2015年06月22日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第28話「鬼のいる村4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第28話「鬼のいる村4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第28話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第27話「鬼のいる村3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

圭一の死について手掛かりを得るべく静香経由で山木巡査を追った蛍たち。
ところが、訪れた村では誘拐事件騒動の真っただ中。
山木に恩を売るべく独自に調査を始めた蛍だが、これが仇になり犯人として山木に捕まってしまう。
県警本部の担当者・蓮宮により釈放された蛍だが、村人は蛍が犯人だと決め付け私的制裁すると退かない。
慌てて村から逃げ出そうとする蛍だが、先回りしていた村人に捕まってしまう。
連行された先は村の祭壇、其処にはタコの悪意が巣食っていた。
どうやら、このタコが山木や村人を煽っているようだ。
遂に蛍は村人により処刑されそうになり……。

両手を縛られ火あぶりの刑に処せられそうになった蛍。
其処に山木が車で駆け付ける。

仲間である山木の到着を喜んで迎え入れる村人たち。
だが、山木の反応は彼らが期待したものとは異なっていた。
血相を変えて車を降りるや、村人たちに「何てことを!!」と叱りつけたのだ。

山木の豹変に驚く村人たち。
一方、蛍は彼の頭頂部に繋がっていた糸が切断されていることに気付く。
さらに、山木の背後には圭一の姿が!!
蛍は圭一が山木のソレを切断したことに気付いた。
だからこそ、山木が正気に返ったのだ。

蛍は圭一に事件の黒幕が祭壇に眠るタコであることを伝える。
圭一は大切な蛍を傷付けようとした存在に激怒しタコへと挑みかかることに。

そのとき、圭一の脳裏にタコの記憶が流れ込んだ。
このタコは古来から生息し化石化したもの。
それが村人たちに祀られたことで力を得ていた。
だが、いつしか村人たちから忘れ去られ力を喪失した。
ところが、其処に蛍を見かけ彼女に大きな力を見出したのだ。
蛍の力を取り込めば復権出来る……そう考えたタコは蛍を生贄にすべく村人たちに干渉したのであった。

同情はするが、蛍に危害を加えたことは許さない。
圭一は逆上しつつ、タコを撃つ。
全弾発射し終えた頃には、タコは息絶えていた。

こうして村人たちも正気に戻った。
蛍は彼らから謝罪を受け解放された。

「あのタコが操っていたんだね」と語る蛍。

だが、圭一は知っている。
あのタコにそれほどまでの力が残されていなかったことを。
タコは自制心を弱体化させたに過ぎない。
その後の暴走は村人自身によるものなのだ。
人の闇はかくも深いのだ。
しかし、圭一はどうしてもソレを蛍に告げることは出来なかった。

その後、蛍は山木から事の顛末を聞かされた。
誘拐された三ツ矢家の子供は前夫宅で発見されたらしい。
結局、三ツ矢と前夫による親権を巡る争いに過ぎなかったのだ。

それにしても……と蛍は山木の態度に疑問を抱いていた。
どうも、村人たちと違い最初から蛍に否定的だったのはどうしたことなのだろうか。

これを尋ねられた山木は圭一への疑惑を口にする。
何でも、圭一には十二人委員に関与していた疑いがあるらしい。
果たして、十二人委員とは―――次話に続く。

よもやの蛍ピンチ!?
ちなみに、ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
2015年4月8日に1巻が発売され、更に早くも2巻が発売予定!!

さて、その28話。
サブタイは「鬼のいる村4」。

蛍を手招きした手もタコだったとは……蛍の存在がタコを活性化させたことは当たってましたが、これは予想外でした。
とはいえ、タコも圭一と蛍により討たれることに。

ただ、タコが復権出来るほどの蛍の力……これも気になりますね。
その力こそが圭一を蛍の傍に繋ぎ止めているのでしょうし。

一方、山木の口から「十二人委員」なるキーワードが。
これこそ「獣を連れた男(10人と1匹の獣)」のことなのか?
あるいは、静香が口にしていた「PND」なのか?
ただ、蛍の推理では「獣を連れた男」は本体は1人だけの筈。
だとすると、「十二人委員」はまた別のものなのか?

また、山木の態度を見るに「十二人委員」はあまり好ましくは無い様子。
これに圭一が関与していたとはどういうことか?
それと、山木が村に異動となった経緯も含めて気になるところ。

次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第20話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第26話「鬼のいる村2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第27話「鬼のいる村3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
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これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?

