2015年12月06日

「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」出張版「アルティメット佐々木273」(阿部共実作、秋田書店刊『週刊少年チャンピオン』掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」出張版「アルティメット佐々木273」(阿部共実作、秋田書店刊『週刊少年チャンピオン』掲載)ネタバレ批評(レビュー)です。

なんと、なんと……『空が灰色だから』で知られる阿部共実先生の読切作品が『週刊少年チャンピオン』本誌に掲載されました。
短編の名は「アルティメット佐々木273」!!

「チャンピオンタップ」ではお馴染み「アルティメット佐々木27」シリーズ第3弾です。
新規の読者も多かろう本誌出張版の読切にシリーズ第3弾を持って来るところがかなり意欲的。

当然、これを見逃せるワケもなし。
語るしかない!!

と言うワケでネタバレ批評(レビュー)です。

<ネタバレあらすじ>

バイト上がりの佐々木(27歳女性)は、同じく上がった直後の後輩男子・坂本を強引に誘っていた。
丁重に断ろうとする坂本だが、佐々木は全く耳を貸そうとしない。
結局、押し切られるように坂本は駐車場に連れて来られてしまった。

と、駐車場にはワイドショーで良く見られるフリップが飾られていた!!
其処には「佐々木が何故、モテないのか?」と題して彼女の恋愛遍歴が記されている。
それによれば「佐々木は生まれて27年間、彼氏ナシ」らしい。

通常ならば呆然としかねない展開。
だが、坂本はそんな佐々木への対応に慣れているのか「なるほど此処まで準備を……無理に帰らなくて良かった」と冷静に応じている。

佐々木は引き続きフリップを進めて行く。
其処には「佐々木のモテキは学生時代」との表記が。
「えっ、そんな昔?」との坂本のツッコミを背景に、佐々木が学生時代のエピソードについて語り出す。

学生時代、佐々木はモテまくりのリア充であった。
多くの友達にも囲まれた彼女は、同級生の高橋君から告白を受けた。
ところが、高橋君とは交際を始めることが出来なかったのだ。
何故なら、佐々木にはある性癖があったからである。

ある日、背後で男子生徒たちが年齢相応の恋バナを繰り広げていた。
これを盗み聞きしつつ、少しずつ反応を示す佐々木。
そう、佐々木は性に興味津々な女性だったのだ。
遂には堪え切れず、男子たちがキス話をしたところで会話に介入し性癖が露見してしまった。
以降、佐々木は今の佐々木になったのである。

高橋君と交際出来なかったのも、佐々木がいきなりキスを迫ったことが原因であった。
其処で佐々木は「キスが出来る大人になったら」と再会を約束したのだそうだ。
ところが、当の高橋君からはそれっきりで連絡1つない。

「今も待ってる!!」と叫ぶ佐々木。
坂本を見遣るや「君は高橋君かい!?」としなだれかかるのであった。
素面ながらに泥酔したような佐々木、そんな彼女を抱き止める坂本。
何処までも坂本は冷静であった―――エンド。

<感想>

阿部共実先生の新作短編が『週刊少年チャンピオン』に掲載されました!!
その名も「アルティメット佐々木273」。

タップではお馴染み「アルティメット佐々木27」シリーズ第3弾。
上でも書きましたが新規読者相手にも容赦しないところが本作の本作らしさか。
佐々木さんと坂本君が醸し出す独特の雰囲気とリズムが病みつきになりそう。

それにしても佐々木は坂本のことが好きなんだよね、でもって実はアピールしてるんだよね。
坂本もそれを知りつつ、応じている。
何とも言えないこのバランスも魅力の一編です。

ちなみに「アルティメット佐々木27」は「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」1巻にも収録されているのでチェック!!

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「実は私は」第139話「紅本先生とさくらさん@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第139話「紅本先生とさくらさん@」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いよいよ、運命の体育祭が始まろうとしていた。
朝陽たちは去年の体育祭を既に経験している。
だが、今年の体育祭は特別な予感が漂っていた。

「実は私は」第37話「体育祭に参加しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

何しろ、さくらの勝負が懸っているのだ。
さくらは明里に勝って告白しようとしていたのである。

また、これを知ったクラスメートは全力で応援しようと気勢を上げている。
さくらはもちろん、明里へ恩返しの意味も込めているようだ。

クラス一丸となってさくらをサポートすると決めた矢先、茜により開会が宣言された。
しかも、今年はシステムを大幅に変更し個人戦ではなくクラス対抗戦としたらしい。
むしろ、朝陽たちにとっては望むところだ。

