2015年06月29日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第29話「十二人委員」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第29話「十二人委員」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第29話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第28話「鬼のいる村4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

誘拐犯に誤解され危く村人たちから私的制裁により殺害されかけた蛍。
事の元凶であった祭壇に祀られたタコを打倒したことで命拾いすることに。
肝心の誘拐事件自体も夫婦間のいざこざが原因であったと分かった。

こうして、すべての事件を解決した蛍は村にやって来た目的を果たすべく山木を訪ねる。
そう、圭一の死の理由について心当たりを尋ねたのだ。
すると、山木は「圭一が十二人委員に所属していた疑いがある」と述べた。

「十二人委員」?
聞き慣れない言葉に戸惑う蛍に、山木は説明を行う。

「十二人委員」とは戦後すぐに発足した警察内部にある急進的なグループ。
その名の通り12人おり、法で裁けない悪人や反省の色が見られない悪人を人知れず抹殺しては行方不明に仕立てていたそうだ。
最近では噂も聞こえず自然消滅したと思われていたのだが……。

しかし、山木は圭一こそがそのメンバーなのではないかと疑っていた。
圭一が「十二人委員」に纏わる資料を所持し、不審な人物と連絡を取り合っていたからである。

これを聞いた蛍は圭一がソレを調べていたからだと考える。
資料はもちろんのこと、不審な人物とは桐嶋静香のことだろう。
だが、同時に圭一が死の直前に見た「10人と1匹のケモノ」に合致することに気付く。
もしも、圭一を加えた12人こそが「十二人委員」なのだとしたら……。

驚くべき想像に戸惑う蛍は山木のもとを辞去し、近隣の温泉宿へ。
気分転換を兼ねて温泉に浸かり、リラックスした状態で考えをまとめようとしたのだ。
ところが、蛍は温泉に浸かるなりリラックスし過ぎて考えがまとまらなくなってしまう。

一方、圭一は蛍の持つ強大な光が様々なモノを惹き付けてしまうと結論付けていた。
それらは蛍に助けを求めたり、蛍を排除しようとしたり、多種の反応を示す。
圭一はそれらから蛍を守るべく、霊体となっているに違いない。
使命を悟った圭一は蛍を守り切ると誓う。

温泉宿を出た蛍。
すると、周囲には村人たちが!!

先の恐怖を思い出し身構える蛍の前に、山木が現れた。
山木は背後の村人たちに号令をかける。
そして、一斉に頭を下げる村人たち。
それは蛍への謝罪であった。

これを見ていた圭一は彼らが根は善良であったことに気付く。
しかし、様々な条件が重なり暴徒となったのだ。
そう、人間は弱い。
だからこそ、迷うこともあるのである―――次話に続く。

圭一の謎は深まるばかり。
ちなみに、ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
1巻、2巻に続き、早くも3巻が発売予定!!

さて、その29話。
サブタイは「十二人委員」。

山木により明かされた「十二人委員」、それは私的制裁を目的としたグループのことでした。
圭一が「十二人委員」に纏わる資料を所持していたことや、その手口が「PND」と同様であることから「十二人委員=PND」と考えるべきか。

また、蛍は「10人と1匹の獣」に圭一を加えた「11人と1匹」こそがコレではないかと考えているようです。
それと、以前に蛍は「10人と1匹の獣」の正体が「10体の霊体を従えた1人の悪意」とも考えていましたが、この説がどうなるかも注目か。

そして、気になるのは既存キャラに「十二人委員」に該当するメンバーが存在するのかどうか。
居るとすれば緑川宗達や逸見など楓周辺の人物のような気もしますが……果たして。

次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第20話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第26話「鬼のいる村2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第27話「鬼のいる村3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第28話「鬼のいる村4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
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これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?

