2015年10月18日

「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

海水浴場にて雰囲気に飲まれた葉子は朝陽を吸血してしまう。
驚く朝陽と葉子の前に現れた茜は、朝陽に「葉子の写真」を突き付け「これは何か?」と問うことに。

その問いの意味は明らかであった。
葉子の本能を身を以て体験した朝陽に「葉子を葉子として見られるか、あるいは吸血鬼と見るか」と迫ったのだ。

「葉子さんです」
これに少し悩みつつも、あっさりと答えた朝陽。

彼の真っ直ぐな視線に喜んだ茜は、2人を校長室へ招くと葉子の吸血にはキス以外の意味があるとその真の意味を語り出した。
吸血が意味するところ……それは「男女の肉体関係」であると。

絶句する朝陽と葉子。
少しして顔を真っ赤に染めることに。

つまり、茜は「欲情した葉子が本能に従い朝陽を押し倒した」と言っているのである。
もはや、互いに目を合わせられない朝陽たち。
からかわれていると感じ居た堪れなくなった葉子は1人で帰路に就く。

残されたのは茜と朝陽。
だが、茜の目は笑っていない。
それこそが葉子の吸血鬼としての本性なのだそうだ。
そして、先の吸血により本性が目覚めつつあるらしい。
さらに、吸血の意味するところはそれだけではないとのことだが……。

吸血鬼の本性こそが何より恐ろしいと語る茜。
過去に源二郎が本性に立ち返ったところ、半分程度の力だったにも関わらず茜、華恋、桐子の3人でも太刀打ち出来なかったらしい。

それだけではないと語る茜。
吸血鬼の本性はもちろん、これに対する存在も危険なのだそうだ。

その名はヴァンパイアハンター。
そして、その職業を受け継ぐ一族が朝陽も良く知る凛の実家・黄龍院だったのである。

その頃、朝陽への吸血を思い出し照れながら歩く葉子の前に剣を手にした人影が立ち塞がる。

「凛ちゃん?」
「凛……という人物は知らないな」

異質な気配を醸し出す相手に警戒しつつ尋ねた葉子に相手は冷たく応じる。
さらに人影は自身の名を宣言する。
その名は「閃」、そう「黄龍院閃」と―――133話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、14巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その132話。
サブタイは「真実を知ろう!」。

再びサブタイは「!」シリーズに。

朝陽と葉子の種族の壁こそが最大の障壁となるかと思われましたが、朝陽の愛を以てクリアすることに。
とはいえ、茜によればその問題は根の深いものの様子。
今後も問題視されることとなりそう……と言った傍から天敵となるヴァンパイアハンターが登場。

その正体は凛の一族でもある黄龍院家。
だが、凛の名を知らない「閃」!!
おそらく、結香や鳴と同級生のあの「閃」でしょう。

その出で立ちから凛の関係者と予想してはいましたが……。
それにしても、どうして「閃」は凛を知らないと語るのか?
凛が偽名なのか、いや凛を良く知る結香もその名を呼んでいたしなぁ。
「パラレルワールドでの凛が閃である」との仮説も、凛と閃の両者を知る結香の存在により否定されるし謎は深まるばかり。
いや、結香がパラレルワールドを乗り越えることが可能な存在なら別だけど。

この謎も気になりますが、吸血鬼の本質の謎も気になる。
描写によれば茜たちでも異形と化した源二郎を止められなかったとのこと。
それにより、源二郎の正体が露見したと言ったことなのかなぁ……。
とはいえ其処は「実は私は」のこと、吸血鬼化の弊害が巨大化だけだった……なんてこともあり得る。
「茜が源二郎に敵わなかったのは力ではなく身長のこと」である可能性も残されてるしなぁ。
それを茜が朝陽と葉子の愛を試す為に大袈裟に語っているのかも。
かと言って、こればかりは緩急をつける為に「本当の大問題」の可能性もある。

こうなると「箱入り娘」の正体が余計に気になる。
姿を見せられないと言うことはその容姿があまりに特徴的であると言うこと。
もしかして……彼女こそ朝陽と葉子の子孫なのでは!?
顔を見せると牙で正体が分かるとか。
だから、箱で顔を隠しているとか。
「朝陽の傍に葉子が居ない」のも「過去の葉子のこと」を指して居る可能性もあるし。

ああ〜〜〜余計に気になって来たぞ!!

