月曜ゴールデン「守護神・ボディーガード 進藤輝 Episode4 狙われた未亡人!!遺産・嫉妬・復讐…望まれぬ恋が生んだ殺意の炎!!予測不能の犯人から依頼人を守れるか?民間ボディーガード決死の闘い」(7月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!
<あらすじ>
民間ボディーガード会社PPG(パーフェクト・プライベート・ガード)の進藤輝(寺脇康文)は、再婚を勧める同僚の和田漠(小倉久寛)たちの計らいで婚活パーティーに参加し、そこで南麻希(葉月里緒奈)と出会う。彼女の夫は7年前に飲酒運転で事故死していた。麻希の付き添いで来ていた沢渡ひとみ(中島ひろ子)は進藤と彼女を交際させようと必死だが、その会場には偶然、麻希の夫の元上司・堂園健一郎(葛山信吾)の姿もあった。堂園は父親の跡を継ぎ、今や大会社の社長になっていたが、5年前に漏電が原因の火災で妻を亡くしていた。麻希と堂園は久々の再会に言葉を失う。
1か月後、ひとみがPPGに現れた。彼女は進藤と服部社長(伊東四朗)に、麻希に「堂園と別れなければ殺す」という脅迫状が届いたことを告げる。進藤は早速麻希を訪ね事情を聴くが、本人はイタズラだから問題ないといい、堂園にも警察にも知らせていないという。
不吉な予感を抱いた進藤は、無償で麻希の身辺警護を開始した。すると、麻希の職場に不審な男・柴田(宮本大誠)が現れる。進藤が柴田を追っている間、麻希の家で放火騒ぎが起こる。脅迫状は本物だったのか? だとすると一体誰が麻希を狙っているのか…。
(月曜ゴールデン公式HPより)
では、続きから……(一部、重複あり)。進藤輝は民間ボディーガード会社PPGの社員である。
これまでにも仲間と共に多くの依頼人を救って来た。
そんな進藤に新たな依頼が。
依頼人は南麻希とその友人・沢渡ひとみ。
ひとみによれば、麻希のもとに交際相手と別れるよう迫る脅迫状が届くようになったと言う。
麻希は7年前に夫を飲酒運転による事故で失っており、1ヶ月ほど前に再会した幼馴染・堂園健一郎と交際していた。
堂園は資産家で、こちらも5年前に漏電が原因と思われる火災事故で自身も負傷し妻を失っていた。
互いに意図せず独身となっていた麻希と堂園。
お互いが初恋の相手だったこともあって順調に交際している最中の脅迫状であった。
ひとみは夫の沢渡悟と共に麻希の再婚を応援しており、其処で進藤への依頼に繋がったのだ。
矢先、進藤は麻希を監視する不審な男を目撃。
直後に麻希宅にて放火騒ぎが発生する。
さらに、堂園自身も何者かに襲撃されることに。
兄弟である和也、亜紀子、剛志もその場に同席していたが、彼らは襲撃犯など見なかったと供述する。
翌日、不審な男の正体が判明。
それは堂園の死亡した妻・みゆきの弟である柴田邦夫であった。
柴田はみゆきの焼死が何者かによる謀殺であり、堂園と麻希もその犯人に狙われていると指摘する。
だからこそ、麻希を守ろうと見張っていたらしい。
どうやら、堂園家ではその莫大な資産を巡り、堂園と和也、亜紀子、剛志との間に確執があるようだ。
和也らは堂園が麻希と再婚することを阻止しようとしていたのだ。
中でも剛志は何をするか分からない人間だそうだが。
そんな中、当の剛志が何者かに殺害されてしまう。
遂に死亡者まで出たことで麻希は堂園との再婚について考え直し始めた。
弱気になった麻希を励ます沢渡とひとみ。
沢渡は「あんな派手で真っ赤な車に乗ってた奴だから他に恨みを買っていたんだろう」と吐き捨てる。
麻希あてにまたも脅迫状が届いた。
ところが、今度の脅迫状はこれまでと異なり犯人に繋がると思われる手掛かりが多数残されていた。
特にでんぷんが検出されたことから、仕事上ででんぷんを用いる柴田ではないかとの疑惑が浮上する。
だが、進藤は今回に限って手掛かりが多過ぎると疑いを抱いた。
真犯人による罠だと考えたのだ。
同じ頃、堂園が倒れた。
実は堂園は病気で余命幾許も無い身体だったのだ。
