2015年06月16日

「実は私は」第115話「心配しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第115話「心配しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第114話「勉強しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

学校屋上、其処でみかんと渚は何やら考え込んでいた。
彼女たちの頭を悩ませているのはただ1つ―――昨日、2人の前に現れた箱入り娘のことだ。
箱入り娘と言っても単なる形容ではない、その名の通り本当に箱に入っている……いや、箱を被っているのだ。
その箱入り娘が彼女たちに告げたのだ。
未来では朝陽の傍には葉子はいない―――と。

この言葉に渚とみかんは動揺していた。

特にみかんの動揺は激しい。
みかんは箱入り娘が未来人なのではないかと疑っていた。
渚は未来人のことを知らないが、みかんは凛を通じて知っている。
ならば、その言葉も事実なのではないか。
箱で顔を隠すような正体不明の奴の言葉を信じたくはないがもしかして……。

「未来での朝陽の妻は葉子ではない」
みかんの立場としてはそれは朗報となる筈だった。
なにしろ、みかんは朝陽の妻の座を狙っているのだから。
だが、何故か素直に喜べない。
渚もまた同様である。

こうして、2人は朝陽と葉子の関係に気を揉むように。
とはいえ、紆余曲折を経てようやく結ばれた2人である。
そう簡単に別れる筈がないと信じるみかんたちであったが……。

「もういい、朝陽君とは別れるっ!!」
「ちょ、ちょっと葉子さぁ〜〜〜ん」

そんなみかんたちの前を当の朝陽たちが痴話喧嘩しつつ通り過ぎて行く……。
どうやら、別れ話が持ち上がっているらしい。
そんなまさか……絶句するみかんと渚だが。

数十分後、みかんと渚から問い詰められる朝陽の姿があった。
もちろん、痴話喧嘩の原因を追究されているのだ。

これに朝陽は思い当たることを挙げて行く。

葉子がセクシーポーズを取っていることに気付けなかったこと。
葉子の「紅葉まんじゅう」との渾身のギャグに気付けず「お腹減ったの?」と尋ねてしまったこと。
葉子が一口だけくれた「まるごと苺」の肝心な苺をその一口ですべて食べてしまったこと。

これを聞いたみかんたちは「それは駄目だわぁ〜〜〜」と深刻な溜息を吐く。
一方、傍で聞いていた岡は「なんだノロケか……」とぼやき続ける。

結局、みかんたちは朝陽を励ますと大量の「まるごと苺」を持たせて葉子のもとへと送り出した。

さて、その頃の葉子はと言えば……一時の感情で朝陽に別れを切り出したことを後悔していた。
と、そんな葉子の前方から駆け寄る朝陽の姿が!!
途端に葉子は思い切り吹き出した。

なんと、朝陽は両手に大量の「まるごと苺」を抱えつつ、全身で「紅葉まんじゅう」とギャグを繰り返しながら走っていたのだ。
しかも、「葉子さん、それ面白いよ。葉子さん、セクシーだよ」と呟きながら。

明らかにやり過ぎである。
だが、葉子はそんな朝陽の真心に感動。
こうして、2人は仲直りを果たすことに。

その頃、みかんは再び考えていた。
朝陽と葉子が別れれば、みかんにとっては大チャンスである。
だが、それをみかんは望まない。
何故なら、みかんは朝陽が悲しむ顔を見たくないのだ。

あのとき、箱入り娘は分岐点を選ぶのはみかんだと言っていた。
ならば、みかんは朝陽の為にも彼と葉子の別れを阻止せねばならない。
みかんは未来人として知っている凛から事情を聞き出す必要性を感じ取っていた。

一方、校舎傍の木の上では凛と結香が何やら話し合っていた。

「まさか、先輩がねぇ……」
何やら深刻そうな結香、どうやら話題は朝陽のことのようだ。

「もっと早く教えてくれていれば良かったのに」
無言の凛に対し、結香は続ける。
それは衝撃的なものであった。

「先輩が私たちのおじいちゃんだ……って」―――116話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、12巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

ちなみに遂に「実は私は」がアニメ化されるとのこと。2015年7月から放送開始だそうです。
これについては制作会社や監督さん、キャストなどが判明。
登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると、序盤をアニメ化する予定なのかな。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その115話。
サブタイは「心配しよう!」。

「まるごとバナナ」ならぬ「まるごと苺」で思わぬ伏兵を喰らいつつ、「みかんの朝陽への恋心の真剣さ」が窺えるエピソードで報われぬ愛の辛さを感じたり……といった回。
そして何より、衝撃のラストがサプライズに!!

