2015年03月08日

「実は私は」第102話「相談を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第102話「相談を受けよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日も今日とて職員室には出勤した緑苑坂弓の姿があった。
緑苑坂弓―――その正体は葉子の父・白神源二郎が茜の助力(悪戯)により変身した姿である。
その正体を知る者は朝陽、茜、明里、桐子らなど今のところ一握りに限られている。

そんな弓だが、何時の間にか教師の仕事が板に着きつつあった。
今日もまた、ある生徒から悩み相談を受けることに。

早速、呼び出しに応じたところ、待っていたのは嶋であった。
その隣には不安そうな朝陽が立っている。

不謹慎ながら此の時点で読者の期待値も鰻登りだ。
おそらくオチはあれだろう……期待は裏切られないに違いないのだ。

案の定、嶋の悩みは「恋愛」についてであった。
これに朝陽は「絶対に応援しないで下さいお願いします!!」と横から割り込む。
朝陽によれば「それが嶋の為でもある」らしい。

なるほど、読者はその懸念を理解している。
だが、弓(源二郎)は違う。

(何を寝ぼけたこと言うとんじゃ、こいつは……)
朝陽の言葉に注意を向けず、嶋の悩みに全力で取り組むことに。

これに嶋は心底嬉しそうに微笑むと、弓に邪な視線を向けつつ語り出す。
悪寒を抱きつつも副担任として真摯に耳を傾ける弓。
だが、その表情が少しずつ強張る。

嶋によれば、彼には愛する相手が居るらしい(もちろん、涼のことだ)。
その女性は食事を奢れば喜んで付いて来てくれる人らしい。
だが、最近はつれないのだそうだ。

そう言いながらも、嶋の目は好色に満ち溢れている。
それは、想い人を思い浮かべての事か。
はたまた、視線の先の弓を狙っての事か。

これに弓は不快感を抱く。
もしかして、こいつの想い人は葉子なのではないか。
確かに、あいつは食事に目が無い。

苛立つ弓。
だが、今は源二郎ではない副担任の弓なのだ。
弓は自身を抑え、必死に嶋の言葉に耳を傾ける。

しかし、次第に嫌悪感は募るばかり。
それもその筈、嶋はいつしか弓に甘えるように迫っていたのだ。
遂には……。

「好きだ〜〜〜」とばかりに弓に抱き着いた。

「ドアホゥ!!」
これをあっさりと地面へ叩きつける弓。
どうやら、源二郎の地金が出てしまったようだ。

はっと気づいた弓は慌てて嶋を助け起こす。
だが、これに嶋がさらに興奮する!!

再び、投げ飛ばされた嶋は地面にダイブ。
これを見ていた朝陽は「ほらね……」と諦め顔だ。
なんと、嶋は避けられている涼ではなく弓に狙いを変えていたのだ。
弓は「もはや付き合いきれん」とばかりにその場を去ろうとする。

と、その前からは純真爛漫(ピュア)を絵に描いたような華恋がやって来た。
華恋を見るなり「そんな簡単に諦めて良いの?源二郎!!」と心の声を聞いた弓。
心の中で暫し葛藤するや「そうだ!!」と決断する。

戻った弓は嶋に語って聞かせる。
「そんな簡単に恋を諦めるな!!」と。
それは嶋の涼への想いに再び火を点けた。

数時間後、ファミレス前にはパトカーのランプが瞬いていた。
地面には膝を抱え震える涼。
周囲は野次馬に囲まれ、その中央で朝陽が友の名を呼ぶ。

呼ばれた友はと言えば……手には鎖を繋がれ両脇を捜査員に抱えられ連行されるのであった。

何が起こったかは明らかであった。
励まされた嶋がハッスルし過ぎて通報されたのだ。
弓と華恋は初めて知る目の前の惨劇に愕然とするしかない―――103話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、10巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。
詳細は「週刊少年チャンピオン」の続報を待つべし!!

【朗報】あの「実は私は」が2015年にアニメ化予定とのこと!!

その102話。
サブタイは「相談を受けよう!」。

今回は弓のキャラクター特性を活かした回でしたね。

それにしても、励ましてはいけない相手が居ることを知った源二郎。
まさにカルチャーショック。
葉子に対して必要以上に不安がらなければ良いのですが……。

そして嶋。
彼が登場すると、これで退場はまさに鉄板ネタ。
明里の「独身ネタ」と同じほどの破壊力があり、安心して見て居られるほどの鉄壁ぶり。
前回(101話)、葉子に訪れた不穏な影を忘れさせる見事なコメディ回でした。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス10巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ。
そして10巻は―――1周回って葉子が単独で表紙に!!
うむむ、11巻は誰になるのか……まさか、緑苑坂弓ではなかろうな。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第100話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第101話「デートしよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
忍者少女:92話から登場、詳細不明。

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土曜プレステージ「天才探偵ミタライ〜難解事件ファイル 傘を折る女〜 数多くの作家に多大な影響を与えたミステリー界の巨匠・島田荘司の最高傑作シリーズがついに初のドラマ化!玉木宏、堂本光一、クールな二人が難事件に挑む!」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜プレステージ「天才探偵ミタライ〜難解事件ファイル 傘を折る女〜 数多くの作家に多大な影響を与えたミステリー界の巨匠・島田荘司の最高傑作シリーズがついに初のドラマ化!玉木宏、堂本光一、クールな二人が難事件に挑む!」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

御手洗潔(玉木宏)は、天才的な頭脳を持つ、脳科学者にして名探偵。石岡和己(堂本光一)は御手洗の親友であり作家。
物語は、石岡がラジオで聞いた謎めいた話を御手洗に聞かせるところから始まる。それは、あるリスナーが目撃した話で、白いワンピースを着た髪の長い大人の女性が、土砂降りの雨の中、傘を閉じたという。女性は手に小さなビニール袋を提げ、交差点に立っていたが、信号が青に変わっても歩道を渡る気配がなく、信号が赤に変わりそうになったところで、畳んだ傘を車道に置いて塀の影に隠れた。車が傘をよけていくと、女性は傘を車道の中央に置き直し、ようやく車が傘をひくと、その女性は折れ曲がった傘を拾い、雨の中、立ち去ったという。

御手洗が好きそうな謎めいた話を披露できて満足な石岡だったが、御手洗は、瞬時に女性の謎の行動の原因を解明し、その女性が歩いていた場所の近くで大量の血が流れた殺人事件が起こったはずだと断言する。御手洗は自身の仮説を証明するために、深夜にも関わらず、警察に殺人事件が起こったはずと連絡をする。すると、翌朝、御手洗の仮説通りに、遺体の第一発見者から警察に通報が入る…。

警察と共に現場検証を行う御手洗と石岡。事件現場となったマンションの室内には、御手洗の仮説通り、部屋の住人である祖父江宣子の刺殺死体が横たわっていた。しかしながら、室内には御手洗の仮説を上回る状況が発生していた。マンション室内の別の部屋に、御手洗が犯人と目していた白いワンピースの女性の死体もあったのだ…。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

御手洗潔は天才的な頭脳を誇る脳科学者にして名探偵。
作家の石岡和己はそんな御手洗の親友であり良き理解者でもある。

ある晩、石岡は自身がラジオで耳にした奇妙な話を御手洗に聞かせる。
御手洗の無聊を慰めようとの配慮である。

その内容は「白いワンピース姿の女性が土砂降りの雨の中で自身はずぶ濡れになりながら、道路に傘を置き車に轢かせていた」とのものであった。

これを聞いた御手洗は「女性が誰かを殺害した」と断言する。

女性が傘を折った理由、それは服が濡れていても不審に思われない為であった。
何故、女性の服が濡れていたか。
それは彼女の服が洗濯されたばかりだからだ。
洗濯されたばかりの服を着込んで雨の中に飛び出したことから考えれば、彼女は何かに怯えていたに違いない。
それこそ誰かを殺してしまい、その返り血を洗い落としたかのように。

