2016年03月16日

「相棒season14」最終話(第20話)「ラストケース」(3月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season14」最終話(第20話)「ラストケース」(3月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season14」最終話(第20話)「ラストケース」(3月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

<ネタバレあらすじ>

右京(水谷豊)と冠城(反町隆史)は何者かが上層部に15話での「捜査妨害」を伝えたことで、その責任を取らされることとなった。

「相棒season14」第15話「警察嫌い」(2月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

右京は懲戒を視野にした謹慎処分、冠城は古巣である法務省へ帰還し地方への異動が予定されることに。
こうして「特命係」はまたも廃止の危機を迎えることとなった。
この事態を「仕方ないかぁ……」と軽く受け流す右京たちであったが……。

その翌日、警視庁の警察学校で未曾有の事件が発生した。
教官1人を含めた9人による実弾射撃訓練中に、訓練生の1人・伴野甚一(瀬川亮)が教官や同期生など7人を射殺しその場を逃げ去ったのだと言うのだ。

同日、米沢(六角精児)は春から警察大学校への異動を控えて教官養成研修を受けていた。
米沢は春から教官となるのである。
ところが、研修を終えて帰宅しようとしていたところ逃げる伴野とすれ違った米沢は、その身体から漂う硝煙の匂いに緊急事態を察することに。
こうして事件が発覚、早々に緊急配備が敷かれたが伴野の行方は杳として知れなかった。

唯一の生存者となった金井塚(小柳友)によれば事件は次の通りである。

8人で射撃訓練を行っていたところ、微動だにしない伴野を教官が「何故、撃たん!!」と叱責した。
すると、伴野は「じゃ、撃ちます」と教官を射殺した。
その後、残る8人の訓練生を前に銃を突き付けた。
訓練生の1人・山崎は威嚇しつつ伴野の腹に発砲。
ところが、伴野は防弾チョッキを着用しており反撃により山崎は射殺された。
これを目にした訓練生・田口も慌てて発砲しようとしたが弾切れで返り討ちに。
訓練生・倉科は逃げようとしたところを背中から射殺された。
その後、他の者も次々と射殺され、金井塚1人が残された。

伴野は金井塚に訓練生たちが所持していた弾丸を回収するよう指示。
その後、伴野からメッセンジャーの役割を託されたと言う。
伴野は金井塚に高官を標的にすることを予告し「本当に屈しないか見せてみろ」と叫んでいたと言う。

直後、警備の隙を突き文部科学大臣・荒又幸三が本当に射殺されてしまった。
伴野は警備を射殺するとこれに成り済まし、至近距離からSP2人と荒又を襲ったのだ。
生存者は車内に隠れて難を逃れた秘書1人という有様であった。
しかも、伴野は反撃を避けるべく、最初の1発をわざと外してSPに回避行動を取らせた上で犯行に及ぶ念の入れようであった。

この事件で巷は大騒ぎに。

この動きに対して、総理大臣の玄間(国広富之)と副総理の玉手(小野寺昭)らが対決姿勢を示す中、農林水産大臣の菊本(石橋蓮司)のみは足並みを揃えず辞任する。

同じ頃、冠城は公安調査庁時代の知人と旧交を温めていた。
相手は調査官の鴨志田慎子(高岡早紀)だ。

慎子は驚くべきことを語り出す。
なんと、慎子は伴野とワシントンで知り合い深い中になっていたと言うのである。

慎子によれば伴野はテロ被害者家族、4年前の爆弾テロで姉を失っていた。
その復讐をしているのではないかと言う。

しかも、伴野が最近になって慎子と会いたいと申し出て来たのだそうだ。
其処で慎子は伴野と捜査本部とのパイプ役になりたいと冠城に売り込んで来たのだ。

これを聞いた右京と冠城は慎子を捜査本部に連れて行くのだが……事情を説明する前に中園に拒絶されてしまう。
困った右京たちは伊丹を介して話を通すことに。
慎子と共にちゃっかり右京たちも捜査本部に加わり事態解決に乗り出した。