死神:黒い影の男の正体。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。

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2015年06月28日

【解答編第2話】「吸血桜殺人事件」第9話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【解答編第2話】「吸血桜殺人事件」第9話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿R」第6弾は「吸血桜殺人事件」!!
舞台は「夜桜亭」、其処には吸血桜があるとのことだが……


【「吸血桜殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

藍染吉乃:「夜桜亭」のオーナー。
葉崎栞:「夜桜亭」のアルバイト。
敷島大悟:「夜桜亭」のアルバイト。
北屋敷剛三:「夜桜亭」の料理人。
絵東ちなつ:客の1人、医師。
冬部蒼介:客の1人、弁護士。
斧田鏡一郎:客の1人、社長。
虎元勝男:客の1人、マスクをしている。
三夜沢渉子:客の1人、画家。

鬼方桜柳:30年前の連続猟奇殺人犯人とされる人物。

青桐岳人:15年前にちなつ、冬部、斧田に突き落とされ殺害された少年。
青桐岳彦:岳人の父。墓石には早苗、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐早苗:岳人の母。墓石には岳彦、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐夏美:岳人の妹。墓石には岳彦、早苗と同日に死亡したと刻まれている。

剣持:美雪と並ぶ金田一の偉大なる相棒。
佐木竜二:久しぶりの登場。金田一の後輩。
真壁:金田一たちの先輩。

<あらすじ>

・前回はこちら。
【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

犯人を被害者である冬部が庇っていたことが明らかになった。
では、肝心の犯人は誰なのか!?

まず、金田一はマスターキーを所持する藍染と北屋敷には密室を作るメリットはないことからこれを除外。
続けて、鬼方桜柳も既に死亡しているに違いないとして除外。

残った栞、敷島、虎元、渉子の中に犯人が居ると指摘する。
そして、次に金田一が取り上げたのは「夕食時に話題となった出席番号順」のこと。
此処で1人奇妙なことを口にしている人物が居るのだそうだ。

その人物こそ、栞であった。
栞は出席番号順を「21番」と断言した。
何故、それが断言出来たのか?

それが印象的な数字だったからに違いない。
1クラスを40人と仮定し、男女別名簿とすれば、これが満たされるのは「あ行」の人間のみ。
すなわち、栞は青桐姓だったことがあるのだ。

調べたところ、青桐岳彦は妻・早苗と娘・夏美を連れて無理心中を行っていた。
だが、夏美の遺体だけは発見されていないのだ。

生きていた夏美はショックから記憶を失い葉崎家に保護され、その娘となっていたのである。
すなわち、栞こそ青桐夏美。

夏美は何かのショックで記憶を取り戻し、復讐を果たしたのだろう。
だから、出席番号も鮮明に覚えていたのだ。

そもそも、ちなつには「夜桜亭」から帰宅する為の交通手段が無かった。
では、彼女はどうしようとしたか。

フロントに依頼しタクシーを呼ぼうとした筈だ。
栞はこれを引き受けたように見せかけ、血吸桜付近までちなつを誘導し殺害したのだ。
これを冬部が目撃し、ちなつを血吸桜の根本に移動させた。

その後、冬部は斧田とちなつが殺害されたことで次の標的に気付いた。
栞に本懐を果たさせるべく、秘密裏にフロントに連絡を入れ部屋移動を申し出て栞に襲撃されるよう仕組んだのだ。

此処まで聞いていた栞だが、金田一の推理を否定する。
しかし、金田一は様々な物証を調べた結果、動かしがたい真実が出たと宣言する―――10話に続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第6弾は「吸血桜殺人事件」です!!