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、14巻は登場順で水奈川咲かな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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「テディ・ゴー!」2話「クマ最大のピンチ」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「テディ・ゴー!」2話「クマ最大のピンチ」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<2話あらすじ>

山瀬和子(森川葵)は、クマの姿をした天野康雄(哀川翔)に巧みに誘導されて不本意ながら高井夫妻殺人事件の捜査に足を踏み入れてしまった。そんな中、康雄の部下だった刑事の冬野唯志(平岡祐太)は、高井夫妻の息子である陸(五十嵐陽向)のクマを持っている和子に声をかけた。和子が事情を話すと、信用はしたものの自分には康雄の声が聞こえないことをやたらと悔しがる。

和子と冬野は、クマを手に陸が入院している病院を訪ねるが、入院患者の白石沙樹(MOMOKO)から陸は事件以来、何も話さず笑うこともなくなったと聞く。帰り道、2人は陸のお見舞いに来た高井塾講師の大橋正(松尾諭)とばったり会う。大橋はためらいながらも同じく塾講師の古谷政則(六角慎司)が多額の借金をしていることを話す。

古谷を見張って喫茶店にいた和子と冬野。やがて冬野は電話で呼び出されて出て行ってしまう。引き続き古谷を見張っていた和子に、冬野から高井塾が裏口入学の斡旋をしていたとの情報が入る。その矢先、古谷が柄の悪い2人組に連れていかれる。康雄の指示で追いかける和子だが…!
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
山瀬和子:主人公。
山瀬厚子:和子の母。
天野康雄:熊ぐるみの中に住む殉職刑事。
冬野唯志:天野の後輩刑事。
大橋正:高井塾の講師、国語担当。
吉住浩介:高井塾の講師、英語担当。
古谷正則:高井塾の講師、数学担当。
高井陸:謎の死を遂げた高井夫妻の一子。
白石沙樹:陸の知人。
天野杏:天野の1人娘。


熊のヌイグルミに宿った元刑事・天野康雄。
そんな天野の死に間接的に関わったことで半ば強引に捜査をするよう巻き込まれることとなった山瀬和子。
こうして和子は高井塾塾長夫妻の死について調べざるを得ない状況に追い込まれてしまった。

矢先、何者かの視線を感じる和子たち。
まさか、犯人が……と思いきや、現れたのは天野の後輩刑事・冬野唯志であった。
冬野は和子が手にした熊ぐるみに見覚えがあったのだ。
何しろ、その熊ぐるみは残された塾長夫妻の幼い息子・高井陸の所持品だったのだから。

冬野に声をかけられた和子は熊ぐるみに天野の魂が宿っていることを教え、彼に熊ぐるみを託そうとするが冬野には天野の声が届かない。
こうして、やっぱり拘束されることとなった和子は冬野に連れられ入院中の陸のもとへ。
ところが、陸は両親を失って以来すっかり笑顔を忘れてしまっていた。
そんな陸の姿にショックを受ける和子。

その帰路、陸の見舞いに訪れた高井塾講師・大橋正に出会う。
何故か大橋は同僚の古谷正則に多額の借金があることを打ち明ける。

実は高井塾には裏口入学の噂があった。
古谷の素行に不審な点があると知り、和子は冬野と共に彼を監視することに。

此の間、冬野から天野のプライベートを聞く和子。
天野には杏という名の娘がおり、不器用ながらも愛していたらしい。
何やら新情報を掴んだ冬野がその場を外し、1人で監視を続ける和子。
すると、古谷が怪しい2人組に連れて行かれるではないか!!

慌てて追跡した和子だが古谷たちの向かった先はアダルトな空間。
周囲はピンク色の空気で覆われていた。
当然、うら若き乙女が1人で入る場所では無い。
和子は「いやだぁ〜〜〜」と追跡を放棄し逃げ出してしまう。

これが契機となったのか和子は天野への協力も拒否。
冬野に熊ぐるみを預けてしまった。
その夜、冬野は熊ぐるみを前に不敵な笑みを浮かべるが……。

翌日、天野から解放された和子だが何処か浮かない。
そんな中、杏と出会い天野を失ったことを後悔していると知らされる。
どうやら、親子揃って素直になれなかったらしい。
これに笑顔を失った陸を思い出した和子は冬野のもとへ。

冬野は裏口入学の情報が記録されたUSBメモリの行方を追っていると語り、改めて和子へ協力を求める。
冬野の真摯な表情を前に「杏、陸の為にも犯人を突き止めねば」と考えた和子は協力を約束する。
そんな和子に冬野は「君を守ってみせる」と宣言、和子は頬を染める。

冬野から陸のもとへ渡っていた熊ぐるみ。
和子は陸に「犯人を必ず捕まえる」と約束し、熊ぐるみを借り受ける。
こうして、和子と熊ぐるみ(天野)の変則バディが誕生したのだ!!

