2015年03月26日

「テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張ドラマSP『黒い画集−草−』 清張医療サスペンスの傑作!大病院の闇…不倫、失踪、医療ミス そして雨の夜に3件の連続殺人…白い巨塔に隠された驚愕の陰謀」(3月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張ドラマSP『黒い画集−草−』 清張医療サスペンスの傑作!大病院の闇…不倫、失踪、医療ミス そして雨の夜に3件の連続殺人…白い巨塔に隠された驚愕の陰謀」(3月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

スコッチ出版社編集長の沼田一郎(村上弘明)が意識不明で病院に運び込まれる。娘の亜衣(剛力彩芽)も慌てて駆けつけるが、幸い一命を取り留める。三日三晩徹夜した上、薬と酒を大量に摂取したことが原因だった。
治療にあたった院長・朝島憲一郎(羽場裕一)と、看護師長・雨宮順子(遠山景織子)は、理事長で憲一郎の妻・朝島陽子(横山めぐみ)に呼び出される。陽子は2人が特別な関係にあり、さらに順子と薬剤管理室長・堀村康晴(大門裕明)も特別な関係にあるのでは、と病院内の噂について2人を問いただす。また、堀村が無断欠勤しているのも、それが原因ではないかと…。しかしその直後、雑木林で堀村の遺体が発見。自殺の線で捜査は進むが、城西警察署の刑事・桐嶋英司(陣内孝則)だけは他殺と睨む。
遺体と対面した妻・みどり(藤本恵理子)は、堀村が「あの病院にいるのは辛くて苦しい」と話していたことを漏らす。自殺の可能性が高くなるが、桐嶋は部下の磯辺忠行(芦田昌太郎)に遺体を解剖にまわすよう指示。そんな桐嶋の単独行動に、刑事課の課長・村木隆俊(宍戸開)は苦言を呈する。

翌日、憲一郎と順子が病院を無断欠勤。連絡がつかなくなっていた。まさか二人は駆け落ちしたのか?取り乱す陽子に対し、先代院長の頃から尽くしてきた事務長・笠井光雄(笹野高史)は、すぐ戻ってくるはずだと陽子をなだめる。一方、捜査で病院に桐嶋が現れたことを機に、堀村の死が病院で広まり始め、病棟付きのヘルパー・河原民子(かたせ梨乃)や、入院患者の金子京太(岡田義徳)、井原綾子(井上晴美)、勝俣公治(六平直政)らはその話で持ちきりとなる。順子のストーカーだとの噂もある堀村を、憲一郎と順子が殺し、そのまま逃亡を図ったのではという憶測も飛び交う。
さらに1年半前に医療ミスで患者が命を落とし、その遺族が復讐を企てているという噂までが持ち上がる。不穏な空気が渦巻く病院――。

そして病院内の動きを鋭い眼光で追う沼田本人にも、ある秘密があった――。
(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

深夜の朝島病院に沼田一郎という男性患者が担ぎ込まれた。
錠剤をウイスキーで服用したことによる急変だったらしい。

沼田は院長の朝島憲一郎や看護師長・雨宮順子の適切な治療により一命を取り留めた。
其処に急を聞き付けた若い女性が駆け付ける。
女性は自身を沼田の娘・亜衣と名乗り、沼田が「スコッチ出版社」の編集長であると告げる。

危機は脱したが沼田の病状は安定せず暫く入院を余儀なくされることとなった。
その介護にはヘルパーの河原民子がつくことに。
民子は病院の情報通で様々なことを沼田に教えてくれた。

朝島病院は先代から続く病院で、現在の院長である朝島憲一郎は婿養子らしい。
ところが、その妻・朝島陽子は憲一郎を疎んじ若手医師の杉崎と不倫関係にあるようだ。
一方、憲一郎はと言えば雨宮師長との関係が噂されているそうだ。
しかし、薬剤管理室長が雨宮に横恋慕しているらしい。

