2015年08月30日

「実は私は」第125話「紫々戸獅穂@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第125話「紫々戸獅穂@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

獅穂の未来の夫が嶋であることが孫である結香から判明した。
これに獅穂は激しく動揺することに。
遂には夢にまで嶋を見るようになってしまう。

嶋の良いところを思い浮かべようとするも全く浮かばず、何が何でも結婚を避けようと考える獅穂。
結香によれば「2人の馴れ初めは高校3年生の花火大会」らしい。
それが終わるまで嶋には関わらないと心に固く誓うのだが……。

選りにも選ってその日の日直が嶋と2人での担当になってしまう。
ショックを受ける獅穂だが、さらに次々と衝撃が襲う。

黒板に書かれた日直が相合傘になっていれば動揺し、嶋の顔を見れば動悸が高まる始末。
冷静になるべく服を脱ぐが、これが逆に嶋を喜ばせてしまう。

嶋を意識しないようにすればするほど意識してしまう。
もはや、嶋スパイラルだ。

そんな獅穂の様子を誤解した嶋はここぞとばかりに迫る。
当然、獅穂はその場を逃げ出すことに。

衣服をはだけ逃げる獅穂、そんな獅穂を目を血走らせ追走する嶋。
傍から見れば事件である。

案の定、みかん、結香、渚らが獅穂の加勢に回る。
だが、誰も嶋を気味悪がって止められない。

そんな中、遂に嶋の手が獅穂にかかった。
これを見ていた結香が「変わり身の術」を発動し、獅穂と結香の位置を入替えるが……。

「やっぱ無理っ!!」
叫ぶや否や渚と位置を入替る。

つまり、嶋の矢面に立たされたのは……渚だ。
渚は軍隊格闘の粋を尽くして嶋をもてなす。

身体ごと飛ばされた嶋はみかんと獅穂の居る方向へ。

「ひょへぇぇぇぇぇぇ」
みかんは普段の気丈さは何処へやら、素っ頓狂な悲鳴を上げつつフクちゃんに手助けを依頼。
久しぶりに助力を求められたフクちゃんは此処ぞとばかりに光り輝く。

その背後で、結香が「死ね!!」とばかりに焙烙玉を嶋へ投擲する。
おい……お前は本当に嶋の孫なのか?

フクちゃんの光によりバナナの皮を踏んだみかんは体勢を崩し嶋を回避。
焙烙玉を顔面に受けた嶋はそれでも獅穂へと飛んで行く……。

ふと気付けば獅穂の唇と嶋の唇はすぐ其処に迫っていた。
マズイ……焦る獅穂の前で嶋がさらに飛ぶ。
焙烙玉が破裂し、爆風に舞い上げられたのだ。

ドサリと地面に落下した嶋らしき物体。
それを背後に「良かったぁ〜〜〜」と胸を撫で下ろす獅穂。
みかんはフクちゃんを素直に褒め称えている。

嶋の心配をする者は……誰もいない。

そんな中、空から1枚の写真がヒラヒラと舞い落ちて来た。
何気なく目にした獅穂の背中に戦慄が走る。

それは月の写真であった。
すなわち、獅狼へと変身するスイッチである。

獅穂の脳裏に過去に級友の面前で変身したトラウマが甦る。
あの時は獅狼が批難の嵐に曝されたのだ。

(ごめん、獅狼)
謝罪する獅穂の言葉を最後に、其処には入替った獅狼が現れた―――126話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、13巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

そんな「実は私は」が遂にアニメ化。
テレビ東京系列にて2015年7月6日から放送開始とのこと見逃すなかれ!!
ちなみに、登場人物に黄龍院凛らの名前が無いことを見ると序盤をアニメ化する予定なのかな。
さらに、アニメ版は早くもブルーレイ、DVD化が発表されています。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その125話。
サブタイは「紫々戸獅穂@」。