しかも、堂園は麻希の夫と事故当時に上司と部下の関係であり、彼の飲酒を止められなかったことに責任を感じていたのである。
だからこそ、贖罪の念から麻希に遺産を残そうとしていたのだ。
これを知った麻希は堂園との再婚についてさらに悩むように。
其処に堂園が誘拐されたとの報が届く。
麻希も犯人から呼び出しを受け、現場へ向かう。
これを密かに追跡する進藤たち。
辿り着いた先に居たのは……堂園を人質にした沢渡であった。
麻希に脅迫状を送り付け、剛志を殺害したのは彼だったのだ。
沢渡に目星を付けていた進藤は仲間と共にこれを強襲する。
剛志が殺害された折に「あんな派手で真っ赤な車に乗ってた奴だから他に恨みを買っていたんだろう」と吐き捨てていた沢渡。
だが、実際の剛志の車は茶色であった。
沢渡には特定条件下で茶色と赤色の区別がつかないのだ。
そもそも、誤認するには剛志の車を目にしていなければならない。
沢渡は剛志殺害時に誤認してしまったのだ。
そして、沢渡の動機は「大学時代に麻希にフラれたことへの復讐」であった。
ずっと根に持っており、影で嫌がらせを続けていたらしい。
さらに沢渡は意外な黒幕の存在を明かす。
その正体は和也と亜紀子であった。
和也と亜紀子こそ5年前の堂園宅へ放火した犯人だったのだ。
これを剛志に知られ脅迫されており、堂園襲撃犯が沢渡だと知るや剛志殺害を依頼したのだそうだ。
真相を語る沢渡だが、その隙を突いた進藤たちに取り押さえられることに。
もちろん、和也と亜紀子も逮捕された。
改めて堂園の気持ちを知った麻希は彼と再婚し最期を看取ることを決意するのであった。
これを温かく見守る進藤たち―――エンド。
<感想>
「守護神・ボディーガード 進藤輝」第4弾。
原作はなし、オリジナルドラマです。
さて、ドラマの感想。
まず、本作で発生した事件とその犯人を簡単にまとめておきましょう。
7年前、麻希の夫事故死→本当に事故だった。
5年前、堂園の妻が焼死→和也と亜紀子による犯行。
現在、麻希への嫌がらせ→沢渡による犯行。
現在、剛志殺害→沢渡による犯行、和也と亜紀子による教唆。
こんな感じでした。
それにしても、当初から「堂園の兄弟が怪しい」と劇中で何度も指摘されていて、実行犯こそ異なりましたが本当に「和也と亜紀子が犯人」でしたね。
剛志死亡時に沢渡の失言があった際に「ああ、沢渡が犯人だ」と確信しただけに、その後の和也と亜紀子の浮上は意外でした。
てっきり、堂園兄弟はミスリードだと思ってたんだけどなぁ。
むしろ、管理人的には次のように考えていました。
「沢渡夫妻があまりにも強く麻希と堂園の再婚を後押ししていたのは、堂園の病気を知っていて麻希を再婚させ遺産を相続させた上で騙して奪おうとか計画しているのか」と。
あるいは「ひとみこそが昔から何らかの事情(夫にフラれたとか)で麻希を憎んでおり、その夫の事故死も彼女が主導で沢渡が従ったもの」とか。
ところが、蓋を開けてみると「堂園家の事故」こそが謀殺だったとは……。
そう言えば、ひとみはどうなったのかなぁ。
此の点、気になるなぁ。
そう言えば、結果としてですが麻希は沢渡を振って正解だったとなるのか。
うむむ、あの性格の沢渡と夫婦関係を維持出来たひとみが凄いような気がして来たぞ。
でもって、相変わらずピンチに現れるPPGの安定感は凄いな。
次回にも期待!!
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進藤 輝:寺脇康文
○
南 麻希:葉月里緒奈
堂園健一郎:葛山信吾
沢渡ひとみ:中島ひろ子
沢渡 悟:湯江健幸
○
真壁直史:柏原収史
長久保吉乃:平田 薫
鈴木優太:今野浩喜
○
大崎大造:佐藤二朗
宮川昭夫:伊吹 剛
武 誠:柏倉裕太
○
堂園和也:遠藤 要
堂園亜紀子:川村亜紀
堂園剛志:林 剛史
柴田邦夫:宮本大誠
○
和田 漠:小倉久寛
○
服部敬一:伊東四朗 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)