2015年05月15日

5月4日は「みどりの日」だけじゃない!!シャーロック・ホームズにとっても重大な日だった!?

過ぎ去りし5月4日、あなたは何をして過ごされたでしょうか?

その日は「みどりの日」。
お休みを満喫すべく何処かへお出かけになられた方、あるいは家にて過ごされた方も多いのでは。
はたまた、世間が休日ムード一色の中でも仕事だった……と仰る方も多いでしょう。
何しろ「世間が休日=サービス業の方は繁忙」となるし。

そんな中、少しでも「このブログ(ミステリ通信 創刊号)を読んでたよ!!」とのお声があれば嬉しいです。
また、楽しんで頂けたなら尚更。

……と、そんな管理人の個人的な感情は取り敢えず置いておいて。
実は「5月4日」は「みどりの日」以外にも意外な日として知られています。

それは1891年5月4日のこと。
この日、あのホームズがモリアーティ教授とライヘンバッハの滝で決闘を繰り広げていたのです。

多くの方がご存知だと思いますが、この顛末はコナン・ドイル著『最後の事件』(『シャーロック・ホームズの思い出』収録)に詳しい。
結局、ホームズはモリアーティ教授と滝壺に消え、これによりファンの声を受けて奇跡の復活を果たすまでホームズは死亡したとされることに。

言わば、危く5月4日こそがホームズ最後の日となるところだったワケです。
とはいえ、モリアーティ教授最後の日であることは変わらないのですが。

ただ、ホームズが此処で命を永らえた意味は大きかった。
ホームズが命を永らえたことで、後に多くのファンから彼の未だ知られぬ活躍が語られるようになり、遂には「93歳のホームズ」が活躍する「ミスター・ホームズ」にまで繋がったのですから。

93歳のシャーロック・ホームズが登場する映画「ミスター・ホームズ(原題:Mr. Holmes)」に注目せよ!!

そんな重要な日だった5月4日。
2016年5月4日はこの事実を思い出しつつ、ホームズに思いを馳せてみるのも如何でしょうか。

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「英国一家、日本を食べる」5話「第五の味覚」(5月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」5話「第五の味覚」(5月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<5話あらすじ>

パリの料理学校時代の友人ジャンが東京へやってきた。フレンチのシェフをしているジャンは、日本料理に対して懐疑的だった。マイケルが日本料理の特徴である「うま味」成分についていろいろ説明するが、ジャンは一向に聞く耳を持たない。そこで、マイケルはある場所へとジャンを案内する。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)

「甘味、塩味、酸味、苦味と並ぶ5つ目の味って分かるかい?」
冒頭からアスガーとエミルに問いかけるマイケル。

「辛味?」
「辛味は痛覚であって味覚じゃないんだ、正解は旨味だよ」
首を傾げつつ答えるアスガーに、マイケルは頭を振りつつ教える。
旨味とは昆布から見つかった「グルタミン酸ナトリウム」などが代表するものなのだそうだ。

とはいえ、どうもアスガーにはピンと来ない様子、その表情には「?」が浮かんでいる。
改めてマイケルが詳細を教えようとしたところで電話が入って来た。
相手はマイケルの良く知る人物―――親友のジャンである。

翌日、東京の街にジャンが降り立った。
昨晩のジャンからの電話は来日を伝えるものだったのだ。

遠路遥々やって来たジャンに、マイケルは日本料理の良さを伝えようと味噌汁を振る舞う。
さらに、先日アスガーたちと話題に上った「旨味」について語り出すマイケル。
まさに「旨味」を体現する料理こそが味噌汁らしい。
ところが、ジャンは旨味を一蹴するや味噌汁を「魚臭い」と断じてしまう。

旨味を受け入れようとしないジャンに対し、自説を固持するマイケルは「旨味調味料」について説明する。
それは旨味を飛躍的に深化させる魔法の粉なのだ。
ところが、これまたジャンは「ドーピングだろ」と取り合おうとしない。

聞く耳を持とうとしないジャンの態度に激怒したマイケル。
遂には「旨味を教えてやる!!」と宣言することに。

数日後、ジャンを連れたマイケルが訪れたのは鬼塚のもとだ。
鬼塚が取り出したのはコペンハーゲンから空輸したばかりの「鹿節」であった。

北欧版鰹節とでも言うべきソレ。
最初こそ抵抗を見せるジャンだが、一口するや「うんまぁ〜〜〜い」と叫ぶ。

「鰹節」はジャンが評したように「魚臭い」と感じる人もいる。
ならば、その土地の人々の口に合うようなものを用意すれば良い。
その発想に基づいたものが「鹿節」なのだそうだ。

さらに「旨味の定義」について語るマイケル。
それは「他の味と共存することで初めて成立するもの」らしい。

そもそも味覚とはそれぞれが意味を持っているもの。
「塩味」は「ミネラル」を確認する。
「甘味」は「糖分」を確認する。
「苦味」や「酸味」は「毒性」や「未熟」を確認する。
そして「旨味」こそはグルタミン酸、すなわち「タンパク質」の存在を確認するものなのだ。

さらに、旨味には相乗効果がある。
例えば、味噌汁は昆布と鰹節が用いられる。
この場合はグルタミン酸とイノシン酸の相乗効果が見込めるのだ。

これを聞かされたジャンは未だ全てに納得したワケではないようだが「なるほど」と一定の理解を示した。
そもそも、これは日本に限った話ではない。
どの国でも旨味はそれと理解せずとも重要視されていたのだ。
それが改めて体系化されたに過ぎないのである。

その夜、帰宅したマイケルは夕食の「ピザトースト」を頬張る。
トーストの上にはチーズとトマトが乗っていた。
これもまた旨味の相乗効果を狙った組み合わせだ。

「うんまぁ〜〜〜い!!」
鹿節を口にしたジャンと同じ反応を示すマイケル。
そう、美味しいと感じればそれこそが何よりの「旨味」なのだ―――エンド。

<感想>

原作はマイケル・ブース著『英国一家、日本を食べる』と『英国一家、ますます日本を食べる』(共に亜紀書房刊)。
NHKさんにて毎週木曜日0時40分から1時まで放送中、全24話予定。

前半はマイケル一家を中心としたカートゥーンパート、後半はトシ視点のドキュメンタリーパートからなる。

この5話のテーマは「旨味」。
カートゥーンパートでは「味噌汁」を中心に、実写パートでは「干物」と「おにぎり」によりコレが説明されていました。

個人的には「組み合わせの妙味的なところに帰着するのかなぁ」とも思うのですが、あくまで「一方にグルタミン酸が存在していること」がポイントのようです。

ちなみに、本作「英国一家、日本を食べる」の旨味もこの組み合わせの妙味にあるのではないでしょうか。
例えば、カートゥーンパートと実写パートの組み合わせ。
また、そのテーマと表現方法の組み合わせ。
これらの組み合わせにより「面白さの相乗効果」を期待出来る作品なのだと思います。

◆関連過去記事
「英国一家、日本を食べる」1話「新宿・思い出横丁」(4月16日)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」2話「最高の天ぷら」(4月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」3話「日本料理の神髄」(4月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」4話「力士サイズになる料理」(5月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

原作「英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」です!!
英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)





キンドル版「英国一家、日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション」です!!
英国一家、日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション





同じく原作「英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」です!!
英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)





キンドル版「英国一家、ますます日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション」です!!
英国一家、ますます日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション





こちらは同作者によるシリーズ最新作「英国一家、フランスを食べる」です!!
英国一家、フランスを食べる



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