こうして「既に殺人事件が発生した」と推理した御手洗は旧知の高橋義彦刑事に連絡を入れ確認する。
すると、御手洗の仮説通りにとあるマンションにて殺人事件が発生していたのである。

被害者の名は祖父江宣子、此処までは推理通りだ。
ところが、1点だけ想定外のことがあった。
犯人と目していた白いワンピース姿の女性の死体も其処にはあったのである。

だが、御手洗はこの想定外の誤差をも推理に取り込むと次なる推理を組み立てる。
これに力を貸すのは石岡君と高橋義彦刑事、堅川みさと刑事である。
果たして如何なる結末が待つのか!?

この先についてはエピソードの順番やキャラ設定にアレンジが加えられていたものの、犯人とその動機は原作やコミック版と同様でした。
詳しくは原作『傘を折る女』ネタバレ書評(レビュー)やコミック版『傘を折る女』ネタバレ批評(レビュー)をご覧になられたし。

『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

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そして、ラストシーン。
雪子の罪を指摘しつつ、その動機に同情を示す御手洗。
そんな御手洗の前に今度は「空中に浮かぶ男の死体の謎(おそらく『山高帽のイカロス』のこと)」が立ち塞がる―――エンド。

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

<感想>

ドラマ原作は島田荘司先生「御手洗潔シリーズ」の1作『傘を折る女』(講談社刊『UFO大通り』収録)。
本『傘を折る女』は原点火先生によりコミカライズもされています。
原作、コミカライズ版共に過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 傘を折る女』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)まとめ

では、ドラマ感想を。

とはいえ、今回は「土曜ワイド劇場 タクシードライバーの推理日誌37」をメインに視聴していたのでこちらはかなり飛び飛びになってます。
なのであくまで視聴した限りでの感想を。

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 東京〜浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

かなり好感の持てるドラマ版になっていました。
原作と比較すると設定は同じですがアレンジされていた箇所が多かったように思いますね。
雪子の法家設定とかはその最たるものかな。
原作に比べると雪子の背景が強調された分だけ些かウェットになったかな。
関連して原作だと犯人判明までがメインなんだけど、ドラマ版はそれ以降のフォローまで描いていた印象。
例を挙げるとバスジャック事件の真相を世に知らしめた点などがコレですね。

そう言えば、40分過ぎの時点でこれまでのあらすじが入ったのも驚きました。
本作は入り組んだ筋こそが重要であるが故の配慮だったのだと思います。
此の点、良かったです。

そして、キャラの面ですが御手洗はある種ストイックでエキセントリックなイメージだったんだけど本作だとかなりクールでしたね。

反面、石岡君がこれ以上ないほど包容力のあるキャラになってた。
かなり「SHERLOCK/シャーロック」をイメージしているのかもしれないなぁ。
それにしても、トナカイの格好はかなり驚いた。

それと、御手洗とみさとの掛け合いやラストの辺りは「ガリレオ」のイメージが強かったかなぁ。
そもそも、みさと自体が「ガリレオ」の内海薫や岸谷美砂的ポジションだったような気がするし。

ちなみにラストで登場した「空中に浮かぶ男の死体」とは『山高帽のイカロス』のことですね。
あくまで未確認情報ながら、噂によると本シリーズは複数回のスペシャルドラマ化が予定されているそうなんだけど、次回は『山高帽のイカロス』になるのだろうか。
期待ですね!!

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

<キャスト>

玉木宏
堂本光一
勝村政信
坂井真紀
小西真奈美
山野海
宮澤美保
鷲尾昇
佐藤直子
秋元龍太朗 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


◆関連過去記事
【島田荘司先生作品】
『UFO大通り』(島田荘司著、講談社刊 収録作『UFO大通り』『傘を折る女』)ネタバレ書評(レビュー)