慎子は伴野に「会いたい」とコンタクトを取る。
これに伴野が反応した。
中園は慎子を囮に伴野を誘き寄せる作戦を立案する。

一方、連絡を取り合ったことで伴野の現時点での所在も判明。
彼は桜霊園に居た。
其処は伴野家の墓が安置されている場所だ。
もちろん、彼の姉も眠っている。
早速、捜査員が現場に向かったのだが一足遅く逃げられてしまう。

右京は伴野が姉の墓参りをしていたことに疑問を抱く。
まだ、何も成し遂げていないのに墓前に足を運んだことが不可思議だと考えたのだ。
右京たちは「伴野が誘いに応じたことにも裏があるのではないか」と考えるが、中園は聞こうともしない。

その頃、都内某所ではある男に宛てて謎のメールが届いていた。
其処には「招待状」とのタイトルが……。

その夜、伴野誘き寄せ作戦が実行に移された。
約束の場所を中心に大規模な包囲網が敷かれ、慎子役の婦人警官が伴野を待ち構える。

どう見ても虎口と思われたソレ。
其処へ伴野は堂々と乗り込んで来た。

十重二十重に取り囲まれる伴野だが慎子役の婦人警官を人質に取ると周囲を牽制する。
じりじりと縮まる包囲の輪。

そんな中、上空に1台のヘリがやって来るのを目にした伴野は人質を解放。
続いて「テロは終わらない」と叫ぶや自ら身体に火を纏い死亡してしまう。

この様子の一部始終がヘリから撮影されていた。
搭乗するのは例の「招待状」を受け取った男である。
男は「スクープだ」とほくそ笑みつつ、逃げるようにその場を後にする。

右京は伴野が焼死したと聞くや「墓参りの理由はコレでしたか」と頷くことに。

一夜明けて、伴野の最期の姿がネット上で拡散された。
例の男の正体はネットジャーナリスト・白石耕太だったのだ。
そして、白石を招いたメールの主こそ伴野だったのである。

伴野の死を受けて、玉手らの間には安堵の空気が漂っていた。
だが、内村は模倣犯の危険を恐れて玉手の警護を強化するよう指示する。

一方、辞任した菊本への反発は日増しに高まっていた。
戦わずして逃げたことを批判され続けていたのだ。

同じ頃、「慎子は油断ならない寝首をかく女だ」と口にする冠城。
これを証明するように慎子に付いて新事実が次々と浮上する。
慎子は既に調査官を辞めており、伴野とも恋人同士として交流を続けていたのだ。
しかも、伴野が根城にしていたホテルから慎子の診断書が出て来た。
どうやら、慎子は余命幾許も無いようだが……。

右京はと言えば伴野の所持していた弾数を気にし始める。
ホテルから実際に回収されたのは196発であった。
訓練生に所持が許されるのは1人30発、それが8名分なので計240発。
其処から実際に使用された弾数を引くと数が合わないのだ。

伴野が犯行に及ぶ前に訓練生たちが標的に狙撃に使用したのは20発。
教官と訓練生を一発ずつ用いて殺害しているので合計7発を使用。
さらに、訓練生の1人・山崎が伴野に向けて1発発砲。
荒又殺害時に警備に1発、わざと外して1発、SPに2発、荒又に1発の計5発を使用。
つまり、全部で33発使用したワケだ。

これを240発から引くと207発になる。
実際は196発だから11発が何処かに消えたことになるのだが……。

その午後、冠城は公安調査庁のすみれから慎子について情報を得ていた。
すみれによれば、慎子は現役時代にテロ被害者遺族会「のぞみ」を監視していたらしい。
だが、今では当の「のぞみ」のメンバーになっているのだそうだ。
そして、伴野も「のぞみ」のメンバーであった。
つまり、伴野と慎子は仲間だったのだ。

