2015年10月27日

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」6話「救世主」(10月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」6話「救世主」(10月27日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<6話あらすじ>

与那国(松下由樹)は崎山医師(渡辺いっけい)の転落事故を、殺人未遂事件とみて、ノゾミ誘拐との関連を探る。一方、ノゾミの兄・新の白血病が急速に悪化、優子(安達祐実)は窮地に追い込まれる。そんな中、速水(黒木メイサ)は須佐見(渡部篤郎)から、ノゾミ誕生の秘密を教えられる。ノゾミは兄のドナーとなるため、遺伝子操作でつくられた救世主兄弟というのだ。新の命を救うためにはノゾミの骨髄液がどうしても必要だった。
(公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
速水悠里:妊娠中の刑事。夫・浩介との間には彼の連れ子・雄介が居る。
日村健吾:悠里の上司。
近森優子:新、望の母親。
近森新:優子の長男。
近森望:優子の長女、誘拐被害者。
岸田裕也:トモの夫。
岸田トモ:岸田の妻。優子の赤ん坊を誘拐した。
崎山典彦:優子の担当医。不妊治療に新たな手法を持ち込もうとしている。
須佐見誠二郎:城南大学病院産婦人科の教授、崎山とは対立している様子。
皆本順:城南大学病院産婦人科講師。トータルケアプロジェクトのメンバー。
柊奈留:城南大学附属病院医師。須佐見を尊敬している。
山原あけみ:胚培養室の担当者。
峠緑郎:城南大学病院院長。
峠則孝:峠院長の息子。製薬会社勤務。
有吉久美:城南大学病院院長秘書。

〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

近森優子が出産したばかりの娘・望が岸田夫妻に誘拐された。
岸田夫妻は長年の間、不妊治療を続けようやく子宝を授かっていた。
ところが、須佐見医師が担当した直後に流産していた。
これに対し感情的な行き違いから、岸田夫妻は望を誘拐したのである。

この捜査に妊娠中の速水悠里刑事が加わることに。
何やら病院側の様子を不審に思いながらも捜査を続ける悠里であったが、追い詰められた岸田夫妻は優子に身代金を要求する。

結局、岸田の妻・トモが逮捕され望は保護されることとなったが別の赤ん坊であった。
本物の望はと言えば、峠院長の息子・則孝の手にあったのである。
則孝は峠院長に身代金を要求するが、受渡しに失敗。
追い詰められた則孝は桟橋から望を遺棄したと偽装し久美にこれを託す。

則孝が逮捕され、1人となった久美は崎山を頼る。
崎山の指示に従った久美だが望はまたも何者かの手に。
当の崎山も謎の転落により重傷を負うことに。

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」5話「核移植」(10月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

身柄を確保された久美は「崎山の指示に従い望を乳児院に預けた」と供述。
だが、望は何者かにより連れ去られていた。
直後、崎山が城南大学病院の屋上から謎の転落を遂げる。

悠里は崎山が望を連れ去ったものの、何者かに襲われ奪われたと考える。
ところが、これまでの単独捜査の責任を追及され捜査を禁じられてしまうことに。

だが、これで諦める悠里ではなかった。
自身の検査を口実に本部を抜けると、城南大学病院で捜査を開始する。

一方、捜査本部では望が岸田トモ、峠則孝、有吉久美、崎山典彦と次々人手を渡っていることが重大視されるように。
この異常事態の早期解決を図るべく新たに特命係が捜査に投入された。
特命係はこれまでの捜査状況を踏まえ、近森夫妻が何かを隠していると注視する。

同じ頃、城南大学病院産婦人科講師の皆本は胚培養士の山原あけみに問い詰められていた。
これに余裕の表情を浮かべる皆本。
そう、崎山を突き落とし望を奪ったのは彼だったのだ。
皆本は「望は安全な場所に移した」と告げつつ「今更、何を……一蓮托生でしょ」とあけみに迫る。
これに眼を逸らすあけみ、その視線は彼女が大切にしている1号機に向いていた。
其処にはあけみにとって重大な培養胚が眠っているらしい。
どうやら、皆本もこれを知り利用しているようだが……。

そんな中、近森夫妻の長男・新の容態が急変し白血病を患っていることが判明する。
さらに、望が新を救う為に救世主兄妹として作られた存在だと明らかに。

新を救えるリミットは2日間。
優子は新を救うべく半狂乱となり、望が生きていると知るや情報を求めて公開捜査するよう主張する。
だが、これは受け入れられない。

一方、悠里は崎山が何かを調べていたことを突き止め、崎山ではない何者かが望の遺伝子書き換えを行ったのではないかとの疑惑に辿り着く。

矢先、崎山の容態が回復へと向かう。
これを知った皆本は彼の口から自身の存在が明らかとなることを怖れ、あけみに命じ薬品棚から毒物を入手させる。
皆本は崎山の点滴を毒物に摩り替えるが―――7話へ続く。

