2014年12月05日

【2014速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2014」発表!!

「週刊文春ミステリーベスト10 2014」が発表されました!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2014

各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
満願その女アレックス
闇に香る嘘秘密
さよなら神様ゴーストマン 時限紙幣
小さな異邦人ハリー・クバート事件
虚ろな十字架もう年はとれない
絶叫養鶏場の殺人 火口箱
後妻業逃げる幻、ピルグリム123
怒りなし
オービタル・クラウド、機龍警察 未亡旅団ジャック・リッチーのあの手この手、地上最後の刑事
10なしなし


国内編1位は米澤穂信先生『満願』(新潮社刊)に。

米澤先生、おめでとうございます!!

満願』はノンシリーズの短編集。
此処に来て『早ミス』に続く2冠達成。
これは……3冠は手堅いか!?

2位には下村敦史先生『闇に香る嘘』(講談社刊)。
第60回江戸川乱歩賞受賞作(受賞時タイトルは『無縁の常闇に嘘は香る』)です。

第60回江戸川乱歩賞決定!!下村敦史先生『無縁の常闇に嘘は香る』に!!

3位は麻耶雄嵩先生『さよなら神様』(文藝春秋社刊)。
「神様シリーズ」続編です。
『早ミス』2位に続いての3位。
安定した支持を得ています。

4位は連城三紀彦先生『小さな異邦人』(文藝春秋社刊)。
連城先生は2013年に亡くなっており、その最後の作品が2014年に刊行されています。
その一作が本作。
なお、連城先生は同じ2014年に「第18回日本ミステリー文学大賞 特別賞」を受賞されています。

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

5位には東野圭吾先生『虚ろな十字架』(光文社刊)がランクイン。
東野先生と言えば2015年にその著作『天空の蜂』の映画公開が決定しています。

『天空の蜂』(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

6位には葉真中顕先生『絶叫』(光文社刊)。
葉真中顕先生は第16回「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作『ロスト・ケア』にてデビューして2作目が本作となります。

第16回「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作、葉真中顕先生『ロスト・ケア』が2013年2月15日発売!!

7位は黒川博行先生『後妻業』(文藝春秋社刊)。
2時間サスペンス「刑事・吉永誠一シリーズ」の作者である黒川博行先生は2014年に『破門』にて第151回直木賞を受賞されています。

金曜8時のドラマ「新・刑事吉永誠一」第4話「盲目の目撃者!!6歳が聞いた“悪の音”」(11月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

8位は吉田修一先生『怒り』(中央公論新社刊)。
吉田先生は映画「悪人」の原作者です。

日曜洋画劇場 特別企画「悪人」(2010年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

9位は藤井太洋先生『オービタル・クラウド』(早川書房刊)と月村了衛先生『機龍警察 未亡旅団』(早川書房刊)が共にランクイン。
奇しくも同じ早川書房刊の作品が並びました。

さて、10位以内となりますが『早ミス』と被るのはわずか3作品。
『満願』『さよなら神様』『小さな異邦人』のみ。
他は此処に来て初登場の作品になりました。
去年も同様の傾向が見られましたが、なかなかに興味深い結果です。

さて、今後の注目ポイントは次の2点。

1.2冠を達成した『満願』が『本ミス』『このミス』にて3冠(4冠)に挑む。
2.『さよなら神様』(『早ミス』2位『文春』3位)と『小さな異邦人』(『早ミス』3位『文春』4位)がベスト10皆勤となるか?

果たして!?

そして、海外。

1位はピエール・ルメートル『その女アレックス』(文藝春秋社刊)。
『IN★POCKET』『早ミス』に続く1位で、早くも3冠達成!!
まさに破竹の快進撃、勢いは止まらない。
これは『このミス』を加えた4冠達成も視野に入って来たか!?

