2015年01月24日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第8話「兄の死のナゾ」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第8話「兄の死のナゾ」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第8話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第7話「恐喝王4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

見場を改心させた蛍と圭一。
その際に見た圭一の後頭部の傷が蛍を不安にさせていた。
後頭部に陥没骨折があるということは、圭一の死は他殺の疑いが強いのだ。
圭一は誰かに殺されたことになる。

死亡時の手掛かりを求めて圭一に記憶を問う蛍。
圭一によれば死の前後に「11人の男が居た」らしい。
しかも「中の1匹は獣だった」と言う。

困惑する蛍だが、忙しない日常はそんな彼女にも容赦しない。
何しろ、赤木家は大家族なのだ。
蛍が切り盛りしなければ回らないのである。

末の兄弟が泣けば、これを世話する。
弟である和也の為に弁当を用意しなければならない。
妹の節の世話も焼かねばならないし、掃除に洗濯も待っている。
もちろん、工場の仲間たちにも食事を用意する必要がある。
そして、特待生で居る為の聖マルス学園の授業の復習だ。

これを並行してこなして行く蛍。
レコーダーに録音していた授業をイヤホンで確認しつつ、掃除洗濯をテキパキとこなす。
一方で、隙を見て和也と工場の仲間たちへ食事を渡し送り出す。
それはもう、獅子奮迅の大活躍である。

だが、まだこれで終わりではない。
末っ子が寝入ったところを見計らって蛍は買い出しに出かける。
これに同行する節。
蛍にキャンディーを買って貰ってご機嫌だ。

とはいえ、この間も蛍の脳裏を占めるのは圭一の言葉である。
「11人の男の中に1匹の獣」その意味は何なのか!?

と、蛍と歩く節の足元に見慣れない猫が近寄った。
ところが、節は全く気付かない様子である。
蛍が確認してみるとそれは一つ目の奇怪な猫であった。
蛍にしか見えない「悪意」だったのである。

途端、節が呻き声を上げ苦しみ出した。
キャンディーが咽喉に詰まったのだ。
これを放置すれば窒息してしまう!!

だが、圭一が傍に居ない状態で蛍に出来ることは無い。
蛍は感知することは出来るが、退治は出来ないのだ。

慌てふためく蛍の前に、りかが通りかかった。

「あれ〜〜〜?」
事態に気付いていない様子のりか。
その背後にはりかの悪意の塊であったクラゲが浮かんでいる。

(こんな時に、アレまで!?)
焦りを募らせる蛍だが、りかの背中に浮かぶクラゲには以前ほどの悪意は感じ取れない。

すると、りかの背中のクラゲが動いた。
うようよと触手を伸ばすと節の足元の猫を喰らい始めたのだ。
やがて、一つ目猫はクラゲに食べられてしまった。

同時に節が激しく咳き込むと共に口からキャンディーを吐き出した。
間一髪、助かったのだ。

「ありがとう、ありがとう志田ちゃん」
妹の恩人であるりかに感謝する蛍。
とはいえ、事情を知らないりかは困惑気味である。

このとき、ふと蛍が気付いた。
節が助かったのは原因である一つ目猫がクラゲに食べられた為だ。
これと同じようなことが街中でも人の生死の数だけ常に起こっているとしたら。
ただ、それが他の人には見えていないだけだとしたら。

圭一が語った言葉―――11人の男とその中に居た1匹の獣。
その意味が10人の男の中に圭一への殺意を募らせていた人物が居り、その人物が抱えていた悪意こそが獣に見えたのだとしたら。
蛍は圭一の為にも犯人を突き止める必要性を痛感するのであった。

さて、騒動を乗り越え帰宅した蛍。
ところが、待っていたのは浮かない表情の圭一。
見れば工場の機械も動いていないようである。
何かがあったのか!?
そんな蛍の目の前で、蛍の父が叫ぶ。
「ええっ、それじゃあ詐欺じゃないですか!!」

どうやら、新たなる事件が勃発したようだ―――次話に続く。

いよいよ始まった蛍と圭一の奇妙な相棒物語。
ちなみに、ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。

さて、その8話。
サブタイトルからもお分かりの通り、今回は「兄の死のナゾ」。
どうやら今後メインとなるストーリーは「圭一の死の直前にこれと関わったと思われる容疑者10人」を順に調査し、圭一を殺害した犯人を突き止める流れになるのかな。
その過程では容疑者たちがそれぞれ悩みを抱えており、これを蛍と圭一が解決し次の容疑者に繋がるヒントを貰い追って行くことになりそう。
だとすると、少なくとも最後の1人以外は圭一殺害の犯人ではないことになるのかな。