同じ頃、刑事の桐嶋は1体の遺体を目にし自殺と主張する周囲に反して他殺だと断定していた。
その遺体は堀村康晴のもの。
そして、堀村こそ朝島病院の薬剤管理室長であった。

こうして桐嶋が捜査に乗り出した。
ところが、朝島と雨宮が2人揃って姿を消してしまう。
病院内の噂では「駆け落ちに違いない」とのことであったが……。

院長が消えてしまったことで病院内は大混乱。
この危機に陽子が実権を握ろうと動き出すが、事務長の笠井光雄がこれを阻止する。

院内では新たな噂が蔓延しつつあった。
入院患者たちの間では「朝島院長と雨宮師長が堀村を殺害し逃走した」と囁かれ始めた。
さらに「1年半前の医療ミスで死亡した患者の復讐殺人だ」との声まで上がることに。

沼田はそんな院内の噂に静かに耳を傾ける……。

一方、桐嶋は堀村の死の捜査を巡り上司と衝突していた。
上司から手厳しく叱責された桐嶋は吉村を想い出す。
桐嶋は吉村という後輩刑事を目の前で救うことが出来ず見殺しにしてしまった過去があったのだ。
吉村の死自体は不可抗力だったのだが、桐嶋がその責任を取らされていた。
以降、桐嶋は吉村の為にも「正義」を貫くことを決めていたのである。
桐嶋はあくまで自身の捜査法を曲げないと宣言し、上司を閉口させる。

同じ頃、沼田の病室を彼の部下で編集者の黒井が見舞いに現れていた。
しかも、ある騒ぎを起こすことに。
黒井は新作ミステリの原稿を院内の入院患者に配り感想をアンケートで求めたのだ。

そんな様子を捜査に訪れた際に目にした桐嶋は、黒井と共に居た沼田の姿に何かを感じ取る。

黒井が去り、1人になった沼田の前に現れた桐嶋。
桐嶋は堀村の死が自殺を偽装するにしては手緩い事に注目し、その意味するところを桐嶋に問う。
これに桐嶋は「見せしめでしょう」と応じる。
誰かに対し「言うことを聞かなければ堀村のようになるぞと脅している」と考えたのだ。
この答えに桐嶋は「我が意を得たり」と頷くと、沼田への疑いを深める。
その思考法は素人のソレでは無いからだ。
桐嶋は秘密裏に沼田について調べ始めるが……。

矢先、消えていた雨宮師長の遺体が発見される。
どうやら他殺のようで死後3日が経過していた。
すなわち失踪直後に殺害されていたことになる。
これに、院内では「朝島が雨宮師長を殺害し逃げている」との新たな噂が流れ始めた。

一方、桐嶋は「1年半前の医療ミス」について噂を流した張本人を探っていた。
これに助言する沼田、彼によれば噂の出処は「患者」らしい。
このとき、桐嶋は沼田の正体に勘付いた。

その夜、捜査本部に戻った桐嶋は上司に沼田の正体を明かすよう迫る。
果たして、明らかになった沼田の正体とは……厚生労働省麻薬取締部主任であった。
そう、沼田は朝島病院へ潜入捜査を行っていたのだ。
もちろん、亜衣とも血縁関係はなく上司と部下の関係である。
スコッチ出版も隠れ蓑の1つだ。

翌朝、桐嶋は沼田に状況説明を迫る。
沼田は朝島病院が行っている病院ぐるみの「薬物保管」疑惑を追っていた。
どうやら、朝島病院は組織から報酬を受け取り薬物保管庫の役割を果たしていたようである。

沼田はまず薬剤課長である堀村を疑っていた。
ところが、沼田が入院した同じ夜に堀村は口封じに殺害されたのだ。
そして朝島院長と雨宮師長が姿を消した。
沼田は少なくとも朝島院長も組織と取引があった筈だと見ていたが……。

さらに、桐嶋も注目していた噂の件もある。

「三角関係のもつれ」
「医療ミスの復讐」
「院長による無理心中」

状況に応じ推移して行った噂だが、いずれも根も葉もない。
だが、これが実に効果的に流れていた。
おそらく流した人間も組織の人間だろう。
そして、噂の出処は「患者」であった。
つまり、沼田と同じように麻薬組織の人間が院内に潜伏しているのだ。
おそらく監視役だろう。