警戒していたとは言え、知られざる慎子の姿に軽くショックを受ける冠城。
さらに、日下部からも地方への異動どころか退官を迫られてしまう。

その頃、当の慎子は桜霊園にある伴野家の墓に居た。
供えられた花を確認した慎子は其処から手紙を回収する。

一方、右京は金井塚の供述調書を目にして疑問を抱いていた。
教官、山崎、田口、倉科についての描写は詳細だが、その他の面々に関しては「次々と射殺され」で済まされてしまっているのだ。

翌朝、冠城は慎子と対峙する。
慎子の真意を確かめる為だ。
だが、慎子に軽くあしらわれてしまう。

同じ頃、右京は金井塚のもとを訪れる。
金井塚は事件を契機に警察学校を辞めていた。
右京はどうして金井塚1人が生き残ったのかについて疑問を呈す。
さらに金井塚が「次々と射殺され」と表現した3人の死の真相についても問い質す。
これに過剰反応を示す金井塚。
彼の視線を追った右京はカレンダーに注目、その日の午後に金井塚が何処かへ出かけようとしていることに気付く。

角田課長に依頼し調べたところ、その日の午後からテロ撲滅の講演会に玉手が参加することが判明。
金井塚の目的が玉手にあると考えた右京は講演会場へ。
ところが、其処には冠城も居た。
冠城は密かに慎子を尾行しているうちに講演会場へ辿り着いたのだ。

右京の推測は的中、講演会場に金井塚が現れた。
慎子と金井塚はそれぞれ別々の席に座るのだが……。

右京は伴野と慎子、伴野と金井塚が繋がっていると主張。
だとすれば、慎子と金井塚もまた繋がっていることになる。

冠城に緊張が走る中、玉手は5人のSpを引き連れ登壇した。
その後、講演を終えた玉手は聴衆たちと握手を交わす。
まずは金井塚である。
息を飲む右京たちだが、金井塚は「感動しました」と涙に咽ぶ。

次いで玉手に近付いたのは慎子だ。
「のぞみの者です」
「ああ、菊本君が顧問をしている?」
旧知の菊本の名を出した玉手は笑顔を浮かべて近付く。
これに慎子はそっと造花の花束を渡そうとする。

途端、慎子の様子が急変した。
険しい顔つきになったかと思いきや、花束に隠した結束バンドで玉手の首を絞め始めたのだ。

苦しむ玉手、狼狽するSPたち。
すると、金井塚が飛んで来た。
金井塚を制止しようとするSPたちだが、これを払いのけた彼は玉手の結束バンドを取り外す。
金井塚は玉手を助けたのだ。

逮捕された慎子は動機を語り出した。
慎子は伴野と交際関係にあったが病気により余命幾許もないと分かり今回の計画を持ちかけたのだと言う。
これに伴野が応じた一種の心中だったのだそうだ。
慎子が伴野を中園たちに引き渡したのは良心の呵責に耐えかねた伴野を救う為だったらしい。

一方、右京は慎子と金井塚の行動に困惑していた。
慎子と金井塚は同じ目的の仲間の筈だった。
ところが、慎子は玉手を殺そうとし、金井塚は玉手を助けようとした。
これが何を意味するのか。

矢先、菊本が責任を問われ始めた。
慎子が「のぞみ」のメンバーだったことが取り沙汰されたのだ。

菊本宅を訪れた右京たち。
其処に飾られたフラワーアレンジメントに興味を示す。
すると、菊本は「僕は何でも得意だよ。こう見えて華道、書道、柔道、剣道、合気道もやっててね」と嘯く。

その頃、玉手は玄間に何やら約束を取り付けていて……。

数時間後、右京たちは内村と中園に「金井塚が伴野の仲間である」と告げていた。
右京は金井塚が玉手を助け恩を売り、玉手を介して玄間に近付き命を狙っていると主張。
これを止める為に、金井塚のもとにある消えた弾丸を口実に銃刀法違反で逮捕すべきと提案する。
だが、伊丹は15話で冠城に妨害されたことを理由に別件逮捕を拒否する。

