2015年06月06日

「ドS刑事」第9話「コスプレ少女の悲しい叫び・孤独な心につけ込む犯罪に怒りのムチ炸裂!」(6月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第9話「コスプレ少女の悲しい叫び・孤独な心につけ込む犯罪に怒りのムチ炸裂!」(6月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

23歳のアルバイト店員・ちさと(北浦愛)が、自宅で殺害された。彼女は控えめな性格で交際相手もおらず、部屋には荒らされた様子もなかったことから、警察は怨恨や物取りの可能性は低いと判断。容疑者につながるヒントを求めてちさとの部屋を訪れたマヤ(多部未華子)は、本棚の本の配置がおかしいことに気付き、本の間に挟まれたちさとのコスプレ写真を発見する。彼女はコスプレイベントでは有名な、コスプレイヤーだったのだ。
張り切った代官山(大倉忠義)は完璧なコスプレでイベントに潜入するが、その姿を不二子(吉田羊)たちに目撃されてアタフタ。そして聞き込みの結果、マヤがイベント会場で目を付けていた新山(田村健太郎)という男に、ちさとが最近つきまとわれていたことが判明する。しかし事情聴取後に再びちさとの部屋を訪れたマヤは、新山が犯人ではないことを確信。ちさとを殺した犯人は、彼女の部屋で“何か”を探していたはずなのだが…。
そんな中、遺体の第一発見者だったちさとの親友・緑(寉岡萌希)が、ちさとから預かっていたというリストバンドを持って現れた。それがちさとのアルバイト先のオモチャ会社の商品だと知ったマヤと代官山は、社長の藤田(金児憲史)の元へ。自分と同じ年齢にもかかわらず社長になった藤田の堂々とした振る舞いを見た代官山が落ち込む中、ちさとの持っていたリストバンドと同じ商品が一部で密かに回収されていたという情報を由良(石井正則)が掴んでくる。一方、警察を志した原点に立ち返った不二子も、独自の“捜査”を進めていた!
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複アリ)。

海江田ちさとが刺殺体で発見された。
ちさとは控えめな性格であり、特にトラブルらしいトラブルも抱えていなかった。
また、周囲の人間関係からも特に動機も見つからない。
第一発見者の親友・墨田緑も「ちさとの人柄上、怨恨はあり得ない」と訴える。

そんな中、手掛かりを得るべくちさとの部屋を訪れたマヤは、ちさとがコスプレイヤーであることを突き止める。
実は、ちさとは大人気コスプレイヤーだったのだ。
さらにマヤはちさとの部屋に置かれていた書籍が刊行順に並べられていなかったことから何者かが家捜ししたと考える。

マヤは次なる手掛かりを求めて、ちさとが参加予定のコスプレイベントに参加する。
代官山はと言えば、マヤの遣り方にも慣れたのか先にコスプレ衣装を用意しノリノリで潜入捜査を開始。
だが、ちさとに嫉妬心を抱く人物を発見するものの、殺害するほどの動機にまでは至らない。

一方、不二子と有栖川もちさとの手帳の書き込みから彼女がコスプレイヤーであったことに辿り着く。
さらに、ちさと宅付近を頻繁に訪れていた彼女のファン・新山に容疑を向ける。
だが、新山にはアリバイがあった。

その頃、マヤは緑から「ちさとが緑にリストバンドを預けた」ことを聞かされる。
どうやら、ちさとはリストバンドが重要だと考えていたようだが……。

そんな中、ちさとがアルバイト先が判明。
アルバイト先の名は「ギャラクシートイズ」。
リストバンド「エナジーウオッチS」の大ヒットで知られる玩具会社であった。
社長の藤田は若くして起業し成功を収めたとして有名な人物らしい。

藤田と自身を比較して落ち込む代官山。
最近、代官山にしてやられてばかりのマヤはここぞとばかりに攻撃することに。

少しだけ気持ちが晴れたマヤ。
どんな気分の変化か、青空署強行犯係の飲み会に参加することに。

マヤが不二子と丁々発止の遣り取りを繰り広げ、代官山と有栖川が「そう言えば、この人たちこんな人だったよなぁ」と改めて気付かされた頃、由良が店員に扮して登場。
「エナジーウオッチS」の「製造番号AK00026からAK00126まで」が密かに回収されているらしいとの情報を持って来る。
その製造番号にはちさとが緑に預けた「エナジーウオッチS」のソレも含まれていた。

