2015年07月29日

【2015年】久坂部羊先生『破裂』(幻冬舎刊)がNHKさん「土曜ドラマ」枠にて10月からドラマ化!!

久坂部羊先生『破裂』(幻冬舎刊)がNHKさん「土曜ドラマ」枠にて2015年10月からドラマ化されることが明らかになりました。

『破裂』は久坂部羊先生による医療サスペンスの傑作で現代版『白い巨塔』とも呼ばれる作品です。
ドラマ化される『破裂』のあらすじはこちら。

『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

<あらすじ>

医者は、三人殺して初めて、一人前になる。エリート助教授、内部告発する若き麻酔医、医療の国家統制を目論む官僚らが交錯し事件が! 大学病院を克明に描いたベストセラー医療ミステリ。

・上巻
エリート助教授、内部告発する若き麻酔医、医療の国家統制を目論む官僚らが交錯し事件が! 大学病院を克明に描いたベストセラー医療ミステリ。

・下巻
国家権力による高齢者抹殺計画を見抜いたジャーナリストは殺害。裁判の結末は? 権力に翻弄される江崎の運命は? 医療ミステリの大傑作。
(幻冬舎公式HPより)


公式HPにてドラマ版のあらすじを目にしたところ、「ペプタイド療法」を物語のメインとして「ペプタイド療法」の発案者・香村と「ペプタイド療法」を利用し自身の理想を達成しようとする佐久間の攻防を描いたストーリーになる様子。
気になるドラマ版のキャストは香村役に椎名桔平さん、佐久間役に滝藤賢一さん。

そんなドラマ版「破裂」は2015年10月10日(土)22時より放送予定!!

◆関連過去記事
『破裂』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

『無痛』(久坂部羊著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

【2015年】久坂部羊先生『無痛』(幻冬舎刊)がフジテレビ系「無痛〜診える眼〜」として10月からドラマ化!!

文庫版「破裂〈上〉 (幻冬舎文庫)」です!!
破裂〈上〉 (幻冬舎文庫)





文庫版「破裂〈下〉 (幻冬舎文庫)」です!!
破裂〈下〉 (幻冬舎文庫)





キンドル版「破裂(上)」です!!
破裂(上)





キンドル版「破裂(下)」です!!
破裂(下)



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前川裕先生『クリーピー』(光文社刊)が映画化とのこと!!

前川裕先生『クリーピー』(光文社刊)が映画化されることが明らかになりました。

『クリーピー』は光文社さん主催「第15回日本ミステリー文学大賞新人賞」の受賞作品。
あらすじは次の通り。

『クリーピー』(前川裕著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

<あらすじ>

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。ある日、刑事・野上から一家失踪事件の分析を依頼されたのを契機として、周囲で事件が頻発する。野上の失踪、学生同士のトラブル、出火した向かいの家の焼死体。だがそれらも、本当の恐怖の発端でしかなかった。「奇妙な隣人」への疑惑と不安が押し寄せる、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
(光文社公式HPより)


そして映画版のあらすじはこちら。

<あらすじ>

元刑事の犯罪心理学者・高倉が、不可解な事件と奇妙な隣人に翻弄されるさまを描くサスペンススリラー。かつての同僚・野上の依頼で6年前の一家失踪事件を分析する高倉は、唯一の生き残りである長女・早紀の記憶をたどるも核心をつかめずにいた。一方、高倉が妻の康子と共に引っ越した新居の隣人の西野は、何気ない会話で高倉夫妻を惑わす。そんな折、突然家に駆け込んできた西野の娘は、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と衝撃の言葉を告げる。
(公式HPより)


両者を突き合わせると未読者にもおぼろげながら見えて来ますね。
おおっ、次の展開がかなり気になります!!

そんな映画版でメガホンを取るのは黒沢清監督。
キャストには西島秀俊さん、竹内結子さん、川口春奈さん、東出昌大さん、香川照之さんと錚々たるメンバーが!!
それぞれ西島さんが高倉役、竹内さんが康子役、川口さんが早紀役、東出さんが野上役、香川さんが西野役を演じられるとか。

ちなみに、映画版は原作とは異なるオリジナルの展開になるそうです。
そんな映画『クリーピー』は2015年8月から撮影開始、2016年初夏に全国公開予定とのこと!!

