2009年10月28日

相棒season8第3話「ミス・グリーンの秘密」ネタバレ感想

「ミス・グリーンの秘密」感想です。ネタバレあります。

まずは、内容から。

マンションで野村という男性が殺害された。
死因はパイプによる殴打。
捜査が開始され、事件に関して主婦から情報が寄せられるが
長話を嫌う捜査一課から捜査を任せられてしまう右京。
さっそく神戸とその主婦から話を聞くと、
主婦が雑誌に投稿した記事のスズランの柄のオルゴールについて
緑という老女に尋ねられ被害者宅の住所を教えていたという。
早速、緑宅を訪れ話を聞く右京。
スズランの柄のオルゴールが緑のものであると聞く。
右京は、緑が購入していた球根が5日間放置されていたことから
緑はなにかに心がとらわれていると推理。
そこで、右京は神戸に緑をマークさせるが
捜査に不慣れのためあっさり見つかってしまう。
おまけに緑の自宅に招き入れられてしまう。
一方、右京は半年前のある事故の情報をつかむ。
それは、緑の妹アオイの事故死についてだった。
被害者、野村はチャーリーの名前でハプニング映像を撮影することを
趣味としていた。
最近になってその映像は偶発的なものではなく、
野村自身が意図的に仕組んだものへとエスカレートしていた。
緑の妹アオイはそのハプニング映像のために誤って事故死したのではないか。
つまり、野村はアオイをそれと意識せず殺してしまったのだ。
スズランのオルゴールはアオイの所持品を野村が持ち去ったものだった。
右京が推理をそこまで進めたとき、新たなる事実にはっと気がつく。
緑の言葉「人の命を何とも思わない人たち
そう、チャーリーは二人組だったのだ。
復讐相手はもうひとりいる。
右京の推理通り、緑は爆弾で復讐することを計画していた。
実は、すでに伏線はひかれていた。
オープニングで、緑が公園で出会った人物。
それこそが、チャーリーの片割れだったのだ。

ここから結末になります。ネタバレ上等な方は「続きを読む」をクリックしてください。

<感想>
ミス・グリーン役の草笛光子さんが印象的でした。
まるで、ミス・マープル。
そういえば、チャーリーという被害者のハンドルネームもありましたね。
ガーデニング、編み物、紅茶と英国を強く意識した作品になってました。
今回の脚本も女性の太田愛さんだけあって繊細かつ上品な作品に仕上がっています。
なかでも、緑色が各所で使用されていたことが印象的でした。ネタバレ結末はこちら。

公園でチャーリーを爆殺しようとする緑。
だが、神戸が以前に緑から聞かされた言葉。
「あなた(神戸)はまるで新芽ね」
を引用し説得する。
「あなたは新芽を摘むことができる人ではない」と。
その言葉に復讐を諦める緑だった。

実は警察の狙撃手から死角になるように
緑をかばっていた神戸。
神戸の心境に少しではあるが変化が訪れていた……。
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posted by 俺 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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