此処で気になるのは圭一失踪とほぼ同時期に起こっていた「お金持ちの事件(4話参照)」。
圭一個人が恨まれていたとは考えにくく、その正義感から何かに巻き込まれたと見るべき!?
あるいは正義感から何か上層部の不正が関わって来るのか……注目です。
それと、気になるのは緑川楓の存在。
4話にて登場した彼女、何かがある筈……。

とはいえ、その前に赤木家に起こった事件が先か。
蛍父が経営する工場を襲った詐欺騒動、果たしてその結末は!?
次回も見逃すなかれ!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第1話「再会とはじまり」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第2話「もう1つの兄妹」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第3話「もう1つの兄妹2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第4話「恐喝王」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第5話「恐喝王2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第6話「恐喝王3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第7話「恐喝王4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

「フランケン・ふらん 最終話(最終回) Dream」ネタバレ批評(レビュー)

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これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

【赤木家】
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。

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「三億円事件奇譚 モンタージュ」第190話「母親」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第190話「母親」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<東京篇のあらすじ>

北海道編終盤にて未来と異なる道を選んだ大和。
1人東京へ向かい、欽一、泰成と共に沢田と対峙することに。
だが、軽く一蹴されてしまう。

傷心の泰成はいずこかへと姿を消す。
一方、沢田の権力を諦めきれない欽一は葉子を利用しようと目論む。
大和はと言えば、そんな欽一の行動を知り、未来たちを守るべく邪魔者全員を排除しようと決意する。

そんな中、未来は水原の死を知り東京へ。
真玉橋もまた真実を追うべく東京へと向かう。

一方、遂に大和と欽一、二郎が対決。
大和は欽一を破るも二郎に敗北する。
しかし、此処で欽一が錯乱し二郎と相討ちに。
残された大和は駆け付けた沢田により雄大が軍艦島に居ると知らされ長崎へ戻ることに。

東京に残った沢田はすべてを打ち明ける会見を行う。
だが、直後に泰成に射殺されてしまう。
当の泰成も逮捕される。

残された大和は発端の地・軍艦島にて雄大と対峙する。
雄大は自身の過去を語り出す。

いよいよ、最終章!!
さまざまな思惑が入り乱れる事件の結末は―――。

<190話あらすじ>

竜を失った雄大は自身の責任を痛感し贖罪の為に鳴海鉄也として残された者達を見守ることとした。
響子が沖縄での生活を軌道に乗せたことを確認した雄大は、武雄を追い長崎へ。

その頃、武雄は葉子と結婚生活を開始。
雄大は鉄也として彼らに近付き親しくなった。

そして、大和の母となる女性・伊藤恵里と出会った。
当時、恵里は武雄の職場の同僚。
雄大は武雄を通じ彼女と知り合い、その人柄に癒され恋に落ちた。
それは和子以来の安息の日々であった。

そうこうしているうちに、武雄と葉子の間に未来が誕生した。
この頃には互いに愛し合っていた雄大と恵里は結婚、そして恵里が妊娠した。

当初、雄大は恵里の出産に反対していたと言う。
恵里には以前に流産の経験があり、それがもとで離婚していた。
今度の出産には相当な負担が伴う恐れがあったのだ。

恵里を失いたくない雄大は戸惑った。
だが、これに恵里本人が押し切ったのだ。

恵里はある願いを子供に託し出産した。
生まれたのは男の子。
恵里はその子供に「大和」と名付けた。
「大いなる平和」との意味だ。
この子には平穏な一生を歩んで欲しい―――そんな願いが込められた名である。
直後、恵里は危惧されていた通り体調を崩し此の世を去った。

雄大は恵里の忘れ形見である大和を愛した。
そして、彼女の遺志を守ろうと奔走したのである。

雄大から自身の名前の由来を聞いた大和は驚く。
大和は名の由来を「雄大」と「和子」にちなんだものと思い込んでいたのだ。
すなわち、雄大は母ではなく和子を愛していた、と。

これを雄大は激しく否定する。
彼にとって「どちらをより愛していた」ことは有り得ない。
共にかけがえの無い存在だったのだ。

雄大から母を愛していたと聞かされた大和は薄く微笑む。
これに微笑み返そうとした雄大の表情が凍り付いた。
その顔に降りかかるのは大和の血痕。

「ありがとう」
全てを聞き出した大和は雄大へ感謝の言葉を述べていた。
しかし、その手は大和自身の首筋にカッターナイフを突き立てようとしていたのである。

「大和ッ!!」
これに雄大が慌てて止めに入る―――191話に続く。

<感想>


大和、決着の方法はまさかの自決!?


