2015年04月04日

2015年4月7日21時からフジテレビ系にて映画「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」が放送とのこと!!

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」と言えば、フジテレビ系で放送され伊藤淳史さんが田口を、仲村トオルさんが白鳥を演じられ大好評を博したドラマ版「チーム・バチスタ」シリーズの最終作となった映画作品。
あらすじは次の通り。

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」(2014年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

<あらすじ>

国、自治体、東城医大が死因究明システムの改革として取り組む、日本初のAi(死亡時画像診断)センターが発足する。東城医大の田口(伊藤淳史)と厚生労働省の白鳥(仲村トオル)もこのプロジェクトに参加していたが、こけら落としとなるシンポジウムを前に、東城医大に脅迫状が届く。一方、死因が判別できない集団不審死事件が発生。そしてAiセンターが始動する当日、医学界を揺るがす出来事が起きようとしていた。
(公式HPより)


この「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」が地上波初放送されることが明らかになりました。
2015年4月7日21時からフジテレビ系にて放送とのこと。
見逃していた方はこの機会を逃すなかれ!!

そう言えば、竹内結子さんが田口を、阿部寛さんが白鳥を演じられた「チーム・バチスタ」シリーズもありました。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」以降は続編がありませんが、あちらでも続編あるといいなぁ……。

◆海堂尊先生関連過去記事
【原作映画】
「チーム・バチスタの栄光」(2008年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

「ジェネラル・ルージュの凱旋」(2009年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」(2014年、日本)ネタバレ批評(レビュー)

【原作ドラマ】
チーム・バチスタSP2011〜さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか〜「ICUに殺人予告!!愛する人を救えるか?チームジェネラルVS完全犯罪」(1月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)

NHKドラマ10「マドンナ・ヴェルデ」第1話(第1回)「希望の卵」(4月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「このミステリーがすごい!〜ベストセラー作家からの挑戦状〜 天才小説家×一流映画監督がコラボした、一夜限りの豪華オムニバスドラマ!味わいの異なる4つの謎=各25分の濃密ミステリー!又吉×希林の他では見られないコントも!」(12月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【ネタバレ書評(レビュー)】
「マドンナ・ヴェルデ」(海堂尊著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『カシオペアのエンドロール』(海堂尊著、宝島社刊『このミステリーがすごい!四つの謎』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
海堂尊さん講演会!!

海堂尊さんに110万円賠償命令下る

フジテレビにて放送中「ジェネラルルージュの凱旋」で知られる海堂尊さんを巡る名誉棄損訴訟結論出る!!

海堂尊先生が教える文章のまとめ方とは?

海堂尊先生原作「マドンナ・ヴェルデ」がNHKドラマ10枠にてドラマ化!!

「バチスタ」シリーズ遂に完結!!『ケルベロスの肖像』発売される!!

【ドラマ】海堂尊先生原作『極北ラプソディ』、『極北クレイマー』ドラマ化!!

海堂尊先生原作『螺鈿迷宮』(角川書店刊)が「バチスタシリーズ第4弾」としてドラマ化!!

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「【映画化原作】ケルベロスの肖像 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第9話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2015年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第9話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2015年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<感想>

『小説宝石』に連載中の『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』―――その第9話。
事件はどんどん混迷の度合いを深めているようです。

前回から半年ぶりとなった最新9話では、8話ラストに飛び込んできた岡野殺害について木更津の推理が述べられました。
とはいえ、その直後に推理の一部を覆らせるような証言が浮上するなど読者としても木更津の推理を何処まで信頼すべきか難しいことになっています。
その反面で階下の住人は「大きな音を聞いた」としか述べておらず、その音が岡野殺害時のものとは限らない以上、本当に木更津の推理が覆っているのかどうかも不明。
まさにどの手掛かりが「真」でどれが「偽」なのかも曖昧な状況に。
此処に来て読者の悲鳴が聞こえて来そうです。

ただ、いずれにしろ岡野が殺害されたことで西町恵が絡んで来るとは思われる。
1話の推理が此処に来て息を吹き返すのか!?

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

前々回に触れた朝霞襲撃自作自演説は正しいのか?

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第7話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年7月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

ああ、謎は深まるばかり。

2話で述べた村雲犯人説が息を吹き返すか?
バルトーク『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』の意味とは?
楽器の見立てだとすると「清い音」こと「清音」にも意味はあるのか?

そして、シリーズ中での時系列も7話で判明。
作中の台詞によると、今鏡家の事件が1年前の出来事らしい。
つまり、本作『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』は『翼ある闇』から1年後の世界観であることが判明。
この9話でも「木更津の同業者が不遇の死を遂げた」旨に触れられています。
此処での同業者は「メルカトル鮎」を指すのでしょう。
これもまた何かを意味するのか……。

10話にも注目です!!

