2014年11月23日

「サイレーン」第70話「試練の始まり」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第70話「試練の始まり」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

・前回までのあらすじはこちら。
「サイレーン」第69話「一番殺したいのは…」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「あなたが殺したいのは……あなた自身なのよ!!」
猪熊の指摘に銃を構えたまま凍り付くカラ。

(そんな……まさか……そんな)
猪熊の指摘に心を乱したカラだが、動揺しつつも引き金を引く。
しかし……不発に終わってしまう。

(馬鹿な……)
動揺に拍車がかかったカラ。
これにより身体を凌駕していたカラの精神が崩壊した。
次いで強烈な痛みがカラを襲う。

実はカラは整形の後遺症を抱えており、鎮痛剤なしでは生きていけない身体だったのだ。
これに先程まで忘れていた火傷の痛みが加わった。
あまりの痛みにカラは身体を抱えるようにして倒れ込んでしまう。

こうして、カラは逮捕された。

里見と猪熊らは無事に救出され治療を受けた。
その間もカラの取調べは続いた。

カラの余罪は周囲の知るところとなり、彼女は「モンスター」と呼ばれた。

やがてカラは起訴されることに。
そして、いよいよカラという女性の正体が明らかになる―――71話に続く。

早川書房刊『ミステリマガジン』や『週刊文春』でも取り上げられた本作。
遂にVSカラに決着。
次回からはカラの心理に迫る……今週号の「週刊モーニング」で確認せよ!!

<感想>

「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。

そんな「サイレーン」。
いよいよカラが逮捕され「最終章」に突入とのこと。
その内容はカラの正体に迫るものらしい。
果たしてどうなるのか!?
ただ1つ言えることは、其処にはあの渡も参考人として登場するのだろうとのことだけだ。

その第70話。
サブタイトルは「試練の始まり」。

それは「カラにとっての試練の始まり」。
人1倍コンプレックスが強く、これこそが動機であるカラにとって、動機を問われ好奇の視線に曝されることは何よりも耐え難いことの筈。
だが、それに見合うだけの罪をカラは犯して来た。
だからこそ、それこそがカラの贖罪でありカラにとっての試練なのだ。

犯人の正体や動機を深く描くのは小説には多いですが、コミックでは余り無い試み。
何処まで描かれるのかが気になります。
次回に期待!!

コミックス1巻が2013年9月20日、2巻も2013年12月20日に発売。
さらに3巻、4巻、5巻に続き6巻も発売とのこと、こちらも注目!!
興味のある方はアマゾンさんのリンクよりどうぞ!!

ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。

「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)第1話から第60話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「サイレーン」第61話「動機」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第62話「11歳」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第63話「15歳」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第64話「橘カラになりたい」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第65話「突入」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第66話「突入 その2」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第67話「絶体絶命」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第68話「電流デスマッチ!」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第69話「一番殺したいのは…」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。31歳。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺)の犯人。猪熊に興味を持つ。
渡:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
月本:美容整形外科医。実は高級売春クラブ「フルムーン」のオーナー。カラに正義執行される。
乃花:カラの元同僚。不倫の恋に生きていたがカラに殺害される。
千歳:生活安全課所属。
レナ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
アイ:里見が潜入捜査を行った先の関係者。
盛元:テレビ局有名アナウンサー。
田沢麻弥:月本のもとへ出入りしていた少女。カラの犯行を目撃し襲われるも一命を取り留めた。
倉本:入院した田沢麻弥の担当女医。
三河くん:月本の部下。
高槻とおる:5年前に発生した薬局店息子殺人事件の被害者。
時田:捜査一課未解決事件係の刑事。猪熊の先輩。
舞川:5年前からのカラの常連客。

遂に発売。「サイレーン(1) (モーニングKC)」です!!
サイレーン(1) (モーニングKC)





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「レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)」です!!
レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)





posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

土曜ワイド劇場「逆転報道の女4 熟女ホステス連続殺人!不倫、偽セレブ、ストーカー!?嫉妬にまみれた女たちの復讐劇!謎の遺留品…白バラのブーケの秘密」(11月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「逆転報道の女4 熟女ホステス連続殺人!不倫、偽セレブ、ストーカー!?嫉妬にまみれた女たちの復讐劇!謎の遺留品…白バラのブーケの秘密」(11月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