新章「軍艦島編」第17回です。
サブタイトルは「母親」。

サブタイの意味は「大和の母親の正体が明かされたこと」。
その名は伊藤恵里、事件とは全く関わりの無い一般人だったようです。
これに雄大は和子と同じように癒された。
そして、2人の間に大和が生まれることに。

さらに大和の名の由来が「大いなる平和」からであることも判明。
その恵里の願いを守るべく、大和を巻き込まないように雄大は鉄也から雄大へと戻ったものか。

恵里に関してはあれほど自身の業を痛感していた雄大が相手の人生に干渉するほど激しいエピソードこそありませんでしたが、それが逆に穏やかな日々を求めていた雄大にとってかけがえの無い相手であったことの証明だったのかもしれません。
本来、関口兄弟たちの暗躍さえ無ければ雄大は鉄也として大和の傍で一生を終えるつもりだったのでしょう。
それを想うと彼らもまたあるべき未来を奪われた被害者と言えるか。

それ故に、大和は父・雄大の業を断つべく自決を図ることに。
しかし、雄大はこれを許さないでしょう。
当然、軍艦島へと向かっている未来も同様です。
雄大が大和を愛した証に彼を必死に救命するものと思われますが果たして……。
ただ、雄大は余命幾許も無い身体らしいし輸血とかは出来そうにないんだよなぁ。
どうなるんだろうか、目が離せそうにない。

さて、176話により横溝の死の謎は解明、179話で武雄出生の秘密も解明、184話で雄大の動機、189話で鳴海鉄也誕生の経緯も判明、190話で大和の母も判明したか。
こうなると厳密な意味での謎は消えた。
残るは結末に関する謎かな。

・雄大と大和の結末。
・夏美はどうなる?
・未来たちの去就。

この3つは最終話で明かされても不思議ではない謎と言えそうだが、果たしてどうなる!?

此処で登場人物たちの現状をまとめておきましょう。

沢田:雄大との間は決着。三億円事件について記者会見を行うも泰成に射殺される。
雄大:沢田との間は決着。軍艦島で大和と対決中。瀕死の状態。
大和:長崎へ帰還。雄大と対決中。
欽一:大和と対決するも完敗。錯乱し夏美を盾にするも二郎により死す。
二郎:決戦の場へ到着。大和を追い込むも夏美を人質に取られ欽一と対峙。欽一から夏美を守り死亡。
夏美:決戦の場へ到着。欽一に人質に取られる。関口兄弟の終焉を看取ることに……。
未来:沢田の最期を見届け長崎へ。大和の真意を悟り軍艦島へ。
真玉橋:未来と共に沢田の最期を見届け長崎へ。軍艦島へ向かう?
武雄&葉子:島袋に保護され、沖縄へ?
泰成:復讐が無為だったと諭され傷心するも、記者会見場の衆人環視の中で沢田を射殺し逮捕される。

でもって、仮説に代わりこれまでの「作中の出来事」をまとめておきます。
良ければ参考までに。

<<作中の出来事まとめ>>

1960年、雄大と沢田は軍艦島に生活。
ところが美佐子が正当防衛の殺人を犯す。
これにより、沢田は世の中に秩序が必要と考える。
沢田、上京し刑事の道を志す。

数年後、雄大が長崎から上京し竜と出会う。
同じ頃、沢田とも再会。

雄大、和子と出会う。
和子が妊娠するが事故死(暴徒鎮圧に巻き込まれる)。
子供(武雄)は無事出産するが親権は得られず武雄は施設へ。
雄大、自暴自棄になる。

そんな雄大の様子を見かねた沢田。
雄大の発案により過激派の一掃を画策、須黒に承認を得る。

雄大、沢田に協力し竜、響子、横溝と共に3億円事件を起こす。
沢田の目的はこの捜査を口実にローラー作戦を行う為。
雄大の目的は和子殺害に関わった暴徒に復讐すること。