困った右京たちは一計を案じる。
謝罪の名目で金井塚を訪問した右京たちは消えた弾丸を伊丹たちが探しており、近く家宅捜索を行う予定らしいと嘘を吐く。

同じ頃、峯秋と大河内は右京の処遇を検討していた。
「退職させるべき」と主張する大河内に同意する素振りを見せる峯秋。
とはいえ、果たしてどうするべきか……。
そんな峯秋に「鶴の一声は駄目ですよ」と釘を刺す大河内だが。

そうとは知らない右京と冠城は金井塚の計画に迫っていた。
そもそも金井塚はどうやって玄間へ近付こうとしているのか。
玉手を助け玄間に引き合わせて貰う?
いや、これは不確かだ。
慎子を犠牲にしてまで行える策ではない。
もっと確かな何かがあるのだ。
だとすれば、玉手自身も金井塚たちの仲間だとしたら。
玄間に金井塚を引き合わせる口実を作る為の自作自演だとしたら……。

翌朝、ゴミ捨て場に金井塚の姿があった。
右京たちに家宅捜索があると騙された金井塚は証拠品を処分しようとしていたのだ。
ところが、ゴミが金井塚の手を離れた瞬間、右京たちがそのゴミを奪う。
呆気に取られる金井塚の前で、右京たちはほくほく顔でゴミを回収して行く。
慌てて抗議する金井塚だが、右京たちがそれで退く筈が無い。

結果、回収したゴミの中から「玉手殺害未遂計画書」が発見され金井塚が逮捕された。

取調を受けた金井塚は訓練場事件について語り出した。
確かに伴野から話を聞いてはいたが本気だとは信じておらず、伴野に巻き込まれたと言う。
伴野を逃がした金井塚は残りの同期3人を射殺したのだ。
その後、残りの弾丸は房総の海に捨てたそうだ。

目的を果たして伴野の死を称賛する金井塚、そんな金井塚を一喝する右京。

その午後、金井塚宅のPCから玉手の関与を証明する証拠が発見された。
玉手は玄間殺害計画の首謀者として身柄が拘束された。

「これでラストケースも終わりかぁ」
「いえ、まだ終わっていませんよ」
ぼやく冠城に対し、未だ厳しい表情の右京。その理由は……。

「惜しかったなぁ」
「世間にはインパクトを与えることが出来たのでは?」
「駄目だよ、実態を報せる為にはもっと派手な生贄が必要だったのに……」

面会中の菊本と慎子の会話である。
真の黒幕は玉手ではなく菊本であった。
その動機はテロの危機を訴える為だったのだ。

其処へ右京と冠城たちが現れた。
右京は慎子が玉手との狂言の際に用いた造花が、菊本宅で目にした物と同じであることに気付いていたのだ。
これを指摘された菊本は「僕はね、こう見えても針仕事も得意なんだよ」と再び嘯く。

「華道、剣道、柔道、合気道、様々なことがお出来になるんですねぇ……ですが、肝心の人の道を踏み外しましたね」
「なにぃ!!」
右京の言葉に色めき立つ菊本だが、逮捕されることとなった。

数日後、大河内は峯秋から右京の処分を聞かされ絶句していた。
なんと、減俸処分だったのである。
今回の手柄が大きく影響したらしい。
さらに「それとね……」とニコヤカに呟く峯秋。

同じ頃、冠城は日下部に呼び出されていた。
「一番最後のところを除いてそれなりの処遇を受けられるだろう」
そう口にした日下部から渡された書類に目を通した冠城は一番最後に「警視庁」との文字を見た。
それはすなわち……。

こうして、冠城は春から正式に「特命係」に配属されることとなった。
それにしても誰が冠城の捜査妨害を上層部に伝えたのだろうか。
冠城の「特命配属」を聞いた右京は日下部の仕業だと告げる。