2位はケイト・モートン『秘密』。
『早ミス』に続く2位。
この順位は『その女アレックス』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

3位はロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』。
『早ミス』に続く3位。
この順位は『その女アレックス』『秘密』に及ばないまでも2014年発売作品での実力上位を示すものか。

なんと、3位までは『早ミス』と同じとの結果に。
他はランキング上下の変動こそあれ『早ミス』と上がった作品はほぼ同じ。
これは評価が特定の作品に集中していたことを示します。

興味深かったのは去年の『HHhHプラハ、1942年』と同様にこれまでランキングに上がらなかった『ジャック・リッチーのあの手この手』がベスト10に入ったことか。
しかも、奇しくも『HHhHプラハ、1942年』と同じ9位。

では、残る『本ミス』『このミス』に向けての注目ポイント。

まず、何と言っても『その女アレックス』の4冠達成なるか!?

さらに、次の作品の10位以内皆勤なるか!?

『もう年はとれない』(『IN★POCKET』4位『早ミス』5位『文春』5位)
『逃げる幻』(『IN★POCKET』5位『早ミス』6位『文春』7位)

『もう年はとれない』と『逃げる幻』の2作はバランスの良い作品と呼んで差支えなさそうです。

全体的に上位はどのランキングも同じと言うことで票が集中しています。
残る『本ミス』『このミス』も同様の流れになるか注目です!!
以上、速報でした。

◆【2014速報】現在までのランキング
【2014速報】『ミステリが読みたい!2015年版』発表!!

【2014速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2014」発表!!

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2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

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「最強少女さゆり」第39話(44話)「さゆりちゃんとハオ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第39話(44話)「さゆりちゃんとハオ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宇宙刑事であるバニー・ラビットは凶悪犯リコスを追って地球に飛来。
あと一息というところまで追いつめるが、現地の少女・さゆりにリコスともどものされてしまう。
こうして、さゆりの家に保護(囚われた)されることに。
仲間に救助を依頼するが助けは未だにやって来ない。
さゆりを通じ、何時の間にやら凶悪犯のリコスが善良になりつつあるなど、想定外な要素を抱え過ぎた彼女の明日はどっちだ(嘘)!?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

インリンがバイトするコンビニ。
其処にハオが居た。
もちろん、インリンと同じバイトとしてだ。
インリンを慕うハオは1分1秒でも離れたくないと同じバイトを始めたのだ。

「先輩といっしょ〜〜〜、先輩といっしょ〜〜〜」
陽気に仕事をこなすハオの姿に呆れつつも、少し嬉しいインリン。

仕事を終え、2人仲良く帰路に就くが……。
その途中、話題に上がるのはさゆりのことである。

インリンは未だにさゆりがバニーとリコスに脅されていると信じている。
そして、ハオはこれに胸を痛めるインリンの為に事態を解決したい。

だが……ハオは36話「鬼ごっこ協奏曲」にて、豪田家に勝手に乗り込んだ結果を恐怖のあまり忘却してしまっていた。
覚えているのは「何かとんでもないことがあった」ことだけ。
インリンも薄々事情を察しているだけに、敢えてハオを追い詰めるようなことは避けていた。

「最強少女さゆり」第36話(41話)「鬼ごっこ協奏曲」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

それにしても……こう、魚の小骨が咽喉につっかえるようなもどかしさは何だろう。
真実を知りたいハオの目の前に、当の真実がやって来た。
そう、さゆりである。

しかも、都合の良いことに今日はバニーもリコスも居ないようだ。
38話「ファイティング マンデー」にてリコスとバニーに忘れ去られたさゆり。
これを気にしているさゆりは拗ねて外へと飛び出していたのである。

「最強少女さゆり」第38話(43話)「ファイティング マンデー」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

助け出すチャンスとばかりにさゆりに声をかけたインリン。
リラックスさせるべくジュースを奢って事情を聞き出そうとするが……。

一方、インリンがさゆりばかりに注目することがハオには面白くない。
ハオはインリンを巡ってさゆりと争うことに。

勝負方法は純粋な力比べ。
事前に引いたラインからそれぞれが全力で相手を押し出した方が勝ち。

明らかに幼児相手に大人げない勝負だ。
しかも、ハオは「紋様の部族」の本気を出し、自身の血で紋様を顔に描く。
これにより、ただでさえ力の強いハオがさらに数倍パワーアップするのだ。

