ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
飲食店を狙って小型爆弾が仕掛けられる事件が多発。美味しいと評判のパンケーキ店まで被害に遭い、食べに行くつもりだった代官山(大倉忠義)は大ショックをうける。爆発時の様子が毎回事件直後にネット上にアップされていることから、愉快犯による犯行かと思われたが、そんな折、犯人から犯行声明文が…。警察に対する挑発的な文面と、声明文に書かれた顔文字を見た徳二(伊武雅刀)は何かを直感。デスクにしまってあった1枚の写真をポケットに忍ばせて聞き込みに出かけて行った徳二の様子に、マヤ(多部未華子)だけが気付いていた。
代官山が食べ物に恨みを抱く人間の犯行だと推理する中、6件目の爆発事件が発生! 犯人から届いた「警察共、自分たちのしたことを忘れるな」という声明文から、犯人は冤罪の被害者である可能性が浮かび上がる。考えを整理するためにバーバー代官山を訪れていたマヤと代官山は、爆弾が仕掛けられた場所がある雑誌のデート特集で紹介されたものと一致していることを発見。一方、このまま犯行が続けばいつか被害者が出ると心配した徳二は、かつて自分が冤罪で逮捕した草壁(遠山俊也)を事情聴取することに。当時、彼は小学生向けの理科実験教室を開いており、犯行声明文に使われていたのと同じ絵文字をトレードマークとして使っていた。マヤは事情聴取後の草壁を尾行。すると草壁が、爆弾事件の被害に遭ったパンケーキ店に1人の男を呼び出した!!
(公式HPより)
では、続きから……(一部、重複アリ)。
青空署管内にて小型爆弾を用いた連続爆破事件が発生。
この犯人と思われる人物から強行捜査係に犯行声明が届く。
其処では犯人が自らを「爆弾魔\(^o^)/」と名乗っていた。
此処から代官山は犯人を「爆弾魔わ〜い」と呼称。
これが定着し、マヤたちは「爆弾魔わ〜い」と追うことに。
ところが、犯行声明を目にした捜査係のメンバーの1人・徳二の様子が何処かおかしい。
徳二は他の面々に黙って単独捜査を開始する。
これに気付いたマヤは密かに徳二を尾行し彼がある人物を調べていることに気付く。
そんな中、6件目の爆破事件が発生し、またも犯行声明が届くことに。
其処には「自分たちのしたことを忘れるな」との記載があった。
どうやら「爆弾魔わ〜い」は冤罪被害者の可能性が高まった。
これを聞いた徳二は、かつて彼が冤罪で逮捕した草壁を取調べるよう訴える。
過去、徳二は当時発生していた爆弾事件の容疑者として小学生向けの理科実験教室を運営していた草壁を逮捕したことがあったのだ。
結局、真犯人が捕まったことで草壁の無実は明らかになったのだが、風評被害により職を奪われることになってしまったそうだ。
以来、草壁は徳二を恨んでいたのだ。
そして、草壁のトレードマークこそ「\(^o^)/」だったのだ。
一方、マヤは代官山家で何やら探し物を。
雑誌を手に今月のラッキーカラーに目を留めていたかと思いきや、デートコース特集に注目する。
今回、爆破被害に遭ったのは特集で取り上げられたスポットばかりだったのだ。
おそらく、今後もこのスポットが狙われるだろう。
だが、記事で取り上げられた場所はかなり多い、次が何処かまでは具体的に予測しかねた……。
徳二の訴えを容れた不二子により、草壁の取調べが行われた。
犯行声明を見てなお否認する草壁。
しかし、マヤは彼が声明文中の「\(^o^)/」を見たときに浮かべた驚きの表情を見逃さなかった。
マヤは草壁を尾行することに。
すると、草壁は若い男性と接触する。
その頃、青空署では出入りの中華屋の出前持ち・ケンちゃんが徳二と話していた。
実はケンちゃんは窃盗三犯、傷害二犯の過去があった。
徳二の薫陶を受けて真面目に立ち直ったのだそうだ。
マヤはと言えば、草壁と接触した若い男性を調べ、彼が草壁の元生徒・小山田明であると突き止めた。
何でも小山田は過去に同級生・瀬上マリエへのストーカー行為で逮捕され、以降引き籠り生活を送っているらしい。
マリエに確認したところ、爆破地点はマリエが小山田に連れまわされた場所と合致する。
どうやら、小山田の犯行の線が強いようだ。
小山田について草壁へ問い質したマヤ。
すると「\(^o^)/」が小山田の発案であったことが判明。
どうやら、犯行声明を目にした草壁も小山田が犯人ではないかと疑い呼び出したらしい。
しかも、草壁によれば小山田は負けず嫌いな性格らしい。
此処でグルグルタ〜〜〜イム!!
