登場人物一覧:
英玖保嘉門:往年の名探偵、引退を考えていたが……。ポアロポジション。
朝倉平助:英玖保の元助手、ブラジルから帰国した。ヘイスティングズポジション。
日之元警部:英玖保や朝倉と知己の警部。共に多くの事件を解決した英玖保を信頼している。
ABC:英玖保に挑戦状を送り付けた犯人。
阿部力:『歯車』に執着する男。
芦屋留三:安の別れた夫。
芦屋安:煙草屋を経営する老女、第一の被害者。
土浦まり子:安の姪。
坂東美代:弁天島のカフェに勤める女給。
鳴門降三:美代の婚約者。
灰川善太郎:静岡県警察部長。
片山清:浜松署署長。
黒武:浜松署の刑事。実は英玖保のファン。
<10話あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バーバラ・アレンの死の真相を暴いた名探偵・英玖保嘉門。
そんな英玖保に「ABC」を名乗る人物から挑戦状が届く!!
矢先、浅草の「芦屋煙草店」の店主・芦屋安が何者かに殺害されてしまう。
英玖保は芥川龍之介『歯車』の一節を口ずさむ男に注目。
一方、当のその男―――阿部力はある手紙をしたためていた。
そして、英玖保に宛てて「ABC」から第二の挑戦状が届く。
その場所は「B」で始まる「弁天島」であった。
・前回はこちら。
「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第9話「弁天島へ」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
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「ABC」の次なる犯行を阻止すべく弁天島を訪れた英玖保嘉門たち。
だが、機先を制され坂東美代が殺害されてしまった。
「弁天島」で「坂東」、すなわち「B」の犯行は達成されてしまったのだ。
これにショックを受ける英玖保だが「ABC」の手掛かりを求めて美代周辺を調査する。
すると、美代の評判が頗る良いことが分かった。
同僚も、父親も一様に褒めそやすのだ。
父親などは「婚約者の鳴門降三とも上手く行っていたのに……」と悔しそうだ。
そんな中、美代の姉の様子に疑念を抱いた英玖保は美代に裏の顔があったのではと考える。
この英玖保の指摘を受けて、美代の姉は美代の本性を語り出す―――11話に続く。
<感想>
エルキュール・ポワロが名探偵・英玖保嘉門として我々ファンの前に再臨しました!!
この英玖保嘉門、まさにポアロそのものの容姿です。
そして、その助手である朝倉もまた、まさに和製ヘイスティングズとの風貌。
これはかなり期待出来そうな作品ではないでしょうか。
その10話、サブタイは「湖畔の殺人」。
「ABC」による第二の犯行が完遂されてしまいました。
そして、原作通りならば大きなポイントとなるであろう第三の犯行が近付くことに。
と、その前に被害者となった坂東美代に秘密がある様子。
まずはこの謎がクローズアップされそうです。
次回に注目すべし!!
なお、3話までの原作『厩舎街の殺人』は早川書房『死人の鏡』収録作品なので興味のある方はチェックするべし!!
そうそう、ポアロと言えば2015年1月には三谷幸喜先生版「オリエント急行の殺人」が2夜に渡って放送されました。
こちらでのポアロポジションは「勝呂武尊」。
・フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第1夜(前編) 原作アガサ・クリスティ 黒幕三谷幸喜 史上最も豪華な容疑者たち・世紀の話題作は今夜発進!」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第2夜(後編) 原作アガサ・クリスティ 黒幕三谷幸喜 犯人側から事件を描く世界が初めて目にする復讐劇・今夜完結!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
過去には赤冨士鷹も居ましたし、今度は勝呂武尊に英玖保嘉門とポアロこそ、まさに八面六臂の活躍を示す怪人物となりつつあるようです。
同時にこれはシャーロック・ホームズに続くエルキュール・ポアロブーム到来の兆しか!?
それを証明するように「カフェ・ポアロ」も期間限定オープン。
こちらは2015年2月27日(金)まででした。
さらに幻のシリーズ続編『ポアロとグリーンショアの阿房宮』も2015年1月9日に発売!!
・2015年はポアロがブームに!?先駆けとなる「カフェ・ポアロ」が期間限定でオープンとのこと!!
・やっぱりポアロブーム!!幻のポアロシリーズ続編『ポアロとグリーンショアの阿房宮』が2015年1月9日発売!!
ポアロシリーズと言えば、公式に正統続編として認められた『モノグラム殺人事件』もあります。
ファンはチェックせよ!!