ハァ……と溜息を吐くインリン。
だが、敢えて止めることはしない。
何故なら、結果は見えているからだ。

「さぁ、行くよ」
掛け声を合図にさゆりに飛び掛かるハオだったが……。

ハオの勢いに怯えたさゆりの一突きでラインをあっさりと超え彼方へと消えて行く。
それは何処までも遠くへと飛んで行った。

やっぱり……と肩を竦めるインリン。
これも良い薬になっただろうとハオを放置しつつ、改めてさゆりに事情を問う。

すると、さゆりもまたリコス、バニーに相手にされなかったことをが辛かったらしい。
これを聞いたインリンはさゆりたちの間に深い絆が育まれていることに気付く。

「そんなことないよ」
優しくさゆりを諭すインリン。
黙ってさゆりが飛び出したことを知ったインリンは「きっとお家の人たち(リコスとバニー)が心配しているよ」と帰宅するように促すのであった。

同じ頃、何処までも遠くへと飛ばされて行くハオ。
その身体に突如、衝撃が走る。
なんと、源さんが運転するトラックと衝突したのだ。
しかし、それでもハオの推進力は止まらない。

その力は凄まじく運転席に座る源さんごと後部へと押し出して行く。
これに源さんが目覚めた。

「何が何やら分からねぇが、勝負してやろうじゃねぇか!!」
叫ぶや、ハオを抱え込む。

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ、せいっ、せいっ、せいっ!!」
日頃、さゆりに鍛えられている源さんは気合と共にハオを押し返す。
それこそ、ハオが知りたがっていたあの日の悪夢の正体であった。

一方、宇宙では花魁課長が救助艦艇撃墜の元凶に対して次の一手を打とうと企んでいた。
その瞳が見据える物は果たして―――次回に続く。

コマ割りと展開が魅力の作品です。
本作を真に楽しむ為に「週刊少年チャンピオン」本誌にて確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて短期集中連載された福田やすひろ先生の作品「最強少女さゆり」。
そんな本作が正式な連載として帰って来ました!!
ファン大歓喜だぜ、ヒャッホウ(^O^)/!!

ちなみに連載になったことで本作のアプローチも多少変わった様子。
短期集中連載時は「さゆりを中心とし、人並み外れた怪力がありながら周囲の人々に保護される4歳児を描くハートフルコメディ」でしたが「人並み外れた怪力を有する少女と、これを温かく見守る周囲の人々を描いたハートフルコメディ」へと変わった印象あり。

つまり、何処が変わったかと言うと、短期集中連載時は「さゆりが中心だった」のに対し連載では「さゆりとその他の人々」にまで焦点の対象が広がったかな。
これは新キャラである恭也の登場にも顕著。
それに伴い源さんの「さゆりラブ」キャラに拍車がかかってます。
これにより、さゆり抜きでサブキャラたちのみ描かれる回も有り得ますね。
正直、個人的には短期連載時の「さゆり中心」のノリが好きだけど、連載が長期化することを見据えれば物語の幅を広げる意味で正しい判断だと思われます。
ただ、出来るなら主人公・さゆりの正体はもちろんのこと、リコスとバニーの掘り下げをもっとして欲しいかも。

そんな仕切り直しの39話(通算44話)。
サブタイトルは「さゆりちゃんとハオ」。

インリンのリコスとバニーに対する誤解が割とあっさり解消されることに。
同時に36話で失われたハオの記憶も補完されました。

ただ、まだインリンの誤解を解かない方が良かったかなぁ……。
今回も、さゆりが放置されていると知ったインリンが「さゆりがリコスたちに無視されている」あるいは「リコスたちの育児放棄を疑う」との形で引っ張れたと思うのだけど。

そして、花魁課長が動き出す。
彼女の目的が救助艦艇撃墜の元凶となったさゆり(花魁課長は此処まで知らない)にあるのは明白ですが、具体的にどんな手を打つのか……。
これは新キャラ登場の狼煙か、あるいはバニーの妹・シヤ登場の伏線か?
うむむむっ、一息に物語が動き出したか。