『山高帽のイカロス』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『数字錠』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔の挨拶』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『IgE』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔のメロディ』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『疾走する死者』(島田荘司著、講談社刊『御手洗潔の挨拶』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―】
『糸ノコとジグザグ』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』3号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 傘を折る女』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 山高帽のイカロス』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 数字錠』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』3号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― IgE』(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』4号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 疾走する死者』第1話(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』2号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録― 疾走する死者』最終話・第2話(島田荘司原作、原点火画、講談社刊『週刊モーニング』2号連続掲載)ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ】
「探偵Xからの挑戦状!夏休み・島田荘司スペシャル『ゴーグル男の怪』(島田荘司著)真夏のミステリーSP夜霧の街に現れた恐怖の殺人鬼・犯人は誰か謎を解くのはあなた!!」本放送(8月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
島田荘司先生『異邦の騎士 改訂完全版』(講談社刊)が「神奈川本大賞」に決まる!!

【未確認情報につき注意!!】あの御手洗潔が『傘を折る女』にて実写ドラマ化との報がツイッター上で流れる!!『星籠の海』映画化と関連か!?

2012年2月12日、「第5回福山知っとる検定」実施!!1月25日まで受験者募集中!!

【新刊情報】『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―』コミック1巻が2013年1月23日に発売予定!!

『ミタライ ―探偵御手洗潔の事件記録―』第3弾の内容判明!!コミカライズ作品は『山高帽のイカロス』(講談社刊『御手洗潔のダンス』収録)に!!

『傘を折る女』収録「UFO大通り (講談社文庫)」です!!
UFO大通り (講談社文庫)





こちらはキンドル版「UFO大通り 御手洗潔 (講談社文庫)」です!!
UFO大通り 御手洗潔 (講談社文庫)





コミック版『傘を折る女』が収録された「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)





「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)





「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3) (モーニングKC)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3) (モーニングKC)





こちらはキンドル版「ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3)」です!!
ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(3)





「御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)」です!!
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)





『IgE』収録「御手洗潔のメロディ (講談社文庫)」です!!
御手洗潔のメロディ (講談社文庫)





「島田荘司 very best 10 Reader's Selection/Author's Selection (講談社BOX)」です!!
島田荘司 very best 10 Reader's Selection/Author's Selection (講談社BOX)





『山高帽のイカロス』収録「御手洗潔のダンス (講談社文庫)」です!!
御手洗潔のダンス (講談社文庫)





『糸ノコとジグザグ』を収録した「毒を売る女 (光文社文庫)」です!!
毒を売る女 (光文社文庫)





「マイ・ベスト・ミステリー〈3〉 (文春文庫)」です!!
マイ・ベスト・ミステリー〈3〉 (文春文庫)



土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 東京〜浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 東京〜浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。ある朝、夜明が所属するタクシー営業所に東山刑事(風見しんご)たちがやって来て、夜明に「昨日の夕方、乗客の女性ともめていたのは本当ですか?」といきなり問い詰めた。早朝、都内の公園で、若い女性・高宮美希(瀬戸さおり)の絞殺死体が発見されたという。死亡推定時刻は、昨日の夕方。ちょうどその頃、公園で美希とタクシー運転手が言い争う姿が目撃されており、美希の財布には確かにタクシーの領収書が残っていた。それが夜明のタクシーの車番のものだったという。
話を聞いて驚く、夜明や小林係長。実は昨日、夜明は非番で、同じ車両を共有する“相番”の運転手・本橋明則(国広富之)が、帰庫時間を過ぎても戻って来ていなかったのだ。

そこに静岡県警から電話が入り、なんと本橋の死体とタクシーが静岡・浜松の中田島砂丘で発見されたという。嫌がる東山たちを無理やり、同僚ドライバー・野村(鶴田忍)のタクシーに乗せ、浜松の現場までやって来た夜明。本橋は左頸部に傷があり、右手に果物ナイフを握っていた。
静岡県警の土屋刑事(渡辺哲)らとタクシーに搭載されたドライブレコーダーを確認すると、衝撃の事実が明らかになった。そこに映っていたのは、「私は6年前、イジメを苦に自殺した本橋茜(尾崎モモ)の父親です。本当のことを話してください」と美希に詰め寄る本橋の姿だった。タクシーに客として乗車した美希は、奇しくも6年前、本橋の娘・茜をイジメて自殺に追い込んだ元同級生だったのだ。ドライブレコーダーによると、本橋は逃げるように外に出た美希を追いかけて車を降りたが、その30分後、タクシーに戻り、今度は客も乗せずに浜松へと向かっていた。もしや本橋はカッとなって美希を殺害し、死に場所を求めて浜松にたどり着き、自らの命を絶ったのだろうか…。