さらに、沼田は堀村や雨宮師長と同じく朝島も殺害されていると見ていた。

これを聞いた桐嶋は自身の流儀を貫くことを主張し、沼田と袂を分かつ。
そんな桐嶋の姿に亡き友・工藤の姿を重ねる沼田。
工藤は情熱を持って捜査に当たっていたが潜入捜査中に落命していたのだ。

沼田は病院を監視できるとすれば長期入院患者に違いないと目星を付けていた。
候補となり得るのは勝俣公治、井原綾子、金子京太、田原芳樹の4人だ。
この中に組織の人間が居るのか!?

同じ頃、陽子が杉崎と共に再び朝島病院の権力掌握に乗り出した。
これに対抗する笠井だが陽子は一歩も退かない。

矢先、金子と勝俣主導により入院治療費のディスカウント運動が始まった。
不祥事続きの病院に正当な報酬は払えないとの主張である。
沼田もこれに参加することに。
交渉先となった笠井は陽子と患者からの過度のストレスに悩まされ始めた。

その夜、笠井は保管場所から薬物を持ち出し使用していた。
笠井も朝島や堀村のように病院側の協力者の1人だったのだ。
これに沼田が気付いた。
工藤のことを思い出し必死に笠井を説得する沼田だが、途中で民子が現れ笠井に逃げられてしまう。

「もう耐えられない、出て行ってくれ!!」
その数時間後、笠井は屋上にて組織の監視役に訴えていた。
しかし、隙を突かれ殺害されてしまう。

笠井という手掛かりを失った沼田に焦りが募る。
此処で沼田は笠井を説得した際に民子がタイミング良く現れたことに不審を覚えた。
亜衣に命じて民子の監視を開始することに。

そんな中、患者たちに朗報が届く。
病院側との間に入院治療費のディスカウント交渉が取りまとめられたのだ。
金子によれば転院費用負担、1日10万円の見舞金まで勝ち取ったらしい。
こうして、金子主導で長期患者たちの転院が行われることとなった。

その頃、亜衣の調査により民子の娘が薬物患者であることが判明。
これを聞いた沼田は民子のもとへ。

民子もまた組織の人間だったのだ。
民子の役目は入院患者の素性を調べることにあった。
どうやら、民子は娘の事件で脅され仲間にされてしまったようである。
沼田は民子の説得に乗り出した。

その夜、金子が沼田の病室を訪れた。
明日、転院するので挨拶したいらしい。
沼田は金子が持ち込んだ酒に口をつけるや、もがき苦しみ始める。
酒の中に亜ヒ酸ナトリウムが盛られていたのだ。
そう、金子こそが組織の監視役だったのである―――。

翌朝、金子が意気揚々と転院しようとしていた。
金子は大荷物を運び出そうとしており、これを多数の人間が手助けしている。
その中には病院の警備員まで居た。
どうやら、皆が金子の仲間のようだ。
おそらく荷物の中身は朝島たちが保管していた薬物だろう。

と、その前に桐嶋と亜衣が立ち塞がる。
桐嶋は金子こそが笠井殺害犯であると指摘する。

笠井が殺害された夜、沼田は金子のズボンの裾にサルビアの花を見出していた。
それは笠井が屋上で育てていた花であった。
すなわち、笠井を殺害したのは金子だったのだ。

とはいえ、何故、沼田の発見を桐嶋が知っているのか?
疑問に思う金子の前に、沼田までもが現れた。
前夜、金子に一服盛られた沼田だが緊急手術により一命を取り留めたのだ。

