2015年02月17日

城平京先生『虚構推理』がコミカライズ!!新創刊される「少年マガジンR」(講談社刊)にて連載開始!!

城平京先生『虚構推理 鋼人七瀬』(講談社刊)と言えば「第12回本格ミステリ大賞」小説部門の受賞作。

第12回本格ミステリ大賞(小説部門、評論・研究部門)発表!!栄冠はどの作品!?

そんな『虚構推理 鋼人七瀬』がコミカライズ(漫画化)されることが判明しました。
漫画版のタイトルはそのものズバリ「虚構推理」!!
作画を担当されるのは気鋭の新人・片坂緑先生とのこと。

そして……その連載が行われるのは2015年4月20日に新創刊される雑誌「少年マガジンR」(講談社刊)!!
「少年マガジンR」は偶数月隔月刊とのことで、2ヶ月に一回コミック版「虚構推理」が読めるようになるのです!!
これは朗報です!!

ちなみにコミック版「虚構推理」のあらすじは次の通り。

<あらすじ>

怪異になってしまった1人の少女と、怪異にさえ恐れられる1人の男の物語。2人が出会った時、何が生まれるのか…。
(公式HPより)


でもって、原作となる『虚構推理 鋼人七瀬』のあらすじは次の通り。

<あらすじ>

<本格ミステリ大賞受賞作!>
深夜、悲運のアイドルの亡霊は鉄骨を片手に街を徘徊する。その都市伝説の名は――鋼人七瀬。

「そんなのは推理じゃなくて、欺瞞じゃない!?」真実を求めるよりも過酷な、虚構の構築。
自身もまた怪異的な存在である岩永琴子の推理と知略は本物の怪異が起こす事件を止めることができるのか!?

終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!

「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)
(公式HPより)


原作はご覧の通り著名作家さんから多くの称賛を集めた作品。
このコミカライズだけに期待が高まります!!

さらに、新創刊された「少年マガジンR」には本作以外にも加藤元浩先生の『Q.E.D. 証明終了』が『Q.E.D. iff-証明終了-』として再始動!!

「Q.E.D.証明終了」は「月刊少年マガジン+」に連載されていた作品。
2014年8月号に掲載された「代理人」以降「月刊少年マガジン+」が発行されず、去就が注目されていました。

「Q.E.D.証明終了 代理人」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2014年8号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

そのリブート作品が遂に登場とのことで、こちらも見逃せない!!

さて、こうなると「少年マガジンR」自体がミステリファンにとってチェックすべき雑誌と言えそう。
要注目です!!

「Q.E.D.証明終了 iff」1話(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジンR 2015年1号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
・城平京先生には『虚構推理』以外にも、名作『名探偵に薔薇を』もあります。
『名探偵に薔薇を』(城平京著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「虚構推理 鋼人七瀬 (講談社ノベルス)」です!!
虚構推理 鋼人七瀬 (講談社ノベルス)





「名探偵に薔薇を (創元推理文庫)」です!!
名探偵に薔薇を (創元推理文庫)





キンドル版「名探偵に薔薇を」です!!
名探偵に薔薇を



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「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第92話「椿屋敷」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年3月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第92話「椿屋敷」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年3月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
森羅:主人公。C.M.B.の指輪の主。多大な影響力を持つ。
七瀬立樹:森羅のパートナー。身体を動かすことが得意。

堀場幸興:堀場家の不肖の後継者。
貫部:堀場家に仕える会計士。

<92話あらすじ>

貫部は堀場家に仕える会計士である。
今、彼が仕えるのは不肖の主・幸興。
幸興は生粋の遊び人で、堀場家に隆盛をもたらした祖父や、それを守り抜いた父の血縁とも思えぬ人物であった。
これまでにも幾つも子会社を潰して来ており、誰もが頭を抱える問題児なのである。

矢先、幸興の祖父が死去した。
その遺言を受けて、幸興は祖父が遺した「椿屋敷」を相続することに。

祖父の弁護士によれば「椿屋敷には宝が眠っている」らしい。
「困ったときには森羅博物館を頼れ。ただし、それ以外には誰にも口外するな」
それが祖父の最期の言葉だったと言う。

早速、「椿屋敷」を訪れた幸興。
だが、そこはすっかり荒れ果てていた。
此の状態では売却できないと判断した幸興は大改修を施すことに。

結果、「椿屋敷」は見違えるようになったのだが……それでも買い手はつかなかった。
困り果てた幸興は祖父の遺言に従い森羅を頼る。

こうして「椿屋敷」を訪れた森羅と立樹。
屋敷の庭には桜、松、柳、椿などが咲き誇っていた。
これに何かを感じる森羅。
さらに、幸興の祖父が「花札」に興じていたことや庭に改修が施されていることを聞くや真相に至る。