その頃、峯秋と日下部は今回の処遇について笑い合っていた。
「あいつは自分を活かせる場所を見つけたんです。私は背中を押してやったんですよ」
峯秋に語る日下部。

同時刻、冠城の「特命配属」を聞いた伊丹は「もう、お客さんじゃねぇ。ただの下っ端だ」と感想を口にしていた。

一方、当の冠城は慎子と面会していた。

「結局、お前は伴野の愛情を利用したんだ。愛していたとは思えない」
「愛していたじゃなくて愛しているよ」

そう呟く慎子は泣いていた。
慎子は伴野家の墓にて彼からの手紙を受け取っていた。
其処には慎子への愛が綴られていたのだ。
どうやら、伴野と慎子の愛情だけは本物だったようだ。

こうして、お客さんとしての冠城の「ラストケース」は終わった。
では、記念すべき「特命係」としての冠城「最初の事件」とは何か?
それは来たるべき次の物語を待つしかない―――最終話了。

<感想>

シーズン14最終話(第20話)。
脚本は輿水泰弘さん。

サブタイトルは「ラストケース」。
誰にとっての「ラストケース」なのか、かなり意味深長なサブタイでした。

そして、その答えは「お客さんとしての冠城」にとっての「ラストケース」となりました。
とはいえ、こちらは「特命係としての冠城」として帰って来るようなので一安心。
どうやら、すみれと米沢は北海道土産を貰い損ねたようです。
ちなみに今回を見た限り、ずっと先のことだと思うけど冠城の最期は過去の因縁を原因とする殉職になりそうだなぁ……。

一方、教官となった米沢にとってこそ本作が「ラストケース」か。
米沢を失くした右京は『銀河英雄伝説』でのフィッシャーを亡くしたヤンと同じ。
ヤンのミラクルがフィッシャーによって達成されていたように、右京のミラクルも米沢からの情報提供あっての代物。
それだけに米沢を失ったのは痛い筈。
とはいえ、米沢は「数年、教官として働いたら現場に戻る」と口にしていました。
いずれ訪れる筈の「season15」に米沢は間に合うのか―――注目です。

さて、今話は特命係存続へ繋げる為のエピソードだった印象ですね。
また、シリーズのレギュラー陣や豪華ゲストに支えられ、次回へ続ける為にはこれ以上ないほどの良エピソードだったと思います。

それにしても、本物の伴野かどうかも分からないのにヘリを飛ばした白石。
あのメールがガセだったら、ヘリ代は痛かっただろうなぁ。

ちなみに、ゲストの高岡早紀さん、小野寺昭さん、国広富之さん、石橋蓮司さんは既に「相棒」に出演されていました。

高岡早紀さんは「相棒3」7話「夢を喰う女」での辻村めぐみ役(犯人)。
小野寺昭さんは「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」での片山擁一役(雛子の父、作中では故人)。
国広富之さんは「相棒7」15話「密愛」での榊敏郎役(被害者)。
石橋蓮司さんは「相棒4」2話「殺人講義」での春日秀平役(犯人)。

こうしてみると、高岡さんと石橋さんは今回で共に2回目の犯人役となるワケですね。
此の点も興味深いです。

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「科捜研の女 春スペシャル」が2016年4月放送予定とのこと!!

2016年3月10日に最終回を迎えた「木曜ミステリー 科捜研の女15」。

落合刑事が殉職するとの衝撃的な展開に加え、その遺志を継いだマリコたちが仇を討つとの結末に手に汗握る最終回となっていました。

その余韻も冷めやらぬ中、驚くべき発表が!!
なんと、「科捜研の女 春スペシャル」が2016年4月に放送されることが明らかにされたのです。

まさに、ファンにとってはこれ以上ないサプライズ!!

2016年3月時点では詳細不明ですが、予告によれば「何者かに銃を突き付けられるマリコ」の姿も確認されています。
ファンは続報に注目せよ!!