遂に125話目にして「!」なしのサブタイが登場。
まさに新シリーズ「未来を変えよう」編の幕開けと言えるでしょう。

今回のラストから考えると、獅狼を見ても朝陽と同じように特に態度を変えなかったことで獅穂から嶋が見直される展開か。
これにより、獅穂も嶋へ心を許すワケですね。

どうやら、それだけ獅穂にとって獅狼の姿を曝すことはトラウマとなっていた様子。
だからこそ、その姿を曝け出しても人格を認めてくれる存在が大切なのでしょう。
こりゃ、未来の獅穂が結香に夫について聞かれて黙っていたのも単に照れ臭かっただけの可能性もあるような気がするなぁ……。
もともと獅穂はそう言ったところがあるし。

そして、嶋。
ある意味、嶋はこれまでに涼や弓と「実は中身が男性」と知らずに交際を重ねて来たワケで。
自然にではありますが「外見も中身も別人格」に属する「獅穂と獅狼」をすんなり受け入れられる下地は整っていたと言うべきでしょうか。

そして、嶋と獅穂の交際にとってポイントが「高校3年生の花火大会」と判明。
嶋の場合だと「獅穂と交際出来るなら大丈夫」と当初は軽く考えていそうな気もします。
これが将来的に結婚に結び付くからには花火大会の時には、心から獅穂と獅狼を受け入れられる状態になるのでしょう。
だとすれば、これから嶋の成長が見られそうです。

嶋と獅穂がカップリング成立すれば、サクラと明里、岡とみかんもそれぞれのエピソードを紡いで行きそうな予感。
そして、各々が固まった後に朝陽と葉子の種族の壁問題が浮上する感じだろうか。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス12巻が発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、次回は登場順で水奈川咲かな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第120話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第121話「流しそうめんを食べよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第122話「カブトムシを採りに行こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第123話「気を引こう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第124話「未来を変えよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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posted by 俺 at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 伊勢志摩〜貝の中の殺意!!真珠をめぐる同時殺人・魔性の女の完璧すぎる殺人アリバイ!?出所した男と消えた4000万の行方!」(8月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 伊勢志摩〜貝の中の殺意!!真珠をめぐる同時殺人・魔性の女の完璧すぎる殺人アリバイ!?出所した男と消えた4000万の行方!」(8月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。その日、夜明の車に乗りこんだ女性客が向かったのは、府中刑務所だった。女は、出所した男を見つけるなり「10年前の真実を聞かせて」と詰め寄り、2人はもめはじめた。夜明はあわてて間に入って、いさかいを止めた…。

その後、女性は夜明のタクシーに再び乗車、青山の宝石店“進藤ジュエリー”の前で降りた。彼女を出迎えたのは、なんと夜明の娘・あゆみ(林美穂)だった。聞けば、女性はこの店の専属ジュエリーデザイナー・神崎睦美(高岡早紀)で、かつては三重・鳥羽の真珠加工工場の従業員だったが、進藤ジュエリー社長・進藤俊彦(葛山信吾)に才能を見出され、いまや海外セレブにも人気のデザイナーとして活躍しているという。そして、あゆみは雑誌で特集記事を組んだ縁から睦美と知り合い、現在、進藤ジュエリーでアルバイトをしているらしい。その夜、夜明は睦美から指名を受け、都内にある工房から横浜のホテルまで彼女を送り届けた。

翌朝、都内の橋のたもとで、男の刺殺死体が発見された。さっそく東山刑事(風見しんご)たちが臨場するが、男は身許を証明するものを一切所持しておらず、ポケットにはむき出しの現金が入っていた。それもそのはず、男は2日前に府中刑務所を出所したばかりの青木公男(本城丸裕)だった。青木は10年前、三重県鳥羽市の信用金庫から4000万円を強奪した罪で服役していた。青木は、強奪した金は共犯者の元漁師・神崎隆一(伊藤洋三郎)が隠し持っていると供述したが、神崎は事件後すぐに水死体で発見されていた。警察は神崎の周辺を徹底的に捜索したものの、いまだに4000万円は見つかっていなかった。実は、殺された青木こそ府中刑務所前で睦美ともめていた男であり、共犯者の神崎は睦美の父だった。

事情聴取に訪れた東山たちに、睦美はいまだに父が強盗犯だとは信じられず、青木には10年前の真実を確かめるために会いに行ったと打ち明ける。また、青木の出所の日時は、故郷の鳥羽で居酒屋を営む母・幸代(黒田福美)から聞いたと話す。しかも、青木の死亡推定時刻は夜明のタクシーに乗っており、その後、横浜のホテルから一歩も外に出ていないという完璧なアリバイがあった…。

