ネタバレあります、注意!!
<2話あらすじ>
管内で起きた2つの事件がきっかけで、里見(松坂桃李)はカラ(菜々緒)の存在が気になり始めるが、自殺した絞殺事件の被疑者とカラの接点が見つからない。 そんなある日、安藤(船越英一郎)の指示で、被疑者が通っていた美容整形外科にカルテを借りに行った里見は、院長の月本(要潤)と対面する。 その晩里見は、酔った勢いで安藤や速水(北山宏光)をカラが働くキャバクラへと案内する。泥酔した里見がトイレで寝ていると、目の前にカラが現れ、いとも簡単に里見の体を抱き起こす。女性とは思えないその腕力に、思わず正気に返る里見。一方のカラは、突然店に来た里見の真意が分からず、いら立ちを覚える。 翌日、里見は以前に猪熊(木村文乃)たちと訪れたカラオケ店で、カラだけでなく、月本にも会ったことを思い出す。自殺した被疑者同様、カラも月本が整形した患者なのでは…と考えた里見は早速、猪熊にも内緒でクリニックを見張り始める。その頃、猪熊を格闘技の試合に誘ったカラは、その距離を急速に縮めようとしていた。 猪熊の家族関係や幼少期の話を聞き出し、上手く懐に入り込むカラ。 その数日後、繁華街で男が無差別に刃物を振り回していると通報が入る。騒ぎを聞きつけたカラは、里見と猪熊が現場に向かっていることを確認して店を飛び出し、犯人の前に立ちはだかる。すると、興奮した男はカラにナイフを向けて襲いかかり…。
(公式HPより)
<ネタバレあらすじ>
登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺)の犯人。猪熊に興味を持つ。
渡公平:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
月本圭:美容整形外科医。
乃花:カラの元同僚。不倫の恋に生きていたがカラに殺害される。
千歳:生活安全課所属の刑事。
1人里見が異議を唱える中、主婦殺害事件は「不倫相手の妻を殺害した犯人・乃花が自殺した」として被疑者死亡で落着してしまった。
猪熊は犯人である乃花逮捕に貢献したとして上層部から評価を受ける。
それもこれもカラのおかげと喜ぶ猪熊。
一方、未だに疑問の残る里見だが、これを口にすることは猪熊の喜びに水を差すことと自粛していた。
そんな中、生活安全課の千歳から依頼を受け、カミツキガメの違法取引を行う男性の尾行を行うことに。
これが奏功し被疑者は逮捕された。
先の件に加えて猪熊への評価はいや増すばかり。
愛する彼女が評価されることは嬉しいが、何処か不安が拭えない里見。
モヤモヤした気持ちを抱えつつ、事後処理として乃花が通っていた整形外科を訪れることに。
院長・月本と対面した里見は彼がカラと歩いていたことを思い出す。
此処でもカラ!?
その晩、憂さ晴らしも込めてカラが働くキャバクラで泥酔してしまった里見。
すると、カラが難なく自身を抱きかかえる姿に衝撃を受ける。
その膂力に驚嘆したのだ。
里見は此処で不安の正体がカラにあることに気付いた。
もしや、カラも乃花と同じく月本の患者ではなかったか!?