そんな「吸血桜殺人事件」の第9話。

遂に犯人が明らかに。
その正体は「葉崎栞」でした。

また、今回によりちなつ殺害に触れられましたが、やはり虎元と渉子の証言の食い違いは解決されず。
とすれば、金田一が鬼方桜柳が既に死亡していると確信していることから見ても、藍染、虎元、渉子の3人はこちらの関係者か。
おそらく、藍染と虎元が鬼方を殺害し血吸桜の下に埋め、渉子は鬼方の親族で行方を追っているとかかなぁ……。
でないと、渉子の存在意義が危うくなってしまう……。

そして、次回に明かされるであろう金田一が栞の犯行と断定出来た根拠。
これは調べた2つの指紋から導き出されるロジックのことか。
可能性が高そうなのは「アレから栞の指紋が出た」が「アレから栞の指紋が出なかった」矛盾だろう。
つまり、「西棟の冬部殺害現場のドアノブ(あるいは西棟自体のドア)から栞の指紋が検出」されながらも「肝心の部屋の鍵から指紋が検出されなかった」ことで「栞が部屋の前まで行きながら中に入らなかったこと」また「部屋の鍵を所持せずに現場に赴いたのは何故か」ということを証明するのではないだろうか。
とはいえ、これだと現場に行ったことは証明できるが犯人である確たる証拠には些か遠いか。
だとすると、何だろう……気になるなぁ。

ちなみに、この「吸血桜殺人事件」は全体として勿体ない気がしますね。
どちらかと言えば葉崎栞が犯人であることの「フーダニット」は別のロジックで導いて、出席番号順はその後で必要となる「ホワイダニット」に用いるべきだったかも。
具体的には現在の「出席番号順の違和感→犯人は栞→さらに根拠」の流れではなく「犯人は栞→何故、栞が冬部たちを?→出席番号順の違和感→実は青桐姓だった」的な展開の方が頷けたかなぁ。

それにしても冬部が罪深いかなぁ。
意図して栞に罪を重ねさせるなんてねぇ……。
自身らが岳人を殺害したことで苦しんだと語っていたのに、その3倍もの殺害を栞にさせてしまうとは……。
例え、冬部が一時的には庇おうとも栞に罪の意識があれば苦しむだろうに。
それとも、後々にこれについても理由が明かされるのでしょうか……次回以降に注目です!!

ちなみに、高遠とカフェふくろうのマスターに何らかの関係があるのではないかとの謎。
新シリーズ「金田一少年の事件簿R」になって以来、カフェふくろうのマスターが登場するエピソードには高遠も必ず登場している(「亡霊校舎の殺人」「蟻地獄壕殺人事件」)。
例として挙げるには2作と些か心許なくはあるが、これは新シリーズになってからの高遠の登場自体が上記2作に限られている為。
つまり、今のところ100%となっている。
どうも、この登場には何か意味があるのではなかろうか。
マスター自身が高遠の変装なのか……それとも高遠のルーツがマスターに関わって来るのか。
今後もこの法則が守られるのかどうかに注目したい。

ちなみに、此処で大ニュース。
「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレムif」開発に「金田一少年の事件簿」原作者である樹林伸先生が参加されるとのこと。

そう言えば『小説 野性時代』(角川書店刊)でも樹林伸先生『ドクター・ホワイト』が2014年11月号から連載開始されています。
こちらも注目すべし!!

綾辻行人先生「Another」シリーズ続編『Another 2001』が『小説野性時代132号(11月号)』にて連載開始!?

◆「吸血桜殺人事件」関連過去記事
【新エピソード開幕】「吸血桜殺人事件」1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第1の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【密室殺人!?】「吸血桜殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第二の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎また謎!?】「吸血桜殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第3の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎は解けた!?】「吸血桜殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「蟻地獄壕殺人事件」のまとめはこちら。
「蟻地獄壕殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「学生明智健吾の事件簿」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「狐火流し殺人事件」のまとめはこちら。
「狐火流し殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「亡霊校舎の殺人」のまとめはこちら。
「亡霊校舎の殺人」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ版】
ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた!」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿N」(日本テレビ系、2014年)まとめ