その後、本橋の葬儀に参列した夜明。本橋の妻・芙美子(床嶋佳子)は現在、“お弁当レシピ”で有名な主婦料理研究家だった。夜明が悔やみの言葉を口にしたそのとき、突然ひとりの男が憤然と斎場に入って来た。男は美希の義理の父で音楽大学の准教授・高宮昇一(田中健)だった。彼は「芙美子さん、あなたのご主人が美希を殺したんですか! 美希を返してくれ」と芙美子をなじり、祭壇に花を投げつけた。夜明は、高宮が芙美子のことを名前でよんだことに違和感を抱くが、翌日、芙美子から迎車の指名が入って…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)

夜明日出夫はタクシードライバーである。
しかし、彼には裏の顔が……いや、そこまでではないけど別の顔があった。
夜明は元警視庁の敏腕刑事だったのだ。
今も後輩たちからは「伝説」と呼ばれ、日夜アドバイスを求められている。

ちなみに、タクシー業界での夜明は「ロングの夜明」と呼ばれている。
それは夜明が「客から長距離の指名を受けることが多い」ことに由来している。
しかも、恐ろしいことに「乗せた客はほぼ100パーセント(例外はある)の確率で夜明をアリバイトリックに利用する」のだ。
故に、メタ的であるが夜明のタクシーを長距離で利用した時点で「その客はこれから犯人となる確率がダントツで跳ね上がる」のである。
心ある視聴者としては、いつか夜明自身もこれに気付いて未然に客の犯行を防いでくれるのではないかと期待しているが……今のところ全くその様子はない。
まことにもって残念なことである。

そんな夜明が今回乗せた客は……って、今回はまだ乗せていないうちから事件が発生する。
被害者は高宮美希なる若い女性、死因は絞殺であった。
その死亡前後に目撃者が居り、それによれば美希はタクシー運転手と揉めていたらしい。

このタクシー運転手が夜明の「相番」である本橋明則だったからさぁ大変!!
「相番」とは同じ車両を共有する仲間だ。
それだけ、夜明との繋がりは深い。
「まさか……」と絶句する夜明だが、当の本橋は美希殺害直後から姿を消していた。
この状態で容疑を免れることはかなり難しい。

そんな中、当の本橋の死体が静岡県浜松市で発見される。
本橋は左頸部に傷があり、右手に果物ナイフを握り締めていた。

本橋が乗っていたタクシーのドライブレコーダーを調べたところ新事実が発覚する。
本橋が彼の娘・茜の死の原因について美希を問い詰めていたのだ。

6年前、茜と美希、それに増井沙織の3人は親友同士であった。
ところが、茜が首吊り死体で発見された。
茜の死は美希、沙織からのイジメを苦にした自殺として処理されていたのだ。

本橋と美希は少ししてドライブレコーダーの画面から移動。
戻って来た本橋は何処かへとタクシーを走らせ出した。
どうやら、これが浜松へと向かった際の映像になるらしい。
本橋は美希を殺害し浜松で自殺したことになるのだろうか!?