だとすれば、月本、カラ、乃花に関連があるのではないか。
其処で猪熊には内密に月本とカラを警戒するように。
一方、そんな里見の不安を知らない猪熊はカラとの距離をどんどん縮めていた。
猪熊との会話の中から「正義感」とのキーワードに興味を覚えるカラ。
同じ頃、渡公平はカラに利用されているとも知らず、呑気にネット上で恋愛相談していた。
出会いから同居に至った経緯を書き込みするも、レスには悉く「お前、それ騙されてるよ」との文字が並ぶ。
だが、渡は強気を崩さず「嫉妬だな!!」と鼻で笑っていた。
数日後、今日も出勤していたカラ。
すると表が何やら騒がしい。
どうやら、ナイフを手にした通り魔が出没したらしい。
これは利用出来ると考えたカラは通り魔と対峙する。
当然、通り魔はカラに切りつけるのだが……カラは相手の攻撃を全て躱すと人目を避けつつホームセンターへと誘い込む。
同じ頃、通り魔発生の報を受けた里見と猪熊もホームセンターに到着。
その姿を確認するや、カラはわざと通り魔に捕まる。
人質にされたカラを見た猪熊は説得を開始。
だが、正義を訴える猪熊の説得は犯人を逆上させるだけであった。
猪熊の確たる正義感を見たカラは「もはや用がない」とばかりに通り魔から脱出。
猪熊たちが飛び掛かり通り魔は逮捕された。
自身の説得が失敗したことにショックを受ける猪熊は「人質がカラさんだったからこそ、犯人を逮捕出来た」と考え、さらにカラへと傾倒して行く。
そんな猪熊を危惧する里見だが、猪熊にその声は届かない。
こうして猪熊からの信頼をさらに勝ち得たカラ。
そんな彼女は今回の事件を通じて「猪熊の正義感」にさらなる興味を抱く。
カラは月本と接触するや「協力して欲しいことがある」と述べるのだが―――3話へ続く。
<感想>
ドラマ原作は『週刊モーニング』(講談社刊)にて連載された山崎紗也夏先生による同名コミック。
過去記事にネタバレ批評(レビュー)がありますね。
・「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ
実は原作は管理人が連載当初から追っていた作品でして、かなり思い入れがあります。
それだけに気になるドラマ版ですが、その感想を!!
と、その前に2話ですが「SMBC 日本シリーズ第3戦 東京ヤクルト×福岡ソフトバンク」が延長となり75分遅れての放送となりました。
では、改めて感想を!!
今回は原作の19話「里見とカラ」から24話「後悔」の中盤までがドラマ化されました。
これに第10話「耐えがたきを、耐え。」と11話「災難な日」のエピソードが加えられていましたね。
・「サイレーン」第24話「後悔」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)
どんどん猪熊との距離を縮めて行くカラ。
そんなカラを疑うことなく、むしろ信頼を深めて行く猪熊。
一方、猪熊に比例するようにカラへの警戒心を強めて行く里見。
猪熊と里見カップルの対照的な想いは、やがて2人を窮地へと追いやる様に……。
そして、カラのタフネスぶりの一端が今回明らかに。
このタフネスぶりは今後も続き、終盤に繋がることに。
そんなカラが猪熊の正義感に興味を示しました。
カラはその名の通り「空」。
自身に欠けている点を他者に求め、これを殺害することでその特徴を取り込むと彼女自身が信じている。
実は里見が1話で語った8年前の酒屋の息子殺人事件にも意外な関連が!?
里見と猪熊は如何にしてカラに対抗するのか……ドラマ版も注目です!!
ちなみに次回ですが「月本の裏の顔」が明らかになるようです。
さらに「正義執行」も予定されている模様。
月本先生、早くも退場か……。
また、原作ファンからの人気が高いレナとアイも登場する様子。
これについては1話コメントにて教えて頂いた通りですね、情報感謝です(^O^)/!!
でもって、事前情報によるとラストが原作と異なるのだそうです。
とはいえ、現状のところドラマ版は細部に異なる点こそあれどかなり原作に忠実ですね、好印象。
次回にも期待!!
そう言えば、月本役の要潤さん2話でも好演されていましたね。
同じく「月」繋がりで「東京喰種」が実写化された暁には月山役を演じて欲しいと思ったり。
・やがて来るであろう第二部に向けて……「東京喰種」を考察してみる
◆関連過去記事
【原作】
・「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ
【ドラマ版】
・「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」1話「衝撃サスペンス初回2時間SPで今夜開幕 相棒刑事は恋人…猟奇殺人現場に現れた完全悪女が僕の彼女を獲物にした…謎を追え!」(10月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)