沼田は民子からも金子が組織の一員であるとの証言を得ていた。
さらに沼田は真相を告発する。

薬物の保管に関わっていたのは朝島、笠井、堀村の3人であった。
ところが、雨宮師長がこの事実を突き止め告発すると主張した。

これに堀村が弱腰になった。
其処で監視役であった金子とその部下に殺害されたのだ。

その後、朝島と雨宮師長を口封じした。
さらに、精神的に追い詰められた笠井をも口封じしたのであった。

事が露見しつつも抵抗を見せようとする金子たち。
だが、桐嶋の手筈により多数の捜査員が乱入し一網打尽に。
同時に沼田により薬物が押収された。

後日、金子たちの供述により海中に沈められた朝島の遺体が発見された。
こうして遂に事件は解決を迎えた。

沼田と桐嶋は今回の事件を通じ、互いの信条を確認し合っていた。
一見、対照的に見える2人だが根底は「正義」で繋がっていた。
それが2人の原動力である。
新たな同志を得た2人は共に励ましつつ互いの戦場へと向かう―――エンド。

<感想>

『強き蟻』に続く「テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張」第2弾。

「テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張『強き蟻』 3年後に夫は死ぬ!10億円の財産狙う美貌の妻に群がる4人の男 屋根裏の情事に隠した殺人トリックと欲望!最後に生き残るのは」(7月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)

原作は松本清張先生『草』(新潮社刊『松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター』収録)。
原作『草』については過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『草』(松本清張著、新潮社刊『松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター』収録)ネタバレ書評(レビュー)

ちなみに、『草』は双葉社刊『松本清張初文庫化作品集1 失踪』にも収録されています。

では、ドラマの感想を。

まず、原作ネタバレ書評(レビュー)の際にも述べましたが本作「草」のタイトルの意味。
それは「草の者」を指しています。
「忍者」の中には「草」と言って「相手の懐深くに素性を偽り潜入する者」が居ましたがタイトルはコレを意味しています。
コレはすなわち沼田自身のことです。

なので、タイトルが示す通り本作は「草」である沼田こそが全て。
にも関わらず、別の視点を加えたことは正直批判的にならざるを得ない。
結果から述べよう、個人的には原作に比べて改悪だと思う。
桐嶋視点が加わったことで煩雑になり過ぎた印象がある。

そもそも桐嶋の追加により、何か新たに得られるところがあったかと言えばそんなに無いし。
あれだったら桐嶋視点はバッサリカットして、寧ろ金子視点を丁寧に説明した方が良い。
それこそ、金子もまた「草」なんだし。

あくまで沼田と金子の「潜入」同士による対決をメインに「インファナル・アフェア」みたいな作品にしても良かったのでは……と思う。
そう言えば、金子が「草」だからこそ人の噂を利用し「虚報」や「流言飛語」を仕掛けたんだよなぁ。

「インファナル・アフェア」3部作ネタバレ批評(レビュー)

そもそも、沼田の潜入を中盤で明かす必要があったものだろうか?
終盤まで伏せておいてサプライズにした方が良かったよ。
うむむ……本作のアレンジ点についてはどうにも理解に苦しむ点が多い。
アレンジを加えたことで説明がつかない点も増えちゃったし。

少なくとも沼田を口封じする必然性は無い筈なんだよなぁ。
寧ろ、あれをやっちゃったら沼田たちの疑念(組織の人間が居る)が事実だと報せちゃうことになるし。
沼田を口封じしたところで、転院当日の亜衣たちのガサ入れは回避出来ないでしょうし。

笠井も原作通り自殺で良かったと思うし、民子も金目当てで良かったと思う。
何故、無理にアレンジする必要があったのか本当に理解に苦しむ。

<キャスト>

沼田一郎:村上弘明
主に欧米のミステリー小説を翻訳して出版している小さな出版社の編集長。鎮痛剤と睡眠導入剤を酒と一緒に服用し、意識を失うが、救急搬送され一命を取り留めた。

沼田亜衣:剛力彩芽
沼田の娘。入院中の父親のところに足繁く通い、何かと世話を焼いている。

桐嶋英司:陣内孝則
城西警察署刑事課・刑事。元警視庁捜査一課強行班のやり手だったが、ある事件がきっかけで異動を余儀なくされた。 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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「松本清張サスペンス 悪女の事件・第二夜 霧の旗 無実の弟の弁護を断った弁護士に対する復讐を描く傑作サスペンス!殺人の汚名を着せられたまま獄中で死亡した弟への悲しみが、1人の女を悪女へと変貌させる!(松本清張二夜連続ドラマスペシャル 霧の旗)」(12月07日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
・『眼の壁』から出題がありました。
「ミステリーキューブ 名作ミステリーを凝縮▽華麗なトリックを見破り密室から脱出せよ!▽松本清張が仕掛けたわなに挑戦だ」(8月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【特報】松本清張先生、未収録短編発見さる!!その名も『女に憑かれた男』!!

【2015年】松本清張先生『女に憑かれた男』に続く未収録短編作品見つかる!!その名は『渓流』とのこと!!

ドラマ原作『草』を収録した「松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター―海堂尊オリジナルセレクション (新潮文庫)」です!!
松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター―海堂尊オリジナルセレクション (新潮文庫)





同じく「失踪―松本清張初文庫化作品集〈1〉 (双葉文庫)」です!!
失踪―松本清張初文庫化作品集〈1〉 (双葉文庫)





2015年03月25日

2015年4月18日21時は3つのサスペンスドラマが対決!?「容疑者は8人の人気芸人」、「切り裂きジャックの告白〜刑事 犬養隼人〜」、「64」が放送!!

どうやら、2015年4月18日の夜は視聴者がどの番組を視るか悩むことになりそうです。
なんと、3つのサスペンスドラマが同じ21時から放送されることが明らかになりました。

この3つのサスペンスドラマはそれぞれ「容疑者は8人の人気芸人」、「切り裂きジャックの告白〜刑事 犬養隼人〜」、「64」の3作(2015年4月10日追記:「64」について変更あり。本作は2015年4月からの時間帯変更により21時ではなく毎週22時放送となりました)。
1作ずつ注目してみましょう。

まずは「容疑者は8人の人気芸人」。
フジテレビ系列21時から2時間枠で放送予定の番組。
どうやら、実名芸能人の方がドラマの登場人物となることが特徴の作品のようです。

内容的には「バナナマンの日村勇紀さんにある危機が訪れ、この危機の原因となったと思しき容疑者8人(宮迫博之さんや博多大吉さんなど)に捜査の手が迫る過程でテレビで知られている以外の素顔が見えて来る」とのモノらしい。

公式HPのあらすじを目にした限りは、他局ですが「スペシャルドラマ デカ007」のようなある種のお祭り番組的な企画の印象です。

「スペシャルドラマ デカ007『しゃべくりの7人が本気で挑む笑いとアクション満載の痛快!?刑事ドラマ!!濃厚キャラのデカ達が難事件を謎解く』」(4月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ドラマあらすじについては後述。

続いて「切り裂きジャックの告白〜刑事 犬養隼人〜」。
こちらはテレビ朝日系21時から「土曜ワイド劇場 特別企画」で放送予定の番組。
本作は『さよならドビュッシー』などで知られる中山七里先生「犬養隼人シリーズ」の第1弾『切り裂きジャックの告白』(角川書店刊)が原作。
さらに『連続殺人鬼カエル男』の古手川も登場したり、他作品ともリンクしています。

『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』(中山七里著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

『連続殺人鬼カエル男』(中山七里著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

管理人既読ですが、原作通りならばかなり本格派のサスペンスが展開される筈です。

ちなみに「犬養隼人シリーズ」最新作『ハーメルンの誘拐魔』は『小説 野性時代』(角川書店刊)にて連載中。
他にも中山七里先生「岬洋介シリーズ」最新作『どこかでベートーヴェン』も『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』にて連載中です。

『どこかでベートーヴェン 第三話』(中山七里著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK vol.8』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

ドラマあらすじについては後述。

そして「64」。
こちらはNHK系21時「土曜ドラマ」枠で放送予定の番組(2015年4月10日追記:先述しましたが「64」については21時ではなく毎週22時放送となっています、注意!!)。
すなわち連続ドラマであり、その初回にあたります。
そして原作は横山秀夫先生による「D県警シリーズ」第4弾『64』(文藝春秋社刊)。
これも管理人既読ですが、原作通りのドラマ化ならば初回はかなり重要な回です。

『64』(横山秀夫著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

ちなみに『64』はこのドラマ版以外に映画化も予定されています。

横山秀夫先生『64』(文藝春秋社刊)が続々実写化!!まずは2015年4月に連続ドラマ化、次いで2016年に映画化とのこと!!