<感想>

ドラマ原作は岡井崇先生による同名作品。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
とはいえ、ドラマ版はほぼオリジナル展開を見せています。

『デザイナーベイビー』(岡井崇著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

タイトルにもなっている「デザイナーベイビー」の意味は「生まれて来る前に遺伝子に調整を施し両親が望む子供を手に入れる方法」のこと。
此処での調整は「健康」であったり「身体能力の向上」であったりします。
この方法ならば両親が望む子供が得られることに。

この手法は既にSF世界やアニメなどでは一般的となっており、例えば森岡浩之先生「星界シリーズ」(早川書房刊)に登場するアーヴや「機動戦士ガンダムSEED」のコーディネーターなどが挙げられます。

「機動戦士ガンダムSEED」(2002年、日本)

ディスティニープラン発動!!

ちなみに出産を取り扱ったサスペンス系ドラマでは同じNHK系火曜22時枠にて海堂尊先生原作ドラマ「マドンナ・ヴェルデ」も放送されています。

『マドンナ・ヴェルデ』(海堂尊著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

NHKドラマ10「マドンナ・ヴェルデ」第1話(第1回)「希望の卵」(4月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマ版6話の感想を。

残り2話となり、どうやら全貌が明らかになりつつあるようです。

特別な出生ゆえに流されて行く望。
彼女は兄・新の為に作られた存在、遺伝子書き換えにより生まれたのでしょう。

そんな望を作ったのは崎山……ではなく、皆本の様子。
しかも、崎山に断りなく山原あけみと組んで行ったことだと思われます。

だから、崎山は驚いた。
おそらく、崎山は「核移植」のみ把握していたのでしょう。
ところが、それを上回る施術が行われていた。
其処でこれを知り、研究者として望を欲した。
しかし、皆本にその意図を知られ先手を打たれたと言ったところか。

また、山原あけみが皆本に協力しているのにも理由がある様子。
彼女が大切にしている培養胚に秘密がありそう。
もしかして、彼女自身のものなのか?
彼女自身も事情がありデザイナベイビーを欲しており、皆本に協力する代わりに願いを叶えて貰う取引をしているとか。

そんな皆本ですが崎山殺害に動くことに。
かなり設定が異なるものの原作のあの人ポジションなのかなぁ。

果たして、崎山はどうなるのか!?
原作準拠ならば崎山の身は危険だろうけど、ドラマ版の山原あけみならば皆本を騙して薬を摩り替えて居そうな気もする。

しかし、こうして振り返ってみると城南大学病院の関係者は見事に「デザイナーベイビー」の関係者ばかりとなりそう。
加わっていなかったのは須佐見と柊奈瑠ぐらいかも。

7話にも注目ですね!!

◆関連過去記事
『デザイナーベイビー』(岡井崇著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

「デザイナーベイビー」1話「ノゾミ」(9月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」2話「身代金」(9月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」3話「チェンジリング」(10月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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「デザイナーベイビー〜速水刑事、産休前の難事件〜」5話「核移植」(10月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

『マドンナ・ヴェルデ』(海堂尊著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

NHKドラマ10「マドンナ・ヴェルデ」第1話(第1回)「希望の卵」(4月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・前回はこちら。
「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)


朝陽を吸血したことで吸血鬼として覚醒した葉子。
そんな葉子の前に現れたのは吸血鬼の天敵・ヴァンパイアハンターを輩出する黄龍院家の閃であった。

葉子を見咎める閃。
葉子の危機を察した朝陽が2人の前に駆け付けるのだが……閃は朝陽の前で葉子に求婚する。

あまりに衝撃的な展開に呆然とする朝陽。
突然の求婚に舞い上がる葉子。
平然と求婚を続ける閃。

朝陽は事態を収拾すべく葉子の恋人として閃の前に立ち塞がる。
だが、閃は朝陽を歯牙にもかけない。
よほどの自信があるようだ。

とりあえず場所を変えた3人。
朝陽は相手が黄龍院の者と知り凛の名を問うが、閃は知らない様子。
此処から朝陽は閃が凛とは異なり現代の人間であると考える。

一方、閃はそんな朝陽の気持ちも知らず葉子へ求婚を続ける。
葉子もまた朝陽がありながら満更でもない様子。

朝陽は葉子の気持ちを繋ぎ止めるべく、葉子を褒め始める。
これに有頂天となった葉子は上気した肌を冷ます為に席を外す。

この間に閃は朝陽へ葉子に対する気持ちを確認することに。
これに朝陽は「葉子さんとずっと一緒に居たい」と宣言。
その姿を葉子に目撃されてしまう―――134話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、14巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その133話。
サブタイは「求婚しよう!」。