和子は早速、USBの件を天野に伝え次の行動を相談する。
と、其処へ駆け付けた冬野を見た天野は「あいつは普通じゃない!!」と怯えだした。

そんな天野の声が聞こえない冬野。
ニコニコと笑いながらお札を差し出した。
これで身を守れと言っているらしい。

「あいつは、あいつはオカルトオタクだったんだ!!」
叫ぶ天野。
冬野に預けられた夜、彼は熊ぐるみを前に一晩に渡り魔術を試していたのだ。
天野によれば「それはそれは恐ろしい体験をした」と言う。

「そんなぁ〜〜〜」
和子は冬野への恋心が崩壊する音を耳にした―――3話に続く。

<感想>

ドラマ原作は加藤実秋先生「テディシリーズ」の1作『アー・ユー・テディ?』(PHP研究所刊)。
あらすじは次の通り。

<あらすじ>

手にしたあみぐるみの中に殉職刑事の魂が!?

「ほっこり」を愛する和子は、お気に入りの雑貨を並べたカフェを開くのが夢。代官山のフリマでひと目惚れしたクマのあみぐるみを買って帰ると、なんとクマには殉職した刑事の魂が宿っていた!事件の捜査中、崖(がけ)から落ちて死んだのだという。かわいいあみぐるみからオヤジ刑事(デカ)の魂を追い出すため、和子は、いやいや真相究明に乗り出す!珍妙なコンビが軽快なテンポでお届けする爽快エンターテインメント。
(PHP研究所公式HPより)


原作シリーズには他に第2弾『テディー・ゴー』、第3弾『マイ・フェア・テディ』、第4弾『クマ刑事』がある。

では、ドラマ版の感想を。

2話目も面白かったですね〜〜〜。
何より、ポップな展開と気安さが良い!!
内容自体は重いのですが、それをキャラやテンポが上手くフォローしています。引き続き好印象。

ちなみに、管理人は原作未読なので結末を知りません。
今のところ「高井夫妻殺害」は古谷へ誘導しようとした大橋が怪しいかなぁ。
陸をお見舞いしているのもUSBメモリの行方を調べる為ではないでしょうか。
でもって「そのUSBは当の熊ぐるみの中」だと推測しています、灯台下暗し的な感じ。
だからこそ、天野が熊ぐるみの中に宿ったのでは!?

さぁ、思わぬ展開から巻き込まれた和子は見事に犯人を突き止めることが出来るのか!!
純粋に楽しめそうです、次回にも期待ですね!!

◆関連過去記事
「テディ・ゴー!」1話「クマに謎のオヤジ」(10月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「アー・ユー・テディ? (PHP文芸文庫)」です!!
アー・ユー・テディ? (PHP文芸文庫)





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キンドル版「テディ・ゴー! (アー・ユー・テディ? 2) (PHP文芸文庫)」です
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キンドル版「マイ・フェア・テディ (アー・ユー・テディ? 3) (PHP文芸文庫)」です!!
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キンドル版「クマ刑事 アー・ユー・テディ? 4 (PHP文芸文庫)」です!!
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土曜ワイド劇場「警視庁捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事!5 美人容疑者が刑事と偽装結婚!?晴天なのに雨傘を持つ母娘のアリバイトリック…お洒落に散歩する死体の謎」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「警視庁捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事!5 美人容疑者が刑事と偽装結婚!?晴天なのに雨傘を持つ母娘のアリバイトリック…お洒落に散歩する死体の謎」(10月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