なんと、凛と結香が共に朝陽の孫の様子。
少なくとも、朝陽を「おじいちゃん」と呼ぶ立場であることは間違いないか。
それと、2人の繋がりが両親が同じ姉妹なのか、両親が異なる従姉妹なのか、それ以外なのかも分からない。

さて、これはどういうことか。
そもそも、朝陽が本当に2人の祖父なのか。
仮に本当だとして、凛と結香は同一の祖父母を持っているのか?
もしかすると、未来には複数の並行世界が存在し凛と結香はそれぞれの世界で朝陽が選んだヒロインとの末に生まれた孫となるのか。
それとも、葉子と別れたことで朝陽は傷心し、どのヒロインを選ぶことも無く独身を貫き、未来で幼子を引き取って孫として育てているのか。
あるいは、また別の可能性が存在するのか。

なんとも複雑な状況です。
そもそも、箱入り娘の正体も不明だし。
その箱入り娘がわざわざみかんに未来を教えに来たからには何か意味がある筈なんだろうけど。

結香と言えば共に居る閃も気になる、彼も未来人だと思われるのだけど……もしかする?
気になると言えば、凛は2年、結香は1年なので1つ上なのか。

ちなみにみかんこそが分岐点を決定づけるらしいのも注目ポイントと言えそうです。
すなわち、みかんの朝陽への想いが葉子との将来を決めるとすれば……かなり切ないぞみかん。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス12巻が発売予定。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ。
そして、12巻は―――遂に緑苑坂弓こと源二郎に、その傍らには桐子も!!
となれば、次回は登場順で桃地結香か。
その次が水奈川咲になるのかな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第110話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第111話「ヒーローになろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第112話「ゲームをしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第113話「動揺しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第114話「勉強しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

「声優パラダイスR号外 TVアニメ『実は私は』ヒロインスペシャル【付録DVD付き】(AKITA DXシリーズ)」です!!
声優パラダイスR号外 TVアニメ『実は私は』ヒロインスペシャル【付録DVD付き】(AKITA DXシリーズ)





「実は私は I am・・・ キャラクターソング vol.1」です!!
実は私は I am・・・ キャラクターソング vol.1





「実は私は(12): 少年チャンピオン・コミックス」です!!
実は私は(12): 少年チャンピオン・コミックス





こちらはキンドル版「[まとめ買い] 実は私は」です!!
[まとめ買い] 実は私は





キンドル版「透明人間の作り方 (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
透明人間の作り方 (少年チャンピオン・コミックス)





キンドル版「[まとめ買い] さくらDISCORD」です!!
[まとめ買い] さくらDISCORD





posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月曜ゴールデン「今野敏サスペンス スクープ 遊軍記者・布施京一 美人女優の事故死に驚愕トリック!?巨悪事件が絡んで次の殺しへ…生放送中に消えゆく命を救え!」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「今野敏サスペンス スクープ 遊軍記者・布施京一 美人女優の事故死に驚愕トリック!?巨悪事件が絡んで次の殺しへ…生放送中に消えゆく命を救え!」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