<ネタバレあらすじ>

・登場人物一覧
木更津:名探偵。香月との関係は……。
香月:今回も香月らしい活躍を……。

村雲:今回の依頼人。
朝霞:村雲の娘、福住とは恋人同士。福住殺害の有力容疑者とされている。
葛子:村雲の後妻で朝霞の継母。第2の被害者に……。
梅昭:村雲の弟。
磐人:村雲の長男。朝霞の兄。
珠代:村雲家の家政婦。

福住:第1の被害者、朝霞の恋人。普愛寮の寮生。
日置:福住の友人。普愛寮の寮生。
亜弓:福住、日置と同じく普愛寮の寮生。福住と交際していたことが判明。
清音:福住、日置と同じく普愛寮の寮生。福住と交際していたことが判明。

岡野:福住の手首を発見したコンビニ店員。第3の被害者に……。
西町恵:岡野の憧れの同僚、コンビニ店員。

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

先輩・西町恵とコンビニのバイトをしていた岡野は切断された手首を発見する。
バラバラ殺人であった。

被害者は大学生・福住。
容疑者はその恋人・朝霞。

この事件に挑むのは木更津と香月。
だが、事件は木更津の頭脳を以てしても膠着状態に陥ってしまう。
果たして、依頼人・村雲の娘である朝霞の無実を証明することが出来るか?

矢先、朝霞の継母である葛子までもが謎の死を遂げてしまう。
さらに当の朝霞が謎の襲撃を受けることに。
しかも、無関係と思われた岡野までも殺害されて……。

・前回のあらすじはこちら。
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第8話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第1話に登場したコンビニのバイト店員・岡野が何者かに殺害された。
岡野の部屋からチェレスタの部品が回収されたこと、岡野の首が切断されていたことから、これまでと同じ犯人による犯行と思われた。

岡野の死を聞き、現場となった岡野のマンションを訪れた木更津と香月。
木更津はベランダに置かれたプランターに興味を示しつつ、岡野宅が家捜しされていたことから「岡野がチェレスタを隠匿し、これを犯人が捜そうとしていた」との推理を述べる。

さらに木更津はある仮説を立てた。
もしかして岡野は1話の時点で犯人の顔を見ていたのではないか。
つまり、岡野は犯人を知りつつも放置していたのではないか。
いや、庇ってすらいたのかもしれない。
いやいや、脅迫したのかもしれない。
いずれにしろ、犯人にとって岡野は邪魔な存在となったからこそ殺害されたのだ。

これに加え、木更津は「岡野殺害後に朝霞が襲撃された」と結論付ける。
木更津が見る限り犯人は論理的に活動している。
朝霞襲撃に失敗した後には関係者には監視が付いていた。
その中で岡野を殺害するような危険は負わないだろうと判断したのだ。

ところが、岡野の階下に住む学生の証言によりこれが覆った。
学生によれば2日前に大きな物音を聞いたらしい。
朝霞襲撃は3日前である。
岡野殺害は朝霞襲撃後に行われたのか!?

実際、監視は行われていたがこの事態は想定しておらず厳密なモノでは無かったらしい。
これを聞いた木更津は大きな動揺を示す。
香月の目には木更津の身体が揺らいだように見えるほどであった。

しかし、それでも木更津は木更津であった。
彼の視線はこの間にも手掛かりを探っていたのである。
木更津は岡野宅の傘立てに傘が無いことに気付く―――10話に続く。

【木更津シリーズ】
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第4話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年9月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第5話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第7話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年7月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第8話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事

【メルカトル鮎シリーズ】
「メルカトルかく語りき」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.1」より「メルカトルかく語りき 第二篇 九州旅行」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.3」より「メルカトルかく語りき 最終篇 収束」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『氷山の一角』(麻耶雄嵩著、角川書店刊『赤に捧げる殺意』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【木更津シリーズ】
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第4話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年9月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第5話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年11月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第6話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第7話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年7月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第8話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2014年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【おじさんシリーズ】
『失くした御守』(麻耶雄嵩著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『転校性と放火魔』(麻耶雄嵩著、新潮社『小説新潮 2012年02月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『最後の海』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年02月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『旧友』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年09月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『あかずの扉』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2014年2月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【神様シリーズ】
『さよなら神様』(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【化石少女シリーズ】
『化石少女』最終話『赤と黒』(麻耶雄嵩著、徳間書店刊『読楽』2014年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【貴族探偵シリーズ】
『貴族探偵』(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『貴族探偵対女探偵』(麻耶雄嵩著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
「隻眼の少女」(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

話題の新作「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」収録シナリオが明らかに!!

【未視聴ながらやっちゃいました】「謎解きLIVE 忍びの里殺人事件」雪月花ブログの謎にチャレンジしてみた!!

「あぶない叔父さん」です!!
あぶない叔父さん





9話が掲載された「小説宝石 2015年 04 月号 [雑誌]」です!!
小説宝石 2015年 04 月号 [雑誌]





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7話が掲載された「小説宝石 2014年 07月号 [雑誌]」です!!
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『囁くもの』掲載「メフィスト2011 vol.3」です!!
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コミック版メルカトル鮎はこちら。
「化粧した男の冒険-メルカトル鮎の事件簿- (秋田コミックスサスペリア)」です!!
化粧した男の冒険-メルカトル鮎の事件簿- (秋田コミックスサスペリア)





メルカトルは出ませんが凄いです!!
「木製の王子 (講談社文庫)」です!!
木製の王子 (講談社文庫)



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