早速、戦略を練る面々。
まず、強敵となるのは明里たち教員チーム。
続いて凛のクラスや結香たちのクラスも脅威だろう。

そんな中、陸上競技がスタート。
颯爽と先鋒を引き受けたのは葉子だ。
何やら秘策があるらしい。

同じレースに出場するのは凛と咲。
おそらく、体力的に凛の圧勝と思われたが……。

スタートするなり、一斉に上がる血柱。
動揺する凛をよそに、葉子と咲が宙を飛んで行く。

なんと、獅穂の母が現れ、その痴女力に葉子たちが飛ばされたのだ。
これこそ葉子の秘策であった。

その甲斐あって葉子と咲がそれぞれ1位、2位に。
見事な作戦勝ちに勝てると思っていなかったクラスメートも喝采を惜しまない。
これには葉子も複雑な表情だ。

続いて「借り物競争」、出場者は渚や結香たちだ。
これまた結香有利と思われたが……。

流石は渚である、普段鍛えた体力で結香と互角の勝負を繰り広げる。
決着はそれぞれの課題次第となった。

注目の課題は渚が「好きな人」、結香が「新しい恋」である。
色を失う渚。

(いや、私は黒峰朝陽を諦めたのだ)
恋を探しに場外へ消えた結香と対照的に残った渚は目を閉じ考え込む。

「はい、あんた1位……でも、別に好きな友達でも良かったのに」
茜に指摘され、目を見開いた渚。
何時の間にやら隣には朝陽の姿があった。
無意識に連れて来てしまったようだ。

勝利の喜びに湧く朝陽たちの一方で、渚は膝を抱えて座り込んでしまった。

同じく「借り物競争」に出走するみかん。
彼女へのお題は「友達」であった。
苦悩するみかんであったが……。

「はい、あんた1位……でも、外道クイーンがねぇ(笑)」
茜に1位と認められるみかん、その隣には獅穂が連れられていた。
ニヤニヤ笑いの茜に、みかんは膝をつき悔しがる。

それから数時間後、状況は朝陽たちのクラス圧勝で続いていた。

「これなら勝てる!!」
勝利を確信する一同であったが、背中に感じた気配に凍り付く。
おそるおそる振り返ると……。

「待たせたな」
其処には満面の笑みを浮かべた明里が立っていた。

明里の放出するオーラに威圧される朝陽たち。
明らかに普段の明里を上回る力だ。
何が起こったのかは分からないが明里の頭部からは黒々とした角が生え、手には墓標を抱えている。
どうやら、茜の血に覚醒してしまったようだ。

未だ笑顔を絶やさない明里によればその墓標は昨日までの無邪気な自分らしい。
何時か来る王子様を待つことを止め、全地球上のオスにアタックをかけると決めたと宣言する明里。

その頃、地球へ向けて巨大隕石が近付きつつあった。
これも目覚めた明里の力だ。

そんな明里に全地球上のオスというオスが恐れ戦く。
ただ1人、対抗するように不敵な笑みをうかべたさくらを除いては―――140話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻、14巻も重版出来とのことで目出度い。さらに15巻も発売予定。
そして、本作かなり面白い!!

2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

その139話。
サブタイは「紅本先生とさくらさん@」。

いよいよ、さくらにとって決戦の時が迫りつつあるようです。
相手は茜をも上回る(かもしれない)破壊衝動に目覚めた明里。
前回(98話「ドッジボールをしよう!」)でのリベンジなるか!?

「実は私は」第98話「ドッジボールをしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス14巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香!!
そして、14巻は水奈川咲と葉子に!!
気になる15巻は鳴か、それとも閃か、あるいはその両方か!?
はたまた、獅穂と嶋の可能性もあるのか!?

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第130話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第131話「海に行こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第132話「真実を知ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第133話「求婚しよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第134話「心配しよう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第135話「特売品を手に入れよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第136話「約束を守ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第137話「見返そう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第138話「後悔しないようにしよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

「実は私は(15): 少年チャンピオン・コミックス」です!!
実は私は(15): 少年チャンピオン・コミックス



「実は私は(14): 少年チャンピオン・コミックス」です!!
実は私は(14): 少年チャンピオン・コミックス





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