2015年02月10日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第10話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第10話までネタバレ批評(レビュー)まとめです。

ネタバレあります、注意!!

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
蛍の母:バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事

・大家族のもとに暮らす少女・赤木蛍。ある日、彼女のもとに行方不明の兄・圭一が幽霊となって現れる。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第1話「再会とはじまり」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・聖マルス学園に入学した蛍。その前に志田りかが……。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第2話「もう1つの兄妹」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・りかと彼女の兄である高志の秘密とは……。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第3話「もう1つの兄妹2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・蛍は見場創太と出会う。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第4話「恐喝王」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・見場にはある秘密があった。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第5話「恐喝王2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・恐喝王であった見場、蛍はこれと対決する。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第6話「恐喝王3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・蛍、見場と決着す。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第7話「恐喝王4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・圭一の死の影には「10人の男と1匹の獣」が!?
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第8話「兄の死のナゾ」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・赤木興業を未曾有の危機が襲う!?
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第9話「初恋と殺人装置」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・緑川楓の正体が判明!?
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第10話「初恋と殺人装置2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。

さて、10話までの振り返りを。

まず、ニューヒロイン・赤木蛍の登場。
同時に、この「相棒」となったのはその兄で幽霊の圭一。

2話から3話は志田りか編。
りかの秘密に迫ることに。

4話から7話は見場創太編。
見場の秘密に迫り、これと対決する。

8話は兄の死のナゾがクローズアップ。
「10人の男と1匹の獣」の正体とは!?

9話からは実山編。
慎一や楓などが大活躍する。

今のところ、このような流れになっています。
注目したいのは、やはり圭一の死の謎。
果たして、その真相とは!?

次回も見逃すなかれ!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

「フランケン・ふらん 最終話(最終回) Dream」ネタバレ批評(レビュー)

「フランケン・ふらん 59話 BestFriend」ネタバレ批評(レビュー)

「Phase20」(木々津克久作、「チャンピオンRED 2012年1月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「鋏女(チャンピオンRED 5月号掲載)」ネタバレ批評(レビュー)

「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月曜ゴールデン「女流ミステリー作家 薬師寺叡子 京都殺人ダイアリー 老舗旅館で起きた超難解密室殺人!?遺体が抱える酒瓶の謎。イケメン兄弟の暗い過去!呪われた血筋が事件の鍵を握る」(2月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「女流ミステリー作家 薬師寺叡子 京都殺人ダイアリー 老舗旅館で起きた超難解密室殺人!?遺体が抱える酒瓶の謎。イケメン兄弟の暗い過去!呪われた血筋が事件の鍵を握る」(2月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

女流ミステリー作家・薬師寺叡子(財前直見)。大の酒好きでイケメンに弱く惚れっぽいが男を見る目がなく、229回目の失恋をしたばかり。しかし失恋のたびにベストセラーを生み出している。家政婦の神取(戸田恵子)は、「叡子には男運がない!」とハッキリ断言し、仕事一筋に生きた方が幸せだと言う。だが、担当編集者の楓(内山信二)は、ベストセラーのためにじゃんじゃん失恋して欲しいと発破をかけていた。
ある日、自身の新作出版記念パーティーに出席した叡子はその後一人で飲みに出かける。歩いていると橋の上で三上(飯田基祐)というイケメン男性が佇んでいた。ひょんなことから意気投合した2人は鴨川のほとりで飲み明かすことに。旅館「花街道」の支配人だという三上は「最近信じていた人に裏切られたが証拠がない」と叡子に話し、さらに、大江山の酒呑童子の伝説を知っているかと聞く。首塚を掘り起こそうとすると祟りがあると言われているが、この世に人間より怖いものはないという三上だった…。
その翌日、三上が酒瓶を抱え遺体で発見された。そのニュースを見て衝撃を受けた叡子は、個人的に付き合いのある堂島警部(イッセー尾形)が勤める京都下鴨中央署へ早々に出向く。堂島に昨夜の出来事を話すが、堂島の部下・星岡警部補(桐山漣)は叡子に疑いの目を向ける。生意気な口を聞く星岡と一触即発状態になるが、そこへ楓が現れ叡子のアリバイを証明し事なきを得る。
後日、叡子と神取は事件現場に花を手向けに行き、そこで田中優(金子賢)という陶芸家と出会う。優は三上と知り合いで、さらにイタリアンの人気店シェフである弟・秀太(竹財輝之助)とイケメン兄弟として今話題になっている人だった。優からランチに誘われた叡子は、その足で秀太のレストランに向かった。秀太も話題通りのイケメンでトキメキを隠せない叡子だったが、秀太は優とは違い無愛想で取っ付き難い男だった。
その夜、神取は、「花街道」オーナーである松原憲三(若林豪)が新しいホテル建設を進めているというテレビ番組を見ていた。その番組では、ホテル予定地の近くに大江山の鬼伝説で有名な首塚があることから三上の死は祟りではないかという噂があると伝えていた。数日後、怯える神取を伴って、叡子は「花街道」に宿泊することに。三上の弔いで来たと女将の節子(黒田福美)に伝えた叡子だったが、実は事件を調べることが目的だった。館内を探っていた叡子は、オーナー室で松原と新支配人の谷本(松本実)が言い争っている現場に遭遇する。その後、従業員から三上が亡くなる少し前に松原と怒鳴りあっていたことを聞く。
しかし、そんな松原が酒瓶を抱え遺体で発見され…。
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