◆関連過去記事
【「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作書評(レビュー)】
・第12回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
『プラ・バロック』(結城充考著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
『ラガド 煉獄の教室』(両角長彦著、光文社刊)ネタバレ批評(レビュー)

・第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
『クリーピー』(前川裕著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
第14回「日本ミステリー文学大賞」&「日本ミステリー文学大賞新人賞」決定!!

第16回「日本ミステリー文学大賞新人賞」受賞作、葉真中顕先生『ロスト・ケア』が2013年2月15日発売!!

「第17回日本ミステリー文学大賞、新人賞」発表。栄冠は逢坂剛先生、市川智洋先生に!!

「第18回日本ミステリー文学大賞、同特別賞、新人賞」発表。栄冠は船戸与一先生、連城三紀彦先生、直原冬明先生に!!

映画化される「クリーピー (光文社文庫)」です!!
クリーピー (光文社文庫)





キンドル版「クリーピー (光文社文庫)」です!!
クリーピー (光文社文庫)



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八木圭一先生『一千兆円の身代金』(宝島社刊)がフジテレビ系「土曜プレミアム」にてドラマ化とのこと!!

八木圭一先生『一千兆円の身代金』(宝島社刊)がドラマ化されることが明らかになりました。

ドラマ化される『一千兆円の身代金』は第12回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
受賞時タイトルは『ボクが9歳で革命家になった理由』。

『一千兆円の身代金』(八木圭一著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

第12回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官(仮)』と『一千兆円の身代金(仮)』の2作に!!

ちなみに『一千兆円の身代金』あらすじはこちら。

<あらすじ>

第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作!「週刊新潮」「毎日新聞」「産経新聞」…各紙誌で話題!

大物政治家の孫を誘拐した犯人グループの狙いは何か?国家の威信をかけた空前の捜査が、いま始まる。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。日本政府に突きつけられた犯人からの要求は、財政赤字とほぼ同額の1085兆円の支払いか、巨額の財政赤字を招いた責任を公式に謝罪し、具体的再建案を示すかの二択だった─。警視庁は捜査一課特殊犯係を直ちに全国に派遣し、国家の威信をかけた大捜査網を展開させる。やがて捜査陣は、あるブログを見つけるが……。
(宝島社公式HPより)


ドラマが放送されるのはフジテレビ系「土曜プレミアム」枠。
また、SMAPの香取慎吾さんが誘拐犯役で出演されるとのことで話題になっています。

放送日は未だ不明、続報に要注目です!!

◆「このミステリーがすごい!」関連過去記事
【第13回】
『女王はかえらない』(降田天著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『いなくなった私へ』(辻堂ゆめ著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第12回】
『一千兆円の身代金』(八木圭一著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第11回】
『生存者ゼロ』(安生正著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第10回】
『弁護士探偵物語 天使の分け前』(法坂一広著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『僕はお父さんを訴えます』(友井羊著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』(矢樹純著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『保健室の先生は迷探偵!?』(篠原昌裕著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(岡崎琢磨著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『公開処刑人 森のくまさん』(堀内公太郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第9回】
「完全なる首長竜の日」(乾緑郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ラブ・ケミストリー」(喜多喜久著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「ある少女にまつわる殺人の告白」(佐藤青南著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第8回】
「さよならドビュッシー」(中山七里著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第7回】
「臨床真理」(柚月裕子著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【第3回】
『果てしなき渇き』(深町秋生著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
第13回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『女王はかえらない』に輝く!!

第12回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官(仮)』と『一千兆円の身代金(仮)』の2作に!!

第11回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は『生存者ゼロ(仮)』に!!

