ネタバレあります、注意!!
登場人物一覧は本記事下部に移動しました。
<あらすじ>
〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜
「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?
矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。
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夏が終わり、朝陽の高校でもいよいよ2学期が始まった。
源二郎こと緑苑坂弓は「後悔しないよう高校生活を満喫するように」と生徒たちへエールを送る。
途中退学を余儀なくされた源二郎の言葉だけに、深い意味を感じる朝陽。
だが、これが思わぬ展開を招く。
葉子が大きな影響を受けてしまったのだ。
彼女にはやらねばならないことがあった―――そう、学食のメニュー全制覇の野望である。
こうして葉子に付き合わされることとなった朝陽、みかん、渚たち。
とはいえ、学食のメニューは全24品、予算的にも胃袋的にも不可能な筈であったが……。
なんと、みかんが学食のおばちゃんを説得し予算問題をクリアしてしまった。
もちろん、葉子が残したメニューはみかんがタッパーで持ち帰り夕飯の食卓に並ぶ手筈である。
恐るべし、みかん!!
こうして予算をクリアした葉子は全24品制覇を開始。
不安視された胃袋面も特に問題なく数品を収めて行く。
と、唐突にお腹のボタンが飛んで行った。
お腹が膨れてサイズが合わなくなったのだろう。
沈黙に包まれる朝陽たち。
だが、葉子は陽気に「痴女力……かなぁ、ハハハ」と笑って誤魔化そうとする。
どうやら、まだまだ余裕のようだが赤面してしまった葉子はリタイアを宣言。
これに親友の意志を継ぐとして渚が乗り出す。
いや、ただ単にお腹が減っただけのようだ。
葉子のように渚も快調に飛ばしていたのだが……またもやボタンが弾け飛ぶ。
これに「痴女力……かなぁ、ハハハ」と葉子と同じ台詞で誤魔化す渚。
続いてみかんが親友の意志を継ぐと乗り出した。
もちろん、ただ単にお腹が減っただけのようだ。
これまた葉子や渚のように快調なペースで進むみかん……しかし、此処でボタンが飛んだ。
みかんも「私も痴女力……かなぁ、ハハハ」と笑って誤魔化すことに。
と、此処で朝陽は気付いた。
何時の間にやらリタイアした筈の葉子や渚が再戦していることに。
みかんもまたそんな2人に刺激されたのか、再度メニューに挑む。
こうして24品は瞬く間に制覇されてしまった。
葉子は野望を果たしたのだ。
ちなみに、その胃袋はまだまだ余裕がありそうだ。
その数分後、女性陣の胃袋に脅威を覚えつつ帰路に就く朝陽、岡、嶋、さくらたち。
葉子の偉業を讃えつつ、それぞれが学生としてやり残したことは無いかを振り返る。
此処でさくらが「体育祭で明里に勝って今度こそ告白する」と宣言する。
「なに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
この言葉を盗み聞きしていた茜が噴き出した!!
まさか、まだ明里を狙っていたとは小僧……と爪を噛む茜。
しかし、ニヤリと微笑む。
何故なら、さくらが明里に勝つ可能性は低いからだ。
その背後で檻から響く獣の叫び声。
獣……いや、檻に監禁されているのは当の明里であった。
その頭部からは角が生え、両手には鬼気が宿っている。
なんと、明里は連続して友人の結婚式に招かれたことで強い婚活衝動に苛まれていた。
今や本気の茜でさえも勝てるかどうか分からないらしい。
必勝を確信する茜をよそに明里の手が檻にかかるや軽く捻じ曲げる。
「おいっ銀、羽根だ羽根っ!!」
「もう怠惰の羽根を5本も刺したわよ」
慌てふためく茜と華恋、明里は5本の怠惰の羽根を受けてなお驚異的な力を発揮していた―――139話に続く。
充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!
<感想>
「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻、14巻も重版出来とのことで目出度い。さらに15巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!
2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。
・【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!
その138話。
サブタイは「後悔しないようにしよう!」。
再びサブタイは「!」シリーズに。
まさかのあのラストに「この漫画は範馬刃牙だったかしらん?」とタイトルを確認してしまった管理人です。
あのオチは飛び道具でしたね、格闘漫画かと思った……でも面白い!!
そして、着々と「明里とさくら」カップル完成へ向けて進んでいる様子。
茜の「明里必勝」との台詞はどう聞いてもフラグにしか……。
ポイントは体育祭か、さくらだけでなく嶋や岡にとっても転換点となりそうなソレ。
果たしてどうなる!?
それにしても、葉子、渚、みかんともに大食いであることよ……。
うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!
そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香!!
そして、14巻は水奈川咲と葉子に!!
気になる15巻は鳴か、それとも閃か、あるいはその両方か!?
はたまた、獅穂と嶋の可能性もあるのか!?
ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。
もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。
◆関連過去記事
・「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ
・「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第134話「心配しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第135話「特売品を手に入れよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第136話「約束を守ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「実は私は」第137話「見返そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。
藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。
緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?