「科捜研の女 春スペシャル 謎の美人四姉妹の周りで次々と殺人が!犯人は…魔女!?誘拐!殺人!詐欺!止まらぬ凶行はマリコをも襲い…!?完全犯罪トリックを科捜研が暴くノンストップ2時間SP!!」(4月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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「実は私は」第151話「焼き芋を作ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第151話「焼き芋を作ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<あらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒峰朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛、幼馴染のみかん、天使の華恋も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

作中の季節は秋である。
秋と言えば「芸術の秋」、「読書の秋」が思い浮かぶが葉子たちにとっては「食欲の秋」。
空腹に苛まれた葉子たちは渚の発案で焼き芋を行うこととなった。

早速、落ち葉舞う校庭に繰り出した朝陽、葉子、渚、獅穂、凛、茜、華恋たち。
こう言ったことには頼り甲斐のある渚の指示で焼き芋作りに乗り出した。

面子が面子だけに不安が拭えない朝陽、その予感は的中。
とはいえ、渚の指示に誤りはない。
問題は茜にあった。

焼き芋だと言うのに、華恋を生贄に結界を張り他者の侵入を妨げ始めたのだ。
ふと、外を見れば事態を聞き付けた明里がねめつけるような視線で何やら凝視している。
此の時点で生きた心地がしない朝陽である。

華恋が命の炎を燃やし続ける中、焚き火もほどよく焼き芋向きになって来た。
渚によれば「あと1時間ほどで食べごろ」らしい。

それまで華恋の身体が保つのかが気になる朝陽であったが、事態はさらに深刻に。
結界内で茜が何やら儀式を執り行い始めたのである。

茜は儀式で生じた空間の裂け目にひょいと飛び込むと奇怪な叫び声を上げる時計の針を弄り出した。
途端に朝陽たちの時計の針が急速に進み出した。
同時に華恋が猛烈な勢いで横に捻じれて行く。
どうやら茜が時を進めたようだが、この方法には「周囲が捻じれる」との副作用が伴うようだ。

あまりに奇怪な事態に戸惑う朝陽。
そんな朝陽を他所に葉子ら女性陣は周囲を気に掛けるでもなく「焼き芋」に集中している。

そっと火の通り具合を確認する渚。
首を傾げるや「残り45分くらいか……」と呟いた。

「良し、先程の3倍だな」
茜がまたも先の空間の裂け目で時計を弄り出した。
途端、先にも増して華恋に猛烈な横回転がかかって行く。

「止めて上げて!!」
必死に茜を止めようとする朝陽が協力を得ようと葉子たちに目をやると……。

縦巻きロールになっている葉子。
ロングヘアーが渦巻き状に顔面を覆っている獅穂。
頭部のネジが捻じれ過ぎて錐のように尖った渚。

それぞれが捻じれていた。

絶句する朝陽。
そんな朝陽に気付かぬ様子で渚が焼き芋の具合を確かめる。

「まだだなぁ……」淡々と呟く渚。
果たして渚は自身が何をしているか分かっているのだろうか。
こうして、茜が時計の針を進め、周囲では次々と捻じれ事件が発生。
もちろん、それは朝陽の身にも……。

ふと股間に目を落とした朝陽は其処が渦を巻き捻じれていることに気付いた。

「ぐっ……」
声にもならない声を上げて苦しむ朝陽。
これを見た茜は面白がってさらに時計の針を進めようとする。
渚はと言えば焼き芋を手に「あと10分ぐらいかなぁ……」と呟いていた。

「10分なら待った方が早いでしょ!!」
必死に叫ぶ朝陽だが、非情にも茜は針を進めて行く。
続く捻じれに悲鳴を上げる朝陽、同時に捻じれ現象の規模は何時しか地球全域に及んでいた。
あちこちで捻じれが発生し、地球存亡の危機に警報音が鳴り響く……。

そんなこんなで焼き上がった焼き芋。
葉子たちはそれぞれに捻じれを抱えつつ、満足した表情で食べていた。
食欲は何にも優越するのだろうか、恐るべし。

そんな一同の耳に奇妙な空気音が。

「おいおい、芋とは言え早過ぎるぞ」
笑いながら音の方向へ向き直った渚の顔が凍り付いた。

其処には上半身と下半身が奇妙に捻じれた明里が立っていた。
明里は先程と同じくねめつけるような視線で朝陽を見上げている。
いや、上半身が捻じれている為に見下しているのかもしれない。
その口元には酷薄な笑いが浮かんでいた。

それからのことは朝陽の記憶にはない。

その夜、茜のもとを桐子が訪ねて来た。
何でも家が急に捻じれてしまったのだそうだ。
殺意を漲らせる桐子に「さぁ、知らないけど直してやろう」と言い切る茜であった―――152話に続く。

充実の「実は私は」が読めるのは「週刊少年チャンピオン」だけ。
本誌で確認せよ!!