そう言えば、レガードもインリンとハオの後続が登場してないなぁ……これも気になる。

さて、27話で登場した謎の後輩・ハオも正式に参戦し更に世界観を広げた本作。
そんな本作ですが、コミックス1巻に続き2巻が発売予定。
1巻表紙は『ジャポニカ学習帳』をイメージした装飾の中にさゆり、バニー、リコスとメインが並ぶ可愛らしい物でしたが2巻はフォームこそ同じですが色調を変えた表紙に。
ちなみに、2014年8月5日に『ジャポニカ学習帳』のデザインが立体商標化されたことで、ツイッター上のファンから本作の表紙について不安の声が上がる一幕もありましたが、あれはあくまで「同様のデザインを用いたノートに限る」らしいので本作は対象外のようです。一安心。

そして、此処からは今後の展開予想。
どうやら、最終トリガーはインリンたちではなく花魁課長が引くことになるのか?
少なくとも、さゆり確保の為に艦隊(レガード?)がやって来るのではないか。
これに対し、リコスやバニー、インリンやハオらが連合して挑む展開だと予想。

さゆりの力に目を付けたレガードが地球に飛来。
さゆりを連行しようとする。
通常ならば相手ではないが、レガードはさゆりの弱点であるお化けを使用。
しかも、周囲にまで被害を及ぼす。
此処にインリンはレガードに疑問を抱き離反。
もちろん、バニーやリコス、源さん、オヤッサンとタマちゃんらも協力してレガードに抵抗。
とはいえ、多勢に無勢で危機に陥るんだけど、其処に花魁上司たちが登場。
レガードが星々の遺産を不正使用していたとかで逮捕。
さゆりは見逃されるんだけど、バニーとリコスは帰還したかに見せて……実は地球に居るのです、的な結末とか。
でないと、リコス逮捕されちゃうし。
そして、バニーは花魁課長からさゆりとリコスの監視の名目で地球滞在の権利を得るとか。
ちなみに、さゆりがお化けが苦手なのは遺産としての記憶が残っているから……だったりして。
この妄想、果たして的中するでしょうか!?

さて、此処で幾ら言葉を尽くしたところで本作の面白さは伝えられない。
やっぱり本作は理屈じゃないな。
実際に読んで感じるべし。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「実は私は」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
【短期集中連載版】
「最強少女さゆり」第1話「さゆりと宇宙人」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第2話「さゆりとチャンバラ」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第3話「さゆりとアルバムと私」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第4話「さゆりと峠とお見舞い」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」最終話(第5話)「さゆりとサヨナラの日」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【連載版】
「最強少女さゆり」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話(6話)から30話(35話)までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「最強少女さゆり」第31話(36話)「デカくて強い後輩ちゃん」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第32話(37話)「実録 リコス24時」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第33話(38話)「北浜町雪物語」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第34話(39話)「白クマのクマちゃん」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第35話(40話)「愛しの先輩」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第36話(41話)「鬼ごっこ協奏曲」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第37話(42話)「本音トーク」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「最強少女さゆり」第38話(43話)「ファイティング マンデー」(福田やすひろ作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
さゆり(彩百合):謎の少女。4歳ながらとてつもない怪力を誇る。
豪田:さゆりの祖父。普通の人。
バニー・ラビット:宇宙警察の刑事。
リコス:バニーが追う逃亡犯。
源さん:さゆりの体当たりを受け止めることが出来る地球人。愛の力は偉大だ。
駐在さん:最近赴任してきたばかりの若い警官。集中連載1話でさゆりの三輪車に撥ねられトラウマに。
ヨシさん:隣町の住人。さゆりを侮ったが為に……。
恭也:さゆりが出会った年上の少年。さゆりに自身を「師匠」と呼ばせる命知らず。
メタボ:ヤスの兄貴分。
ヤス:メタボの弟分。出っ歯が特徴。心は折れても出っ歯は折れない。
オヤッサン:バッティングセンターの元経営者。
タマちゃん:オヤッサンが作った自律制御AI搭載型ボールタイプロボット(たぶん)。
デービス親子:グリーンスライダー大会に参加した親子。
課長:宇宙警察でのバニーの上司。花魁姿をしている。
シヤ:バニーの妹。
豪田彩花:さゆりの母、元祖・最強少女。
森:彩花が入院していた杏森病院の担当医師。
インリン・マールィ:レガード(遺産調査団)所属の宇宙人。
雑草マン:さゆりたちがこよなく愛するアニメの主人公。
グータラ大魔王:雑草マンの宿敵。
柏木さん:駐在さんにやっと出来た後輩の婦警さん。たぶん、拳銃ラブな人。
さゆり父:25話時点で名前は不明。どうやら社会的地位の高い人物のようだが。
ハオ・プトロレ:インリンの後輩。27話より登場。31話から本格参戦。
小堺さん:豪田家の隣人にして彩花の女友達。別名・手だけの人。結婚指輪をしているので人妻のようだ。