再びサブタイは「!」シリーズに。

まさかまさかの朝陽にとって恋敵が登場。
葉子さんの天敵と思いきや、むしろ朝陽の天敵だったとは!!
「ハンター」の意味が「恋の狩人」とはサプライズ。

また、前回コメントにてご指摘頂いて気付いたのですが「閃は未来人ではない」様子。
此の点、今回にて朝陽を通じても語られていました。
てっきり「凛と同じ服装=未来人」と早合点していましたが、そうかあの服装は「黄龍院家のコスチューム」だったワケか……。
これもサプライズでした。

そう言えば朝陽にとって同性のライバルはこれまで獅狼と源二郎(父親だが)のみだっただけに、閃の存在はかなり新鮮な印象ですね。

しかも、相手は葉子が吸血鬼と知った上での接近。
しかもしかも、葉子個人については朝陽の方が詳しいだろうが、種としての吸血鬼については閃の方が詳しい筈。
これは……かなり強力なライバルが登場か!?
とはいえ、其処は「実は私は」だけに恋敵としての閃は獅狼と同様に早期退場のおそれもある!?

そんな閃によると本性を露にした吸血鬼は凄いのだとか。
前回の感想では「吸血鬼化の弊害が巨大化だけだった……なんてこともあり得るし、茜が源二郎に敵わなかったのは力ではなく身長のことである可能性も残されてるし、茜が朝陽と葉子の愛を試す為に大袈裟に語っているのかもしれない。もちろん、本当に恐ろしいモノの可能性もあるけど」と述べましたが、どうやら本当に凄いモノの可能性が高まったか!?

だとすると、茜が源二郎に本物の吸血鬼の怖さを見たように、やはり「朝陽と葉子の種族の壁」こそが朝陽たち最大の障害になりそうか。
何時か暴走する葉子を朝陽が身体を張って止める展開が来るのかも……。

ただ、こうなると謎が1つ。
一度は茜を戦慄させかけたらしい源二郎がどうして今の源二郎に落ち着いたのか?
それこそ桐子の存在が大きそうではありますが……。
源二郎と桐子の関係は葉子と朝陽に置き換えることも出来るだけに、此処はポイントになるかも。

こうなると「箱入り娘」の正体が余計に気になる。
姿を見せられないと言うことはその容姿があまりに特徴的であると言うこと。
もしかして……彼女こそ朝陽と葉子の子孫なのでは!?
顔を見せると牙で正体が分かるとか。
だから、箱で顔を隠しているとか。
「朝陽の傍に葉子が居ない」のも「過去の葉子のこと」を指して居る可能性もあるし。

ああ〜〜〜余計に気になって来たぞ!!

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ。
そして、13巻は桃地結香!!
となれば、14巻は登場順で水奈川咲かな?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

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「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第45話「ザ・ボディーガード」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第45話「ザ・ボディーガード」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第45話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。

郷里良子:「聖マルス学園」の女子生徒。「ザ・ボディーガード」に登場。
黄多川礼:「聖マルス学園」の女子生徒。実は……。「ザ・ボディーガード」に登場。
垣木:「聖マルス学園」の女子生徒。柔道部の猛者だが……。「ザ・ボディーガード」に登場。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第44話「母の父」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その日、「聖マルス学園」の生徒・郷里良子は道端で困っていたお婆さんを助けた。
その様子を何者かに撮影され、彼女は「性格の良い美人」としてネット上でもてはやされることに。
ところが、良くも悪くも目立ってしまったことで良子は思わぬ被害に遭うことに。

数日後、楓が蛍に協力を求めて来た。
なんと、良子のボディーガードを協力して欲しいらしい。
良子はネット上で話題となったことで実生活でストーカーに付きまとわれるようになってしまったのだ。
四六時中、監視された上にプライベートをネット上に公開され続けて居ると言う良子。
それだけではなく、中には脅迫めいたメールまで届くようになったそうだ。

良子の危急を聞いてしまった蛍は捨て置くことが出来ずに楓に協力することに。
楓により良子を紹介された蛍と圭一は衝撃を受ける。

なんと、良子の身体には目に見えない他者の意志がねっとりと絡みついていたのだ。
しかも、個人ではなく不特定多数の意志のようだ。

さらに、そうこうしている間にも良子の姿がどんどんネット上にアップされていた。
もちろん、その周囲には楓と蛍も写っている。
楓によれば超望遠で何処からかリアルタイムに撮影され続けて居るらしい。

事態を察した蛍は2人では到底良子を守り切れないと判断する。
誰か強力な助っ人が必要なのだ。

矢先、体育にて柔道の授業が行われることに。
あわよくば良い人材をスカウトしたいと注視する蛍がまず注目したのは柔道部員の垣木だ。
垣木は女子でありながら巨躯を擁し圧倒的な膂力を自慢していた。

ところが、その目の前に小兵の美少女・黄多川礼が現れた。
礼は何故か垣木を挑発すると勝負を挑む。

勝敗は見えていると呟く周囲に反し、礼から目が離せなくなってしまった蛍。
そんな蛍の予感は的中!!

