2016年05月11日

「朝鮮美女三銃士」(2013年、韓国)

「朝鮮美女三銃士」(2013年、韓国)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

剣術が得意なジノク(ハ・ジウォン)、お金に目がない人妻ホンダン(カン・イェウォン)、口より先に手が出るカビ(ガイン)は、大金が懸けられた凶悪犯を捕まえる賞金稼ぎ「美女三銃士」。彼女たちは王の密命により、消えた十字鏡の捜査に乗り出す。刺客に襲われるなどさまざまな危機に遭遇する三人だったが、懸賞金だけではなく国の命運を背負い、事件の真実を追い求めていく。
(公式HPより)


<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
ジノク:賞金稼ぎ「美女三銃士」のリーダー。剣術に優れ、発明もこなす。
ホンダン:賞金稼ぎ「美女三銃士」の1人。婚家の借金返済のために奔走する。
カビ:賞金稼ぎ「美女三銃士」の1人。腕力に優れる。
ムミョン:元高官でジノクたちのまとめ役。
ソン:捕盗庁の捕卒。

キム・ジャホン:国の高官
サヒョン:ジャホンの部下だが実は……。

チョ・ユシク:10年前に消えた高官、ある秘密が……。
コン・グ:強盗団の首領。


ジノク、ホンダン、カビは国に名を轟かせる賞金稼ぎ「美女三銃士」。
ジノクは剣術に優れ、発明も得意。
カビは腕力に優れ、弓術も得意。
ホンダンは……嫁ぎ先の借金を返済すべくメンバーとなっているが特筆すべき点はない。
そんな3人を元高官のムミョンがまとめ役として支持していた。

一方、強盗団の首領として知られるコン・グは必死に逃げていた。
彼のまわりに居た部下は1人減り、2人減り、今や彼1人となっていた。
そして、そんなコン・グを追跡する覆面の集団が。
その先頭の人物はサヒョンと呼ばれていた。

数日後、ジノクたちのもとに時の朝廷の高官から依頼が持ち込まれた。
コン・グを保護してい欲しいとの依頼である。
高額の報酬に惹かれたジノクたちは一も二も無く応じることに。

こうして、ジノクたちはコン・グの手配書を作り彼の行方を求めた。
捕盗庁の捕卒であるソンが見守る中、遂にコン・グの居場所を突き止めたのだが……。

コン・グ確保に動いたところで、覆面集団の襲撃を受けることに。
逃げるコン・グだが、サヒョンに捕まり殺害されてしまう。

当のサヒョンを目にしたジノクは衝撃を受ける。

実はジノクは10年前に消えたチョ・ユシクなる高官の1人娘であった。
さらに、サヒョンはジノクに仕える従僕だったのだ。
とはいえ、ジノクは同じ年頃のサヒョンに恋をし結婚の約束を交わしていた。

ところが、此処で惨劇に見舞われる。
ある晩にキム・ジャホン率いる集団に襲撃されたのだ。
ジノクは目の前でユシクを刺され、自身も負傷してしまった。
意識を取り戻した後にはユシクもサヒョンの姿も無くなっていたのであった。

以来、ジノクはムミョンのもとで育ち、ホンダン、カビと共に「美女三銃士」となったのである。

そのサヒョンと再会したのだ。
ジノクはサヒョンに呼びかけるのだが……サヒョンはそんなジノクにさえも刃を向ける。
結局、駆け付けたムミョンによりサヒョンは撤退するのだが、ジノクの心には大きな傷が残ることに。

ところが、傷心のジノクをさらに追い詰める出来事が。
コン・グの保護にはある大きな陰謀が隠されていたのだ。
重要だったのはコン・グではなく、彼が所持していた「十字鏡」だったのである。
「十字鏡」には秘密が隠されており、それを朝廷が必要としていたのだ。
だからこそ、ソンが監視役としてジソクたちを見張っていたのであった。

しかし、当の「十字鏡」はコン・グを殺害したサヒョンにより奪われていた。
この失態を受けてジノクたちは依頼主からも追われる羽目に。
こうして、ジノクを庇ってムミョンが朝廷に逮捕されてしまう。

ムミョンが逮捕されたことで時間を稼いだジノクたちは「十字鏡」の行方を追う。
情報を得た彼女たちはキム・ジャホン宅へ。

其処で奪われた「十字鏡」を発見するのだが……またしてもサヒョンが現れた。
ジノクはサヒョンに「ジノクだ」と訴えるが、サヒョンは躊躇せず彼女を刺してしまう。

倒れたジノクは未だ監視を続けていたソンに保護された。
ジノクはサヒョンへの蟠りを残しつつ、仲間たちと共にキム・ジャホンとの対決を決意する。

その頃、キム・ジャホンは清の公主に「十字鏡」を引き渡そうとしていた。
「十字鏡」には陸続きの大国・清に奇襲をかける際の軍用道路の地図が隠されていたのだ。
これは清への叛意に他ならない。
キム・ジャホンは「十字鏡」を証拠として売渡し、大金を得ようとしていたのである。
さらに、キム・ジャホンは奇襲計画を証明する生き証人まで用意していたのだが……。

一方、ソンの計らいで釈放されたムミョンを加えた一行はキム・ジャホンの本拠地へ潜入する。
中心となっている塔を爆破するホンダン、カビ。

その頃、ジノクはと言えば……地下で思わぬ再会を果たしていた。
なんと、父であるチョ・ユシクは刺されながらも命を取り留めキム・ジャホンの虜囚となっていたのだ。
ジャホンが用意した生き証人とはユシクのことであった。
10年前、ユシクは奇襲攻撃用の軍用道路建設の担当者だったのである。
だからこそ、ジャホンに狙われたのだ。

ユシクを助け出したジノク。
ところが、其処にサヒョンが立ち塞がる。

未だ戸惑うジノクだが、サヒョンは容赦なく攻撃を仕掛ける。
それもその筈、サヒョンは記憶喪失に陥っておりジャホンに洗脳されていた。

此処に騒ぎを聞き付けたジャホン当人も登場。
サヒョンとの戦いを拒否するジノクの目の前で、サヒョンを刺してしまう。
此の時、ようやくサヒョンに記憶が戻って来た。

しかし、既に遅かった。
塔は爆破により崩落し、これからジノクを助けたサヒョンは瓦礫の中に埋まってしまう。

サヒョンの死に激怒したジノクは「十字鏡」を手に逃亡しようとするジャホンを追撃。
ヨーヨーで並み居る敵を蹴散らすと、ジャホンを爆弾で吹き飛ばした。
こうして、事件は解決したのである。

助け出されたユシクは高官へと返り咲いた。
ムミョンもまたユシク同様に元の官職へ。
ホンダンは多額の謝礼で婚家の借金を返済した。
カビは宮廷に武官として取り立てられることとなり、またソンとも恋仲となった。

そして、ジノクはと言えば……未だホンダンやカビと共に「美女三銃士」を続けているのである―――エンド。

<感想>

痛快娯楽作品ですね。
まさに韓国版「チャーリーズ・エンジェル」。

とはいえ、ジノクのキャラが強過ぎて他の2人は印象が薄い。
特に序盤と終盤でジノクが用いるヨーヨーは凄かった。
あのシーンは必見だろう。
それと、劇中で登場するアジトのピタゴラスイッチも面白かった。
続編も期待したい作品です。

興味を持たれた方は是非、本作にチャレンジされたし!!
ちなみにネタバレあらすじはまとめ易いように改変を加えているので、詳しくは本作をご覧頂きたい。

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posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする