2009年11月21日

探偵X!「記憶のアリバイ」完全解答への道!!

探偵Xからの挑戦状!「記憶のアリバイ」完全解答への道!!です。
管理人がいろいろ書いてます。ご注意ください!!

「記憶のアリバイ」楽しまれてますか?
管理人は四苦八苦しております(涙)。

以前の記事で挙げた白川犯人説ですが、
@タイ風立ち飲み屋の店主をどうこうするのはミステリ的にどうか。
A西森の試行錯誤が活かされない結論はないだろう(記憶探査の特徴も活かされない)。
以上の2点から難しいかと現在思ってます。
特に@を認めると目撃者全員を買収するミステリみたいなもので前提から破綻する恐れもある。近未来SFの意味もない。

そこで、今回は第六回配信分で取り上げなかった「4容疑者を相手に再度の記憶探査を行った場合」を考えていきたいと思います。

それと、是非、皆さんにご紹介したい推理がコメントとして書き込まれていました。
記事中に参考として掲載しました。
これ、完全解答だ……と管理人は思ってます。
きっと、ご覧になった皆さんのお役に立つことかと思います。
コメントを掲載してくださった“ウィルコムユーザー”さん、この場を借りてお礼申し上げます。

では、早速、4容疑者別に再度記憶探査をかけた場合を考察。
ちなみに、前提として管理人は「記憶のアリバイ」のトリックは以下の条件を満たしていなければならないと考えます。
(あくまで、管理人の考えなので違う場合もあります)

@記憶探査を活かしたトリックであること。
(被害者の胃に残った残留物から殺害時刻を誤魔化す&殺害現場を違えるなど記憶探査を抜きにしても成立するアリバイではない)
A記憶探査に複数の条件(制約)が存在している以上、それを活かしたものであること。

ア.上書きした時間分だけ上書き作業自体にも時間がかかる。
イ.一度、上書きすれば記憶の継ぎ目が必ず出来る。
ウ.記憶探査令状の条件(ひとつの令状につき前後10時間までしか捜査出来ない)

ウ.については第三回配信にて記述があったものですが、管理人の要約からは抜け落ちてました。
配信中での記述は以下の通りであります。

『わたしの命令によりメモリースコープは探査と同時に録画を開始し、またわたし自身の命令も記録される。
通常認められるのは合計十時間で、新たな許可がない限り必要範囲外の探査、録画は違法捜査、プライバシーの侵害とみなされ厳しく処分される。
記憶の探査、録画はほぼ数分で終わるが、それを実時間で確認しようと思えばもちろん十時間かかってしまう』(記憶のアリバイ第三回より)

だから、西森は犯行時刻の前後10時間を記憶探査の対象にしたんですね。

では、以上を踏まえた上で4容疑者について考察をば。


@立花の場合。

“ウィルコムユーザー”さんの推理がコレに当たると思います。
以下に全文を掲載させて頂きます。


『番組内で提示された事象が全て事実だとした場合、犯行前後の上書き記憶とその前の記憶の両方が上書きされていたとしたらアリバイが崩れますが、この二回の上書きを可能にするには、上書き一回に掛かる時間40分X2の80分が必要になります。これが可能なのは4時まで上書きがされている立花しか有り得ません。

また
・恐らくそれは腕利きの修整師の考えたトリックだったのだろう。
・このトリックを破るには新規に記憶捜査令状を発行する必要がある。
という二点は、
「警察は犯行時間の前後10時間しか調べられない」
というルールがあり、犯行の五時間以上前から上書きすれば警察は二重上書きに気付かないであろうし、それを見破るにはもう一度捜査令状を発行しなければならない、という事だと思います』

見事に管理人の条件@、Aとも満たしています。
管理人はこれを「立花二重書き込み」説と名付けました。
説得力もあります。
おそらく、これが完全解答だと思います。

でも、管理人はあえてもう一歩踏み込んでみました。
要はこの「立花二重書き込み」説を全面的に支持した上でプラスアルファしたわけですが。
これは後述。


A寺山の場合。

寺山のアリバイはホテルの電光掲示板「2030/10/19」表示がすべて。
二重書きだったとしても年表示までされている以上、上書きは無い。

つまり、寺山の場合は如何にしてこの視覚情報を崩すか――その一点にかかってくる。
この掲示板表示をどう捉えるかだ。

これが虚偽情報かどうか。
メモリースコープは視覚情報に依存する以上、寺山の見たものを映し出す。
それを利用したトリック。
例えば、この「2030/10/19」は鏡に映った像であり、事実の日付は「????/??/??」である場合などがこれにあたる。
電光掲示板がデジタル化されていたこともこの説を推すが、逆像だとしても日付にはならない。

第一、電光掲示板トリックだとすると管理人の挙げる条件に該当しない。
諸々の理由で寺山はないと考える。

B白川の場合。

当初から、アリバイなし。二重書きの意味がない。

白川の場合は、崩さねばならないのはタイ風立ち飲み屋の店主の証言。
当然、記憶探査するのは彼になるが、これは前回管理人が挙げたロジック。
本記事冒頭の理由からミスリードとみる。
白川は無い。

C金村の場合。

これが曲者。
彼も、二重書きでアリバイを作った可能性がある。
だが、彼の場合は犯行前に時間的余裕があるものの、犯行後にはない。

二重書き込みを成立させるためには、
書き込みをした記憶が必要になるわけで、
過去に書き込みをした経験があるか、事件発生後二回以上の書き込みが出来る時間を確保した人物でなければならない。
ここで、第五回の「金村はメモリーパッチは初めて」との記述が活きてくる。
金村は、過去から記憶を取ってくることはできない。
また、事件発生後にその時間もない。

ゆえに、金村もない。


4容疑者は以上のようになります。
だが、白川が犯人ではない場合、ひとつ大きな問題があるのはお分かりでしょうか?