どうやら、「エナジーウオッチS」には一部の製造番号の品に有害塗料が用いられていたようだ。
本来ならばリコール対象なのだが、藤田は秘密裏に事を済ませようとしていたようだ。

此処でグルグルを行うマヤ。
前夜の飲み会で二日酔いとなっていた代官山を傍に、ある計画を閃く。

翌日、藤田のもとにちさとを名乗る手紙が届く。
其処には「コスプレイベントにてリストバンドを返す」と記されていた。
「まさか……」と絶句する藤田だが。

一方、不二子は被害者の気持ちを掴むべくスケバン刑事に扮しコスプレイベントに参加する。
すると、舞台の上ではコスプレしたちさとが踊っていた。
戸惑う不二子であったが……。

戸惑うと言えば、会場を訪れた藤田の方が一際であった。
藤田は「あり得ない、確かに殺した筈」と口にする。

此処にマヤたちが登場。
藤田の言葉を証拠として、彼がちさとを殺害したと指摘する。

ちさとは「エナジーウオッチS」の不具合に気付きリコールするよう藤田に訴えていたのだ。
だが、リコールすれば藤田の経歴に傷が付く。
藤田はこれを怖れ、ちさとを殺害し口封じすると彼女が証拠として所持していた「エナジーウオッチS」を回収しようと家捜ししたのだ。
だが、ちさとは藤田の様子から最悪の状況を予期し緑に証拠品を預けていたのである。

不二子と藤田が目撃した舞台上のちさとは“神の手を持つ”ざわちんの力を借りメイクを施した緑であった。
すべては藤田に犯行を自供させる為のマヤの罠だったのだ。

嵌められたことを知った藤田はナイフを手に悪あがきする。
これに対抗するのは代官山……ではなくスケバン刑事姿の不二子だ。
不二子は手にした竹刀で藤田を滅多打ちにする。
実は不二子は剣士として伝説になっていたほどの凄腕だったのである。
さらにマヤが助太刀することで藤田は逮捕されることに。

その様子に代官山と有栖川は同じ感想を胸に思い浮かべる。
ああ、この人たちには歯向かえないな、と―――10話に続く。

<感想>

原作は七尾与志先生「ドS刑事シリーズ」。
2015年4月時点でのシリーズは既刊4冊、それぞれ第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』、第2弾『ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件』、第3弾『ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件』、第4弾『ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件』となっている。
過去には第1弾『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』をネタバレ書評(レビュー)してますね。

『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

そのドラマ版。

今回も脇を固めるキャラがクローズアップされていましたね。
今回取り上げられたのは、マヤの良き上司にしてライバルである不二子でした。
かなり良い感じです。

そして「じぇじぇじぇ」に「ざわちん」も。
この辺りも面白かったですね。

また、最近では代官山がマヤに反撃開始。
ある意味、どちらが「ドS」か分からないほど。
だが、それが良い!!

そして、これにさらなる攻撃を加えるマヤ。
だが、其処が良い!!

今後のマヤと代官山はどうなるのか!?
次回も注目です!!

◆「七尾与史先生」関連過去記事
【ドS刑事ドラマ版】
「ドS刑事」第1話「攻撃系女子とピュア巡査バディの痛快ポリス・コメディー!潜入捜査で女装しなさい」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第2話「連続放火殺人!だけど合コンに潜入しなさい!?爆走ポリス・コメディ!」(4月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第3話「恐怖の連続放火にマヤの怒り爆発!恨みの連鎖の謎を解く涙のドS攻撃!」(4月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第4話「囚われの少女は超ドS!?マヤVSリトルマヤ究極の対決 疑惑の誘拐事件!」(5月2日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第5話「サプライズパーティ殺人事件!マヤも逆上・横暴上司に復讐したのは誰だ」(5月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第6話「女子高生殺人に仕組まれた罠にマヤ怒りの法廷乱入!もう女装はイヤです」(5月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第7話「代官さまがエイリアンに誘拐?マヤ大激怒・インチキUFOを撃ち落とせ」(5月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「ドS刑事」第8話「卑劣な連続爆弾魔を追え!恩師への裏切りは許さない 人情刑事の涙の理由」(5月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【著作関連】
『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』(七尾与志著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『キルキルカンパニー』(七尾与史著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【ドラマ関連】
「超再現!ミステリー」(日本テレビ系、2012年)まとめ

「超再現!ミステリー」第5回「“大人気…死亡フラグが立ちました”超天才バナナを使った殺人犯IQ手口&興奮ラスト」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

シリーズ第4弾「ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件」です!!
ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件





シリーズ第1弾「ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)





シリーズ第2弾「ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 朱に交われば赤くなる殺人事件 (幻冬舎文庫)





シリーズ第3弾「ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)」です!!
ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)





キンドル版「ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件 (幻冬舎単行本)」です!!
ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件 (幻冬舎単行本)





シリーズ既刊3冊がセットになったキンドル版「ドS刑事 シリーズ3冊セット【電子版限定】」です!!
ドS刑事 シリーズ3冊セット【電子版限定】





「死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
死亡フラグが立ちました! ~カレーde人類滅亡!? 殺人事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





「死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)」です!!
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)





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本日(6月6日)はヘレン・マクロイの誕生日です!!