ところが、須黒が雄大と竜の口封じを図る。
沢田は雄大たちを庇おうとするも、竜が瀕死の重傷に。
死を覚悟した竜が須黒を道連れに死亡。

雄大は竜を巻き込んだことを後悔、関係者を陰ながら守るべく整形し鳴海鉄也となる。
雄大、沖縄で鉄也として響子を見守る。

関口弘美が出産した沢田の娘・葉子が施設へ。
数年後、沢田が関口兄弟と出会いこれを引き取る。

十数年後、葉子が武雄の存在を知り接近するも、これと本気の恋に落ちる。
武雄と葉子、結婚。
未来生まれる。

同じ頃、雄大が鉄也として長崎へ移住し武雄たちに接近。
武雄を介して恵里と知り合い、これに惹かれて結婚する。

2年後、大和生まれる。

十数年後、横溝が鈴木により資金難に陥る。
雄大に分け前を要求するも断られ事故死。
この死が発端となり、東海林が再捜査を開始。

並行して関口兄弟が雄大を危険視し排除に動く。
沢田と雄大密会するも、雄大偽装死。
同時に鉄也から雄大に戻る。

一方、東海林は真相に迫り二郎に口封じされる(1話での出来事)。

<<終わり>>

こんな感じだろうか?

さて、以前から映像化が予告されていた「三億円事件奇譚モンタージュ」ですが、その詳細が少し明らかになりました。

【朗報】渡辺潤先生「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)遂に映像化!!

フジテレビ系列にてドラマ化だそうです。
放送時期や、単発のSPドラマか連続ドラマなのかまでは不明。
とはいえ、本作の内容的に単発でのドラマ化は不可能、連続ドラマが予想されます。
また、2015年1月時点で放送時期が明かされていないところを見ると、早くとも2015年夏以降の放送が予想されますが、果たして……。
いずれにしろ、楽しみです!!

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和
A雄大
B未来、真玉橋、島袋、響子、ハリー、武雄、葉子たち
C夏美

実にそれぞれの思惑が乱立。
関口兄弟が172話で共に斃れ、176話で沢田と泰成が消えた。
これにより、争いはほぼ大和VS雄大の親子対決に絞られた。
気になるのは夏美の去就もだが……。

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
191話に期待です!!

ちなみに「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第18巻も発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)第1話から第180話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第181話「横溢」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第182話「再燃」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第183話「禍福」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第184話「常闇」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第185話「暗涙」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第186話「一葉」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第187話「決行」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第188話「咆哮」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第189話「生存」(講談社『週刊ヤングマガジン』連載中)ネタバレ批評(レビュー)

◆登場人物一覧

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
小田切武雄:未来の父、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。
小田切葉子:未来の母、突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。
伊藤恵里:大和の母で故人。190話の回想にて登場。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……。104話にて横溝保の息子と判明。
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。146話にて死亡が確認される。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。
キャサリン:響子が経営するバーの女給。81話より登場。

ハリー・スタンレー:元海兵の幹部。現在ではヘリコプター会社を営む。95話より登場。
ケニー:現役の海兵。キャサリンに想いを寄せる。

関口二郎:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う。172話で壮絶な死を遂げる。
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。172話で落命。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……。176話で泰成により命を落とす。
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)。88話にて関口の双子の兄・欽一と判明。172話で落命。
桜井:沢田の部下で黒子の多さが特徴的な男。167話より登場するも171話で命を落とす。
美佐子:沢田の初恋の人で「四季荘」の女将。

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。105話で死亡する。
関口弘美:沢田と親しいらしい関口兄弟の養母。過去編で沢田が出入りしていた風俗店の店員か?
島袋:沖縄編で登場した刑事。真玉橋の部下。
亀井:県警本部長、それと知らず沢田に情報を提供した。149話に登場。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。
高田:128話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組のリーダー格。
シゲキ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。ロンゲ。
トシオ:129話で登場。北海道の沢田の別荘に居た3人組の1人。メカ担当。
石井:162話で登場。テレビ局のプロデューサー。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

健:真理のヒモ、関口兄弟を虐待する。後に関口兄弟に殺害される。89話より登場。
真理:関口兄弟を拾った人物、健の恋人。健同様、関口兄弟に殺害される。89話より登場。

須黒:当時の公安課刑事。強引ながらもかなりのやり手。108話より登場。

ジョージ・スタンレー:ハリーの父。裏社会と繋がり暗躍していたらしい。107話より登場。
ハリー・スタンレー:若かりし日のハリー。当時から響子を知っていた。

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