2015年12月28日

【2015速報】「このミステリーがすごい!2016」発表!!

「このミステリーがすごい!2016」が発表されました!!

果たして気になる結果は?

◆「このミステリーがすごい!2016」(宝島社、2015年12月10日発売)

注意:各タイトルのリンクは「ネタバレ書評(レビュー)」に繋がっています。

順位国内海外
王とサーカススキン・コレクター
戦場のコックたち悲しみのイレーヌ
孤狼の血ありふれた祈り
さよならの手口エンジェルメイカー
ミステリー・アリーナもう過去はいらない、悪魔の羽根
片桐大三郎とXYZの悲劇なし
鍵のかかった男弁護士の血
血の弔旗彼女のいない飛行機
10オルゴーリェンヌ髑髏の檻


国内編1位は米澤穂信先生『王とサーカス』(東京創元社刊)に!!

米澤先生、おめでとうございます!!

これで『王とサーカス』は3冠達成!!
しかも、去年の『満願』に続き2年連続の3冠達成です!!
まさに快挙でしょう!!

これまでの『王とサーカス』のランキングは次の通り。

『早ミス』1位、『このミス』1位、『文春』1位、『本ミス』3位。
同時にランキング皆勤も達成です!!
2016年も米澤先生からは目が離せそうにありません!!

2位は深緑野分先生『戦場のコックたち』(東京創元社刊)。
本作は「第154回直木賞」候補作となっています。

第154回芥川賞&直木賞候補作発表!!

ちなみに『王とサーカス』と共に東京創元社さんによるワン、ツーフィニッシュとなりました。
これまでのランキングは次の通り。

『早ミス』2位、『このミス』2位、『文春』3位、『本ミス』ランク外。
『本ミス』を除いてランキング皆勤達成です!!

3位は柚月裕子先生『孤狼の血』(角川書店刊)。
こちらも「第154回直木賞」候補作となっています。

第154回芥川賞&直木賞候補作発表!!

ちなみに『孤狼の血』が「佐方シリーズ」とコラボした『正義を質す』が『このミス』に掲載されています。

『正義を質す』(柚月裕子著、宝島社刊『このミステリーがすごい!2016年版』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

4位は若竹七海先生『さよならの手口』(文藝春秋社刊)
『早ミス』10位、『このミス』4位、『本ミス』ランク外、『文春』10位。
こちらも『本ミス』を除けばランキング皆勤です。

5位には東山彰良先生『流』(講談社刊)。
「第153回直木賞受賞作品」がランクイン!!
『早ミス』4位、『このミス』5位、『文春』2位、『本ミス』ランク外。
こちらも『本ミス』を除けばランキング皆勤です。

6位には深水黎一郎先生『ミステリー・アリーナ』(原書房刊)がランクイン。

管理人が一読後にランクインを確信した作品。
多重推理ものの傑作です、読むべし!!
『早ミス』3位、『文春』4位、『本ミス』1位、『このミス』6位。
ランキング皆勤達成!!

7位には倉知淳先生『片桐大三郎とXYZの悲劇』(文藝春秋社刊)。
これまた管理人が一読後にランクインを確信した作品。
本歌取りの傑作です、読むべし!!
『早ミス』ランク外、『文春』6位、『本ミス』2位、『このミス』7位。

8位には有栖川有栖先生『鍵の掛かった男』(幻冬舎刊)。
「作家アリスシリーズ」最新作がランクイン。
『早ミス』ランク外、『文春』5位、『本ミス』7位、『このミス』8位。

「作家アリスシリーズ」は2016年1月から日本テレビ系にて連続ドラマ化が発表されています。

9位に藤田宜永先生『血の弔旗』(講談社刊)。
『早ミス』7位、『このミス』9位。

10位には北山猛邦先生『オルゴーリェンヌ』(東京創元社刊)。
『早ミス』6位、『文春』10位、『本ミス』4位、『このミス』10位。
ランキング皆勤達成!!

