・第12回本格ミステリ大賞(小説部門、評論・研究部門)発表!!栄冠はどの作品!?
そんな『虚構推理 鋼人七瀬』がコミカライズ(漫画化)されることが判明しました。
漫画版のタイトルはそのものズバリ「虚構推理」!!
作画を担当されるのは気鋭の新人・片坂緑先生とのこと。
そして……その連載が行われるのは2015年4月20日に新創刊される雑誌「少年マガジンR」(講談社刊)!!
「少年マガジンR」は偶数月隔月刊とのことで、2ヶ月に一回コミック版「虚構推理」が読めるようになるのです!!
これは朗報です!!
ちなみにコミック版「虚構推理」のあらすじは次の通り。
<あらすじ>
怪異になってしまった1人の少女と、怪異にさえ恐れられる1人の男の物語。2人が出会った時、何が生まれるのか…。
(公式HPより)
でもって、原作となる『虚構推理 鋼人七瀬』のあらすじは次の通り。
<あらすじ>
<本格ミステリ大賞受賞作!>
深夜、悲運のアイドルの亡霊は鉄骨を片手に街を徘徊する。その都市伝説の名は――鋼人七瀬。
「そんなのは推理じゃなくて、欺瞞じゃない!?」真実を求めるよりも過酷な、虚構の構築。
自身もまた怪異的な存在である岩永琴子の推理と知略は本物の怪異が起こす事件を止めることができるのか!?
終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!
「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)
(公式HPより)
原作はご覧の通り著名作家さんから多くの称賛を集めた作品。
このコミカライズだけに期待が高まります!!
さらに、新創刊された「少年マガジンR」には本作以外にも加藤元浩先生の『Q.E.D. 証明終了』が『Q.E.D. iff-証明終了-』として再始動!!
「Q.E.D.証明終了」は「月刊少年マガジン+」に連載されていた作品。
2014年8月号に掲載された「代理人」以降「月刊少年マガジン+」が発行されず、去就が注目されていました。
・「Q.E.D.証明終了 代理人」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2014年8号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
そのリブート作品が遂に登場とのことで、こちらも見逃せない!!
さて、こうなると「少年マガジンR」自体がミステリファンにとってチェックすべき雑誌と言えそう。
要注目です!!
・「Q.E.D.証明終了 iff」1話(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジンR 2015年1号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
◆関連過去記事
・城平京先生には『虚構推理』以外にも、名作『名探偵に薔薇を』もあります。
『名探偵に薔薇を』(城平京著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)