マヤは小山田の犯行現場を抑えつつ、次の標的を絞り込む秘策を思いつく。
その夜、強行捜査係は大パニックに陥っていた。
なんと、ケンちゃんが届けた出前の甘い玉ねぎたっぷりの親子丼が爆弾にすりかえられていたのだ。
そう、マヤの秘策とは囮捜査。
小山田が目にするであろうネット上で青空署の強行捜査係に爆弾を仕掛けるよう挑戦状を叩きつけたのだ。
負けず嫌いな小山田は挑戦を受けて立ったのだ。
爆弾から起爆装置に繋がる赤いコードと青いコード、いずれを切るべきか悩む代官山。
そんな彼を横目に、現場の様子を撮影していた小山田は徳二により逮捕された。
マヤの罠が成功したのだ。
だが、どちらのコードを切るべきかまでは分からない。
此処でマヤが鞭を振るう。
マヤは躊躇することなく赤のコードを切断し爆弾を停止させた。
こうして、事件は解決した。
翌朝、代官山家にて朝食をご馳走になるマヤ。
其処でマヤが赤のコードを選んだ理由が明かされた。
それは、赤がマヤにとって今月のラッキーカラーだったからであった。
そして、明かされる意外な事実。
マヤの父は啓子の元カレだったのだ。
だが、どうやらマヤと代官山に血の繋がりは無いようである―――9話に続く。
<感想>
原作は七尾与志先生「ドS刑事シリーズ」。
2015年4月時点でのシリーズは既刊4冊、それぞれ第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』、第2弾『ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件』、第3弾『ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件』、第4弾『ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件』となっている。
過去には第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』をネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
そのドラマ版。
今回は脇を固めるキャラについて少し触れられていましたね。
特に徳二がクローズアップされていたか。
他にも、これまでピンポイントで登場していたケンちゃんの意外な過去。
そして、思わせぶりに描かれていたマヤの父と代官山の母・啓子の関係。
意外でしたね〜〜〜。
それにしても、もう少し引っ張ると思われていたマヤの父と代官山啓子の関係が明らかになったのは驚き。
そう言えば、当のマヤと代官山はどうなるのか!?
現状維持でつかず離れずとなりそうですが、今後の展開が気になります。
次回も注目です!!
◆「七尾与史先生」関連過去記事
【ドS刑事ドラマ版】
・「ドS刑事」第1話「攻撃系女子とピュア巡査バディの痛快ポリス・コメディー!潜入捜査で女装しなさい」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第2話「連続放火殺人!だけど合コンに潜入しなさい!?爆走ポリス・コメディ!」(4月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第3話「恐怖の連続放火にマヤの怒り爆発!恨みの連鎖の謎を解く涙のドS攻撃!」(4月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第4話「囚われの少女は超ドS!?マヤVSリトルマヤ究極の対決 疑惑の誘拐事件!」(5月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第5話「サプライズパーティ殺人事件!マヤも逆上・横暴上司に復讐したのは誰だ」(5月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第6話「女子高生殺人に仕組まれた罠にマヤ怒りの法廷乱入!もう女装はイヤです」(5月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ドS刑事」第7話「代官さまがエイリアンに誘拐?マヤ大激怒・インチキUFOを撃ち落とせ」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【著作関連】
・『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『キルキルカンパニー』(七尾与史著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【ドラマ関連】
・「超再現!ミステリー」(日本テレビ系、2012年)まとめ
・「超再現!ミステリー」第5回「“大人気…死亡フラグが立ちました”超天才バナナを使った殺人犯IQ手口&興奮ラスト」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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