女流ミステリー作家・薬師寺叡子は「大の酒好き」で「イケメンに弱くて惚れっぽい」が「男を見る目が無い」。
結果、たびたび失恋を繰り返し、このたび見事に229回目の失恋を達成したばかりである。

しかし、転んでもただでは起きないのが叡子の特徴。
失恋のたびに大ベストセラーを生み出しているのだ。
だからなのか、家政婦の神取や担当編集者の楓は叡子が張り切る度に失恋するよう願っているらしい。

そんなある日、叡子は1人のイケメンと出会う。
新たな恋の予感である―――たちまち胸をときめかせた叡子。
相手は三上といい、旅館「花街道」の支配人であった。

三上は「最近になって信じていた人に裏切られた」と傷心を吐露。
さらに「花街道」に纏わる祟りについてそれとなく語る。

その翌日、三上が酒瓶を抱えた遺体で発見されてしまう。
叡子の恋は始まる前から終わってしまった。
この三上の死は「花街道」を襲った祟りとして語られ始めた。

一方、三上殺害容疑が叡子へ向かうことに。
しかし、三上と別れた後に楓が叡子を家へと送り届けていたことが判明し事無きを得る。

数日後、叡子に新たな出会いが。
今度はイケメンで知られる陶芸家の田中優。
優にはイタリアンの人気シェフとして有名な弟の秀太がおり、イケメン兄弟で知られていた。

優を介し秀太と対面した叡子。
噂に違わぬイケメンぶりに胸を高鳴らせることに。
だが、秀太は叡子に冷たい。
叡子は心穏やかな優に惹かれて行く。
叡子、230回目の恋の始まりである。

その一方で、叡子は三上の死の謎に興味を抱き「花街道」へ。
其処では三上の死により「祟り」が噂されていた。
「花街道」オーナーの松原憲三はこれを一笑に付すが従業員の動揺は収まらない。
女将の節子や三上の後任として選ばれた谷本らも奔走するが、事態は紛糾するばかりである。

そんな中、今度は松原の遺体が彼の事務所で発見される。
発見者は秀太と松原の秘書・島村の2人だ。
松原の遺体は酒瓶を抱えており、死後に何者かに酒を注ぎこまれた形跡があった。

この前日である殺害当夜にも、秀太が松原の事務所に面会で訪れ島村に断られていたことが分かる。
容疑が秀太に向かうことに。
断られた後に、もう1度松原のもとを訪れ殺害したのではないかと考えられたのだ。

だが、これを叡子が否定する。
実は殺害当日、叡子は優と共に秀太の店で食事を摂っていたのだ。
秀太は厨房にずっとおり、席を外したのは優だけ。
その優も10分の離席のみで到底、事務所への往復は不可能である。

松原の遺体から事務所の鍵が発見。
遺体発見時、事務所は施錠されており、他に鍵を持っていたのは島村のみである。
つまり、密室殺人であった。

一方で新支配人となっていた谷本が姿を消し、松原殺害は彼の犯行とされた。
だが、果たして本当にそうなのか!?

事件について、さらに興味を抱いた叡子は「花街道」について調べ始めた。
すると「花街道」の番頭・田中五郎が数ヶ月前に謎の事故死を遂げていたことが判明する。

此処で叡子はあることに気付く。
巷で祟りの噂が立ったのは三上の死亡が契機である。
ところが、当の三上自身が祟りについて口にしていたではないか。
三上は何を以て祟りとしていたのか……。
もしかして、この田中五郎のことではないか。

田中五郎の過去が判明。
田中は真面目な性格で妻と小さな子供と共に慎ましやかに暮らしていた。
その矢先に田中は事業に失敗、松原に「花街道」の番頭として拾われることで何とか永らえたそうである。
ところが、今度は妻が自殺してしまうことに。
傷心の田中を松原が支え続けたらしい。
田中にとって松原は恩人だったのだ。
しかし、そんな田中が突如豹変し松原に反発を始めた。
そして、数ヶ月前に飲酒した状態で謎の事故死を遂げたのである。