布施京一(上川隆也)はTBNテレビの報道局に所属する記者。布施は特定の担当を持たない遊軍記者であり、そのポジションをフル活用し独自の取材で数々のスクープをモノにしている。
建設会社部長の自殺が与党幹事長・山野辺(小野武彦)の不正献金疑惑と関係しているという証拠を入手し、山野辺本人にぶつける。しかし他社が手にしていないスクープネタにもかかわらず、テレビに映りたくないという理由だけでその証拠を東亜新聞の持田(庄司智春)に渡してしまう。当然他社の知るところとなり報道デスクの鳩村(吹越満)や報道局長の油井(大友康平)はカンカンだが、布施本人はどこ吹く風だ。
そんな報道局に女優の沢野麗子(渋谷亜希)が交通事故を起こしたという情報が飛び込んできた! 麗子は気性が荒く芸能マスコミを騒がせる女優で、榊という今は亡き映画監督と浮名を流したこともあった。そして、その熱愛をスッパ抜いたのは布施だった。
布施が病院に到着するとすでに芸能記者たちが集まっていた。そこには島崎(相島一之)の姿も。島崎は麗子の母・楓(りりィ)を見つけると強行にコメントを求める。布施は楓をかばい病院内に避難させるが、手術の甲斐もなく麗子はそのまま亡くなった。突然娘を失い悲しみにくれる楓に布施はかける言葉もない・・・。やがて平静を取り戻した楓は事故の直前に麗子から妙なメールが来たと告げる。それは「榊に会いたい」「別れた事、すごく後悔している」というものだった。榊を亡くしたショックから立ち直り最近は明るく元気だった麗子がなぜいまさら榊に会いたいと母親に吐露したのか・・・。
社に戻った布施はTBNの看板番組『ニュースイレブン』の新キャスターになった恵理子(夏菜)との会話から何かをひらめき、山野辺の情報と引き換えに麗子の事故に関する情報を得ようと、協力者である警視庁の刑事・黒川(松重豊)がいるであろう居酒屋に向かう。しかし、その居酒屋のテレビには他局のニュース番組で麗子が母親に送ったメールの内容を伝える島崎が映っていた。母親と自分しか知らないはずのメールを島崎はどうやって入手したのか。そして、一見無関係なこの2つの事件の接点が明らかになり・・・。
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

TBNテレビには一匹狼の報道記者が居る、その名は布施京一。
布施は実力は確かだが気分屋なところがあり、上司も彼を扱いかねるほど。
スクープネタを逸早く手に入れたとしても、些細な理由で手放してしまうのだ。

そんな布施が新たなネタに迫りつつあった。
住中建設片桐部長の自殺の原因が代議士・山野辺徹夫の不正献金疑惑と関係があると掴んだのだ。
山野辺は元作家から代議士に転身し、秘書・栗田や小野田からも忠誠を一身に集め大成功を収めた傑物であった。
それだけに不正献金疑惑は致命的。
だからこそ、このタイミングでの片桐の死は山野辺にとって天佑に等しかった。
むしろ、人為を疑うほどのタイミングの良さだ。
とはいえ、いずれにしろ一大スクープである。
しかし、布施はこれを東亜新聞の持田に譲ってしまう。
布施をより惹き付ける新たなネタがあったのだ。

それこそ、女優の野沢麗子の事故死であった。
その日、麗子は自身で車を運転し田島翔太や南雲雅彦と衝突し3人全員が死亡していた。

実は、布施は麗子のスキャンダルを扱ったことがあった。
麗子が過去に映画監督・榊と交際していたことをすっぱ抜いたのだ。

布施は麗子の事故死について調べ始めた。
すると、ハイエナと呼ばれる布施の元同僚・島崎麓郎までもが何故か麗子の死について調べていた。
どうやら、麗子の死には隠された秘密があるようだ。

布施は麗子が母・楓に送っていたメールの内容から自殺を疑う。
島崎もまた麗子の携帯データを盗み出し何やら調べていた。
其処には住中建設の片桐部長が殺されたと記されていた。

翌日、島崎が麗子の死が自殺であると報じた。
先を越された布施は島崎が麗子の携帯データを盗み出したことに気付いた。

ところが、直後に島崎が何者かに襲われる現場に遭遇する。
これを助けた布施だが、島崎は何も語ろうとしない。

布施は警視庁の刑事・黒田祐介に協力を依頼し、共に麗子の死について本格的に調べ始めた。

そんな中、島崎から布施へと電話が。
「嵌められたんだ。あれは麗子のメールでは無かった。仕組まれていたんだ。いいか、麗子の恋人はシュ……」
其処まで言うなり島崎からの電話は切れてしまった。
何かを感じ取った布施は島崎宅へ、すると島崎は拳銃により死亡していた。