森羅は「庭が五光を表現していること」を指摘する。
用いられている桜や柳などはすべて札を示していたのだ。
だが、五光を表現するには1つだけ不足している。
それが桐であった。

本来ならば桐もあったのだが、幸興が改修したことで覆い隠されてしまったのだ。
早速、周囲を調べた森羅は奥に桐で出来た祠を発見する。
その中身は―――3億円もの金塊であった。

こうして隠し資産を手に入れた幸興であったが、喜びのあまり吹聴してしまう。
それはネットのニュース記事にまでなった。

これを聞いた森羅は幸興が祖父の遺言を理解していなかったと落胆する。
あの3億円は隠し資産ではなく、資産隠しだったのだ。
当然、それが公開されれば相続税が発生する。
となれば、国税局が幸興に目を付けるのも時間の問題と言えた。

そんな森羅の予想は当たった。
3億を得たことで大喜びの幸興には過酷な追徴金が待っているのであった―――エンド。

<感想>

「月刊少年マガジン」2015年2月号掲載「92話 椿屋敷」です。

庭に隠された秘密……それは「五光」を示していたことでした。
文字にするとあまりピンと来ないと思われますが、これが漫画で表現されていたあのシーンには驚きました。
なかなか印象的でしたね。
次回にも期待!!

ちなみに、あらすじでは良さを伝え切れてません。
本作自体を読むべし!!

◆関連過去記事
【「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」シリーズ】
「C.M.B. 森羅博物館の事件目録(「月刊少年マガジン」2012年6月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録(「月刊少年マガジン」2012年7月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録(「月刊少年マガジン」2012年8月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録(「月刊少年マガジン」2012年9月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 67話 ガラスの楽園・前篇(「月刊少年マガジン」2012年10月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 68話 ガラスの楽園・後編(「月刊少年マガジン」2012年11月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 69話「螺旋の骨董品店」(「月刊少年マガジン」2012年12月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 70話「4枚目の鏝絵」(「月刊少年マガジン」2013年1月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 71話「足摺厚焼き卵店」(「月刊少年マガジン」2013年2月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 72話「Nobody」(「月刊少年マガジン」2013年3月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 73話「グラウンド」(「月刊少年マガジン」2013年4月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録 74話「二笑亭」(「月刊少年マガジン」2013年5月号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第75話「ダイヤ泥棒」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年6月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第76話「レース」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年8月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第77話「掘り出し物」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年9月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第78話「バッグ ストーリー」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年10月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第79話「その朝、8時13分」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2013年7号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第80話「香木」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年12月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第81話「ゴンドラ」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年1月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第82話「ライオンランド(前篇)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年2月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第83話「ライオンランド(後篇)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年3月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第84話「兆し sign」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年4月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第85話「アステカのナイフ」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年5月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第86話「爆破予告」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年7月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第87話「幸運」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年8月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第88話「キジムナー」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年9月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第89話「空き家」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年10月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第90話「プラクルアン」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年11月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第91話「ホリデー(前編)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2014年12月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第92話「ホリデー(後編)」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年1月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第91話「被害者、加害者、目撃者」(加藤元浩作、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年2月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B.番外編 M.A.U. “ブラック・マーケットの魔女”の事件目録 箪笥の中の幽霊」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2013年6号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【「Q.E.D.証明終了」シリーズ】
「Q.E.D.証明終了(「月刊少年マガジン+(プラス)」2012年3号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス)」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了(「月刊少年マガジン+(プラス)」2012年4号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス)」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 金星(「月刊少年マガジン+(プラス)」2013年5号掲載分)」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス)」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 初恋」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年7月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 失恋」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2013年6号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 巡礼」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年10月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 陽はまだ高い」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2013年7号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「Q.E.D.証明終了 代理人」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン+(プラス) 2014年8号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

2013年6月発売「C.M.B.森羅博物館の事件目録(23) (月刊マガジンKC)」です!!
C.M.B.森羅博物館の事件目録(23) (月刊マガジンKC)





2013年6月発売「Q.E.D.証明終了(45) (月刊マガジンKC)」です!!
Q.E.D.証明終了(45) (月刊マガジンKC)





「C.M.B.森羅博物館の事件目録(1) (月刊マガジンコミックス)」です!!
C.M.B.森羅博物館の事件目録(1) (月刊マガジンコミックス)





「C.M.B.森羅博物館の事件目録 コミック 1-19巻 セット (講談社コミックス月刊マガジン)」です!!
C.M.B.森羅博物館の事件目録 コミック 1-19巻 セット (講談社コミックス月刊マガジン)



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