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◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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土曜ワイド劇場「広域警察(6) 殺人犯は美人妻?!夫殺しの容疑者が逃亡か!残された2000万と謝罪の手紙『山梨〜熊本〜天草』連続殺人に渦巻く女たちの執念と復讐!!」(6月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「広域警察(6) 殺人犯は美人妻?!夫殺しの容疑者が逃亡か!残された2000万と謝罪の手紙『山梨〜熊本〜天草』連続殺人に渦巻く女たちの執念と復讐!!」(6月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

山梨県河口湖にある自宅で、有名な工業デザイナーの中原陽介(小林正寛)が殺害される。容疑者は直前に言い争いをしていたという妻の弘美(大路恵美)。弘美は容疑を否認するが、取り調べ中に持病の発作を発症すると、救急搬送先の病院から刑事たちの目をかいくぐり逃走してしまう。県外に逃げ出すことも考えられ、捜査の全権は急きょ広域捜査課に渡される。
課長の高村順一郎(大杉漣)の指揮の下、捜査に加わった東圭太(高橋克典)は、中原家から天草信用金庫が発行した2千万円の小切手を発見する。小切手には『どうしても謝らなければならないことがあります』との意味深な手紙が添えられていた。凶器からは弘美の指紋を検出。陽介に二億円もの保険金がかけられていたことも判明し、弘美への容疑はますます深まる。
中原家の隣には、陽介にデザインを発注していた清水工業の顧問、清水和正(寺田農)が住んでいた。現社長は娘の梓(高岡早紀)。海外進出を狙う新製品のデザインを陽介に発注していたという梓は、陽介の死を悼むよりもデザインの進捗の方が気になるようだった…。
その後の捜査で、弘美の両親は25年前に火事で死亡し、弘美とともに生き残った妹の麻美(前田亜季)が熊本の天草に住んでいることが判明。また、小切手の振出人が三村時雄(清水章吾)と特定され、東は手掛かりを求めて天草へと向かう。だが、麻美からも三村からも、弘美の情報は何も得られなかった。三村に至っては弘美との面識もないと言う。分かったのは、三村がガンに冒され余命わずかだということ。銀行によれば、三村は財産を処分すると言って、預金の4千万円を2千万円ずつ2枚の小切手に換えたという。
山梨では、その三村が、かつて清水工業の役員だったという新事実を突き止める。三村と陽介には接点があったのか…。
一方の熊本では、ついに弘美の携帯電話の電源がキャッチされる。発信基地局は熊本県三角西港。麻美との接触に備え、東たちは所轄の警察官とともに厳重警戒に当たる。しかし、いくら待っても弘美は姿を見せなかった。その間、まるで東たちの裏をかくように、三村が自宅で殺害されてしまう。近所の防犯カメラには、弘美の姿が捉えられていた…!?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

工業デザイナーの中原陽介が何者かに殺害された。
中原殺害の容疑者とされたのは、その妻・弘美。
弘美は容疑を否認した上で、逃走する。

弘美の所在は杳として知れず、広域捜査課が捜査に携わることになった。
こうして東圭太が乗り出した。

東は中原家から2千万円の小切手を発見、其処には「どうしても謝らなければならないことがある」と手紙が添えられていた。
東はこの小切手と手紙に注目する。

一方、中原家の隣には清水工業の顧問・清水和正が暮らしていた。
和正の娘で清水工業の現社長・梓は中原にデザインを依頼していたらしく、その進捗を気にかけていた。
東はと言えば、梓の眼鏡に興味を惹かれる。

東の捜査により、弘美の過去が判明。
弘美は中原と結婚するまでは妹・麻美と2人きりの姉妹であった。
弘美の父である佐野文雄とその妻は25年前の事故で死亡していた。

また、例の小切手と手紙の主が三村時雄と判明。
三村は病気により余命幾許も無い状態で、2千万円の小切手を2枚用意していたらしい。
どうやら、弘美と麻美の姉妹に渡そうとしていたようである。