6月6日がヘレン・マクロイの誕生日であることをご存知でしょうか。

ヘレン・マクロイは米国のミステリ作家、1904年6月6日生まれ。
フリー記者を経験後、『死の舞踏』でデビュー。
多くの著作を発表し、女性初のアメリカ探偵作家クラブ会長に就任。
1994年、90歳でこの世を去りました。

このアメリカ探偵作家クラブは「エドガー賞」の主催でも知られています。
また、ヘレン・マクロイは同評論賞、巨匠賞を受賞しています。

◆関連過去記事
「エドガー賞 2015」結果発表!!海外ミステリファンがチェックすべき作品とは!?

「死の舞踏 (論創海外ミステリ)」です!!
死の舞踏 (論創海外ミステリ)





「歌うダイアモンド (マクロイ傑作選) (創元推理文庫)」です!!
歌うダイアモンド (マクロイ傑作選) (創元推理文庫)





こちらはキンドル原語版の「歌うダイアモンド」。
「The Singing Diamonds and Other Stories (English Edition)」です!!
The Singing Diamonds and Other Stories (English Edition)



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【第3の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第3の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿R」第6弾は「吸血桜殺人事件」!!
舞台は「夜桜亭」、其処には吸血桜があるとのことだが……


【「吸血桜殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

藍染吉乃:「夜桜亭」のオーナー。
葉崎栞:「夜桜亭」のアルバイト。
敷島大悟:「夜桜亭」のアルバイト。
北屋敷剛三:「夜桜亭」の料理人。
絵東ちなつ:客の1人、医師。
冬部蒼介:客の1人、弁護士。
斧田鏡一郎:客の1人、社長。
虎元勝男:客の1人、マスクをしている。
三夜沢渉子:客の1人、画家。

鬼方桜柳:30年前の連続猟奇殺人犯人とされる人物。

青桐岳人:15年前にちなつ、冬部、斧田に突き落とされ殺害された少年。
青桐岳彦:岳人の父。墓石には早苗、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐早苗:岳人の母。墓石には岳彦、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐夏美:岳人の妹。墓石には岳彦、早苗と同日に死亡したと刻まれている。

剣持:美雪と並ぶ金田一の偉大なる相棒。
佐木竜二:久しぶりの登場。金田一の後輩。
真壁:金田一たちの先輩。

<あらすじ>

・前回はこちら。
【謎また謎!?】「吸血桜殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

斧田に続き、ちなつが殺害された。
金田一は「夜桜亭」の宿泊客の中に犯人が居ると考えていた。
だが、あまりにも容疑者を絞り込む手掛かりがない。

困っていたところ、思わぬ機会が訪れた。
夕食の席で皆で会談することになったのだ。
佐木に様子を撮影させつつ、それぞれと会話して行く金田一。

まず、佐木が口火を切って学生時代の座席について話題に上った。
金田一は五十音順であったにも関わらず美雪と隣の席であったことを語り出す。

「へぇ!?」と歓心を抱く一同。
「き」の金田一と「な」の美雪が隣り合うことは考えづらいからだ。
ところが、これには裏話が存在していた。
金田一が美雪の隣席の生徒に頼み込んで席を替わって貰っていたのだ。

