【新エピソード開幕】「吸血桜殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!
「金田一少年の事件簿R」第6弾は「吸血桜殺人事件」!!
舞台は「夜桜亭」、其処には吸血桜があるとのことだが……【「吸血桜殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。
藍染吉乃:「夜桜亭」のオーナー。
葉崎栞:「夜桜亭」のアルバイト。
敷島大悟:「夜桜亭」のアルバイト。
北屋敷剛三:「夜桜亭」の料理人。
絵東ちなつ:客の1人、医師。
冬部蒼介:客の1人、弁護士。
斧田鏡一郎:客の1人、社長。
虎元勝男:客の1人、マスクをしている。
三夜沢渉子:客の1人、画家。
佐木竜二:久しぶりの登場。金田一の後輩。
真壁:金田一たちの先輩。
<あらすじ>
過去、何処かの学校での出来事である。
心無い者たちにより殺害された被害者が居た。
そして現在、事の始まりは久方ぶりに登場した不動高校ミステリ研究会。
真壁は部員数人でグループを作り、未解決事件の真相を突き止める課題を各々に下す。
この際のグループ分けが恣意的にならないようにくじ引きを用意する真壁。
だが、このくじ引きはインチキであった。
箱の下部に細工が施してあり、任意で中のくじを工作できるのだ。
真壁の狙いは美雪と2人きりのグループになること。
そして、あわよくばムフフ……。
これを敏感に察した男が居た。
真壁と同様に美雪を狙……いや、美雪を愛する金田一だ。
金田一は真壁の裏を欠き、くじを摩り替えることで美雪と2人きりのグループを作ることに成功する。
向かう先は「夜桜郷」、30年前に事件があった場所だが夜桜が綺麗な名所らしい。
ムフフ……今度こそ口説き落としてみせると意気込む金田一だが。
さて、当日となったが、想定外の参加者が増えていた。
美雪から事情を聞いた佐木竜二が興味本位で参加したのだ。
よもやのお邪魔虫の参加に歯噛みして悔しがる金田一。
とはいえ、もはやどうしようもない。
「夜桜郷」行きのバスに乗った3人は宿泊先となる「夜桜亭」へ。
「夜桜亭」のバイトである葉崎栞や敷島大悟、料理人である北屋敷剛三らに迎えられる金田一たち。
其処でオーナーや他の宿泊者を紹介される。
まずは「夜桜亭」のオーナーである藍染吉乃。
そして、個性豊かな客たち。
まず、医師である絵東ちなつ。
弁護士である冬部蒼介。
常連で社長らしい斧田鏡一郎。
口元に大きなマスクを着用した虎元勝男。
遅れてやって来た画家の三夜沢渉子。
そして、金田一はこの「夜桜亭」に伝わる「ちすい桜」について聞かされる。
それは人の血を吸い赤く染まった桜らしい―――2話に続く。
<感想&推理>
「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第6弾は「吸血桜殺人事件」です!!
そんな「吸血桜殺人事件」の第1話。
登場人物が一同に会しましたね。
とりあえず言っておきましょう「此の中に犯人が居る!!」と。
ただ、今のところではあまりに情報量が少な過ぎるのが現状で推理は次回以降に持ち越しとなりそうです。
ちなみに、ちなつ、冬部、斧田が揃って30歳なのも気になるなぁ……。
30年前の事件と冒頭の事件が同一のものか、それとも別のものかどうかもポイントだろう。
30年前の事件については登場人物の年齢上限られてくるところもあるし。
これらの点も次回以降に注目したいところ。
ちなみに、高遠とカフェふくろうのマスターに何らかの関係があるのではないかとの謎。
新シリーズ「金田一少年の事件簿R」になって以来、カフェふくろうのマスターが登場するエピソードには高遠も必ず登場している(「亡霊校舎の殺人」「蟻地獄壕殺人事件」)。
例として挙げるには2作と些か心許なくはあるが、これは新シリーズになってからの高遠の登場自体が上記2作に限られている為。
つまり、今のところ100%となっている。
どうも、この登場には何か意味があるのではなかろうか。
マスター自身が高遠の変装なのか……それとも高遠のルーツがマスターに関わって来るのか。
今後もこの法則が守られるのかどうかに注目したい。
ちなみに、此処で大ニュース。
「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレムif」開発に「金田一少年の事件簿」原作者である樹林伸先生が参加されるとのこと。
そう言えば『小説 野性時代』(角川書店刊)でも樹林伸先生『ドクター・ホワイト』が2014年11月号から連載開始されています。
こちらも注目すべし!!
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