その後の調べで、青木は死の前日、都内でダイバーズショップを営む同郷出身者・田中雄太(蟹江一平)の元を訪ねていたことがわかった。田中は、青木のあとをつけるナゾの男を目撃したと話すが…!?
そんな中、睦美からまたもや夜明に指名が入り、伊勢志摩まで送ってほしいという。ニューヨーク店のオープンに合わせて発表する最新作に使う真珠を選ぶため、早朝、現地に到着しなければならないという。だがその矢先、新たな殺人事件が発生して…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)

夜明日出夫はタクシードライバーである。
しかし、彼には裏の顔が……いや、そこまでではないけど別の顔があった。
夜明は元警視庁の敏腕刑事だったのだ。
今も後輩たちからは「伝説」と呼ばれ、日夜アドバイスを求められている。

ちなみに、タクシー業界での夜明は「ロングの夜明」と呼ばれている。
それは夜明が「客から長距離の指名を受けることが多い」ことに由来している。
しかも、恐ろしいことに「乗せた客はほぼ100パーセント(例外はある)の確率で夜明をアリバイトリックに利用する」のだ。
故に、メタ的であるが夜明のタクシーを長距離で利用した時点で「その客はこれから犯人となる確率がダントツで跳ね上がる」のである。
心ある視聴者としては、いつか夜明自身もこれに気付いて未然に客の犯行を防いでくれるのではないかと期待しているが……今のところ全くその様子はない。
まことにもって残念なことである。

そんな夜明が今回乗せた客は神崎睦美。
彼女は夜明へ目的地を府中と告げると、刑期を終えて社会へ出て来たばかりの男に詰め寄るのであった。
とはいえ、男もただではやられない……逆に睦美を恫喝する始末である。
見かねた夜明が仲裁に入るとの騒動であった。

2人を引き離した夜明。
睦美は続いて目的地を「進藤ジュエリー」へ。
送り届けたところ、其処には夜明の娘・あゆみがアルバイトで働いていた。
あゆみによれば睦美は三重県鳥羽の出身で「進藤ジュエリー」の社長である進藤俊彦のスカウトを受け東京へとやって来た鳴り物入りのジュエリーデザイナーらしい。

マズイ……「夜明のタクシーに乗車した」上に「あゆみのバイト先の関係者」である。
もはや、今回の犯人候補筆頭と言っても良いだろう。
後は「夜明のロング」をこなせばほぼ確定である。

そんな中、睦美は夜明に礼を述べると後輩デザイナーの白石涼子に指示を飛ばす。
と、其処へ進藤の妻・千夏が怒鳴り込んで来た。
どうやら、千夏は進藤と睦美の仲を疑っているようで睦美に食って掛かる。
睦美は千夏に「誤解だ」と告げるが千夏は聞く耳を持たない。
その隣では涼子が何やら様子を窺っていて……。

その夜、夜明に睦美から指名が入った。
こうして、夜明は横浜のホテルへと彼女を送り届けることに。

翌日、男の刺殺体が発見された。
こうして事件が発生し、神谷や東山らが捜査に乗り出すことに。

男の身許を調べた神谷らは彼が青木公男であると突き止めた。
青木は10年前に三重県鳥羽市の信用金庫から4000万円を強奪、この際に警備員・豊川健一を負傷させたとして逮捕され服役していた。
逮捕された当時、青木は主犯の存在を示唆し、神崎隆一こそがソレだと告発。
ところが、当の神崎は事件直後に死体で発見されていた。
結局、青木の周辺からも4000万円は回収出来ず、その供述の真偽も判然としない結末となった。

そんな青木こそ冒頭で睦美と揉めていたあの男であった。
そして、睦美は主犯とされた神崎の娘だったのである。
睦美は神崎の犯行を信じられず、青木に真相を問い質そうとしたらしい。