第10回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「懲戒弁護士」に

第9回「このミステリーがすごい!」大賞が決定!!栄冠は「完全なる首長竜の日」に

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

ドラマ化される「一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」です!!
一千兆円の身代金 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)





『女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)』です!!
女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)





優秀賞受賞作『いなくなった私へ』です!!
いなくなった私へ





同じく優秀賞受賞作『深山の桜』です!!
深山の桜





◆「このミステリーがすごい!」関連書籍はこちら。
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【2015年7月30日まで】東京創元社さんにて、カーリン・イェルハルドセン著『お菓子の家』と『パパ、ママ、あたし』サイン本を3名にプレゼントする企画実施中!!

カーリン・イェルハルドセン著「ハンマルビー署ショーベリ警視シリーズ」2015年7月時点での最新刊『子守唄』が東京創元社さんより2015年6月26日に発売されています。

2015年7月時点での最新作『子守唄』のあらすじはこちら。

<あらすじ>

眠るようにベッドに横たわる母と二人の幼い子ども。だが喉の傷と大量の血が、彼らが殺されたことを物語っていた。母親は結婚してスウェーデンにやってきたフィリピン女性。夫とは別れ、女手ひとつで子どもたちを育てていた。捜査線上に浮かんだ、被害者と親しかったらしい謎の男性。一家が住む高級アパートを買ったのはその男なのか? ハンマルビー署、ショーベリ警視以下捜査陣は、衝撃の事実にたどりつく。好評シリーズ第3弾。訳者あとがき=木村由利子
(東京創元社公式HPより)


『子守唄』は「ハンマルビー署ショーベリ警視シリーズ」第3弾。
シリーズには他に第1弾『お菓子の家』と第2弾『パパ、ママ、あたし』が存在。

この第3弾『子守唄』発売に伴い東京創元社さんにてキャンペーンが実施中です。
なんと『お菓子の家』と『パパ、ママ、あたし』の著者サイン本を抽選で3名にプレゼントして貰えるとのこと。
応募方法は東京創元社公式HPより「ニュース・トピックス」→「月別アーカイブ」→「2015年6月アーカイブ」→「6月5日記事」内の「申込フォーム」をチェック!!

ただ、1点だけ気にかかる点があって念の為にお伝えしておくと公式HP上では申込締切日が「7月30日(火)まで」となっています(2015年7月29日現在)。
すなわち、7月30日となれば明日までなので申込するならばそれはそれで急ぐ必要があるのですが……気になるのはむしろ曜日の方です。
実際の2015年7月30日は木曜日、火曜日なのは6月30日の方だったりします。
さらに、このプレゼント企画の募集開始が6月5日なので「もしかすると締切は6月30日なのでは?」との懸念も残ったり。

とはいえ、おそらくこれは杞憂でしょう。
根拠は3点。

まず、他の締切を迎えた企画には「締め切りました」の文字が入っていますが本企画にはその記載が無いこと。
また、発送予定が8月上旬であること。
さらに、申込フォーム自体も有効になっていること(つまり、受付中である)。

以上から締切日も7月30日と思われます。
なので、興味のある方はチェックすべし!!

ちなみに『お菓子の家』と『パパ、ママ、あたし』のあらすじはこちら。

<あらすじ>

・『お菓子の家』
数週間の入院生活を終え自宅に戻った老婦人が見つけたのは、見知らぬ男の死体だった。そのころ誰も知らぬある場所で、殺人者は高揚した気分で自らの行為を思い返していた。悔やんではいない。もっと苦しめてやれなかったのが残念だった。そう、これで終わりではない。ショーベリ警視率いる警察の調べはいっこうに進まず、そのあいだにも次の被害者が……。スウェーデン警察小説の鮮烈なデビュー作。ショーベリ警視シリーズ第一弾。訳者あとがき=木村由利子

・『パパ、ママ、あたし』
ハンマルビー署の刑事ペトラは、公園で凍えきった赤ん坊を発見した。近くにはひき逃げの被害にあったらしい、母親と思われる女性の死体が。警察が捜査を開始しようとした矢先、一本の電話が入った。フィンランドフェリーの船内で十六歳の少女が絞殺体で見つかったという。犯人は恋人か、行きずりの男か。子供をめぐる二つの事件は、意外な展開を見せる。ショーベリ警視シリーズ。訳者あとがき=木村由利子
(東京創元社公式HPより)


あらすじを目にした限り、なかなか興味深いシリーズのようです。
興味を持たれた方は本作にチャレンジを!!

