ネタバレあります、注意!!
<2話あらすじ>
厄介(岡田将生)は、1日で記憶がリセットされる探偵・今日子(新垣結衣)のことが忘れられないでいた。彼が法郎(及川光博)が経営する探偵あっせん所「サンドグラス」に入り浸っていると、今日子が現れる。厄介を覚えていない今日子は、「はじめまして」と言って彼に名刺を渡すのだった。
そんな中、サンドグラスに鯨井という男がやってくる。殺人事件の容疑者にされているという鯨井は、自分のアリバイを証明する女性を捜してくれる探偵を紹介してほしいと法郎に頼む。鯨井によると、彼は殺人が起こった時間にカフェで見かけた女性に声をかけて一緒にお茶をしていた。その女性は、変わった髪の色をした“今日子”という名前だという。鯨井が捜している女性は、今日子だった。しかし、今日子は、数日前に会った鯨井のことを覚えておらず、彼のアリバイを証明できない。今日子は鯨井を救うため、この事件の捜査に協力することに。
事件の被害者は、日本代表クラスの水泳選手・宇奈木。彼は、水を張ったバスタブに入った状態でスイッチの入ったドライヤーを投げ入れられ、感電死したとみられた。鯨井も元水泳選手で、宇奈木とは大学の水泳部で同期だった。事件当日、宇奈木から呼び出されて彼のマンションを訪ねた鯨井は、遺体の第一発見者となった。
鯨井の他に、この事件の重要参考人として厄介の名前が挙がる。事件当日、マンションの各部屋をまわって害虫予防の殺虫剤をまく仕事を始めた厄介は、宇奈木の部屋を訪ねていた。しかし、宇奈木は厄介を絶対に家に入れようとしなかったため、厄介と宇奈木は言い争いに。それが原因で、厄介は宇奈木とトラブルを起こしていた人物としてマークされてしまったのだ。
鯨井とともに事件の真相を追う今日子。厄介は、今日子が鯨井と距離を縮めていくのを目の当たりにして、気が気ではない。
しかし、今日子は、鯨井が何も覚えていない自分を利用して、偽のアリバイを作った可能性も考えていた。本当に、鯨井は宇奈木の殺害時刻に今日子とカフェにいたのか? やがて、事件は意外な展開を見せる…。
(公式HPより)
登場人物一覧:
掟上今日子:「最速探偵」にして「忘却探偵」の名を冠する少女。
隠館厄介:あらゆる事件に巻き込まれる男。
絆井法郎:今日子が所属する探偵斡旋所の所長。
鯨井:今日子にアリバイ証言を求めた男。
宇奈木:電気鰻とあだ名される有名スイマー。
<あらすじ>
あらゆる事件に巻き込まれる男・隠館厄介は掟上今日子に恋をした。
掟上今日子はどんな事件でも1日で解決する「最速探偵」にして、完璧な守秘義務を誇る「忘却探偵」。
それもその筈、今日子は一度寝てしまうと記憶がリセットされてしまうのだ。
果たして、この恋は報われるのか!?
そんな今日子を頼って鯨井なる男性がやって来た。
もしかして探偵の依頼?
いえいえ、鯨井はアリバイ証人を求めてやって来たのだ。
電気鰻とあだ名されるほど負けず嫌いで過激な性格を持つことで知られる有名スイマー・宇奈木が浴槽でドライヤーにより感電死を遂げた。
状況から殺人と判断され、この容疑が第一発見者である鯨井にかかったのだ。
鯨井と宇奈木はライバル関係にあり、動機も存在していた。
ところが、その死亡推定時刻に鯨井はカフェで今日子と話していたと言うのである。
だが、ご存知の通り今日子は「忘却探偵」。
その日の事はすっかり忘却しており、アリバイ証人とはなり得なかった。
困り果てた鯨井に対し、今日子は探偵として力を貸すことに。
そんな鯨井と今日子に隠館は嫉妬を隠せない。
と・こ・ろ・が、隠館はそれどころでは無かった。
実は彼もまた宇奈木殺害の容疑者の1人だったのである。
なんと、隠館はバイト中に死亡直前の宇奈木と喧嘩していたのだ。
隠館は嫉妬から鯨井犯人説を主張。
実際、宇奈木の死亡推定時刻の前である13時に宇奈木宅付近で鯨井を目撃していた。
その際に時限式の何かを仕掛けたと考えたのだ。
一方、今日子は鯨井のアリバイを確認する。
死亡推定時刻に今日子とカフェで会話、その後の16時に宇奈木宅へ足を運び浴槽で遺体を発見したそうだが……。
矢先、カフェの店員から鯨井の目撃証言が得られたことでアリバイが証明された。
これにより隠館が第一容疑者に。
困り果てた隠館は今日子に無実を証明して欲しいと依頼。
また、今日子が鯨井に特別な感情を抱いていると考え、彼との間を取り持とうとする。
しかし、今日子は何処までも探偵であった。
隠館から鯨井の13時頃の行動を聞くや真相を看破する。
鯨井を呼び出した今日子は宇奈木が自殺だったと指摘する。
宇奈木は体力的な限界を感じていたが負けず嫌いな為に引退が出来なかった。
もちろん、レースで負けることも許さない。
其処で華麗なる死を演出しようとしたのだ。
過去に鯨井の密告により被害を受けたことを思い出すと、鯨井を利用したのである。
死亡推定時刻にアリバイを作らせておき、16時の訪問で他殺に現場を偽装させ謎の殺人事件とするつもりだったのだ。
当初は断るつもりだった鯨井も負い目から断り切れず、引き受けてしまったのだった。
こうして今日子は探偵として真相を明らかにしたのである―――3話に続く。
<感想>
ドラマ原作は西尾維新先生『掟上今日子の備忘録』シリーズ(講談社刊)。
ちなみに『月刊少年マガジン』では浅見よう先生によりコミカライズされています。
そのドラマ版2話です。
今回はコミカライズ版第3話の内容が扱われていましたね。
・「掟上今日子の備忘録」第3話(西尾維新原作、浅見よう画、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年11月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
ドラマ版を見て思ったのですが、今日子さんは関係が常にリセットされる為に情に流されないんですね。
だからこそ、客観的な推理が可能なのか。
そんな今日子さんですが、幾度となくリセットされつつもやがて隠館を信頼して行くことになるのかな!?
また、今回の事件はアリバイ工作の「ハウダニット」と思わせて、実はどうして鯨井が宇奈木に協力したのかの「ホワイダニット」だったのが印象的でした。
そう言えば、今日子は眠りにつくことで基本情報に立ち戻ると言った形のようです。
それ以外のことは身体に記したメモにより情報を得ている様子。
つまりはメモを偽装することさえ出来れば今日子の行動を操ることも出来そうですが……。
なかなか興味深い設定ですね、次回にも期待!!
◆関連過去記事
【ドラマ版】
・「掟上今日子の備忘録」第1話「僕が恋した白髪の美女探偵…寝たら記憶を無くすので難事件も1日で解決致します」(10月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【コミカライズ版】
・「掟上今日子の備忘録」第1話(西尾維新原作、浅見よう画、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年9月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「掟上今日子の備忘録」第2話「隠館厄介A」(西尾維新原作、浅見よう画、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年10月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「掟上今日子の備忘録」第3話(西尾維新原作、浅見よう画、講談社刊「月刊少年マガジン 2015年11月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)
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