さらに、これに先立つ11日(土)21時から放送開始である為に触れませんでしたが日本テレビ系「ドS刑事」の2話も放送予定。
こちらは七尾与志先生原作のドラマ化です!!

『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

七尾与史先生『ドS刑事』が日本テレビ系にて2015年4月よりドラマ化!!

つまり、実質「容疑者は8人の人気芸人」、「切り裂きジャックの告白〜刑事 犬養隼人〜」、「64」、「ドS刑事」の4作が放送予定。
どれもなかなかに面白そうなドラマとなっています。
それにしても何故、放送日が重なってしまったのか……本当に視聴者にとっては難しい選択が迫られそうです。
見逃すなかれ!!

【4月18日(土)ドラマ戦線に変動アリ】2015年4月より「土曜ドラマ枠」の放送時間が変更に。「64」は22時から放送とのこと!!

<「容疑者は8人の人気芸人」あらすじ>

ある日、バナナマン日村勇紀のマネージャーの南麻友(木南晴夏)は、日村勇紀(本人役)が危機的状況に陥っていることを知る。タイムリミットは残り数時間 !!

黒田刑事(カンニング竹山)と二階堂刑事(和田正人)の2人の刑事が捜査を進める中、容疑者として絞られたのは、なんと8人の人気芸人(8人とも本人役)、宮迫博之(雨上がり決死隊)、博多大吉(博多華丸大吉)、設楽 統(バナナマン)、バカリズム、伊達みきお(サンドウィッチマン)、徳井義実(チュートリアル)、いとうあさこ、若林正恭(オードリー)だった。

黒田刑事と二階堂刑事の捜査により、徐々に明らかになっていく容疑者たちの犯行動機・・・。そして見えてくる日村の素顔・・・。
笑いあり!涙あり!?アドリブあり!!ゲスト多数!!のドラマ『容疑者は8人の人気芸人』。

8人の容疑者のうち日村を狙った真犯人は誰なのか!?その結末はいかに!?
(公式HPより)


<「「切り裂きジャックの告白〜刑事 犬養隼人〜」」あらすじ>

東京都内の警察署の目の前で、臓器をすべて抜き取られた若い女性の無惨な遺体が発見される。捜査一課の刑事、犬養隼人は、埼玉県警から研修で一課にきたばかりの新人刑事、古手川和也とともに捜査を始めるが…。
そんな中、戸惑う捜査本部を嘲笑うかのように、「切り裂きジャック」と名乗る犯人からの声明文がテレビ局に送りつけられ、同様の手口による第二、第三の事件が発生。劇場型犯罪の様相を呈していく。やがて被害者は同じドナーから臓器提供を受けていたという共通点が明らかになる。自身も臓器移植を待つ娘がいる犬養は、刑事と父親の狭間で揺れながら犯人を追いつめていくが…。はたして「切り裂きジャック」は誰なのか?そしてその狙いとは!?
(公式HPより)


「複数の容疑者」と言えば天藤真先生のこの作品がスゴイ!!
「陽気な容疑者たち―天藤真推理小説全集〈2〉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)」です!!
陽気な容疑者たち―天藤真推理小説全集〈2〉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)