黒田によれば、島崎の死は他殺らしい。
何か重大な秘密を知った為に殺害されてしまったようだ。

南雲が過去にカースタントを行っていたことが判明。
しかも、南雲は山野辺の運転手でもあった。
麗子の死に山野辺の影がちらつき出したのだ。

矢先、麗子の車に細工が施されていたことが分かった。
時速80キロを超えると運転席がスライドするようプログラムが書き換えられていたのだ。
しかも、事故の記録映像から南雲が麗子の車を煽っていたことが判明。
南雲は80キロを超えるように仕組んだのだ。
どうやら、南雲は山野辺に雇われ麗子を抹殺したらしい。

山野辺の息子・修が代議士として出馬することになった。
しかも、周囲からシュウと呼ばれているそうだ。
これに島崎の最期の言葉を思い出す布施。
そう、麗子の恋人こそ山野辺修だったのだ。

布施は修に接触する。
修によれば山野辺は余命幾許もないらしい。
だからこそ、麗子と別れ後継者となったのだそうだ。

その頃、黒田は片桐部長、麗子、島崎の死が他殺であると上司に報告するが「捜査するな!!」と厳命されていた。
一方、布施もまた上司から調べた事実を公表しないように圧力を受けていた。

布施は黒田と連携を取りつつ、ある計画を実行に移す。

その日の夕方、布施は山野辺の秘書・栗田と小野田に麗子の携帯データのコピーを所持していると脅迫電話を入れる。
早速、栗田と小野田が動き出した。

布施は栗田と小野田に捕まってしまう。
栗田たちは布施にこれまでの犯行を語って聞かせる。

麗子は修の恋人として自由にして欲しいと栗田たちに訴えた。
しかし、栗田たちはこれを拒否。
すると、麗子は修から聞いていた片桐部長殺害を暴露すると脅迫した。
其処で栗田たちは南雲を買収し、彼ごと麗子を殺害したのだ。
ところが、今度は島崎が事実に辿り着いた。
其処で栗田たちが口封じに及んだのであった。

此処まで語って聞かせた栗田たち。
すると、その目の前に黒田が部下を引き連れ現れた。
すべては布施の罠だったのだ。
現場を抑えられた栗田たちは逮捕された。

同じ頃、TBNの看板番組『ニュースイレブン』のキャスターで布施の盟友でもある香山恵理子が同番組のゲストとして山野辺を招き、その場で。真相を打ち明けるよう迫っていた。
彼女もまた布施から事実を知らされており報道の責任において真実を追求しようとしていたのだ。

其処に布施から栗田たち逮捕の報が届けられた。
恵理子はこの事実を山野辺にぶつける。
山野辺は「自身は関与していなかった」と訴えるが直後に放送は中断された。

取り残されたスタジオで「彼らはメダカだったのだ」と呟く山野辺。
その意味は「身を犠牲にしても所属するグループを守ったに過ぎない」ということである。
山野辺もまた栗田たちの行動を知りつつ黙認していたのだ。

逃げるように局を去る山野辺。
その前に布施が立ち塞がった。
布施は「あなたの犠牲になった人々を忘れるな!!」と告げる。
直後、山野辺もまた連行されることに―――エンド。

<感想>

ドラマ原作は今野敏先生「スクープシリーズ」の第1弾『スクープ』(集英社刊)。

<あらすじ>

スクープを追う敏腕記者が見た都会の闇
人気報道番組の遊軍記者・布施京一は、見かけによらず凄腕で、独自取材で数々のスクープをものにしている。今日も事件を追いかけ、夜の街へ…都会の闇を描くサスペンス短編集。(解説/関口苑生)
(集英社公式HPより)


2015年6月現在、シリーズには『スクープ』以外に『ヘッドライン』と『クローズアップ』の2作が存在しています。
それぞれのあらすじは次の通り。

<あらすじ>

・『ヘッドライン』

TBNテレビの報道番組『ニュースイレブン』の遊軍記者、布施。警視庁捜査一課・継続捜査担当の刑事、黒田。偶然にも二人が追い始めた女子学生猟奇殺人事件の背後には、巨大な闇が潜んでいた……。