その後、三村が清水工業の元役員だったことが分かった。
しかも、三村のもとを中原が訪れていたことも判明。

矢先、当の三村が刺殺されてしまう。
現場にはサイドテーブルが割れたガラス片が撒き散らされていた。

そんな中、付近の防犯カメラ映像に弘美の姿が残されていたことから、彼女の犯行と思われた。

三村の葬儀が行われ関係者が参列する中で、東は再び梓と出会う。
しかし、東は梓が眼鏡をかけていないことにガッカリする。

それはそれとして、東は三村の手紙の意味を解明する。
過去、弘美の父・佐野文雄は画期的なデザインをモノにした。
これを咽喉から手が出るほど欲したのが、清水和正と三村である。
其処で彼らは佐野からこれを奪い、後の成功を手にしていたのだ。
どうやら、三村はその贖罪から弘美と麻美に手紙と小切手を贈ったようだ。

一方、逃走中の弘美は三村の言葉を思い出していた。
弘美が三村宅を訪問したところ、既に三村は何者かに刺されていたのだ。
瀕死の三村は「清水にやられた」と言い残すと絶命してしまった。
弘美は清水を問い詰めるべく、清水家を訪問する。

その夜、弘美が崖から謎の転落を遂げた。
一命は取り留めたものの、弘美は意識不明で入院することに。
その鞄からは三村を刺殺した凶器が発見され、弘美が中原と三村を殺害したと思われた。

しかし、これに東が疑惑を抱く。
三村殺害現場は三方が海に囲まれた土地柄である。
何故、弘美は凶器を捨てずに所持していたのか!?

そんな中、東は眼鏡をかけた梓を見かけ再び興味を抱く。
その一方で25年前の佐野夫妻の事故死について調査することに。
すると、三村による罠だった可能性が浮上した。
佐野夫妻はストーブの発火事故で焼死したとされていたのだが、三村がガソリンと灯油を摩り替えていたのだ。

三村はデザインを盗んだことだけではなく、弘美たちに佐野夫妻殺害の罪も謝罪しようとしていたのだ。
しかも、この事実を中原も突き止めていたことが判明。

その夜、白衣を身に着けた医師風の男が弘美の入院先に現れた。
男は見張りに立っていた警官を別方向に誘導すると、弘美の病室に侵入し彼女の殺害を試みる。

翌朝、弘美の入院先は大騒ぎになっていた。
前夜、弘美が何者かに襲撃されたのだ。
しかし、弘美自身は一命を取り留めていた。

これに東は弘美以外に犯人が存在することを確信。
また、付近のタクシー利用者から容疑者として清水が浮上する。

さらに、三村殺害現場からサイドテーブル以外のガラス片が発見された。
どうやら、眼鏡の破片のようだ。

東は清水を弘美殺人未遂容疑で逮捕する。
清水は中原殺害や三村殺害についても認めるが……。

東は「三村殺害犯は眼鏡をかけていた人物」として梓を告発する。
もちろん、現場から眼鏡の破片が発見された為だ。

これを「眼鏡は清水の老眼鏡だ」と否定する梓。
だが、レンズは近視の物であった。

さらに、東は三村殺害時点で梓が眼鏡を着用していなかったことを指摘。
「三村殺害現場付近の眼鏡店を確認したところ、梓が新しい眼鏡を購入し壊れた眼鏡の処分を依頼していたことが分かった」と告げる。
しかも、処分前の壊れた眼鏡も回収されていたのだ。

こうして、梓は追い込まれ罪を認めた。
中原殺害、三村殺害、最初の弘美殺害未遂は梓の犯行だったのだ。
清水は梓を庇い、病院で弘美を襲撃したのである。

中原は三村を通じて佐野夫妻の死の真相を知らされ、事実を公表するつもりであった。
これを察した梓が先手を打って中原を殺害。

その後、容疑が弘美に向かい彼女が逃亡したことを利用し全ての罪を弘美に着せる方法を思いつく。
其処で三村を殺害し、弘美の鞄に凶器を忍ばせ崖から突き落としたのだ。

すべては清水工業を守る為だったそうだ。

梓は逮捕された。
弘美を意識を取り戻し、麻美はその回復を喜んだ―――エンド。

<感想>

「広域警察」シリーズ6作目です。
前作は2014年10月25日に放送ということで、約8ヶ月ぶりになりますね。
前作批評(レビュー)に興味をお持ちの方は過去記事リンクよりどうぞ!!