蓋を開けて見れば何のことは無いが、これに興をそそられたのか従業員や宿泊客たちが話に喰いついて来た。

敷島によれば、彼の学校は男女一列交互に席が決まっており隣席は柴田なる女子だったそうだ。
さらに教師の目の前の席だったらしい。

渉子は出席番号不明も後ろの方だったとのこと。

栞は出席番号21番。
さらに栞が静岡県出身、敷島が千葉県出身だそうだ。

そんな中、冬部は斧田とちなつが隣同士だったことをポツリと洩らす。

藍染と虎元は歳が近いことも判明。
北屋敷の妻子が事故で死亡していることも分かる。

夕食を終えた金田一は、この情報の中に強い違和感を覚えることに。
だが、それが何かまでは未だに判然としなかった。

取り敢えず、現状で金田一がもっとも警戒しているのは冬部。
金田一は冬部が何かを隠していると確信していた。

その夜、自室に置かれたベッドに横たわった金田一は斧田殺害時の密室トリックについて「あれしかあり得ない」と仮説を立てていた。

一方、冬部は自室の電話から「じゃあ、よろしく」と何者かに連絡を入れていた。

その数時間後―――突如、ブザー音が夜桜亭に響き渡る。
驚いた金田一たち、途中で出会った藍染によれば別室が音源らしい。
だが、部屋には鍵が架けられているのだそうだ。
藍染が先頭となり、マスターキーで鍵を開けてみたところ……。

其処には冬部の死体が!!
その腹部には斧田のときと同様に血吸桜が刺さっていた。
そして、またも同様に室内は内側から施錠されており、唯一の鍵は遺体に突き立てられた血吸桜に結び付けられていた。
完全なる密室である―――7話に続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第6弾は「吸血桜殺人事件」です!!

そんな「吸血桜殺人事件」の第6話。

此処で1つだけ言っておきたい。
まず、第一に調べるべきは冬部の電話の通話履歴だね。
これで通話相手が分かれば真相がほぼ分かるし。

でもって、美雪。
50音順の座席で金田一が隣に座った時点で不自然なのに気付いていなかったんだなぁ……。
と言うか、何か特別の事情が無い限りはすぐに周囲に気付かれるし、勝手な席替えは教師が許さないと思うのだが……どんな手を使ったのだ金田一よ!!
あれか「目が悪いので……」なのか、でも金田一は眼鏡架けてないしなぁ。
いや、美雪が後部に座っていて目が悪い人物が美雪の隣席だったので前の方の席だった金田一が交代したパターンか。
これなら、なんとかなる……のか!?

まぁ、それは置いておいて。
今回起こったことは次の通り。

1.金田一が夕食時の会話に違和感を抱く。
2.冬部が斧田殺害時とほぼ同様の密室で死亡。

では、1から。
金田一が抱いた違和感の正体について。
まず、各人が述べた内容についてまとめてみる。

敷島「隣席が柴田、教師の目の前の席、千葉県出身」
栞「21番、静岡県出身」
冬部「ちなつと斧田が隣同士」
藍染「虎元が少し年上」
渉子「後ろの方だった」
北屋敷「妻子は事故で死亡」

……と発言している。

まずは敷島の発言。
わざわざ出身県を挙げている以上は意味がある筈……と思って調べてみたところ、千葉県では席順が50音順ではなく誕生日順の学校があるらしい。
ネット上でもかなり話題になったようで検索したらすぐに出て来た。
ただ、すべての学校がそうじゃないらしいので断定出来そうにない。

むしろ、こうなると怪しいのは栞。
年代が異なりこそすれ「み」の三夜沢渉子が後ろの方だったのに「は」の葉崎栞が21番なのは不自然……とも思ったが、言い切れないよなぁ。
だって、生徒の苗字に偏りがあるかもしれないし、そもそもクラスの人数が分からないし。
もちろん、渉子についても否定しようがない。

だったら、冬部の発言。
とはいえ、これも「え」の江東ちなつと「お」の斧田だから特に不自然でも無い。
と言うか、そもそも冬部の学校が50音順なのかランダムなのかもどんな並び順を採用していたのかがそもそも分からないから判断しようがない。

え〜〜〜い、藍染の発言。
「まぁ、虎元が年上なんだろうねぇ」としか言いようがない。

となれば、北屋敷か。
しかし、これも事実を語っているに過ぎず違和感を抱きようがない。

正直、お手上げです。
テヘッ(^O^)/!!

なので、これも置いといて。

2.冬部の死について。

金田一は冬部が何かを隠していることを回を跨いでなお強調していた。
さらに冬部は死亡直前に何者かに連絡を入れている。
しかも、冬部の死は金田一が斧田殺害の密室トリックに仮説を立てた直後のもの。

これは……冬部殺害時の密室は「冬部自身による工作」の可能性が高いなぁ。
冬部が自分で内側から締めたんだね、コレ。

だとすると、冬部の死が自殺か……となるところだけど、これは違う気がする。
どちらかと言えば「もう1人が冬部を刺した後に瀕死の冬部が内側から施錠して密室にした」が正解だと思うけど。