「お菓子の家 (創元推理文庫)」です!!
お菓子の家 (創元推理文庫)





「パパ、ママ、あたし (創元推理文庫)」です!!
パパ、ママ、あたし (創元推理文庫)





「子守唄 (創元推理文庫)」です!!
子守唄 (創元推理文庫)



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「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 13話「戦争ゲーム」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 13話「戦争ゲーム」ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

ホームズはセバスチャン・モランを殺そうとしたことで、グレッグソン警部から顧問を一旦外される。ワトソンは契約終了したにもかかわらず、ホームズには知らせず付き添いを続けていた。暇になったホームズはモリアーティのことを調べ始め、趣味の陰謀論のサイトを覗く。サイトの管理人レン・ポンテコルヴォと連絡が取れず家に様子を見に行くと、彼は首を吊った状態で死んでいた。ホームズは捜査に乗り出すが……。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

モランを殺害しようとしたホームズはグレッグソン警部の信頼を損ね、顧問から外されてしまう。
とはいえ、彼が懲りることはない。

一方、ワトソンも契約期間を終えながらそれと知らせずホームズの付き添いを続けていた。

そんな中、ホームズはモリアーティに繋がる何かが得られればとサイトを巡り、とあるサイトに注目する。
サイトの管理者はレン・ポンテコルヴォなる人物であったが、数日前から連絡が取れない状態が続いていた。
興味を持ったホームズが彼の自宅を訪れたところ、当人は死亡していた。

こうして事件が発生、顧問を外されているホームズは密かに捜査を開始する。
まず、ホームズはレン・ポンテコルヴォのサイトに注目。
其処には様々な陰謀論について取り上げられていた。
その多くはホームズにとって与太同然であったが、たった1つだけ興味を惹く内容が。

それは、国防大学で毎年行われている「戦争ゲーム」のこと。
国防大学では、年初めに無作為に集めた各界のプロフェッショナルを「ブルーチーム(資本主義世界側)」と「レッドチーム(第三世界側)」とに配し互いに戦略シナリオを立てて競わせる模擬戦を行っているのだが、実はこれが単なる模擬戦ではなく現実世界の趨勢を占っているとのものであった。
この「ブルーチーム」が自国であることは言うまでもない。

当然、模擬戦では「ブルーチーム」が勝利することが常識となっていたが、2009年の1回に限り「レッドチーム」が画期的な戦略を実行し勝利してしまったと言う。
すなわち、それは2009年の「ブルーチーム」の戦略を実行することで現実に国防上の危機に陥りかねないことを示していた。
それ故に、この回のシナリオだけは機密扱いにされている―――それがレン・ポンテコルヴォの主張であった。

ホームズはこれが事実ではないかと考えたのだ。
現にレン・ポンテコルヴォは何者かに監視されていたのである。

ホームズは監視者の正体を突き止めるが、それは軍の国防担当者であった。
レン・ポンテコルヴォの主張は此の点に限り正しかったのだ。
さらに、当時の「レッドチーム」メンバーが次々と不審死を遂げていることが判明。

ホームズは生き残っていたメンバーの1人・ドレスデンから、別のメンバー・マクレナハンが怪しいと教えられる。
マクレナハンが画期的なシナリオを売却すべく、独り占めを図って他のメンバーを殺害したと思われたのだが……。

なんと、マクレナハンまでもが既に殺害されていた。
そう、当のドレスデンこそが犯人だったのだ。

ホームズはドレスデンの妻・シーナが筋萎縮症を患っていたことから、マクレナハンではなく治療費が必要になったドレスデンこそがシナリオを独り占めし売却しようとしたのではないかと考えるが……実は全くの逆であった。
ドレスデンの真意はシナリオの売却ではなく隠蔽にあったのだ。

