2015年08月07日

【2015年10月】山崎紗也夏先生「サイレーン」(講談社刊)がドラマ化とのこと!!

『週刊モーニング』にて2013年4月から1年半に渡り連載されていた山崎紗也夏先生「サイレーン」(講談社刊)がドラマ化されることが明らかになりました。

「サイレーン」と言えば―――連続殺人鬼・橘カラと、共に刑事であり恋人でもある里見偲と猪熊夕貴2人との対決を描いた物語。
その驚愕の結末に息を呑んだ読者も多いことと思います。
当ブログでも過去にネタバレ批評(レビュー)してますね。

「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

そんな本作が遂にドラマ化です。

ドラマ化されるのはフジテレビ系火曜22時から。
里見役を演じるのは松坂桃李さん、猪熊役を演じるのは木村文乃さんとのこと。
カラ役は後ほど公表されるそうです。
何でも原作からはかなりアレンジされることとなるとか……要注目です!!

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「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 23話「本当の嘘」ネタバレ批評(レビュー)

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1 23話「本当の嘘」ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

モリアーティのメールにあった住所に行き、ホームズは生きているアイリーンを見つけた。アイリーンは殺されたのではなく、拉致監禁されていたのだ。しかも心理操作されており、混乱しおびえていた。責任を感じたホームズは、捜査を外れてアイリーンを介抱する。ワトソンはグレッグソンらとともに捜査を進める中で、アイリーンが監禁され絵を描いていた家で珍しい絵の具を見つける。ベルらが購入者を突き止めるが……。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

22話にて、遂にアイリーンを保護したホームズは彼女との出会いを振り返る。
英国時代、ホームズはターナーの真作を巡りこれを追跡していた。
その途中で出会ったのが画家のアイリーンだったのだ。
実はアイリーンは真作を贋作と摩り替えていた犯人であった。
だが、美しいアイリーンに惹かれたホームズは取引を持ちかけ食事を共にすることに。
以来、2人はアイリーンが消息不明になるまで恋愛関係にあった。

ホームズは錯乱するアイリーンを回復させる為に彼女の介護を一手に引き受ける。
これを不安そうに見守るワトソン。
とはいえ、彼女もまた旧来の守られタイプのヒロインでは無かった。
グレッグソン警部と共にアイリーンを監禁していたモリアーティ一味の痕跡を追うことに。

アイリーンが監禁先で使用していた絵具の出処から始まり、アイザック・プロプターなる人物に辿り着く。
このプロプター、実はモリアーティの殺し屋の1人であった。

身許が判明し逃亡したプロプター。
そんなプロプターにモリアーティは口封じを図り手下を送り込む。
だが、モリアーティに始末されると察したプロプターはやって来た刺客を返り討ちに。
しかも、「モリアーティが殺すなと命じたホームズを殺す」と宣言する。

一方、時を埋めるように互いを求め合うホームズとアイリーン。
ところが、ホームズはアイリーンの背中の黒子から美容整形の痕跡を発見し彼女がモリアーティと内通していると気付く。
監禁されていたアイリーンが美容整形など出来る筈がないのだ。
結局、アイリーンを問い詰め喧嘩別れするホームズ。

其処へホームズ殺害を目論むプロプターがやって来た。
銃撃を受けたホームズ、まさに大ピンチである。

ところが、止めを刺そうとしたプロプターが呻き声を上げるや前のめりに倒れ込んだ。
その背後には拳銃を手にしたアイリーンが立っていた。
彼女がプロプターを撃ったのだ。

「モ、モリアーティ……」
断末魔の声を残し息絶えるプロプター。
そう、ホームズの愛したアイリーンこそが宿敵・モリアーティだったのである―――エンド。

<感想>

「現代版シャーロック・ホームズ」と言えば2つの作品が挙げられます。
1つが英国「SHERLOCK(シャーロック)」、そしてもう1つが米国「エレメンタリー」。
本作「エレメンタリー」はワトソンが女性との大胆なアレンジを加えた「現代版シャーロック・ホームズ」なのです。

その第23話。

遂にモリアーティの正体が判明。
その正体は……なんとアイリーンでした。
そう、これこそが当ブログで訴え続けてきた「アイリーンの秘密」です。

何故、モリアーティがアイリーンを名乗りホームズに近付いたのか?
また、今になってホームズの前に現れた理由は何か?
そして、サッター危機管理会社などに介入していた理由は何か?
これらの謎は次回24話(最終話)にて明らかに、見逃すな!!