ABX『ハートニュース』の西野沙織(高島礼子)、ディレクターの石田翼(原田龍二)、カメラマンの梅崎忠司(朝倉伸二)が、デスクの小久保満(近江谷太朗)の指示で熟年世代の婚活パーティーを取材中、多摩ニュータウンのマンションで中年女性の高田紗英子(舟木幸)が転落死を遂げる。婚活パーティーの運営会社『フォーエバー・ウェディング』の代表、五十嵐美由紀(秋本奈緒美)は偶然にも紗英子の古くからの友人で、紗英子が最後に携帯電話で話した相手でもあった。警察から美由紀への問い合わせで事情を知った沙織たちは、急きょ多摩ニュータウンへと向かう。
美由紀によれば紗英子は認知症の母と二人暮らし。美由紀への最後の電話では、介護の疲れを訴えていたという。
遺体の状況は、側に白いバラのブーケが落ちていたこと以外、特段変わったところもなく、警察は自殺と判断する。しかし、介護疲れによる自殺は介護相手と心中するケースが多い。ひとりで死んだ紗英子の死には何か複雑な背景があると直感した沙織は、引き続き取材を続けることにする。
その結果、紗英子は週に数回、母を施設に預け、エミリの名で、熟女クラブで働いていたことが判明する。紗英子の死を知った同じクラブで働く女性たちの反応はさまざまだった。ショックを隠せないアキ(竹本聡子)。一方、しおん(越智静香)はどこか冷たい態度。そしてマリン(横山めぐみ)は紗英子の死を悼み賛美歌を唱える。そんな中に、自殺を疑うホステスが現れる。紗英子はストーカーに悩まされていたというのだ。
沙織はさっそく、紗英子をストーキングしていた元小学校教諭の近藤豪(佐野泰臣)との接触を試みる。しかし、「エミリは僕の子どもを欲しがっていた」と薄く微笑む近藤から、大きな情報を得ることはできなかった。
翌朝、アキが何者かに刺され死亡する。側には白バラのブーケ。石田からの一報を受け、取材へと自宅を飛び出す沙織。その目に、近藤の姿が飛び込んでくる!ネットを使って沙織の自宅を探し当てたらしい。ストーカーの中には、実際に傷害や殺人を犯す者もいる。恐怖を感じた沙織は、義母と娘に厳重な戸締まりを指示。一抹の不安を抱きつつ、取材に出掛ける。
紗英子とアキは半年前、一緒に熟女クラブで働き始めた者同士。クラブでは親しかったようだが、どこで知り合ったかなど詳細は不明だった。プロデューサーの大倉健(益岡徹)は、引き続き取材を続けるよう、石田に熟女クラブ通いを指示。金持ちの常連客をめぐってアキといがみ合っていたしおんをはじめ、関係者の素性を探らせる。
すると、紗英子と美由紀が、金の貸し借りで揉めていたという噂が浮上。そんな中、第3の事件が発生。何者かに刺殺された中年女性の側には、白バラのブーケが残されていた…!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

西野沙織はABX『ハートニュース』のキャスターである。
今回は熟年世代の婚活パーティーを取材していたところ、多摩ニュータウンのマンションでの転落死に遭遇する。

被害者は高田紗英子。
紗英子は沙織の取材相手である婚活パーティー運営会社「フォーエバー・ウエディング」代表・五十嵐美由紀の古くからの友人であった。

事故か自殺として処理された紗英子の死。
だが、沙織は紗英子の遺体の傍にプリザーブド処理を施されたブーケが落ちていたことから、その死に疑問を抱き取材を開始。

すると、紗英子が熟女クラブで働いていたことが判明。
さらに紗英子の同僚であるアキ、しおん、マリンたちから紗英子がストーカー被害に遭っていたとの情報が。

続いてストーカーとされる近藤豪に取材する沙織だが、近藤は紗英子殺害を否定。

その翌朝、アキが何者かに刺殺されてしまう。
アキの遺体の傍には紗英子との際と同様にプリザーブド処理されたブーケが。

さらに第3の被害者まで発生。
これまた遺体の傍にはプリザーブド処理されたブーケが置かれていた。

3件の殺人が同一犯による連続殺人であると見た沙織。
被害者の共通点を調べたところ、3年前の痴漢事件が浮上する。

3年前、悠人なる大学生が紗英子たちにより痴漢であると告発されていた。
これにより悠人は大学を退学処分に遭い、自殺にまで追い込まれていた。
さらに調べた沙織が取材の末に辿り着いた真相とは!?