そんな中、容疑者として浮上したのは……なんと夜明であった。
そう、夜明が青木と睦美を仲裁していたところを誤解されたのだ。

東山らは夜明の名前を聞くや天を仰ぐ。
神谷などは手にした捜査資料を机に叩きつけるほどの動揺ぶりであった。
果たして、その心中は如何ばかりか。

とはいえ、東山らから事情を尋ねられた夜明は睦美を助けようとしたことを証言。
こうして、夜明に代わって睦美が捜査線上に浮上した。
なにしろ、青木と睦美の間には因縁があるのだ。

だが、睦美には夜明が関わるアリバイがあった。
そう、夜明がホテルまで送り届けた後、睦美は常に第三者と共に居たのだ。

その後、青木がダイバーズショップを経営する田中雄太を訪ねていたことが判明。
田中もまた三重県鳥羽市の出身者で、睦美の幼馴染でもあった。

田中は青木を尾行する人物が居たと証言。
調べたところ、10年前に青木に負傷させられた警備員・豊川であったことが分かる。

その夜、睦美からまたも夜明に指名が入った。
今度はなんと三重県の伊勢志摩まで送り届けて欲しいらしい。
其処は睦美の故郷である、思わぬ超ロングに夜明は狂喜乱舞する。

こうして、睦美を送り届けた夜明。
睦美は母・幸代と再会するも冷たく突き放す。
実は、神崎は睦美の実父では無かったのだ。
この事実を知った睦美は幸代を許せなくなったらしい。

一方、この間に東京で豊川が殺害されてしまった。
豊川殺害犯についても捜査を開始した神谷たち。
すると、殺害直前に田中が豊川と同行していたことが判明する。
しかも、当の田中は行方をくらませていた。

さらに、田中宅の家宅捜索を行ったところ10年前の4000万円の一部と思われる紙幣が発見される。
10年前の青木の仲間は神崎ではなく田中だったのだ。

そんな中、東京へと戻った睦美から夜明にもう1度ロングの依頼が。
行先はまたも伊勢志摩だ。

現地へ到着し睦美と別れた夜明は其処で東山らと遭遇する。
どうやら、田中が故郷に逃げて来ているらしい。
驚く夜明に睦美が合流したところで、当の田中から電話が入る。

田中は青木と豊川の殺害を認めると自殺を仄めかして電話を切ってしまった。
慌てて、周囲を捜索したところ田中の遺体が発見された。
当初は自殺と思われたのだが……死因が他者による刺殺と判明し一変する。

此処で被疑者として浮かんだのが幸代であった。
幸代が神崎に罪を着せた田中へ復讐したのではないかと考えられたのだ。

そんな中、進藤との仲を勘ぐった千夏が睦美を襲撃することに。
夜明が助けに入り事無きを得るのだが……。

実は進藤は本当に不倫していたのだ。
しかし、相手は睦美ではなく涼子であった。
進藤はこれを機に千夏と離婚し涼子と再婚することを宣言。
さらに、睦美に代えて涼子をメインデザイナーにすると発表した。
これにショックを受ける睦美。

一方、睦美襲撃により身柄を拘束された千夏が意外な証言を始めた。
なんと、青木殺害の犯行時刻当時に田中が睦美のアトリエに入るのを見たと言うのだ。
だとすれば、田中には犯行不可能である。

こうして、そもそも田中の犯行自体に疑惑が浮上する。
神谷は幸代に動機があるのならば睦美にも動機がある筈と主張する。
幸代は田中殺害について「田中が10年前の事件について幸代と睦美に謝罪したいと申し出て来た」と述べているらしいが……。

しかし、夜明は「あの人は犯人じゃないもの」と譲らない。
何しろ、青木殺害時にも豊川殺害時にも田中殺害時には夜明の近くに居たのだ。

そんな中、夜明はふと「もしかして……」と睦美に疑惑を抱き始めた。
そして、睦美のアリバイは単独犯としてならば完璧だが共犯が居れば脆いことに気付いた。

夜明は睦美を乗せて伊勢志摩へ。
其処で夜明は睦美こそが田中を殺害した犯人だと告発する。

確かに田中殺害時に夜明の近くに居た睦美。
だが、そもそも田中がその前の時点で睦美に刺されていたとしたら。
田中は刺されたものの生きており、睦美のアリバイを作るべく電話を架けた後に絶命したのだ。