ドレスデンは熱心な愛国者であった。
ところが、シーナの治療費が必要になった際に例のシナリオを金に換える誘惑に駆られたのである。

これを必死に抑え込んだドレスデン。
このとき、ドレスデンは愛国者である自分でさえ此の状態ならば他のメンバーは全く当てにならないと考えたのだ。
其処で愛国者としてリスクを排除すべく、シナリオを知るチームのメンバーを抹殺していたのであった。

最後には自殺を図ろうとするドレスデンだが、ホームズは2009年のシナリオを看破し他にも知る者が居ると主張。
その死が無意味であると諭すと投降させるのであった。

その夜、ホームズの活躍を認めたグレッグソン警部は渋々ながらも彼の顧問復帰を認める。
とはいえ、信頼回復には未だ遠そうである―――13話了。

<感想>

「現代版シャーロック・ホームズ」と言えば2つの作品が挙げられます。
1つが英国「SHERLOCK(シャーロック)」、そしてもう1つが米国「エレメンタリー」。
本作「エレメンタリー」はワトソンが女性との大胆なアレンジを加えた「現代版シャーロック・ホームズ」なのです。

その第13話。
「モリアーティ」の影を引き摺りつつ、ホームズは事件解決に挑みます。
とはいえ、12話の行動が原因で周囲の信頼は喪失しており、苦い想いをすることに。

ただ、これまで周囲の思惑など歯牙にもかけていなかったホームズがこれを気にかけ始めている点が重要。
それは彼が「人間らしさ」を獲得しているということ。
これが後々に大きく影響して来ようとは……当のホームズ自身も未だ気付いていません。

そんな今回は「虚実」の回。
例えば「虚(陰謀論)」の中に存在したたった1つの「真実(戦争ゲーム)」。
そして「マクレナハン」が犯人と思いきや「ドレスデン」だったり。
そのドレスデンの動機も「金銭目的」かと思いきや「真逆の隠蔽目的」だったり。
この「虚々実々」がポイントの回でしたね。

ちなみにポイントと言えば、この「エレメンタリー」ではアイリーンの秘密が凄いです。
なにしろ、彼女こそが……なんだもんなぁ。
アレには本当に驚いた。
当批評(レビュー)で本作に興味を抱かれた方は、是非、本作を視て欲しい。

◆関連過去記事
【エレメンタリー関連】
「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 5話「死の天使」ネタバレ批評(レビュー)

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「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 7話「忘れたい過去」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 8話「長すぎた導火線」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 9話「瞳の中の暗殺者」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 10話「ダイヤモンドは永遠に」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 11話「命の洗濯」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 12話「Mの悲劇」ネタバレ批評(レビュー)

【シャーロック関連】
「SHERLOCK(シャーロック)」シーズン2 2話「バスカヴィルの犬(ハウンド) The Hounds of Baskerville」ネタバレ批評(レビュー)

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【その他】
「シャーロッキアン!」(池田邦彦著、双葉社刊「漫画アクション」連載)第1話から第36話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「SHERLOCK シャーロック」、シーズン5も制作予定とのこと!!

【速報】「SHERLOCK(シャーロック)」シーズン4制作決定との報が!!

シャーロッキアン必携!!グラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX」発売!!さらに『別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本』も!!

【映画情報】「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」がリメイク決定&「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」ネタバレ批評(レビュー)!!

神戸で「シャーロック・ホームズ扮装ツアー」に参加してみよう!!

シャーロッキアン狂喜乱舞のテーマパークが出現!?観光の目玉となるか!!

「クリスティ」が「ホームズ」に変身!?「パブ シャーロック・ホームズ」開店!!

93歳のシャーロック・ホームズが登場する映画「ミスター・ホームズ(原題:Mr. Holmes)」に注目せよ!!

【2015年12月】遂に「SHERLOCK シャーロック」がスクリーンに登場!?クリスマススペシャルに注目せよ!!

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ヤング・シャーロックと言えば実はこちらも。
「ヤング・シャーロック・ホームズ1 死の煙」です!!
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