何故なら、あのタイミングで冬部から電話を受けた人物が居るし、その人物が冬部の部屋の前を確認しているし、その必要があったのは冬部を殺す為でしょう。
密室作成は冬部1人で事足りるワケだし、その人物が必要な仕事が他にあった。
それがその人物が冬部を殺害すること。

また、今回にて冬部が密室を作ったのは斧田殺害時の密室も同様の物と錯誤させることで過去の密室が鉄壁だったと誤認させる目的だろうし。
冬部が犯人の協力者となれば、斧田殺害時の密室トリックは簡単になる。
「冬部が窓の鍵が施錠されているか確認する振りをして開いていた窓を施錠した」ことになるから。

さらにメタ的になるけど、その人物が存在する傍証もある。
そもそも、金田一の違和感自体がその人物を炙り出す為のものになりそうだから。
だとすると、冬部とその人物による2人での犯行となるのかな。

さて、此処で問題になるのが「それが誰か」ということ。
それこそ「金田一の違和感の主がそうだ」となるのだろうけど、敢えて候補を挙げれば敷島と栞のいずれか。
ただ、気にかけたいのは「ちなつ殺害時のアリバイの有無」。

冬部が自身の命を用いてまで犯人を庇っているとなると、ちなつ殺害時にもアリバイを用意していた筈。
此処でアリバイを用意させないのは、むしろ不審。
となると、アリバイの無い栞は除外され北屋敷と互いにアリバイを主張していた敷島が残る。

というワケで、現状の犯人候補は敷島。

敷島が冬部と仲間だったとすれば、一連の犯行はこんな感じ。

敷島が斧田殺害。冬部が密室工作を行う。
冬部がちなつ殺害。敷島が北屋敷とアリバイを作る。
敷島が冬部殺害。冬部が密室工作を行う。

こんなところかな。
ただ、現状だと「敷島が犯人でないとダメ!!」と言った点が傍証以外に無いんだよなぁ。
別にアリバイ関係なしに栞の犯行でも可能だし。

いずれにしても未だ情報不足の感が拭えません。
次回以降に注目です!!

ちなみに、高遠とカフェふくろうのマスターに何らかの関係があるのではないかとの謎。
新シリーズ「金田一少年の事件簿R」になって以来、カフェふくろうのマスターが登場するエピソードには高遠も必ず登場している(「亡霊校舎の殺人」「蟻地獄壕殺人事件」)。
例として挙げるには2作と些か心許なくはあるが、これは新シリーズになってからの高遠の登場自体が上記2作に限られている為。
つまり、今のところ100%となっている。
どうも、この登場には何か意味があるのではなかろうか。
マスター自身が高遠の変装なのか……それとも高遠のルーツがマスターに関わって来るのか。
今後もこの法則が守られるのかどうかに注目したい。

ちなみに、此処で大ニュース。
「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレムif」開発に「金田一少年の事件簿」原作者である樹林伸先生が参加されるとのこと。

そう言えば『小説 野性時代』(角川書店刊)でも樹林伸先生『ドクター・ホワイト』が2014年11月号から連載開始されています。
こちらも注目すべし!!

綾辻行人先生「Another」シリーズ続編『Another 2001』が『小説野性時代132号(11月号)』にて連載開始!?

◆「吸血桜殺人事件」関連過去記事
【新エピソード開幕】「吸血桜殺人事件」1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第1の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【密室殺人!?】「吸血桜殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第二の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎また謎!?】「吸血桜殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「蟻地獄壕殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「学生明智健吾の事件簿」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「狐火流し殺人事件」のまとめはこちら。
「狐火流し殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「亡霊校舎の殺人」のまとめはこちら。
「亡霊校舎の殺人」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ版】
ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた!」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿N」(日本テレビ系、2014年)まとめ

「金田一少年の事件簿R(1) (講談社コミックス)」です!!
金田一少年の事件簿R(1) (講談社コミックス)





こちらはキンドル版「金田一少年の事件簿R(1)」です!!
金田一少年の事件簿R(1)





「金田一少年の事件簿R(2) (講談社コミックス)」です!!
金田一少年の事件簿R(2) (講談社コミックス)





「金田一少年の事件簿R(3) (週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿R(3) (週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿R(4) (週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿R(4) (週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿R(5) (週刊少年マガジン)」です!!
金田一少年の事件簿R(5) (週刊少年マガジン)





「金田一少年の事件簿R(6): 週刊少年マガジン」です!!
金田一少年の事件簿R(6): 週刊少年マガジン





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