当批評(レビュー)で本作に興味を抱かれた方は、是非、本作を視て欲しい。

◆関連過去記事
【エレメンタリー関連】
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「英国一家、日本を食べる」15話「KAISEKI」(8月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」15話「KAISEKI」(8月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<15話あらすじ>

京都の紅葉を楽しもうと、とある場所へやってきたマイケルたち。しかし時期が早すぎて、木々は部分的に色づき始めたばかり。がっかりするマイケルたちをよそに、エミルが無邪気に木をひっぱり悪ふざけを始めてしまう。すかさず弟を優しく諭すアスガーに感心したマイケルは、二人だけで懐石料理を食べに行こうと息子を誘う。父と二人の食事に期待を膨らませるアスガーだったが…。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)

14話から古都・京都に滞在中のマイケル、リスン、アスガー、エミル。
今日も京都の街を散策中である。

鄙びた土地を歩くマイケルは京都の景観について触れる。
京都では景観維持のために建物の高さやデザインにも制限があるのだ。

ふと、紅葉を目にしたマイケルは「もののあはれ」について語り出した。
その心は「自然と接し美しさと共に儚さを感じ取ること」にこそあるのだ。

と、そんなマイケルの説明もそこそこに、エミルが紅葉の木を揺らし始めた。
散って行く紅葉に、マイケルたちは気が気でない。
なんとか、エミルを木から下ろすことに成功するのだが……。
その一方で、リスンが飛び付かれた蛙に悲鳴を上げることに。

リスンを宥めていたマイケル、その傍らでは兄としてアスガーがエミルの悪戯を窘めていた。
これを見たマイケルはアスガーを認め、ご褒美に「懐石料理」に誘う。
もちろん、エミルはお留守番、リスンもそのお目付け役として残された。

夜の京都を歩く父と子。
幻想的な雰囲気にアスガーは興奮気味だ。

目的の「懐石料理」とは茶席で振る舞った料理のことで「茶懐石」とも言う。
一見さんお断りの店も多いが、マイケルたちが向かったのは新規客も大丈夫な店だ。

カウンターに座ったマイケルたちの目の前で懐石料理がスタートする。
まずは「先付」、「懐石料理」をコースに喩えれば最初の料理のことである。

口にして「随分、控えめな味」と評するマイケル。
だが、噛み締める内に素材を活かした調理法を採用していると気付く。
とはいえ、アスガーには些か早かったようで顰め面だ。

次は「八寸」、「季節の料理を数品乗せた物」でコースで喩えれば「前菜の盛り合わせ」に当たる。
今回の「八寸」は板前によれば「秋の蛙」というタイトルらしい。

「か、かえるぅぅぅぅぅ〜〜〜」
蛙と聞いたアスガーは拒否反応を示す。
もちろん、マイケルも同様だ。

そんな2人に板前は「味わうのは蛙の心です」と告げる。
どうやら、実際には蛙を調理したものではないらしい。
「秋の蛙」は一皿に寄せたテーマのことだそうだ。

器を覗き込めば、並ぶのは「きす、しめじ、銀杏」などの数々。
板前は「食材に味を付けることではなく、食材そのものを味わう」とマイケルに説明。
このスタンスに、マイケルは鬼塚の顔を思い出す。

さらに「日本料理は引き算の料理」と教えられたマイケルは「単なるコース料理では無い」と感じ取る。

加えて、板前によれば「懐石料理」とは「流れ行く季節をしっかり捉えること。季節の食材を用い、季節を表現する料理」らしい。
この「秋の蛙」は「秋に一匹だけ残った孤独な蛙をイメージ」した料理だったのだ。

「懐石料理」とは「季節」を味わうものと学んだマイケルは「なるほど」と頷く。

その帰路、貴重な体験をしたと振り返るマイケルだが隣のアスガーの顔色は冴えない。
どうやら、アスガーには早過ぎたようだと嘆息することに。

マイケルたちが宿に戻った。
出迎えたリスンはこれ以上ないほどゲッソリしている。
なんでも、置いて行かれたエミルが不貞腐れているらしい。

拗ねてしまったエミルにそっと近付くアスガー。
その耳元で「秋の蛙を食べたんだ」と教える。
「秋の蛙を食べた」と聞かされたエミル、飛び起きるなり「それなら許す」と呟くのであった。
さしものエミルも「秋の蛙」には降参だったのだ。