では、感想を。

三村の最期の台詞や、その後の清水の行動がミスリードになっていましたね。
それらは清水の犯行を印象付けるもので、なかなかのサプライズでした。

それにしても……三村は弘美から両親だけではなく、意図せず夫まで奪うきっかけを作ってしまったのかと思うと罪深いですね。
とはいえ、もっとも罪深いのは豪胆にも犯行を続けていた梓ですが。

ちなみに、あらすじ中にある梓の眼鏡の有無についてはアレンジを加えています。
劇中だともっと自然に触れられていました。
こういった映像だからこその手掛かりはあらすじにこそしづらいですが、媒体を活かしており好感が持てます。
そう言えば、昨日の「赤い霊柩車35」も同様に視覚を用いた手掛かりでした。

金曜プレミアム「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車35 黒の審判 石原明子最大の危機!私の婚約者が不倫殺人!?自らの推理が彼を追い詰める 差出人不明の黒真珠が語る女たちの裏の顔」(6月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

ただ、1つ不満を上げると梓が三村殺害の凶器を所持していた理由をきちんと明言すべきではないだろうか。
もちろん、それが「弘美に罪を着せるべく彼女の所持品に紛れ込ませる為に取っていた」ことは分かるのだが、弘美が三村殺害の凶器を所持していた点を問題視し劇中で取り上げていたのだから、梓が所持していた理由も明確に述べるべきだろう。
折角、魅力的な謎を提示しながら解を挙げないのはもったいないと思う。

それと思うのだけど、清水が梓を庇うべく入院中の弘美を襲撃しなければ中原殺害と三村殺害については弘美が容疑者であり続ける可能性もあったと思うのだが……もしかして、清水は藪蛇だったのか?

そして、広域捜査と言えば「はみだし刑事 情熱系」を思い出します。
本作もいつかは連続ドラマに発展したりするのでしょうか。
とはいえ、次回も期待です!!

◆関連過去記事
土曜ワイド劇場「広域警察(5) 婚活パーティに潜入捜査!容疑者は結婚詐欺師の被害者たち?美人弁護士が追求した真実と残された片方のピアスが語った驚愕の真実!!」(10月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「広域警察(4)〜東京〜札幌〜登別温泉、殺人犯は何処へ消えたのか?凶器は25年前に海に沈んだはずの拳銃!?美人ホステスを苦しめた驚愕の真実とは?」(10月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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土曜ワイド劇場「広域警察・ふたりの刑事 遷都1300年奈良、飛鳥、平城京をめぐる連続殺人事件!阿修羅と美少女に秘められた驚愕の真実!!」(5月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

東 圭太:高橋克典
清水 梓:高岡早紀
中原弘美:大路恵美
小森麻美:前田亜季
大内孝太郎:片岡信和
中原陽介:小林正寛
三村時雄:清水章吾
中西みどり:小川菜摘
清水和正:寺田 農
高村順一郎:大杉 漣 ほか
(公式HPより、敬称略)


「はみだし刑事 情熱系 サウンド・トラック」です!!
はみだし刑事 情熱系 サウンド・トラック





「はみだし刑事情熱系写真集」です!!
はみだし刑事情熱系写真集





「放送批評の50年」です!!
放送批評の50年





広域捜査と言えばこの作品も。
「SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室〈1〉 (中公文庫)」です!!
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