言っても佐藤を演じた宮川一郎太さんがインパクトがあった。
佐藤と言うキャラがスゴイ軽やかだった。
あれは凄い。
佐藤はレギュラーにして欲しいくらいだ。

そして、あやめの立場からすると妹の母親を助けようとして道連れにされてしまったのか……。
切ないなぁ。

美鈴は添田を超える男性に出会えなかったのが致命的だったんだなぁ。
佐藤ポジションのグイグイ押すタイプが居れば、変われたのかもしれないなぁ。

時子も凄いなぁ……。
岩崎を殺した動機が「大恩ある野上さんに迷惑をかけない為」だったのに、容疑者にされた恩人・華枝をまさかの放置かよ……。
久美子が居なけりゃ、家庭崩壊しかねないほどだったんだぞ。
実は孫娘であったまゆみも酷い目に遭っていただろうし。
更に言えば、12年前にあやめが美鈴を探して消息不明になったことを知りながら口を噤んでたしなぁ……。
あれは自身の添田殺害が露見することを怖れてとしか思えない。
だとすれば、恩人云々もかなり怪しいよなぁ。

そう言えば、当の華枝は添田の素行の悪さを知りつつ良くあやめを通わせ続けたなぁ……。
美鈴の二の舞になるとは思わなかったのだろうか。
どうも、美鈴はあやめを上回るピアニストだったらしいし、添田に相手を見る分別が備わっているようには到底思えないのだが……。

どうも、本作に対しては評価が辛くなってしまう。
たぶん、途中までで想像していた展開を悉く裏切られたことに対する不満なのかもしれない。
例の左腕と左足の負傷の齟齬の件だけでも次のように考えてたし。

例えば、美鈴があやめを殺害し腕だけ切り落として生きている可能性。
例えば、美鈴とあやめが入替っていた可能性。
例えば、可奈があやめと添田の間の子供である可能性。
他にもいろいろな可能性を思い浮かべていたんだよ。

ところが、割と普通のところに落ち着いちゃったんだよなぁ。
なんだろ、物足りないと言うか勿体ない。
アレだけの設定があって、コレだけか……みたいな。
だって、可奈とかさくらとかもっと活かせた気がするんだよなぁ。

かなり管理人の嗜好によるものですが、今回は不満が残りました。
唯一の収穫は佐藤の存在か。
久美子を巡る加治川のライバルキャラとしてレギュラーにして欲しいなぁ。
シリーズ次回に期待したい。

◆関連過去記事
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土曜ワイド劇場「遺跡発掘ミステリー 人類学者・岬久美子の殺人鑑定!砂浜をさまよう白骨死体!?22年前の殺人を六万年前の花粉が解く」(9月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

岬久美子:大塚寧々
加治川法雄:渡辺いっけい
守屋直樹:渋江譲二
佐藤 元:宮川一朗太
最上華枝:中田喜子
小野寺さくら:小沢真珠
最上あやめ:大塚千弘
最上まゆみ:三津谷葉子
添田留美子:渡辺 梓
鍋島時子:鷲尾真知子 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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◆その他の「BONES(ボーンズ)」映像関連作品はこちら。
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