なんと、犯人はマリンであった。

悠人はマリンの息子だったのだ。
しかも、悠人による痴漢事件は紗英子らによる冤罪だったのだ。

3年前、婚活が上手く行かず苛立っていた紗英子たち。
其処に恋人を連れた悠人が居た。
2人の楽しそうな様子に嫉妬した紗英子たちが罠に嵌めたのだ。

この事実を突き止めたマリンは紗英子に謝罪を要求。
ブーケは悠人の手による想い出の品であった。
ところが、紗英子は謝罪どころか開き直りブーケをベランダから捨てようとした。
これを止めようとして揉み合う内に転落死を遂げたのだ。

以降、マリンは悠人の敵討ちを続けたのだ。
ブーケは悠人へのメッセージであった。

自殺を図ろうとするマリンであったが、沙織たちの説得により思い留まる。
事件はこうして解決したのであった―――エンド。

<感想>

「逆転報道の女」シリーズ第4弾。
前作は2013年11月2日に放送されており、実に1年ぶりの新作となりました。
シリーズに関するネタバレ批評(レビュー)は過去記事リンクよりどうぞ。
ちなみに原作なし、オリジナル作品です。

では、ドラマの感想。

第3弾に比べて沙織がキャスターである必然性が活かされていましたね。
此の点は良かったと思います。

ちなみに、ストーリー内容である「息子が痴漢冤罪による自殺、罠に嵌めた女性たちへ復讐、自殺を図るも主人公に説得され思い留まる」。
ごく最近、何処かで視たなぁ……と思ったら、2014年10月29日に放送された「水曜ミステリー9 弁護士 水木邦夫」だ。

水曜ミステリー9「小杉健治サスペンス 弁護士 水木邦夫 残り火〜孤高の弁護士が挑む最後の法廷〜3連続通り魔殺人は死刑か冤罪化?凶器・目撃者すべての証拠がクロ!逆転裁判を勝ち取れるか!?」(10月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

とはいえ「水木邦夫」の方がテーマ性も完成度も高かったかな。
さらに「水木邦夫」の方が2重の意味で「冤罪」を扱っていた点も凄かった。

本作は本作で決して悪くはないんだけど、まだ一ヶ月も経過していない状態だけにどうしても比較してしまうかなぁ……そんな感想です。

◆関連過去記事
土曜ワイド劇場「逆転報道の女 〜ワケあり主婦キャスターが挑む天才医師の不審死!2億の保険金!?医療ミスに隠された復讐の殺意!」(2月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「逆転報道の女2 ワケあり主婦キャスターが挑む同級生連続殺人!死者が残した血文字の十字架!?格差社会に潜む復讐の殺意」(3月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「逆転報道の女3 ワケあり主婦キャスターが挑む火ダルマ連続殺人 封印された目撃証言!被害者を結ぶ5年前の冤罪事件?復讐の炎があぶり出す謎の記憶」(4月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

西野沙織:高島礼子
石田翼:原田龍二
大倉健:益岡徹
小久保満:近江谷太朗
江畑佳代:秋本祐希
梅崎忠司:朝倉伸二
坂口銀三郎:渡辺哲
西野雅子:水野久美
しおん:越智静香
高田紗英子:舟木幸
アキ:竹本聡子
五十嵐美由紀:秋本奈緒美
マリン:横山めぐみ ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


逆転といえば「逆転裁判シリーズ」というワケで。
「ドラマCD 逆転検事2 宇宙からの逆転」です!!
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「逆転検事2(コレクターズ・パッケージ)」です!!
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「逆転検事2(通常版)」です!!
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こちらは前作「逆転検事(通常版)」です!!
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こちらはコミック版「逆転検事(3) (ヤングマガジンコミックス)」です!!
逆転検事(3) (ヤングマガジンコミックス)





◆逆転裁判シリーズはこちら。
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