本橋の犯行が信じられない夜明は陰ながら事件について調べ始める。
本橋の妻で茜の母である料理研究家の芙美子もまた、本橋の無実を信じていた。
だが、美希の父である音楽大学の准教授・高宮昇一は「本橋が娘を殺した!!」と譲らない。
芙美子と高宮は古い顔見知りのようだが、本橋の罪を巡り対立することに。

そんな中、芙美子から夜明にロングの依頼が入る。
早速、これを夜明がこなしたところ沙織が何者かに殺害されてしまう。

うっ、嫌な予感……。
ちなみに、夜明の娘・あゆみは今回も芙美子周辺で働いている。
ヤバイ、犯人確率さらに倍である。

案の定、神谷たちは芙美子を疑い始めた。
本橋が美希を殺害し自殺、芙美子が沙織を殺害したと考えているようである。

芙美子は沙織と会っていたことは認めたが殺害は否定する。
さらに、沙織の恋人であった瓜生があからさまに怪しい行動を取り始めた。
くっ、コイツもかなり怪しいぜぇ。

一方、芙美子はと言えば茜の死が自殺ではなく他殺ではないかと疑っていることを夜明に明かす。
茜の鞄に付いていたパンダのヌイグルミが忽然と消えて居たらしい。

此処で夜明はこれまでの事件を振り返る。
これまでのところ被害者は美希、本橋、沙織の3人である。
彼らに共通するのは茜しか居ない。
やはり、茜の死には芙美子が語る様に秘密があるのだ。

6年前の11月20日、茜は「イジメなんてサイテー」とノートにメモを残し死亡していた。
状況から自殺と思われていた。

同じ11月20日、付近では放火事件が発生していた。
この被害者が佐々木教授宅であった。
佐々木は静岡音楽大学の教授、瓜生雅彦の元恩師であった。
他にも連続して放火が行われており佐々木宅も含めると都合6件の連続放火事件が起こっていた。
すべて同一犯と思われていたのだが……。

後に連続放火犯は逮捕された。
犯人の名は松川浩二。
だが、松川は佐々木宅の放火事件だけは否定した。
当時は信用されなかったが、これは事実だったのではないか。

だとすれば、もっとも怪しいのは瓜生である。
瓜生は過去に恋人を巡り佐々木と対立し暴力を奮い退学に追い込まれていた。
すなわち、瓜生には放火の動機がある。

此処で夜明は6年前の佐々木宅の放火犯が瓜生であり、これを茜に目撃された為に口封じすべく自殺に偽装し殺害したと考える。
その後、この秘密を美希、本橋、沙織の3人に知られた為に殺害したのではないか。

矢先、ドライブレコーダーの映像を検証したところ本橋が瓜生を追っていたことが判明。
どうやら、瓜生こそが本橋殺害も含めて真犯人ではないかと思われた。

直後、芙美子から夜明が指名を受けて浜松までロングの依頼が入った。
此の時点で瓜生の姿は既に無い。
マズイ……完全に「夜明の法則」が適用されつつある。

芙美子は夜明に高宮との関係について語り出す。
芙美子は元調律師で高宮のパイプオルガンも彼女が調律していたのだそうだ。

その翌日、今度は瓜生の他殺体が発見される。
その死因は窒息死である。
しかも、瓜生が自宅に大金を所蔵していた判明。
どうやら誰かを脅迫していたようだ。

神谷は芙美子に疑惑の目を向ける。
だが、芙美子には死亡推定時刻に夜明のタクシーに乗っていたとのアリバイがあった。

夜明は芙美子の無実をさらに確固たるものにすべく真犯人を必死に探す。

まず、美希を殺したのは本橋では無い。
何故なら、本橋は瓜生を追っていたからだ。
では、当の瓜生は何処に向かっていたのか?
もしかして……高宮のもとではないか。

そうだ、そうに違いない。
一度そう考えると夜明にはそうとしか思えなくなった。
瓜生は高宮を脅迫していたのではないか。
そもそも、佐々木教授宅に放火したのは瓜生ではなく高宮だったのではないか。
だとすれば、茜殺害も……。

その数時間後、芙美子は高宮を呼び出していた。
茜は自殺ではなく高宮に殺害されたと主張する芙美子。
その証拠が茜が所持していたパンダのヌイグルミである。

「どうしてそれを!?」
動揺する高宮。
それもその筈、そのヌイグルミは瓜生が高宮を脅迫する為に所持していた物だったのだ。
これに聞く耳を持たず芙美子はナイフで高宮を殺そうとする。
しかし、高宮にナイフを奪われ逆に狙われることに。
ところが、駆け付けた夜明たちに高宮は取り押さえられた。