そう、夜明が考える睦美の共犯者とは田中であった。

これに睦美は全てを告白し始めた。

まずは青木殺害である。
あの夜、青木は睦美のアトリエに乗り込んで来た。
其処で青木は自身が神崎の被害者だと主張し、娘である睦美に身体の関係を迫ったのだ。
抵抗した睦美は青木を殺害してしまった。

困った睦美は田中が青木の共犯であることを知らずに助けを求めた。
睦美を愛していた田中はこれに協力し、睦美が夜明のタクシーでアリバイを作っている最中に遺体を運び出し遺棄した。

ところが、田中が青木の遺体を運び出す現場を豊川に目撃された。
豊川は田中を脅迫したのだが、反撃され殺害されることに。

その後、10年前に田中が青木の共犯だったことが判明。
そんな中、幸代に謝罪した田中が睦美の前にも現れた。
田中によれば神崎に罪を着せて殺害したのは青木らしい。
しかし、睦美は田中を許せずこれを刺してしまった。
睦美を庇った田中は彼女を逃がすと、電話でアリバイを作ったのであった。

すべてを認めた睦美は逮捕された。
そんな睦美に駆け付けた幸代が語りかける。

確かに睦美は神崎の息子では無い。
だが、それは神崎も了承の上だったのだ。
過去、妊娠していた幸代を残し睦美の実父は事故死してしまった。
そんな幸代を見かねた神崎が睦美の父親となったのであった。

これを知り睦美は幸代と和解することに―――エンド。

<感想>

前回の2015年3月7日放送分(第37弾)に次ぐ第38弾です。
第37弾からはほぼ半年ぶりの新作放送となりました。

では、ドラマの感想を。

今回もお約束が満載でしたね。
「寝起きドッキリ」に「メザシ」に「ロング乗車」と良かったですね。

そして、今回の内容をまとめると……。

青木と田中殺害は睦美の犯行、豊川殺害は田中の犯行、神崎殺害は青木の犯行でした。

そんな中、睦美が神崎の無実を証明しようと青木と関わったことが事件の呼び水となった印象。
もっと早く田中が真実を明かしていれば……事態は異なっていたのかもしれません。
それと、幸代は不義の子を睦美に疑われた時点で出生の秘密を明かしていれば……これまた結末は異なっていたのかもしれません。

改めて思ったのは、やっぱり神谷優秀だなぁ……。
夜明さんとあゆみは犯人を引き寄せてるから別格なんだよ。
あれはもうギフトの域だよ、常人で対抗出来る筈がない。
前にも述べたが、きっと夜明の長距離運転が催眠暗示を搭乗者にもたらし何かを起こさせてるんだよ。
その点、神谷は普通に優秀なんだから卑下する必要は無いって。

さらに確信したが「夜明のタクシーにロングで乗車」し「あゆみの職場の関係者」であれば「犯人確率99パーセント以上」だな。
とりあえず条件を満たした者は未遂、既遂問わず調べるべきかもしれない。
神谷には此の点も頑張って欲しい。

いや、むしろ神谷は夜明とあゆみに次のように伝えるべきだな。
「夜明さん、ロングは拒否してくれませんかね。それが犯人の為なんで」
「あゆみちゃん、そろそろ1つの職場に腰を据えて貰った方が良いかもしれないなぁ」と。
そうすれば、犯人が罪を犯さずに済むかもしれない。

恐るべし「夜明の法則」。

そう、今回も「夜明の法則」は健在でした。
この法則をいかにストーリーに放り込んで来るか(または捻ってくるか)が本シリーズの見所。

解説!!夜明の法則とは―――

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌」にて適用される法則。

犯人(女性)は夜明のタクシーに乗りアリバイを作る。
そして、最初に疑われる。
が、夜明が「あの人は犯人じゃない、だってアリバイあるし」と頑固に庇う。
別の容疑者浮上。
だが、急に夜明の気が変わる(偶然、何かに気付く)。
夜明アリバイ崩しに挑戦。
やっぱり、あの人が犯人でした。
―――完―――

のこと。
はい、普通に発動してました。
今回も王道でしたね。
やっぱり、これがないと「タクシードライバー」じゃないよ。
と言うワケで、この点は満足です。

遊び心も満載で次回にも期待ですね!!