礼は垣木に投げられた振りをしつつ、敢えて相手の体勢を崩し垣木の肩を外してしまった。
事故にしか思えないソレだが、蛍だけは礼が意図的に行ったものだと見抜く。

礼に興味を抱いた蛍は彼女の行為を見抜いたと告げた上で「大暴れしたいなら力を貸して欲しい」と依頼する。
これに「面白そう」とあっさり応じる礼、どうやらかなり武闘派のようだ。

放課後、礼を加えた蛍と楓は良子の警護を開始。
すると、楓が困ったことになったと告げて来た。
なんと、ネット上に良子の襲撃を具体的に画策する輩が居るようなのだ―――次話に続く。

ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
1巻、2巻、3巻に続き、早くも4巻が発売!!

さて、その45話。
サブタイは「ザ・ボディーガード」。

遂に黄色多川礼が登場。
「黄色の主要キャラが登場する」との予測が外れて居なければ、これで蛍も含めて5人が揃ったことになります。

すなわち、木蛍(赤)、川楓(緑)、園霧子(桃)、葉(青)、多川礼(黄)。

また、この5人はかなり特徴的。

ほぼ万能な木蛍(赤)。
強力な人的ネットワークで蛍を上回る川楓(緑)。
特殊能力で蛍を上回る園霧子(桃)。
頭脳で蛍を上回る葉(青)。
格闘能力で蛍を上回る多川礼(黄)。

以上のように、オールマイティーな蛍に対しそれぞれの得意分野を持つ面々となっています。
おそらく、この5人で「十二人委員」と対することとなりそうです。
それにしても、青葉よりも先に黄多川礼が登場するとは意外でした。

そんな黄多川礼の本格参戦となりそうな本エピソード。
当初は良子の自作自演も疑いましたが、特に良子にメリットがなく、また蛍と圭一の分析によれば良子に目に見えぬ他者の意志が絡みついているそうなので本当に狙われているのでしょう。
サブタイ通り、如何にして狙われる良子を守り切るかがポイントとなりそうです。
蛍、楓、礼3人のコンビネーションが問われそうか。

礼が大暴れ!?
次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第40話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第42話「フックマン3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第43話「緑川楓の冒険」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第44話「母の父」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

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「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?
十二人委員会:警察内部に存在する犯罪者を私的制裁する組織、メンバーは12人居るらしい。
フード男:「十二人委員」の1人。展望台から多くの犯罪者を抹殺した。

死神:黒い影の男の正体。「桐島静香の秘密」「謎の桃園」「騙された死神」「母の父」に登場。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

紀理香:真知恵の姉、長女。
陽香:真知恵の姉、次女。
おじいちゃん:真知恵の父、蛍にとっては母方の祖父。44話で死去。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
桃園霧子:「聖マルス学園」2年生とされる謎の令嬢。「謎の桃園」「崖の下の呪い家」「恋する桃園」に登場。
青葉:「聖マルス学園」2年生女子、学園1の天才。
黄多川礼:「聖マルス学園」の女子生徒。実は武闘派。

志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。
東条春道:霧子の幼馴染、人気者。
創さん:「聖マルス学園」の成績優秀者。
野間:「聖マルス学園」の成績優秀者。
郷里良子:「聖マルス学園」の女子生徒。「ザ・ボディーガード」に登場。
垣木:「聖マルス学園」の女子生徒。柔道部の猛者だが……。「ザ・ボディーガード」に登場。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。
満島:節の担任教師。
鏡二郎:呪いの家の過去の所有者。
円卓:「占いの館」の占い師の1人、「ジュエル」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
蝶野:「占いの館」の占い師の1人、「カラスアゲハ」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
丹下七郎:携帯ショップの店員、35歳。「騙された死神」に登場。
真利奈:七郎の姪。「騙された死神」に登場。
能美功次:「城町西学園」の成績優秀者。「フックマン」を抱えている。
能美一郎:過去に町止小学校襲撃殺傷事件を引き起こした犯人、当時37歳であった。
三橋:能美一郎と親しかった男性。

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