死神:黒い影の男の正体。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。

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【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【解答編第1話】「吸血桜殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

「金田一少年の事件簿R」第6弾は「吸血桜殺人事件」!!
舞台は「夜桜亭」、其処には吸血桜があるとのことだが……


【「吸血桜殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

藍染吉乃:「夜桜亭」のオーナー。
葉崎栞:「夜桜亭」のアルバイト。
敷島大悟:「夜桜亭」のアルバイト。
北屋敷剛三:「夜桜亭」の料理人。
絵東ちなつ:客の1人、医師。
冬部蒼介:客の1人、弁護士。
斧田鏡一郎:客の1人、社長。
虎元勝男:客の1人、マスクをしている。
三夜沢渉子:客の1人、画家。

鬼方桜柳:30年前の連続猟奇殺人犯人とされる人物。

青桐岳人:15年前にちなつ、冬部、斧田に突き落とされ殺害された少年。
青桐岳彦:岳人の父。墓石には早苗、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐早苗:岳人の母。墓石には岳彦、夏美と同日に死亡したと刻まれている。
青桐夏美:岳人の妹。墓石には岳彦、早苗と同日に死亡したと刻まれている。

剣持:美雪と並ぶ金田一の偉大なる相棒。
佐木竜二:久しぶりの登場。金田一の後輩。
真壁:金田一たちの先輩。

<あらすじ>

・前回はこちら。
【謎は解けた!?】「吸血桜殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

関係者を一同に呼び集めた金田一は今回の事件について真相を解き明かし始めた。

まず、斧田殺害と冬部殺害の密室トリックについて触れた金田一。
此処で驚愕の事実を明かすことに。

なんと、密室トリックは冬部が工作したものだったのだ。
しかも、冬部は犯人と共謀していたワケではなく、犯人を庇っての行動らしい。

金田一の推理はこうである。

犯人は激情に駆られて斧田を殺害し逃亡した。
その姿を目撃した冬部は斧田が殺害されていることを発見し、咄嗟に犯人を庇おうと考えた。

其処で鍵を内側から施錠し、これを巻き付けた血吸桜を斧田の胸に突き立てた。
その後、窓から部屋を脱出すると斧田不在に気付いた態を装い金田一たちを呼び寄せた。
マスターキーで解錠させると、窓の施錠を確認するふりをして鍵を架けたのだ。

冬部はこれにより不可能犯罪を演出し、鬼方桜柳の犯行に偽装しようとしたのだろう。

続いて、ちなつが犯人に殺害された。
冬部は血吸桜へ運ぶことで、これまた鬼方の犯行に偽装した。

此処で冬部は自身も犯人に狙われることを覚悟した。
其処で秘密裏に部屋を移動すると犯人を誘き寄せ、これに刺されたのだ。
しかし、犯人を庇う為に密室トリックを完遂する必要があった。

止めを避けるべく防犯ブザーで犯人の追撃を避けると、室内から施錠。
ベッドに隠した血吸桜を自身に突き立て絶命したのである。

これはブザーから検出された指紋が冬部の物のみだったこと、冬部の血痕が出入り口のドアから続いていたことで証明されていた。

では、此処までして冬部が庇わなければならない犯人とは誰なのか!?
金田一が指摘した人物とは―――9話に続く。

<感想&推理>

「金田一少年の事件簿」が「金田一少年の事件簿R」として帰って来ました。
その第6弾は「吸血桜殺人事件」です!!

そんな「吸血桜殺人事件」の第8話。

前回試みた別アプローチが崩されました。
なんと、冬部と犯人は共謀していなかったとのこと。
あくまで、冬部による一方的な犯人隠避のようです。

とすると、「金田一が西棟の血痕を調べるように指示→冬部以外の血が流れているのだろう→ちさとが西棟で殺害されたのでは?→現場を偽装したことになるのでアリバイ工作、アリバイのある敷島犯人説」は成立しません。
何故なら、もしも西棟が本当にちさと殺害現場だとすれば冬部と共謀していない限り、犯人が其処を冬部殺害現場には選ばないから。
そもそも、冬部も其処を現場に選ばないでしょう。

どうやら、「金田一が西棟の血痕を調べるように指示」したのは冬部が密室トリックを自身で施したことを証明する為だった様子。

これで前提が覆り、別アプローチでの敷島犯行説は完全に崩壊することに。

また、これにより冬部が架けていた電話の意味も大きく異なりそうです。
「じゃあ、よろしく」と伝えた相手は冬部自身が死を覚悟し何かを託した相手となるのでしょうか。
だとすると、冬部が遺産を犯人に残そうとしているのか?

いずれにしろ、今回の犯人は「夕食時に覚えた金田一の違和感」でのみ絞り込めるようです。
となると、これから逃げることは出来ない……困った。

と、思っていたところ、コメントにて有力な情報が!!
この情報を教えて頂いたのは「DiamondsDiva」さん。教えて頂きありがとうございます(^O^)/!!

その内容ですが次の通り。
以下、「」内に該当部分を太字で抜粋しています。

実は男女混合名簿が導入されたのは1999年4月からです。
葉崎が小1だった時は22-6=16で16年前、つまり1998年。
この時はまだ男女別名簿で、「は」で始まる子が出席番号21番をあてられることは絶対にありません。クラス人数に関係なく必ず「あ」で始まる子にあてられます。

クラス人数の少ない小学校で21番をあてられることが考えられましたが、1998年でそれはないため、決定打といたしました
」とのこと。

これには「なるほど!!」と強く頷かされました。
「DiamondsDiva」さん、感謝です(^O^)/!!