「最強少女さゆり(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
最強少女さゆり(1) (少年チャンピオン・コミックス)





「最強少女さゆり(2) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
最強少女さゆり(2) (少年チャンピオン・コミックス)



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「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第3話「もう1つの兄妹2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第3話「もう1つの兄妹2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第3話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪してしまう。
ガイコツ:圭一を名乗る幽霊。蛍にしか見えない。

志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。

怪しい男:3話ラストに登場。聖マルス学園の教師?

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一には現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

今回、圭一が見つけたのは「聖マルス学園」に通う女子生徒・志田りか。
圭一は血塗れのりかの姿を幻視したのだ。

協力の約束を交わしたものの未だ納得いかない蛍だが、渋々りかに接近し友達になる。
そんな蛍にりかは「兄にストーカーされている」と告白する。
だとすれば、圭一の幻視はりかが兄に殺害されることを示しているのだろうか?

蛍は圭一に志田家を調べるよう助言。
その後、志田家を調べた圭一からその様子を教えられた蛍はりかではなくその兄が危ないと判断する。

何故、りかではなく兄が危ないのか……事情が呑み込めない圭一に蛍が説明する。

圭一は志田家を調べた際に、兄の隣の部屋の凄惨な様子を確認していた。
女物の衣服が並ぶその部屋には憎悪が満ちており、りかの兄・高志の写真が無惨に切り裂かれていた。

蛍はその様子から女性の部屋であると判断。
高志の隣室ということで、妹であるりかの部屋だと推測したのだ。
だとすれば、問題があるのはむしろ高志ではなくりかになる。
圭一が幻視した血塗れのりかは自身の血ではなく返り血に染まった姿では無かったか。
つまり、被害者は高志の方なのだ。
おそらく、りかは高志を殺害するつもりで正当防衛を偽装する為にストーカー被害を訴えたのだ。

この事実に気付いた蛍は慌てて志田家に向かうことに。

その頃、志田家では両親が不在になったことでりかと高志が兄妹2人きりとなっていた。
妹の前である為にリラックスした様子の高志。
そんな高志にイラついたりかは洗面所に足を運ぶと、鏡に向けて自身の頭部を叩きつける。

事態に気付いた高志は狼狽、早く手当てせねばと医療用具を探す。
しかし、その背中に刃物を振り翳したりかが近付いて行く。

危ない!!
誰もが思ったそのとき、インターホンが鳴り響いた。

「この大変なときに」
愚痴りつつもインターホンを取る高志。
来訪者の正体は蛍だ。

「あの、私はりかさんの友人で」
身分を明かし志田家に入ろうとする蛍は一足先に圭一を中へと向かわせる。

中へ飛び込んだ圭一は刃物を手にした血塗れのりかの姿を発見。
その背後に悪意の塊を確認するやこれに飛び掛かる。
だが、前回の川のときと異なり、りかの悪意は手強い。
あっという間に形勢が逆転し、圭一は不利に追い込まれてしまう。

其処に高志の許可を貰った蛍が駆け付けた。
蛍はその場を見るや状況を把握。
りかの憎悪の根源を見極める。

りかの憎悪は「兄へのコンプレックス」であった。
高志は非常に優秀であり、りかは事あるごとに出来の良い兄と比較され続けた。
そして劣等感に苛まれ続けていたのである。
その積もり積もったコンプレックスが爆発したのだ。