ちなみに「タクシードライバー」シリーズの原作は「木枯らし紋次郎」の著者で知られる笹沢左保先生の「タクシードライバーの推理日誌」シリーズ。
とはいえ、本作においてはモチーフというべきでしょう。
完全に別物なので、そこは注意。

◆関連過去記事
【シリーズはこちら】
土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」(1月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 飛騨高山〜殺人スクープの女!!1年で倍返し!?疑惑の投資詐欺で連続殺人!!死者が頼んだ出前トリックの謎!?」(12月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 分かれ道の乗客 瀬戸内尾道〜“道の駅”連続殺人!!一個2千万!?犯人が食べたモミジ饅頭の謎」(10月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 地図を失くした乗客・北陸金沢〜よく喋る死体の死亡推定時刻トリック!?殺された刑事が追った8年の空白!!」(12月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 東京〜浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

2011年3月19日(土)……今夜の土曜ワイド劇場は傑作選「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」です!!

<キャスト>

夜明日出夫:渡瀬恒彦
神崎睦美:高岡早紀
神崎幸代:黒田福美
神谷警部:平田 満
東山刑事:風見しんご
田中雄太:蟹江一平
進藤俊彦:葛山信吾
馬場刑事:正名僕蔵
小林係長:徳井 優
ドライバー・野村:鶴田 忍 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


笹沢先生の作品はこちら。
「生存する幽霊―タクシードライバーの推理日誌 (徳間文庫)」です!!
生存する幽霊―タクシードライバーの推理日誌 (徳間文庫)





同じく「招かれざる客―笹沢左保コレクション (光文社文庫)」です!!
招かれざる客―笹沢左保コレクション (光文社文庫)





同じく「霧に溶ける―笹沢左保コレクション (光文社文庫)」です!!
霧に溶ける―笹沢左保コレクション (光文社文庫)



2015年08月29日

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第37話「緑川楓の誤算2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第37話「緑川楓の誤算2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第37話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
逸見:楓の知人の刑事。

円卓:「占いの館」の占い師の1人、「ジュエル」を名乗っていた。
蝶野:「占いの館」の占い師の1人、「カラスアゲハ」を名乗っていた。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第36話「緑川楓の誤算1」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

緑川楓に殺人容疑がかかってしまった。
被害者は楓が通っていた「占いの館」の占い師・ジュエルこと円卓。
殺害現場に楓が居たこと、また凶器からも指紋が検出されたことから楓は大ピンチに!!
ところが、当の楓はジュエルに見覚えが無い。

確かに楓は「占いの館」に通ってはいた。
しかも、担当がジュエルだったのも間違いない。
だが、相手はジュエルを名乗っていたが殺された円卓とは別人だったのだ。
とはいえ、誰も楓の主張を信用してくれない。
窮地の楓は自身がライバルと認める蛍に助けを求める。

楓を捨て置けない蛍は圭一と共に事件解決に乗り出した。
まず向かったのは「占いの館」である。

「占いの館」では客が券売機でどの占い師に依頼するかを選択するシステム。
早速、ジュエルを選択する蛍だが出て来たチケットに印刷された部屋番号を見て首を傾げる。
事前に楓から聞いていたものと違うのだ。
これはどうしたことだろう?

疑問に思いつつもジュエルの部屋へ向かおうとする蛍。
すると、途中で別の部屋へと案内される。
何でもジュエルに不都合が生じ、他の占い師が代理をすることになったそうだ。
ふと思い立った蛍は楓から教えられた部屋を指定する。
其処には「カラスアゲハ」こと蝶野なる占い師が居た。

一方、捜査状況を確認している圭一。
どうやら、楓の旗色は想像以上に悪いようだ。
逸見が何とか庇おうとするが反対派に悪戦苦闘している。
凶器以外にも、券売機の購入履歴からも楓とジュエルの繋がりが証明されているらしい。

其処に楓の「ジュエルは知っているが被害者は知らない」との供述である。
これが言い逃れと捉えられているようだ。

圭一はこの謎を解かない限りは楓を救えないと考え、蛍のもとへ急ぐ。

その頃、蛍はカラスアゲハと対話していた。
カラスアゲハによれば此の部屋は彼女の部屋で別の使用者は居ないらしい。
つまり、楓が相談していた占い師はジュエルを騙ったカラスアゲハだったことになる。