この「男女別」と「男女混合」の名簿の違いについては管理人も検討していたのですが「栞のクラスの人数が分からないこと」や「栞の学校がどちらの名簿を利用しているか分からない以上、断定出来ないこと」から早期に外していました。
ですが、男女別名簿から男女混合名簿の導入時期がはっきりしているならば話は別です。
「導入年度が明確」かつ「それに該当する・しないが判別できる」場合は有効な条件となり得ます。
今回の場合だと「栞の当時の年齢と導入年度」を比較し「該当する・しない」を判別すれば良い。

そもそも何故、判別出来れば犯人だと断定出来るのか?
それは、栞が「男女混合名簿」ではなく「男女別名簿」の時代の生徒ならば「は」行で「21番」で居られることがあり得ないから。
それを成立させるには栞が「あ行」、すなわち「青桐姓」の場合しか不可能だから。

例えば、男子20人、女子20人の40人学級を想像してください。
「男女混合」だと苗字に偏りがあれば「は」で21番はあり得るかもしれない。
しかし、「男女別」だと「は」で21番はあり得ない。
少なくとも「あ」行から「な」行の女子が1人も居ないことになるから。
だが、これが栞が「青桐姓」ならば「21番」になることが出来る。

同様にクラスの人数を変えてみましょう。
例えば、男子23人、女子23人の46人学級の場合。
「男女混合」ではなく「男女別」だと女子は24番からスタートとなるので「あ」はもちろん「は」はなおさらあり得ない。

つまり「栞が21番」になり「40人以上のクラス」かつ「男女別名簿」が成立するには、「あ行」の姓「青桐」しかあり得ない。

では、40人未満の場合はどうか。
例えば、男子15人、女子15人の30人学級の場合。
「男女別」だと女子は16番からスタートとなるので、苗字に偏りがあれば「は」で21番も可能かと思われるのですが、これについてもコメントで1998年時点ではあり得ないとの言葉を頂いています。
おそらく、少子化による30人学級が導入されたのがそれ以降であるからでしょう。

と言うワケで「別アプローチの前提が崩れたこと」と「夕食時の金田一の違和感が特定出来た」こと。
この2点から栞犯行説が最有力と見て良いのではないでしょうか。

ちなみに、今回の虎元の発言で彼が医療関係者であることもほぼ確定かと思われます。

取り敢えず、管理人は7話感想から一転して「栞犯人説」を推します。
果たして、この推理は的中しているのか……次回以降に注目です!!

ちなみに、高遠とカフェふくろうのマスターに何らかの関係があるのではないかとの謎。
新シリーズ「金田一少年の事件簿R」になって以来、カフェふくろうのマスターが登場するエピソードには高遠も必ず登場している(「亡霊校舎の殺人」「蟻地獄壕殺人事件」)。
例として挙げるには2作と些か心許なくはあるが、これは新シリーズになってからの高遠の登場自体が上記2作に限られている為。
つまり、今のところ100%となっている。
どうも、この登場には何か意味があるのではなかろうか。
マスター自身が高遠の変装なのか……それとも高遠のルーツがマスターに関わって来るのか。
今後もこの法則が守られるのかどうかに注目したい。

ちなみに、此処で大ニュース。
「ファイアーエムブレム」シリーズ最新作「ファイアーエムブレムif」開発に「金田一少年の事件簿」原作者である樹林伸先生が参加されるとのこと。

そう言えば『小説 野性時代』(角川書店刊)でも樹林伸先生『ドクター・ホワイト』が2014年11月号から連載開始されています。
こちらも注目すべし!!

綾辻行人先生「Another」シリーズ続編『Another 2001』が『小説野性時代132号(11月号)』にて連載開始!?

◆「吸血桜殺人事件」関連過去記事
【新エピソード開幕】「吸血桜殺人事件」1話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第1の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【密室殺人!?】「吸血桜殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第二の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎また謎!?】「吸血桜殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【第3の殺人発生】「吸血桜殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【謎は解けた!?】「吸血桜殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「蟻地獄壕殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「学生明智健吾の事件簿」のまとめはこちら。
「学生明智健吾の事件簿」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「狐火流し殺人事件」のまとめはこちら。
「狐火流し殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「亡霊校舎の殺人」のまとめはこちら。
「亡霊校舎の殺人」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

・「金田一少年の事件簿R」より「雪鬼伝説殺人事件」のまとめはこちら。
「雪鬼伝説殺人事件」(「金田一少年の事件簿R」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「薔薇十字館殺人事件」のまとめはこちら。
「薔薇十字館殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「香港九龍財宝殺人事件」のまとめはこちら。
「香港九龍財宝殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ版】
ドラマ版「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件・アジア北米同日放送〜美雪誘拐!破滅の街の悲劇…死体出現密室トリックの謎はすべて解けた!」(1月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた!」(1月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「金田一少年の事件簿N」(日本テレビ系、2014年)まとめ

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