蛍はりかの肩を抱き、呼びかける。

蛍にも兄が居ること。
りか同様にその兄にコンプレックスを抱いていたこと。
だが、その兄が突如消えてしまったこと。
実際に消えてしまってからは気が晴れるどころか喪失感に苛まれたこと。
だからこそ、りかの兄は健在なのだからこれを大切にすべきであること。
失ってからでは遅いし、そもそも家族とはそのようなものなのだ。

このとき、蛍のドクロの髪飾りが光を放ち始めた。
途端、りかが動揺し始める。

同時にりかの憎悪も悶え苦しみ始めた。
その隙を突き、圭一がこれを消滅させるのであった。

りかは気を失い、高志がこれを介抱することに。
とはいえ、もう大丈夫だろう。

その帰路、蛍はりかの心情について圭一に語って聞かせる。
憎悪の塊となってしまったりかだが兄への愛情が残っていたからこそ正気を取り戻せたのだ。
その証拠がりかの部屋に残されていた唯一、無事だった高志の写真。
その写真はりかが幼い時分の物であった。
当時のりかにとって高志はコンプレックスの対象ではなく、自慢の兄だったのだろう。
りかは高志を憎みつつ、心の奥底で優秀な兄を尊敬していたのだ。

こうして事件は解決した。

その翌日、聖マルス学園。
コーヒーを手に急いでいた蛍が、ぶつかった相手にコーヒーをぶち撒けてしまう。
相手は私服姿であることから教師のようだ。
必死に謝る蛍に教師らしき男は「いいよ、いいよ」と愛想笑いを浮かべつつその場を去るが……。

ふと振り返った教師。
「次はあいつを獲物にするか」
蛍の背中に向けてニヤリと口元を歪めるのであった―――次話に続く。

いよいよ始まった蛍と圭一の奇妙な相棒物語。
ちなみに、ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。

前回終盤時点でりか犯人説が既に明かされており、其処から続いたのでもう1つ裏があるかと思いましたが意外に直球でした。
でも、だからこそりかの心情面が強調されており良かったです。
これに蛍と圭一の関係も重ね合わせられていた点が見事でしたね。

ちなみにきっちりと伏線も回収されていますね。
「圭一が幻視した血塗れのりか」は「洗面所の鏡に頭部をぶつけた本人の血」。
「破られなかった写真」は「りかが心の奥底で兄を尊敬している証」。
此の点も良かったです。

ちなみに、りかは前作でのゆりかちゃんポジションになるのかな〜〜〜と期待。
少なくともレギュラーキャラにはなりそうな気配ですが。

それと、りかの兄ですが名前が高志なので志田高志のようです。
最初と最後に「志」が入っている名前なんだなぁ。
その志田高志ですが、マーニーの枯野さんみたいな容姿をしています。
非情に妹想いの優しい兄のようです。
精神的に非の打ちどころのない人物なのかも。
だからこそ、余計にりかはコンプレックスを拗らせてしまったのでしょう。

そして、1話でも述べましたが蛍のドクロ型髪飾りにはやはり秘密がありそう。
人の心を覗き込んだり、介入したりといった道具なのだろうか。
そして、圭一が反応するのは人の悪意で良さそうか。

でもって、ラストに登場した怪しい人物(学園内でありながら私服であることから教師か?)にロックオンされた蛍。
おそらく、その台詞から察するに常日頃から聖マルス学園の女子生徒を狙う淫行教師か!?
あるいは猟奇的な趣味を持つ危険人物か!?
いずれにしろ、蛍の身に危機が迫っていると言えそう。
この危機を蛍と圭一はどう乗り越えるのか!?

次回も見逃すなかれ!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第1話「再会とはじまり」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第2話「もう1つの兄妹」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

「フランケン・ふらん 最終話(最終回) Dream」ネタバレ批評(レビュー)

「フランケン・ふらん 59話 BestFriend」ネタバレ批評(レビュー)

「Phase20」(木々津克久作、「チャンピオンRED 2012年1月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「鋏女(チャンピオンRED 5月号掲載)」ネタバレ批評(レビュー)

「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪してしまう。
ガイコツ:圭一を名乗る幽霊。蛍にしか見えない。

志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。

怪しい男:3話ラストに登場。聖マルス学園の教師?

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