目の前のカラスアゲハが犯人だと確信した蛍に対し、カラスアゲハはニッコリと微笑む。
さらに「お兄さんのことでお悩みでしょう」と言い当ててしまった。

その力に驚く蛍が周囲を見回すと……何とカラスアゲハから生じた奇妙な触手が蛍を囲んでいるではないか!!
その触手の先にはそれぞれに目が付いている。
どうやら、この目で依頼者の心の中を覗いているようである。

マズイ……この状態では楓のことも知られてしまう。
狼狽する蛍だが、其処に圭一が駆け付けた。

すると、今度はカラスアゲハが何やら戸惑い始めた。
どうもカラスアゲハもうっすらとだが圭一を認識しているようだ。

此処に蛍は勝負に出た。
自身がカラスアゲハ同様に能力者であると宣言すると「楓に依頼され、罠に嵌めた犯人を呪い殺しに来た」と告げたのだ。

なまじ認識出来ているだけにカラスアゲハの動揺ぶりは凄まじかった。
蛍の芝居に付き合って圭一が近付くなり、罪を認めて命乞いを始めたのだ。

こうして、カラスアゲハこと蝶野が円卓殺害犯として逮捕されることに。

蝶野によればもともと円卓とは仲が悪く、殺意を抱いていたらしい。
ところがある日のこと、円卓殺害に有用となる楓がやって来ることを察知し券売機に仕掛けを施した。
券売機の中の券に楓が押すであろう順番を見越してカラスアゲハの部屋番号が出て来るように仕込んだのだ。

捜査陣が注目していたのは楓が券を購入する様子であり、その券自体に仕掛けが施されているとは思わなかったのである。

こうして、楓を誘き寄せた蝶野は彼女好みの手柄を教えることで信頼を得た。
その中で占いに必要と称して様々な道具に触れさせ楓の指紋を入手したのだ。
そして、遂に犯行に及んだのだ。

真犯人である蝶野が逮捕されたことで楓の容疑は無事に晴れた。
無実が証明された楓は蛍に感謝の涙を流す、そんな楓をからかう蛍。
2人の間に確かな友情が育まれつつあった―――次話に続く。

ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
1巻、2巻。3巻に続き、早くも4巻が発売予定!!

さて、その37話。
サブタイは「緑川楓の誤算2」。

窮地に陥った楓でしたが、彼女がライバルとしている蛍により救われることに。
ラストシーンの蛍と楓の交流は良かったですね〜〜〜!!
これにより、蛍が「十二人委員会」と対決する際にも楓から助力を得ることになりそうです。

そして、今回のミステリ的なポイントは4つ。

1.券売機のトリック。
2.楓からの指紋採取方法。
3.部屋番号から犯人を特定。
4.蛍が芝居を打つことで犯人の自白を促したこと。

此処が光ってました。
特に2、3、4がかなり良かったですね。

次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第30話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第31話「謎の桃園2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第32話「節の反抗期」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第33話「崖の下の呪い家」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第34話「崖の下の呪い家2」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第35話「崖の下の呪い家3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第36話「緑川楓の誤算1」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

「フランケン・ふらん 最終話(最終回) Dream」ネタバレ批評(レビュー)

「フランケン・ふらん 59話 BestFriend」ネタバレ批評(レビュー)

「Phase20」(木々津克久作、「チャンピオンRED 2012年1月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「鋏女(チャンピオンRED 5月号掲載)」ネタバレ批評(レビュー)

「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?
十二人委員会:警察内部に存在する犯罪者を私的制裁する組織、メンバーは12人居るらしい。

死神:黒い影の男の正体。「桐島静香の秘密」「謎の桃園」に登場。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。
桃園霧子:「聖マルス学園」2年生とされる謎の令嬢。「謎の桃園」「崖の下の呪い家」に登場。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。
満島:節の担任教師。
鏡二郎:呪いの家の過去の所有者。
円卓:「占いの館」の占い師の1人、「ジュエル」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
蝶野:「占いの館」の占い師の1人、「カラスアゲハ」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。

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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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