米澤穂信先生「ベルーフシリーズ」最新作『王とサーカス』(『E85.2(仮)』より改題)の発売日が遂に明らかになりました。
その記念すべき日は……2015年7月29日とのことです!!
『王とサーカス』と言えば、当初は2014年末とされた刊行予定が後に2015年夏ごろに変更されていました。
それだけに「もしかして……もう少し延びるのでは!?」との気持ちも拭い切れずに居たのですが、発表された予定通りになりましたね。
これはファンにとってはかなり嬉しい!!
そんな『王とサーカス』は先程も記載した通り「ベルーフシリーズ」の1作。
「ベルーフシリーズ」は『さよなら妖精』(東京創元社刊)に登場した太刀洗万智を主人公とするシリーズ作品のこと。
・『さよなら妖精』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
これまでに発表されている作品は、長編が『さよなら妖精』の1作、短編が『失礼、お見苦しいところを』、『恋累心中』、『ナイフを失われた思い出の中に』、『名を刻む死』の4作品となっています。
また、『さよなら妖精』自体はシリーズに含まないとの向きもあるので注意。
ちなみに、シリーズの短編は『街角で謎が待っている がまくら市事件』に収録された『ナイフを失われた思い出の中に』を除き単行本未収録。
もう1作書下ろしを含めて短編集で単行本化されないかなぁ……とファンとしてはこちらも切に願うところです。
また、各短編と収録誌については本記事下部に記載があるので興味がある方はどうぞ!!
・「名を刻む死(ミステリーズ!vol.47掲載)」(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
さて、こうなると気になるのは『王とサーカス』の内容。
公式HPによるとあらすじは次の通り。
<あらすじ>
『さよなら妖精』から十年のときを経て、高校生だった太刀洗万智は、異邦でふたたび大事件に遭遇する。絶賛を浴びた『満願』をも超える、現在最注目の著者の最新最高傑作!
(東京創元社公式HPより)
おおっ、10年前とのことで以前記事にした情報と相違ありませんね。
これは以前の記事の予測はかなり良い線を行っているかも。
・米澤穂信先生、次なる新作は太刀洗シリーズ最新長編『E85.2(仮)』とのこと!!
さぁ、発売日まで残りは2ヶ月。
我々、読者としてはその日を心待ちにするだけです!!
既にアマゾンさんでも予約開始中。
興味のある方は是非チェックを!!
2015年6月10日追記:
ご指摘を頂き発売予定日を訂正致しました。
教えて頂き感謝です(^O^)/!!
訂正前:2015年7月31日→訂正後:2015年7月29日
2015年8月5日追記:
『王とサーカス』ネタバレ書評(レビュー)を追加しました。
・『王とサーカス』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
追記終わり
◆関連過去記事
・「インシテミル」(文藝春秋社)ネタバレ書評(レビュー)
・「儚い羊たちの祝宴」(新潮社)ネタバレ書評(レビュー)
・「追想五断章」(集英社)ネタバレ書評(レビュー)
・「折れた竜骨」(東京創元社)ネタバレ書評(レビュー)
・『Do you love me ?』(『不思議の足跡』収録、米澤穂信著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『下津山縁起』(米澤穂信著、文藝春秋社刊『別冊 文芸春秋 2012年7月号』)ネタバレ書評(レビュー)
・『川越にやってください』(米澤穂信著、早川書房刊『ミステリマガジン700 国内篇』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『ほたるいかの思い出』(米澤穂信著、新潮社刊『小説新潮 2014年7月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『リカーシブル』(米澤穂信著、新潮社刊『小説新潮』連載)ネタバレ書評(レビュー)まとめ
・『リカーシブル リブート』(『Story Seller 2』収録、米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【短編集『満願』収録】
・『満願』(米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『一続きの音』(『小説新潮 2012年05月号 Story Seller 2012』掲載、米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『死人宿(ザ・ベストミステリーズ2012収録)』(米澤穂信著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『柘榴』(米澤穂信著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・「万灯(小説新潮5月号 Story Seller 2011収録)」(米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『関守』(米澤穂信著、新潮社刊『小説新潮 2013年5月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・「満願(Story Seller 3収録)」(米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【古典部シリーズ】
・「氷菓」(角川書店)ネタバレ書評(レビュー)
・「愚者のエンドロール」(角川書店)ネタバレ書評(レビュー)
・「クドリャフカの順番」(角川書店)ネタバレ書評(レビュー)
・「遠まわりする雛」(角川書店)ネタバレ書評(レビュー)
・「ふたりの距離の概算」(角川書店)ネタバレ書評(レビュー)
・『鏡には映らない』(米澤穂信著、角川書店刊『野性時代』2012年8月号 vol.105掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『長い休日』(米澤穂信著、角川書店刊『小説野性時代 2013年11月号 vol.120』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【小市民シリーズ】
・「夏期限定トロピカルパフェ事件」(東京創元社)ネタバレ書評(レビュー)
【S&Rシリーズ】
・『犬はどこだ』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【太刀洗シリーズ】
・『さよなら妖精』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『王とサーカス』(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「名を刻む死(ミステリーズ!vol.47掲載)」(米澤穂信著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「蝦蟇倉市事件2」(東京創元社)ネタバレ書評(レビュー)
(ナイフを失われた思い出の中に)
・米澤穂信先生、次なる新作は太刀洗シリーズ最新長編『E85.2(仮)』とのこと!!
【シモンズシリーズ】
・『913』(『小説すばる 2012年01月号』掲載、米澤穂信著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『ロックオンロッカー』(米澤穂信著、集英社刊『小説すばる 2013年8月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『金曜に彼は何をしたのか』(米澤穂信著、集英社刊『小説すばる 2014年11月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【甦り課シリーズ】
・オール讀物増刊「オールスイリ」(文藝春秋社刊)を読んで(米澤穂信「軽い雨」&麻耶雄嵩「少年探偵団と神様」ネタバレ書評)
・『黒い網』(米澤穂信著、文藝春秋社刊『オール読物 2013年11月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・探偵Xからの挑戦状!「怪盗Xからの挑戦状」(米澤穂信著)本放送(5月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)
『失礼、お見苦しいところを』が掲載された「ユリイカ2007年4月号 特集=米澤穂信 ポスト・セカイ系のささやかな冒険」です!!
ユリイカ2007年4月号 特集=米澤穂信 ポスト・セカイ系のささやかな冒険
ユリイカ2007年4月号 特集=米澤穂信 ポスト・セカイ系のささやかな冒険
◆米澤穂信先生の作品はこちら。