芙美子への殺人未遂で逮捕された高宮は全てを自白し始めた。

6年前の佐々木宅の放火犯は高宮であった。
全ては教授となった佐々木への嫉妬からだったらしい。
ところが、この現場を茜に目撃された。
高宮は茜を口封じすべく車に乗せてこれを殺害した。
このとき、車内にパンダのヌイグルミが残された。

これを美希が発見した。
美希は高宮を脅迫し始めた。
さらに、最近になって高宮が秘蔵していた芙美子の写真が見つかり美希の脅迫が加速した。
高宮は芙美子を愛していたのだ。
脅迫に耐えられなくなった高宮は美希を殺害してしまう。

しかし、美希から話を聞いていた瓜生と沙織が既に新たな脅迫者となっていた。
此の時点で美希から瓜生へパンダのヌイグルミが渡っている。

美希が殺害されたことを知らない瓜生は浜松へと高宮を訪ね脅迫した。
ところが、其処に瓜生を追っていた本橋が現れた。
本橋は真相を察すると高宮に自首するよう迫った。
だが、瓜生は高宮からさらに搾り取る為に邪魔な本橋を殺害した。

その後、沙織と瓜生の脅迫は熾烈さを増しつつあった。
またも耐え切れなくなった高宮は沙織を殺害。
さらに、瓜生をも手にかけたと供述する。

これに神谷が疑問を抱いた。
芙美子は高宮が茜殺害犯であることを知っていた。
しかも、パンダのヌイグルミを瓜生から手に入れていたのである。
茜、美希、沙織は高宮の犯行として瓜生殺害だけは芙美子の犯行なのではないか……。

矢先、瓜生殺害当夜に高宮にアリバイがあることが判明。
高宮には犯行が不可能だ。

さらに、夜明は芙美子が料理研究家であることに注目。
あゆみから芙美子宅に床下収納があると聞くや真相に至る。

もしかしてだけど〜〜〜もしかしてだけど〜〜〜とばかりに視聴者の脳裏にどぶろっくのお二人の声が過る。
そう、遂に夜明の法則発動である!!

夜明は芙美子を呼び出し、彼女の罪を告発する。
瓜生は芙美子宅の床下収納で窒息死させられたのだ。

これを受けて芙美子はすべてを語り出した。

瓜生は沙織殺害が芙美子の犯行だと難癖をつけ脅迫して来た。
その様子から何かを知っていると察した芙美子は取引に乗る振りを見せ、真相を聞き出した。
芙美子は本橋の仇である瓜生を床下収納に押し込み窒息死させた。
その間、夜明のタクシーに乗り込みアリバイを作ったのだ。
その後、茜の復讐の為に高宮を狙ったが失敗に終わったのであった。

高宮は芙美子に恋心を抱いており、彼女の犯行と察し庇っていたのである。
こうして、芙美子も逮捕されることに。

本橋と茜、家族がすべてだったと語る芙美子。
夜明はその家族の為に生きるよう諭すのであった―――エンド。

<感想>

前回の2014年12月13日放送分(第36弾)に次ぐ第37弾です。
第36弾からは3ヶ月ぶりの新作放送となりました。

では、ドラマの感想を。

今回は物凄くペースが早かったなぁ。
22時過ぎの時点で被害者5人、それぞれの犯人は次の通り。

茜、美希、沙織殺害は高宮。
本橋殺害は瓜生。
瓜生殺害は芙美子。
高宮殺害未遂は芙美子だが、ナイフを奪われ芙美子殺害未遂が高宮に。
ちなみに佐々木宅の放火犯も高宮である。

ナニコレ、高宮かなりの凶悪犯じゃん。
しかも、元仲良し3人組全員を殺害してるし。
芙美子に恋心を抱いている場合ではないような……。

そして瓜生、丁寧に自身の罪まで芙美子に明かしたのか……。
確かにあの時点で証拠は無いだろうけど、だからってわざわざ明かすなんてかなりリスキーじゃないかなぁ。
少なくとも本橋殺害について素直に伝える必要は無いだろうに、妙に余裕を持った人だ……。