そう言えば、松原も殺害された後に酒を流し込まれた形跡があったが……。

姿を消していた谷本が身柄を拘束された。
どうやら谷本は横領の罪を犯しており、それを知った松原から脱税を命じられていたらしい。
松原が殺害されたことを知り、慌てて逃げ出していたのであった。

田中の過去をさらに詳しく調べていた叡子はある事実を突き止め、真相に至る。

優と秀太を呼び出した叡子は「あなたたちが犯人だ」と告発する。
優と秀太は田中五郎の息子であり、田中の復讐を遂げたのだ。

叡子は松原殺害について触れる。

まず、秀太が松原の事務所を訪れた際にこれを連れ帰った。
次いで、優が叡子を連れ来店。
此処で優が食事中に10分離席した。
この間に殺害を実行したのである。
そして叡子が帰った後に、松原の遺体を事務所に運び込んだ。
松原の所持していた鍵を用いて開閉し、第一発見者となった秀太が鍵を戻したのだ。
すなわち密室は存在しなかった。

叡子曰く「密室トリックではなく、抜け出しトリックだった」のだ。

さらに叡子は秀太の出自について触れる。
優は田中の息子だが、秀太は松原の息子だったのだ。

過去、事業に失敗した田中は松原に拾われた。
だが、その背景で恐ろしい取引が行われていたのである。
田中の妻は夫の雇用と引き換えに松原と関係を持ったのだ。
そして、秀太が生まれたのである。
この秘密に耐え兼ねた田中の妻は自殺してしまった。

田中は最近になってこの事実に気付いた。
激怒した田中は豹変し、松原を問い詰めた。
その過程で殺害されてしまったのだ。

これに優と秀太が気付いた。
優は三上にこのことを相談した。
三上は自分が確かめると請け負った。
実は三上は田中に恩義があったのだ。

直後、三上が殺害された。
優たちは松原の犯行だと直感した。
其処で復讐計画を立てたのだ。

秀太は「松原が三上を殺害した証拠写真を優が持っている」と偽情報を松原に吹き込み彼の信頼を得た。
その上で、優殺害に協力して欲しいと松原に持ちかけたのだ。
松原は秀太が実子であることから気を許した。

結果、優と秀太に殺害されたのである。
優と秀太は逮捕された。

こうして、叡子の230回目の恋は終わった。
どうやら、次の作品のベストセラーも約束されたようである―――エンド。

<感想>

新シリーズ「女流ミステリー作家 薬師寺叡子 京都殺人ダイアリー」第1弾。
原作なし、オリジナルドラマです。

では、ドラマの感想から。

テーマ的には「本当に今更ながら」の作品で特に目新しいところはありません。
気軽に視られるシリーズが増えたと喜ぶべきなのか、このシリーズの分だけ本格的な作品が視られなくなると嘆くべきなのか……。

それにしても、本作は「作家探偵・山村美紗シリーズ」に似ているような気がしてなりません。

水曜ミステリー9「作家探偵・山村美紗2 京都紅葉寺殺人事件 隠れ湯に散った愛憎劇 七草呪いの殺人連鎖がオペ室の巨悪を裁く(〜秋の七草の秘密〜 秋の七草が隠す4人の女の不倫愛憎の秘密)」(12月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

共通項を挙げてみると……。

・女流ミステリー作家が主人公。
・京都が舞台。
・担当編集者らと事件解決に挑む。
・思わせぶりな土地の伝説が語られるが、特に関係は無い。

ざっと、これくらい。

なんだろ、何故この作品をオリジナルでする必要があったのか理解に苦しむ。
まぁ、気軽には視られるから良いけど。

そう言えば、キャストはやけに豪華だったなぁ。
此の点は評価出来るのではないでしょうか。

ちなみに叡子231回目の失恋(シリーズ第2弾)が描かれるかどうか……はどうなんだろう。
本作最大の謎は作中ではなく、実は其処にありそうである。

<キャスト>

薬師寺叡子:財前直見
神取琴子:戸田恵子
田中 優:金子 賢
大原 楓:内山信二
星岡巧警部補:桐山 漣
田中秀太:竹財輝之助
田中吾郎:冨家規政
三上浩司:飯田基祐
野沢節子:黒田福美
松原憲三:若林 豪
堂島勉警部:イッセー尾形 ほか
(公式HPより、敬称略)


「1/75 薬師寺 東塔 (レーザーカット)」です!!
1/75 薬師寺 東塔 (レーザーカット)





「1/100 薬師寺 東塔」です!!
1/100 薬師寺 東塔





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