元気になったエミルを見て一息吐くリスン。
そんなリスンにアスガーが近付く、その手は不必要なほど固く握り締められていた。
何やらニヤつくアスガーが「はい、お土産」と手を開いた。
すると……。

「ゲェコォ!!」
鳴き声を上げるなり、リスンに飛びつく緑色の物体―――蛙である。
アスガーは「お土産」と称して道端で捕まえた蛙を持ち込んでいたのだ。

「き、きぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
上がったのはリスンの悲鳴。

「ははははははははははは」
その様子を見て笑い続けるアスガー、そんな2人を我関せずと眺めるエミル。

マイケル一家に「もののあはれ」は似合わないようである―――エンド。

ちなみに、次回は2015年8月27日(木)放送予定とのこと。注意されたし!!

<感想>

原作はマイケル・ブース著『英国一家、日本を食べる』と『英国一家、ますます日本を食べる』(共に亜紀書房刊)。
NHKさんにて毎週木曜日0時40分から1時まで放送中、全24話予定。

前半はマイケル一家を中心としたカートゥーンパート、後半はトシ視点のドキュメンタリーパートからなる。

この15話のテーマは「懐石料理」について。
その魅力について様々に語られました。
それにしても、これまでのエミルを見る限り「秋の蛙を食べた」と聞かされたら余計に興味を持つかと思ったのですが此の点が意外でしたね。

おっと、本題に戻って。
具体的には、カートゥーンパートでは「懐石料理」を中心に、実写パートでは「茶事」が取り上げられました。
特に実写パートでは「茶懐石」の流れが紹介されることに。

まずは「掛け軸(今回は柿が描かれていた)」を目で楽しむことから始まり「ご飯と味噌汁(赤味噌と白味噌)」を舌で味わうことに続きます。
このご飯は「濃茶を楽しむ為に腹を満たす為」の物で、味噌汁は「夏は赤味噌、冬は白味噌と決まっており、春と秋は合わせ味噌」なのだそう。

続いて「酒」と共に「向付」が振る舞われます。
この「向付」は「椀物の向こうにあるから向付」なのだとか。

もちろん、客をもてなすのは料理だけではなく器も大切。
九谷焼などが紹介され、器の絵が料理を食べ終わった後に客を楽しませることも語られました。

そして「煮物椀」、これが茶懐石で一番大切なのだそうです。
他に「アマダイの若狭焼」が並び「一汁三菜の語源も茶懐石にある」ことも紹介されていました。

これらを楽しんだ上で、最期に濃茶を口にする。
料理を目で味わい、匂いを味わい、舌で味わい、掛け軸や皿の絵などで雰囲気を味わうと言ったところでしょうか。

「懐石料理」は「季節を味わう」と作中で説明されていました。
「季節」とは「肌で感じる」すなわち「五感で体験するもの」。
言わば「懐石料理」は「五感を用いて味わう料理」なのでしょう。
だからこそ「もののあはれ」に繋がり「直接的に感性を揺さぶられる」のです。

ちなみに本作「英国一家、日本を食べる」の旨味も此の点にあるような気がします。
映像を目で楽しみ、音声を耳で楽しみ、内容に心を動かされる。
その場に無い筈の嗅覚すら、実写パートから漂う香りを夢想することで補えるでしょう。
まさに五感を用いて味わうアニメなのかもしれません……面白いワケです。
次回も楽しみな作品です。

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「英国一家、日本を食べる」12話「北の海藻キング」(7月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」13話「ラーメンキング」(7月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「英国一家、日本を食べる」14話「京の魔法・豆腐」(7月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

原作「英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」です!!
英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)





キンドル版「英国一家、日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション」です!!
英国一家、日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション





同じく原作「英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)」です!!
英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)





キンドル版「英国一家、ますます日本を食べる 亜紀書房翻訳ノンフィクション」です!!
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こちらは同作者によるシリーズ最新作「英国一家、フランスを食べる」です!!
英国一家、フランスを食べる



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