こちらはキンドル版「陽気な容疑者たち 天藤真推理小説全集」です!!
陽気な容疑者たち 天藤真推理小説全集





「十人の憂鬱な容疑者 素敵なパーティ、死体がふたつ (脱出ゲームブック)」です!!
十人の憂鬱な容疑者 素敵なパーティ、死体がふたつ (脱出ゲームブック)



posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「実は私は」第104話「取材を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第104話「取材を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その日、生徒会室には朝陽、茜、明里、華恋、葉子らが詰めていた。
と、其処に渚が意気揚々と現れる。
その手には1枚のDVDが。

渚によれば母星の人気番組「プロフェッションEARTH」から「地球調査班」として取材を受け、これに応じたらしい。
その放送がこのほど行われ、渚の母がDVDに録画してくれたものを送って貰ったのだそうだ。
しかも、この放送には同席していた葉子も出演しているらしいのだ。

異星のドキュメンタリー番組……物凄く気になる!!
興味津々の朝陽、茜、明里たち。
しかも、葉子も出ているとなれば朝陽にとってはさらに興味が湧く。

一同一致してDVDを視聴することに。
早速、映し出されたのは「プロフェッションEARTH」の文字。

そして、重厚なナレーションと共に本編が開始された。

藍沢渚の朝は早い―――

そんなナレーションと共に表示されたのは渚のアップ。
その隣では葉子が笑っている。
此処で渚が自身の苦労とそれに負けない精神力を訴えた。

続いてランニング風景が映し出された。
ナレーションは渚のストイックさを称賛する。

……アレ、何処かで見たような。
そんな予感が朝陽、茜、明里の脳裏に過る。
それもその筈、番組構成が地球のソレとそっくりなのだ。

さらに、取り上げられる内容は渚を褒め称えるものばかり。
だが、映像の中の渚は次々と失敗を繰り返している。
特に、シャンプーハットをオーパーツと呼び、襟巻と誤解したところでは朝陽たちから失笑が洩れた。

しかし、その間にも番組は続いて行く。

場面が変わり、渚宅を朝陽が訪問するシーンとなった。
いや、朝陽は獅狼を訪問したつもりだったのだが、渚が誤解したのだ。
渚は取材されていることも忘れ、正体を明かしそうになってしまう。
これを必死に自身の手で目隠しすることで誤魔化す朝陽と葉子。

これを番組では「渚の見事な機転で窮地を切り抜けた」としていたのである。
なるほど、ああ……。

そして最後に渚がこれまでをまとめる形で放送終了となった。

視聴し終えて「スゴイ、スゴイ」とはしゃぐ渚と葉子。

一方の朝陽、茜、明里たちはと言えば「ですよね〜〜〜」とガックリしていた。

そもそも渚の母星なのである。
その内容も推して知るべしであった。
心底、時間を無駄にしたと後悔する面々は手が痛くなるほど机を叩くことに―――105話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、11巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
これについては制作会社や監督さん、キャストなどが少しだけ判明。
登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると、序盤をアニメ化する予定なのかな。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その104話。
サブタイは「取材を受けよう!」。

今回は渚回でした。
「プロフェッショナル」っぽい作りの「プロフェッションEARTH」を朝陽たちが視聴することに。
しかし、その内容は驚くべきものだった!!

印象的なのは「シャンプーハットをオーパーツと言い張る」や「遂にはシャンプーハットを襟巻だと言い張る」ところ。
これが今回のツボでしたね。
この辺りは異文化交流の面白さが上手く表現されていました。
そもそも同じ地球上でも国が違えば同様のことがあるのだもんなぁ。
例えば「フィンガーボールの水を飲み水と間違えたり」とかは好例でしょう。

そして衝撃のラスト。
あの心底げんなりした様子の朝陽、茜、明里の様子は視聴前と是非比較して欲しい。
茜なんて目の中の星が死んでるし……。
ビフォー、アフターを確認するだけでも楽しめること請け合い。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス11巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子。
そして11巻は―――獅穂と凛がコンビで表紙に!!
緑苑坂弓は選ばれませんでした……源二郎涙。
今後はヒロイン2人のコンビで表紙になるのかな!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第100話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第101話「デートしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第102話「相談を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第103話「特訓しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
忍者少女:92話から登場、詳細不明。

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