これまでの登場人物一覧:
英玖保嘉門:往年の名探偵、引退を考えていたが……。ポアロポジション。
朝倉平助:英玖保の元助手、ブラジルから帰国した。ヘイスティングズポジション。
・「厩舎街の殺人」編(1話から3話まで)
馬老大人:華僑の元締。英玖保の依頼人。
加藤警部:地元の警部。
バーバラ・アレン:被害者。
プレンダーリース:バーバラと同居していた女性。
西喜一郎:バーバラの婚約者。
ユースタス:バーバラの元夫。貿易商。
・「ABC殺人事件」編(4話以降)
日之元警部:英玖保や朝倉と知己の警部。共に多くの事件を解決した英玖保を信頼している。
ABC:英玖保に挑戦状を送り付けた犯人。
阿部力:『歯車』に執着する男。
芦屋留三:安の別れた夫。
芦屋安:煙草屋を経営する老女、第一の被害者。
土浦まり子:安の姪。
坂東美代:弁天島のカフェに勤める女給。
灰川善太郎:静岡県警察部長。
片山清:浜松署署長。
黒武:浜松署の刑事。実は英玖保のファン。
◆関連過去記事
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第1話(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第2話「南京街の事件」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第3話「死の真相」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第4話「手紙」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第5話「戒厳令下の殺人」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第6話「英玖保の憂い」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第7話「歯車の男」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第8話「第二の手紙」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
・「ABC殺人事件 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖」第9話「弁天島へ」(作画・星野泰視 原作・アガサ・クリスティー、小学館刊『ビッグコミックオリジナル』連載中)ネタバレ批評(レビュー)
◆関連過去記事
【書評(レビュー)】
・「ホロー荘の殺人」ネタバレ書評(レビュー)
「ホロー荘の殺人」(アガサ・クリスティー著、中村能三訳、早川書房刊)
・『オリエント急行の殺人』(アガサ・クリスティー著・山本やよい訳 、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・ポアロシリーズ最終作「カーテン」ネタバレ書評(レビュー)はこちらから。
「カーテン」(アガサ・クリスティー著・中村能三訳 、ハヤカワ書房刊)
・「ねじれた家」(アガサ・クリスティ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
【映像化作品】
・フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第1夜(前編) 原作アガサ・クリスティ 黒幕三谷幸喜 史上最も豪華な容疑者たち・世紀の話題作は今夜発進!」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・フジテレビ開局55周年特別企画「オリエント急行殺人事件 第2夜(後編) 原作アガサ・クリスティ 黒幕三谷幸喜 犯人側から事件を描く世界が初めて目にする復讐劇・今夜完結!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【映画化関連情報】
・【速報】ミス・マープルものがディズニーで映画化されるとのこと!!
・アガサ・クリスティ原作「ねじれた家(Crooked House)」が映画化!!
・アガサ・クリスティー原作映画「ねじれた家」キャスト発表!!
・シュワちゃんがアガサ・クリスティ原作映画に出演!?「そして(敵が)誰もいなくなった」な映画のタイトルは「サボタージュ(原題)」!!
・映画「オリエント急行殺人事件」がリメイクとのこと!!
【イベントその他】
・アガサ・クリスティー生誕120年展覧会開催中!!
・金沢にてアガサ・クリスティー原作「検察側の証人」舞台上演決定!!
・舞台「検察側の証人」東京公演決定!!
・「名探偵ポワロ」ニュー・シーズン DVD-BOX3は2010年12月3日発売開始!!
・アガサ・クリスティ「ポアロにうんざり」発言にファン「え〜〜〜っ!!」と叫ぶ
・「ザ・リッツ・カールトン大阪」にて「アガサ・クリスティー ナイト」開催!!
・【注目】「アガサ・クリスティ大事典」が話題に
・「名探偵ポワロ DVDコレクション」刊行中!!
・アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』が初の邦版翻案ドラマ化!!その名は「オリエント急行殺人事件」!!
・2014年の今もポアロシリーズ続編が刊行されていた!?その名も『モノグラム殺人事件』(早川書房刊)に注目せよ!!
・2015年はポアロがブームに!?先駆けとなる「カフェ・ポアロ」が期間限定でオープンとのこと!!
・やっぱりポアロブーム!!幻のポアロシリーズ続編『ポアロとグリーンショアの阿房宮』が2015年1月9日発売!!
アガサ・クリスティを語るには下記の3作は必須!!
是非、この機会に一読を!!