・『クローズアップ』

著者デビュー35年記念第3弾に、「スクープ」シリーズ最新作が登場! 六本木の公園で週刊誌のライターの刺殺死体が発見された。報道番組の記者・布施と捜査一課の刑事・黒田は別の観点から事件に迫る。
(集英社公式HPより)


どうやら、布施と黒田の変則的なバディもののようです。
これは残る2作のドラマ化も期待出来そう。

では、ドラマ版の感想。
先述した通り原作は未読なので、あくまでドラマ版単体での感想となります。

なかなかスタンダードな2時間サスペンスでしたね。
どちらかと言えば期待していたよりも大人しい印象の作品でした。

いや、正直に言います。
結論としては思っていたほどではない。
例えば、山野辺が語る「メダカ」の件はもっと強調しても良いと思う。
テーマとしてもかなり有用そうだし、むしろ、それをメインに展開させても良いくらいだ。

最近、視聴前にハードルを上げ過ぎなのかなぁ……褒めることが少なくなってる。
今回は良い点を探して視聴したつもりなんだけど。
もしかして、視聴してる管理人自身の心が荒んでいるのかもしれないなぁ。

それはそれとして、シリーズ次作はあるのでしょうか。

ちなみに公式あらすじの黒田が黒川になってますね……管理人もよくやるから気を付けないと。
たぶん、この記事中でも誤字脱字してるだろうし。
ただ、あらすじにまとめる際に黒田か黒川か戸惑ったのは此処だけの秘密です。

ちなみに、上川さんは2015年7月6日放送予定の「月曜ゴールデン特別企画・影の地帯」でも記者を演じます。
こちらでは久野を演じるのですが……原作通りだとするとかなり注目すべき役と言えそうです。

【2015年7月】松本清張先生『影の地帯』(新潮社刊)が3度目のドラマ放送予定とのこと!!

◆関連過去記事
【STシリーズ】
「ST 警視庁科学特捜班 傑作警察エンターテインメント小説ついにドラマ化!特殊能力を持つ5人の科学者が挑む恐るべきトリック!協調性ゼロのチームを率いるのは引きこもり刑事!?」(4月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

日本テレビ系「ST 赤と白の捜査ファイル」が2015年1月10日に映画公開決定!!

【ハンチョウシリーズ】
「ハンチョウ神南暑安積班シーズン2」(TBS系、2010年)まとめ

【警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ】
水曜ミステリー9「今野敏サスペンス 廉恥 警視庁強行犯 樋口顕 完全犯罪のストーカー殺人!現場一徹主義の親父刑事が暴く!」(2月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
「ハンチョウ」シリーズで知られる今野敏先生の「同期」がWOWOWでドラマ化決定!!

<キャスト>

布施京一(TBN報道局遊軍記者):上川隆也
香山恵理子(『ニュースイレブン』キャスター):夏菜
鳩山昭夫(TBN報道デスク):吹越 満
持田 豊(東亜新聞記者):庄司智春(品川庄司)
島崎麓郎(芸能記者):相島一之
神埼 章(バラエティ・プロデューサー):田村 亮(ロンドンブーツ1号2号)
油井太郎(TBN報道局長):大友康平
山野辺徹夫(与党 民自党・幹事長):小野武彦
黒田祐介(警視庁捜査一課):松重 豊 ほか
(公式HPより、敬称略)


ドラマ原作「スクープ (1) (集英社文庫)」です!!
スクープ (1) (集英社文庫)





キンドル版「【シリーズ】スクープ (集英社文庫)」です!!
【シリーズ】スクープ (集英社文庫)





「ヘッドライン (集英社文庫 こ 28-12)」です!!
ヘッドライン (集英社文庫 こ 28-12)





キンドル版「【シリーズ】ヘッドライン スクープ (集英社文庫)」です!!
【シリーズ】ヘッドライン スクープ (集英社文庫)





「クローズアップ (3) スクープ」です!!
クローズアップ (3) スクープ





キンドル版「【シリーズ】クローズアップ スクープ (集英社文芸単行本)」です!!
【シリーズ】クローズアップ スクープ (集英社文芸単行本)



×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。