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻、3巻、4巻、5巻、6巻、7巻、8巻、9巻、10巻、11巻、12巻、13巻、14巻、15巻も重版出来とのことで目出度い。さらに16巻も発売。
そして、本作かなり面白い!!

2015年7月にはアニメ化も果たしており、シーズン2製作の報が待たれます。

【第EXTRA話】アニメ版「実は私は」スタッフさんとキャストさんの一部を明らかにされよう!

また、本作が遂に舞台化とのこと。
こちらも注目です!!

増田英二先生「実は私は」が舞台化とのこと!!

その151話。
サブタイは「焼き芋を作ろう!」。

次々と捻じれて行く事物がちょっとしたホラーテイストでしたね。
読んでいて伊藤潤二先生の作品を思い出しました。
とはいえ、其処は「実は私は」、ちゃんと笑いのツボは押さえていました。
ラストには鉄板の明里と桐子の二段オチが控えることに。
そう言えば「ジョジョの奇妙な冒険」でもこんなスタンド出て来なかったっけ……。

うむ、今回も充実した回ですな。
多くは語るまい、とりあえず読め!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス15巻も発売。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚、3巻の獅穂、4巻の茜、5巻のフクちゃんとみかん、6巻の凛、7巻の明里さんに続き、8巻が銀華恋、9巻が渚とみかんのコンビ、10巻が1周回って葉子、11巻は獅穂と凛コンビ、12巻は緑苑坂弓と桐子の夫婦コンビ、13巻は桃地結香、14巻は水奈川咲と葉子に!!
そして15巻は獅穂たち三人娘に!!ああ、嶋よ……。
こうなると16巻は「明里とさくら」か「明里、茜、華恋」かなぁ。
と思いきや16巻表紙は「ウェディングドレス姿の明里」に、一瞬誰だか戸惑うほどの変身ぶりを見せる表紙となっていますね。
どうやら、17巻は「みかんと岡」か「みかん単独」になりそうか。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第150話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?
黄龍丸:凛が駆るドラゴン。52話にて意外な正体が明らかに。

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「外道クイーン(オレンジ)」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。146話にてフルネームが「岡田奏」と判明。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。124話にてフルネームが「嶋田結太」と判明。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
フクの介:フクちゃんの先輩。やはり眼鏡。
フク太郎:フクちゃんとフクの介の先輩。やはり眼鏡。
フク蔵:フクちゃんとフクの介とフク太郎の先輩。やはり眼鏡。
手崎:文字通り茜の手先な料理教室のシェフ。

朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
黒峰鳴:朝陽の妹。22話、28話、48話に登場。48話にて名前と顔が判明。92話で高校に進学。
白神源二郎:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。39話にて名前が判明。
白神桐子:葉子の母で人間。和服の美女。38話にて名前が判明。
銀華恋:茜に続く第2のツノツキ……の筈だったが。58話から登場。

緑苑坂弓:朝陽たちの副担任、実は源二郎。92話から登場。
桃地結香:忍者少女、92話(実際は105話)から登場。ある秘密が……。
黄龍院閃:鳴、結香のクラスメートの男子。瓶底眼鏡に腰の日本刀がトレードマーク。132話で苗字が判明。
水奈川咲:結香、閃、鳴のクラスメート。109話から登場。ある秘密が……。
箱入り娘:114話終盤に登場した謎の人物!?

稲葉:葉子のクラスメイト。
松本:葉子のクラスメイト。
佐々木:葉子のクラスメイト。彼氏と別れたばかり。

「実は私は(16): 少年チャンピオン・コミックス」です!!
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posted by 俺 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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