大岩純一(内藤剛志)は、都内で発生した凶悪事件すべての捜査本部の指揮を執る、警視庁捜査一課長。最愛の娘を病気で亡くし、妻の小春(床嶋佳子)と2人暮らしをしている。
早朝、ジョギング中だったアパレルメーカー社長秘書・東条沙知絵(岩田さゆり)が何者かに刺殺された。犯人の狙いは一緒に走っていた社長の志村尚美(有森也実)だったが、沙知絵が巻き添えとなって殺されたのだ。2人の会社のインターネット掲示板には2週間前から尚美の殺害予告が書き込まれており、現場に駆け付けた沙知絵の恋人でモデルの宇佐美祐介(竹財輝之助)と尚美は、相談していたのに有効な対策を講じなかった警察の失態を責め立てる。
捜査一課庶務担当管理官・小山田大介(金田明夫)から連絡を受けた大岩は、逃走中の犯人を確保すべく緊急配備を指示し、臨場。現場に到着した大岩は、野次馬の中に過去の事件関係者の姿を見つけてハッとなる。その女性、水越絹香(黒谷友香)は「一課長なら、必ず犯人を捕まえますよね?」と挑戦的な眼差しで大岩をにらみつけた。
実は、絹香は2年前、沙知絵の父・東条克典(金山一彦)を殺害した容疑で逮捕された過去のある女性だった。東条は高名な服飾デザイナーで、当時、絹香は東条のもとでデザインを学んでおり、2人は特別な関係にあったと周囲から噂されていた。当時の捜査員のほとんどが絹香を犯人とにらんでいたが、刑事の中で水越和行(デビット伊東)ひとりだけは、絹香の無実を主張。やがて証拠不十分で釈放された絹香は、その3カ月後に、刑事を辞めた水越と結婚し、現在は小学生になる絹香の娘・奈々(矢崎由紗)と共に3人で暮らしていた。
一方、沙知絵を殺して逃げた犯人を追っていた小山田は、花火大会の会場に紛れ込んだ怪しい人影を発見し、周囲を包囲する。ところが次の瞬間に、会場で突然火災が発生。その騒ぎに乗じて、たまたま会場に来ていた絹香が、謎の男に連れ去られる事態に発展する!!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

大岩純一は、都内で発生した凶悪事件すべての捜査本部の指揮を執る警視庁捜査一課長。
通称「ヒラから成り上がった最強の刑事」である。
過去に最愛の娘を病気で亡くしており、今は妻の小春と2人暮らしだ。

そんな大岩が今回手掛けた事件は東条沙知絵殺害事件。
事件概要は次の通りである。

沙知絵は有名アパレルメーカー社長・志村尚美の秘書。
事件当日も尚美に付き添ってジョギングしていたところ、何者かに襲撃を受け殺害されてしまったのだ。
尚美にはインターネット上で殺害予告が行われており、尚美を狙った犯人が誤って沙知絵を殺害したものと思われた。
沙知絵の恋人・宇佐美祐介はその死に涙を流す。

事件発生の報を聞いた大岩は部下である小山田大介や平井真琴を動かし犯人を追跡させる。
そんな中、犯人らしき人物を花火大会の現場に追い込むことに成功するが……。

直後、会場から大きな火柱が上がり、この騒動により犯人らしき人物に逃走されてしまう。
しかも、このドサクサに花火大会へ来ていた水越絹香が誘拐されてしまった。

大岩は絹香を知っていた。
2年前、沙知絵の父で高名なデザイナーであった東条克典が何者かに殺害された。
遺体の状況から散歩中に殺害されたと思われた。
この容疑者となったのが東条の弟子・絹香だったのだ。
東条と絹香は特別な関係にあったらしい。

当時、絹香は東条の殺害時刻に娘・奈々の為に傘を万引きしていたとアリバイを主張。
大岩を初めとした捜査関係者全員が絹香を疑う中、唯一、彼女の無実を信じた水越和行刑事によりアリバイが確認され釈放されていた。
その後、水越は刑事を退職し絹香と結婚していた。

絹香誘拐犯の正体が河原茂樹と判明。
直後に絹香が保護され、同時に河原が遺体で発見された。
どうやら何者かに殺害されたらしい。

絹香は2年前と同じく河原の殺害を否定。

だが、絹香の言動に不審を抱いた大岩はまず2年前の疑惑をはっきりさせようと動き出した。
すると、絹香のアリバイが偽証だったことが判明する。
死亡推定時刻に行われたとされる万引きは、その数時間前に既に行われたモノだったのだ。
当然、アリバイは成立しない。
どうやら、絹香は水越を利用したらしい。

絹香を問い詰める大岩だが、彼女は「そうでもしないと誰も信用してくれなかった」と繰り返す。

その絹香の姿に彼女の主張を信じたいと思うようになった大岩。
改めて沙知絵殺害について調べたところ、宇佐美の犯行の可能性が浮上する。
さらに花火大会の放火や河原殺害も宇佐美の犯行だったことが分かる。

慌てて宇佐美を手配する大岩。
ところが、その機先を制するように宇佐美が何者かに殺害されてしまった。
しかも、この容疑も絹香に向かうことに。

焦る大岩であったが、小山田や真琴の会話を聞いていてあることに思い至る。
2年前、散歩中とされた東条の靴が革靴だったことに違和感を抱いたのだ。
それは到底、散歩用の靴では無い。
此処から大岩は東条が自宅で殺害されたのでは……との仮説を立てる。

これを証明すべく東条邸を調べようとする大岩。
だが、東条邸は沙知絵により処分されていた。
それでも諦め切れない大岩は逸失した証拠を追い、捜査員を導入し手掛かりを探る。

同じ頃、水越もまた絹香の無実を証明すべく東条殺害犯を追っていた。
水越は東条宅の書斎で用いられていた絨毯が何者かの手に渡ったことを突き止めた。
どうやら、その人物が証拠を処分しようとしているようだ。

直後、水越は何者かに刺されてしまう。
緊急入院した水越から絨毯のことを聞いた大岩はその行方を追う。

数日後、大岩の前には尚美が呼び出されていた。
すべての黒幕は尚美だったのだ。
水越が追っていた絨毯の繊維が尚美から検出されたのが決め手となった。

2年前、尚美もまた東条の弟子であった。
しかも、彼女も東条と男女の仲にあったのだ。
ところが、東条は絹香に惹かれた。
これに嫉妬した尚美が東条邸の書斎で東条を殺害し、当時密かに交際していた宇佐美と共に散歩中の殺害に偽装した。
この際、絨毯に東条の血痕が残されていた為に、その処分を急いだのである。
これが仇となったのは皮肉であった。

この東条殺害の罪を絹香に着せるが、絹香はグレーとはいえ釈放された。

そして現在になり、沙知絵と河原が尚美の犯行に気付いた。
其処で自身が狙われていると偽装しつつ、沙知絵を宇佐美に殺害させた。
宇佐美は沙知絵と交際しつつも尚美との繋がりを重視したのだ。

次いで、花火大会で絹香を殺害すべく宇佐美が放火。
ところが、河原が絹香を連れ出してしまった為にこれは失敗した。
其処で宇佐美は河原を殺害。

最後に尚美がすべての口封じを行い絹香に疑惑を向けるべく宇佐美を殺害したのだ。

尚美は罪を暴かれ、こうして事件は解決した。

水越は一命を取り留めた。
そんな水越に、潔白が証明された絹香は純白のドレスに身を包み経緯はどうあれ改めて愛を誓う。
これを祝福する大岩であった―――エンド。

<感想>

原作なしオリジナル作品。
そのシリーズ第5弾です。
過去記事に前作ネタバレ批評(レビュー)があるので、興味のある方はどうぞ!!

では、ドラマ感想を。

全体的に本作独自のカラーが薄めだった印象。
その分、個人的にはこれまでに比べて抵抗なく視聴出来ました。

潔白が証明された絹香が純白のドレスに身を包む……なかなかインパクトありました。
その余韻を残しつつの「食べ過ぎオチ」は度胆を抜かれました。
そもそも、尚美逮捕直後から終盤の音楽が事件解決しているのに焦燥感を煽り立てる物だったのも意外性がありましたね。

意外と言えば本作の特徴である人海戦術が奏功しなかったこともサプライズ!!
なんと、水越が突破口を開きました。
これも愛の力か。
今回はドズル・ザビの言葉は引用出来ないようです。

振り返ると水越と絹香が2時間を引っ張った印象かな。
レッドへリングとして大活躍でした。
とはいえ、第一の事件の経緯が明らかになった時点で尚美を疑う人も多かった筈。
その通りでした。

そう言えば、尚美は東条のことを責められないよなぁ……。
何しろ、当時から宇佐美とも交際していたんだし。

キャストは内藤剛志さん、斉藤由貴さんに本田博太郎さんも登場したし物凄く良かった。
本当に豪華キャストと言える作品で満足です。

シリーズ次回にも期待です!!

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土曜ワイド劇場「警視庁捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事!主婦達の4億円強奪トリック…血液型を自在に変える少女!!」(7月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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<キャスト>

大岩純一:内藤剛志
平井真琴:斉藤由貴
大岩小春:床嶋佳子
小山田大介:金田明夫
笹川健志:本田博太郎
水越絹香:黒谷友香
志村尚美:有森也実
水越和行:デビット伊東
東条沙知絵:岩田さゆり
宇佐美祐介:竹財輝之助 ほか
(公式HPより、敬称略、順不同)


「警視庁捜査一課特殊班 (角川文庫)」です!!
警視庁捜査一課特殊班 (角川文庫)





「君は一流の刑事になれ」です!!
君は一流の刑事になれ





「警察官手帳」です!!
警察官手帳





「手錠」です!!
手錠





「そこが知りたい!「日本の警察」 (PHP文庫)」です!!
そこが知りたい!「日本の警察」 (PHP文庫)