まとめると『王とサーカス』『ミステリー・アリーナ』『オルゴーリェンヌ』の3作がランキング皆勤。
他に『戦場のコックたち』『さよならの手口』『流』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『鍵のかかった男』もチェックすべきと言えそうです。

さて、海外。

1位はジェフリー・ディーヴァー『スキン・コレクター』(文藝春秋社刊)。
『文春』2位、『このミス』1位。

2位にはピエール・ルメートル『悲しみのイレーヌ』(文藝春秋社刊)。
『文春』1位、『本ミス』7位。

3位にはウィリアム・ケント・クルーガー『ありふれた祈り』(早川書房刊)。
『IN★POCKET』ランク外、『早ミス』1位、『文春』3位、『本ミス』ランク外、『このミス』3位。

と、此処まででお分かりの通り、海外は見事に各ランキングで1位作品が割れました。
すなわち5つの各ランキングで『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』の5作品がそれぞれ1位となることに。

また、皆勤達成作は「なし」との結果に。
とはいえ、全5ランキング中で4ランキングにランクインした作品は存在。
それが次の3作品。

『もう過去はいらない』(『IN★POCKET』2位『早ミス』4位『文春』7位『本ミス』圏外『このミス』6位)
『悪魔の羽根』(『IN★POCKET』5位『早ミス』3位『文春』8位『本ミス』圏外『このミス』6位)
『髑髏の檻』(『IN★POCKET』3位『早ミス』7位『文春』圏外『本ミス』4位『このミス』10位)

まとめると、海外では『判決破棄 リンカーン弁護士』、『スキン・コレクター』、『悲しみのイレーヌ』、『ありふれた祈り』、『そして医師も死す』を好みに合わせて読む。
あるいはバランスに優れた『もう過去はいらない』、『悪魔の羽根』、『髑髏の檻』を読む。

これで2015年(2014年度発売作品)のランキングは終了しました。
『ミス通』では「2015年まとめ」としてランキング結果をまとめた記事を出す予定。
そちらも宜しくお願い致します。

以上、速報でした。

◆関連過去記事
2015年(2014年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2014年(2013年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

【2014速報】「このミステリーがすごい!2015」発表!!

【2013速報】「このミステリーがすごい!2014」発表!!

【2012速報】「このミステリーがすごい!2013」発表!!

【2011速報】「このミステリーがすごい!2012」発表!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい! 2016年版」です!!
このミステリーがすごい! 2016年版

posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第53話「十二人委員の糸口」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第53話「十二人委員の糸口」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第53話登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

桃園霧子:「聖マルス学園」2年生とされる謎の令嬢。「謎の桃園」「崖の下の呪い家」「恋する桃園」「オバケの出る公園」に登場。
東条春道:霧子の幼馴染、人気者。

黄多川礼:「聖マルス学園」の女子生徒。実は武闘派。
黄多川達也:礼の伯父で武術師範。原因不明の体調不良により入院中。
フード男:「十二人委員」の1人。展望台から多くの犯罪者を抹殺した。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

高校生になった赤木蛍は行方不明となっていた兄・圭一と思わぬ形で再会を果たすことに。
なんと、圭一が幽霊として蛍のもとに戻って来たのだ。
しかも、圭一は悪意が関わる事件を察知し悪意を消滅させる能力を手に入れていた。
だが、圭一は現世に介入することが出来ない。
これでは折角の力も無意味である。
其処で圭一から協力を求められた蛍は、兄妹で力を合わせ1人でも多くの人を助けるべく動き出すことに。

・前回までのあらすじはこちら。
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第52話「黄多川達也を救え!」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「十二人委員」の被害者たちの悪意により礼の伯父・黄多川達也が危篤状態に陥っていた。
これを救うべく蛍は桃園の力を用いることに。
すると……達也どころか入院先の患者全員が重病人も含め驚異的な回復を遂げたのであった。

医者や患者が「奇跡だ」と口々に騒ぐ中、自分の起こした奇跡よりも東条に抱き締められたことに上せる桃園。
それはかなり特異な光景であった。
蛍は桃園がその気になれば……と想像し小さく頭を振る。

ところが数日が経過し、些か状況が異なって来た。
達也のように悪意が原因の患者は回復を続けたが、病気が原因の患者は元の症状に戻ったのだ。
桃園の力はあくまで悪意にのみ大きな影響を及ぼすらしい。

