2016年04月07日

『ジャーロ』(光文社刊)に続き『メフィスト』(講談社刊)も完全デジタル化とのこと!!

この3月に発売された56号から完全デジタル化された光文社刊『ジャーロ』に続き、講談社刊『メフィスト』も完全デジタルへと移行することが明らかとなりました。

これは2016年4月6日に発売された『メフィスト 2016 VOL.1』にて明かされたもの。
これにより『メフィスト 2016 VOL.1』が紙媒体最後となり、次号『メフィスト 2016 VOL.2』以降は電子書籍のみでの刊行となるようです。

あの分厚い本誌を書店で見られなくなるのは些か寂しくはありますが、完全デジタル化された『メフィスト』の飛躍に期待です!!

◆関連過去記事
講談社刊『メフィスト』も遂に電子書籍に参入とのこと!!

『ジャーロ』(光文社刊)がデジタル化とのこと!!

次号から完全デジタル化される「メフィスト 2016 VOL.1 (講談社ノベルス)」です!!
メフィスト 2016 VOL.1 (講談社ノベルス)



キンドル版「メフィスト 2016 VOL.1」です!!
メフィスト 2016 VOL.1



完全デジタル化されたキンドル版「ジャーロ No. 56」です!!
ジャーロ No. 56



「ジャーロ NO.55 秋冬号 (光文社ブックス 119)」です!!
ジャーロ NO.55 秋冬号 (光文社ブックス 119)



キンドル版「ジャーロ No.55」です!!
ジャーロ No.55



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『黒い線』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)

『黒い線』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

天下りなどの人事問題に真っ正面から取り組んで、選考委員の激賞を浴びた松本清張賞受賞作ほかテレビドラマ化されたD県警シリーズ

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。解説・北上次郎
(文藝春秋社公式HPより)


<感想>

横山秀夫先生による「D県警シリーズ」の1作。
「D県警シリーズ」は架空の「D県警」を舞台に其処で働く人々が関わる事件とその真相を描いたシリーズ作品。
シリーズ既刊には『陰の季節』の他に『顔 FACE』『64』が存在しており、共通の世界観を保持しています。
また、未収録作品として『刑事の勲章』も存在しています。
いずれも視点人物が異なるものの、二渡が共通して登場している点がポイントです。

『陰の季節』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『64』(横山秀夫著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

本作『黒い線』は短編集『陰の季節』に収録された1編。
『陰の季節』には、他に表題作『陰の季節』、『地の声』、『鞄』など合わせて4編が収録されている。
なお、表題作でもある『陰の季節』は第5回松本清張賞受賞作となっています。

さて、『黒い線』は七尾友子が視点人物。
そして、友子が直面したのは「何故、手柄を立てた平野瑞穂が姿を消したのか?」との謎。
つまり「ホワイダニット」作品であり、その陰に潜む事情はなかなかに残酷です。
特に、似顔絵により犯人が逮捕された=似顔絵が先と思いきや……この逆転の構図が諧謔的です。
また、瑞穂は後に『顔 FACE』(徳間書店刊)の主人公として登場もしています。

なお、ネタバレあらすじはかなり改変しています。
興味のある方は本作それ自体を読むべし!!

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
七尾友子:婦警を管轄する責任者
平野瑞穂:鑑識課員、似顔絵担当
森島:鑑識課課長
二渡真治:警務部警務課に所属する警視


七尾友子はD県警の婦警を管理する立場にある。
また、D県警内女性初の警部でもあった。

そんな彼女のもとに意外な報が飛び込んで来た。
なんと、婦警の1人・平野瑞穂が姿を消してしまったと言うのだ。

瑞穂は鑑識課の似顔絵担当。
つい先日もある事件の被疑者の似顔絵を描き、犯人逮捕に繋げたとのことで大手柄とされていた。
直後の行方不明である、もしかして犯人の関係者に報復されたのではないか……七尾は事件を思い浮かべずには居られなかった。

ところが、報告を受けた二渡は少し確認しただけで奇妙な余裕を見せ始めた。
何かに気付いたようだが納得の行かない七尾は自身で瑞穂の行方を追い始める。

まずは、お手柄となった似顔絵の件だ。
鑑識課長・森島によれば目撃者の協力を得て瑞穂が似顔絵を作成したらしいのだが……。

さらに、七尾は瑞穂の行動を追跡し始めた。
すると、犯人逮捕後に事件に関係する場所や人を調べ回っていたことが分かる。
既に犯人は逮捕されているのに何故なのか!?

その矢先、瑞穂が実家に戻っていることが判明。
何かにショックを受けてしまっているようだ。

これに七尾は真相を察した。
原因は森島にあった。

目撃者の証言に沿って似顔絵を作成した瑞穂。
だが、森島は最初から被疑者を絞り込んでいた。
其処で瑞穂に似顔絵の描き替えを強要したのだ。
瑞穂は断り切れずに従ってしまったらしい。

七尾は思う、二渡も早期に同様の結末に至っていたのだろう。
だとすれば、今度の人事でこそ彼の真価が問われるのかもしれない、と―――エンド。

◆関連過去記事
【横山秀夫先生著作記事】
『陰の季節』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『64』(横山秀夫著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【ドラマ関連】
土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第1話「窓」(4月18日、4月24日)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第2話「声」(4月25日、5月1日)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第3話「首」(5月2日、5月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマ「64(ロクヨン)」第4話「顔」(5月9日、5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「横山秀夫特別企画 永遠の時効 謎の数列29、41、51は無意識の自白調書!2つの完全犯罪とオンナの嘘を暴く逆転の取り調べ!」(6月25日放送)ネタバレ批評(レビュー)

日曜洋画劇場「特別企画 臨場 劇場版 話題作!!テレビ初放送 大ヒットドラマ遂に映画化!!型破り検視官倉石が挑む最大の事件」(6月9日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【その他】
横山秀夫先生、前橋でのトークショーにて小説観を語る!!

横山秀夫先生7年ぶりの新作『64』、文藝春秋社より2012年10月27日発売決定!!

【速報】横山秀夫先生『臨場』が映画化決定!!キャストはドラマ版と同じ!!

「横山秀夫サスペンス」DVD-BOX、2010年10月27日発売!!

横山秀夫先生『64』(文藝春秋社刊)が続々実写化!!まずは2015年4月に連続ドラマ化、次いで2016年に映画化とのこと!!

「陰の季節 (文春文庫)」です!!
陰の季節 (文春文庫)



キンドル版「陰の季節 D県警シリーズ」です!!
陰の季節 D県警シリーズ



キンドル版「動機 D県警シリーズ」です!!
動機 D県警シリーズ



キンドル版「顔 FACE」です!!
顔 FACE



キンドル版「刑事の勲章 D県警シリーズ (文春e-Books)」です!!
刑事の勲章 D県警シリーズ (文春e-Books)

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