他に、あっさりと手作り弁当を放棄したあゆみ。
流石にめざし弁当だけではレパートリーが厳しかったか。

改めて思ったのは、やっぱり神谷優秀だなぁ……。
夜明さんとあゆみは犯人を引き寄せてるから別格なんだよ。
あれはもうギフトの域だよ、常人で対抗出来る筈がない。
前にも述べたが、きっと夜明の長距離運転が催眠暗示を搭乗者にもたらし何かを起こさせてるんだよ。
その点、神谷は普通に優秀なんだから卑下する必要は無いって。

さらに確信したが「夜明のタクシーにロングで乗車」し「あゆみの職場の関係者」であれば「犯人確率99パーセント以上」だな。
とりあえず条件を満たした者は未遂、既遂問わず調べるべきかもしれない。
神谷には此の点も頑張って欲しい。

いや、むしろ神谷は夜明とあゆみに次のように伝えるべきだな。
「夜明さん、ロングは拒否してくれませんかね。それが犯人の為なんで」
「あゆみちゃん、そろそろ1つの職場に腰を据えて貰った方が良いかもしれないなぁ」と。
そうすれば、犯人が罪を犯さずに済むかもしれない。

いや、待てよ……。
今回の芙美子の場合は瓜生殺害を仕掛けた後だから既に遅いのか。

いやいや、そう言えば沙織殺害当日のロングがあった。
なんてことだろう、あの時点では芙美子は瓜生殺害に及ぶことなど想像もしていなかったのに其処で断る必要があったとは……。
恐るべし「夜明の法則」、遂に因果律まで捻じ曲げたか……。

そう、今回も「夜明の法則」は健在でした。
この法則をいかにストーリーに放り込んで来るか(または捻ってくるか)が本シリーズの見所。

解説!!夜明の法則とは―――

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌」にて適用される法則。

犯人(女性)は夜明のタクシーに乗りアリバイを作る。
そして、最初に疑われる。
が、夜明が「あの人は犯人じゃない、だってアリバイあるし」と頑固に庇う。
別の容疑者浮上。
だが、急に夜明の気が変わる(偶然、何かに気付く)。
夜明アリバイ崩しに挑戦。
やっぱり、あの人が犯人でした。
―――完―――

のこと。
はい、普通に発動してました。
今回も王道でしたね。
やっぱり、これがないと「タクシードライバー」じゃないよ。
と言うワケで、この点は満足です。

遊び心も満載で次回にも期待ですね!!

ちなみに「タクシードライバー」シリーズの原作は「木枯らし紋次郎」の著者で知られる笹沢左保先生の「タクシードライバーの推理日誌」シリーズ。
とはいえ、本作においてはモチーフというべきでしょう。
完全に別物なので、そこは注意。

◆関連過去記事
【シリーズはこちら】
土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」(1月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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2011年3月19日(土)……今夜の土曜ワイド劇場は傑作選「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」です!!

<キャスト>

夜明日出夫:渡瀬恒彦
神谷警部:平田 満
本橋芙美子:床嶋佳子
高宮昇一:田中 健
本橋明則:国広富之
瓜生雅彦:窪塚俊介
静岡県警・土屋刑事:渡辺 哲
東山秀作:風見しんご
馬場刑事:正名僕蔵
国代刑事:小林 健 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


笹沢先生の作品はこちら。
「生存する幽霊―タクシードライバーの推理日誌 (徳間文庫)」です!!
生存する幽霊―タクシードライバーの推理日誌 (徳間文庫)





同じく「招かれざる客―笹沢左保コレクション (光文社文庫)」です!!
招かれざる客―笹沢左保コレクション (光文社文庫)





同じく「霧に溶ける―笹沢左保コレクション (光文社文庫)」です!!
霧に溶ける―笹沢左保コレクション (光文社文庫)



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