とはいえ、達也が劇的な回復を遂げたことで礼は上機嫌である。
今日も蛍と共に達也を見舞うことに。

此の間、圭一は達也にピッタリと密着している。
蛍は「十二人委員」が接触して来るのではないかと考えているのだ。
しかし、今のところその気配はないらしい。

その日も収穫を得られず、礼と共に病院を出た蛍。
すると、何の巡り合わせか「十二人委員」の1人と思われるフード男に遭遇する。

礼と別れ、これを密かに尾行する蛍。
だが、流石はフード男である。
蛍の尾行に気付くと逆に待ち伏せを仕掛けて来た。

マズイ……自身の置かれた状況に危機感を抱く蛍。
と、其処に礼が乱入して来た。

どうやら、蛍の様子に不審を抱き二重尾行していたらしい。
さしものフード男も礼には気付けなかったようだ。

フード男の技量を一目で見て取った礼は戦闘を挑む。
だが、技量はフード男に一日の長があった。
拾い上げたレンガを盾に礼の拳を全て防いでのけた。
むしろ、攻撃を仕掛けた礼にダメージが大きい。

「黄多川、アッパー!!」
動きを読まれていると察した蛍は外野から礼に指示を飛ばすことに。

これが奏功し不意を突かれたフード男はレンガを跳ね上げられてしまう。
続いて決め技にかかろうとする礼だが、頭頂部への注意が疎かになってしまった。
自由落下して来たレンガが直撃し気絶してしまう。

残されたのは蛍1人だ、大ピンチ!!

ところが、フード男は蛍の名を優しく呼ぶと「これ以上は深入りしないように」と言い含める。
その言葉に誰かを思い出す蛍。
同時に、フード男は姿を消してしまった。

意識を取り戻した礼はリベンジを誓う。
一方、蛍は戸惑っていた―――次話に続く。

ネタバレあらすじはまとめ易いように展開などをかなり改変してます。
気になる詳細は「週刊少年チャンピオン」本誌で確認せよ!!

<感想>

「名探偵マーニー」から3ヶ月……我らが木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」に還って来た!!
というワケで、その新作「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」です。
1巻、2巻、3巻、4巻に続き、早くも5巻が発売!!

さて、その53話。
サブタイは「十二人委員の糸口」。

これは意外な展開になって来たか。
おそらく蛍がフード男に抱いた戸惑いの正体は「フード男が圭一に似ていたこと」でしょう。
もしかすると「恐喝王」の見場創太のように、圭一も霊体とフード男とに分かれている可能性がありますね。
「蛍を心配する心」が霊体となり「悪を憎む心」がフード男となったものか?

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第7話「恐喝王4」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

だとすると、どういった経緯で「十二人委員」に参加したかがポイントか。
また、礼は達也から格闘の手ほどきを受けたようですが、圭一も同門の兄弟子になるのだろうか?
蛍の初恋の少年も圭一だろうし、圭一自身の謎もどんどんと深まっているような気がしますね。

やっぱり、本作は面白い!!
次回にも注目です!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」関連過去記事
「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)第1話から第50話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第51話「霊感少年と黄多川礼の事情」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「兄妹〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」第52話「黄多川達也を救え!」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「名探偵マーニー」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)まとめ

「フランケン・ふらん 最終話(最終回) Dream」ネタバレ批評(レビュー)

「フランケン・ふらん 59話 BestFriend」ネタバレ批評(レビュー)

「Phase20」(木々津克久作、「チャンピオンRED 2012年1月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「鋏女(チャンピオンRED 5月号掲載)」ネタバレ批評(レビュー)

「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:
赤木蛍:主人公。今年の春から「聖マルス学園」に特待生として進学した。
圭一:蛍の兄。正義感の強い警官だったが失踪。幽霊となって戻って来た。

獣を連れた男(10人と1匹の獣):圭一の死に関わる人物。獣は殺意のことらしい。
PND(疑われざる者):静香によれば圭一が追っていた謎の人物らしい。獣を連れた男と同一人物なのか?
十二人委員会:警察内部に存在する犯罪者を私的制裁する組織、メンバーは12人居るらしい。
フード男:「十二人委員」の1人。展望台から多くの犯罪者を抹殺した。

死神:黒い影の男の正体。「桐島静香の秘密」「謎の桃園」「騙された死神」「母の父」に登場。

【赤木家とその周辺】
蛍の父:赤木興業の社長。
赤木真知恵:蛍の母。バーのような店を経営している様子。
節:蛍の妹。
和也:蛍の弟。

紀理香:真知恵の姉、長女。
陽香:真知恵の姉、次女。
おじいちゃん:真知恵の父、蛍にとっては母方の祖父。44話で死去。

謎の少年:蛍の初恋相手らしい。11話に登場。
真島慎一:蛍の幼馴染。彼女に恋心を抱いている。9話から登場。

【聖マルス学園関係者】
緑川楓:蛍のクラスメート。実は少女探偵であった。
桃園霧子:「聖マルス学園」2年生とされる謎の令嬢。「謎の桃園」「崖の下の呪い家」「恋する桃園」「オバケの出る公園」に登場。
青葉:「聖マルス学園」2年生女子、学園1の天才。
黄多川礼:「聖マルス学園」の女子生徒。実は武闘派。

志田りか:聖マルス学園の生徒。2話から登場。
塞田康平:蛍のクラスの担任教師。割とミーハーらしい。
見場創太:3話ラストに登場した怪しい男。学園の生徒であった。
校長:聖マルス学園の校長。
教頭:聖マルス学園の教頭。
千葉:鐘楼登頂に挑み謎の転落死を遂げた男子学生。
沼代:22話ラストで鐘楼登頂に挑んでいた男子学生。
5人の成功者:過去に鐘楼に登頂することに成功した面々。
五島:5人の成功者の1人だが……。
東条春道:霧子の幼馴染、人気者。
創さん:「聖マルス学園」の成績優秀者。
野間:「聖マルス学園」の成績優秀者。
郷里良子:「聖マルス学園」の女子生徒。「ザ・ボディーガード」に登場。
垣木:「聖マルス学園」の女子生徒。柔道部の猛者だが……。「ザ・ボディーガード」に登場。
清水宗徳:「聖マルス学園」の男子生徒。霊能力者を名乗る。

【警察関係者】
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
逸見:楓の知人の刑事。
桐島静香:圭一の同期であるキャリア。現在は警察署長に。
大島:南具署の刑事。
光芝:圭一と静香の同期。
久毛山:圭一と静香の同期。
紅梅:圭一と静香の同期。
二階堂:警部。白い服の男。静香に想いを寄せていたらしい。
山本巡査長:在りし日の圭一の上司。今は田舎の派出所に勤務している。
蓮宮:県警の担当者。
黄多川達也:礼の伯父で武術師範。原因不明の体調不良により入院中。

【その他】
志田高志:りかの兄。りかにストーカーしているとのことだが……。
実山:赤木興業を担当している会計士。
貝塚俊雄:実山会計士事務所の職員。比較的若手。
役丸みつえ:実山会計士事務所の職員。紅一点。
三島:実山会計士事務所の職員。太目。
丸木田:実山会計士事務所の職員。ダンディ。
麻依:貝塚の元婚約者。
緑川宗達:楓の祖父。推理能力に長けた名刑事として有名らしい。
末為良則:12話で遺体で発見される。場津間高校の教師であった。
逸見:楓の知人の刑事。
葉森了:場津間高校の学生。末為の教え子。
葉森美和:蛍が廃病院で出会った女性。了の母で入院していた毛羽病院で落命していた。
間岩:米城警察病院の看護師。
怪物:人中に居ようとも誰も興味を向けない怪物。
大人しい人間:怪物に付き添う不可思議な人影。
栗山将秋:怪物たちが暮らしている部屋の契約者。
三ツ矢:誘拐事件の被害者とされる子供の母親。
満島:節の担任教師。
鏡二郎:呪いの家の過去の所有者。
円卓:「占いの館」の占い師の1人、「ジュエル」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
蝶野:「占いの館」の占い師の1人、「カラスアゲハ」を名乗っていた。「緑川楓の誤算」に登場。
丹下七郎:携帯ショップの店員、35歳。「騙された死神」に登場。
真利奈:七郎の姪。「騙された死神」に登場。
能美功次:「城町西学園」の成績優秀者。「フックマン」を抱えている。
能美一郎:過去に町止小学校襲撃殺傷事件を引き起こした犯人、当時37歳であった。
三橋:能美一郎と親しかった男性。
赤沼茂樹:工学部の院生、ミステリーマニア。
広重将美:赤沼の同期、テレビで一躍大ブレイクを遂げた著名人。
奥宮サキ:墓地で殺害された被害女性。
荒井忠良:サキと交際していた男性、姿を消している。
君近良雄:サキと交際していた男性、姿を消している。

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