それは「なぜ、タイ風立ち飲み屋の店主が偽証したか」です。

彼の発言が事実だとするならば、
白川は19日00:30〜01:00過ぎ頃まで飲み屋に居たはず。
タイ風飲み屋は白川のバーの向かい。
犯行現場はバーの近く5分とかからない筈なので、
そこを出て修正屋に移動したとすると30分前後かかる。
この時点で、19日の01:30過ぎ。
白川のメモーリーパッチは19日00:30〜02:00まで。
ここから上書きするにはギリギリ時間が足りない。
つまり、タイ風立ち飲み屋は偽証している。

では、なぜ嘘をつかなければならなかったのか?
立花説のプラスアルファがコレだ。

これらの矛盾を解決する推理がひとつある。その推理は下の「続きを読む」からどうぞ!!





注意:あくまで管理人の妄想です!!
これが解答ではありません!!



犯人は立花。
アリバイは“ウィルコムユーザー”さんのご指摘通り、
記憶の上書き(二重書き)によって作られたもの。

ただし、記憶探査令状を使用する相手はタイ風飲み屋の店主。
白川が店に来たと偽証した理由は彼が修正屋のひとりだったから。
つまり、白川のアリバイを証言し、自らのアリバイを確立させた。

我孫子武丸さんの特徴―――覚えてらっしゃるだろうか。
右と思ったら左。左と思ったら右。
中と思えば外。外と思えば中。
過去記事「8の殺人」の批評中で述べた言葉だ。
気になる方はタグ「我孫子武丸」でお探し願いたい。

本題に戻る。
店主は白川のアリバイを証言したが、それは自分のアリバイを作るためだった。

いかにもありそうなことではないか。

更に解決篇での映像的な見栄えの問題はどうだろう?
他にも修正屋がなぜ、4人の記憶を都合よく弄ったか?

これも、上記の結論により解決する。

解決篇で立花のみ記憶探査を行った場合、
「過去に遡る」→「繋ぎ目発見」→「解決」
だが、これだと華々しさに著しく欠ける。

ここで、タイ風立ち飲み屋の店主=修正屋を探査した場合はどうか。

修正屋である以上、その記憶は容疑者4人分の調整シーンが入る。
それぞれが、なぜパッチを当てなければならなかったかもスムーズに説明できる。
修正屋の件も解決する(西森に逮捕される結末だが)。

すべてが収まるところに収まるのだ。

そこで、管理人が出した完全解答はこうなる。

「犯人は立花。
アリバイは一度パッチを当てた上に時間をずらして再度パッチを当てたもの。
つまり、二重に上書きした。
立花の記憶を修正したのはタイ風立ち飲み屋の店主。
それは彼が白川のアリバイを偽証した点からも明らか」


以上が管理人の推理(11月19日時点)です。

もちろん、まだまだ推理の余地はあり、管理人も更に推理を進めていく予定。
走り書きのため、読みづらい点、推理のおかしな点は多々あると思いますがとりあえず更新しました。

皆さんはコレ(立花犯人&修正屋は店主)をどう思いますか?

探偵Xからの挑戦状!season1のDVDです。復讐……もとい復習にどうぞ!!



【関連する記事】
この記事へのコメント
探偵Xの推理をされてる方を探していてたどり着きました。

私は、ヤクザが犯人で、事件の夜は一度しか記憶を修正していないと思ってます。

ポイントはどうやってノイズを消すかではなくて、どんな記憶を上書きの際に使えばいいのか、だと思っています。

正解かどうかはわかりませんが、少なくとも一回だけの修正でも時間をごまかす方法はありますから、よろしかったら推理して遊んでみてください。
Posted by 誰か at 2009年11月22日 17:46
Re:「誰か」さん

コメントありがとうございます!!
管理人の俺です。

「誰か」さんは、立花犯人説をとっておられるのですね。
同志がいると心強いです。

一度の記憶修正というのは、
“以前に修整した記憶”や“繋ぎ目の記憶”を上書きに使用するということでしょうか。
それも、アリそうなんですよね。
他にもありそう……。
まだまだ推理する余地がありそうです!!

「記憶のアリバイ」は懐が深いです。
管理人は今もまだ推理して楽しんでます。
この楽しみは本放送当日まで続きそう。
本放送が楽しみです。

今後とも、当ブログを宜しくお願い致します<(_ _)>!!
Posted by 俺 at 2009年11月22日 23:22
そのとおりでございます。

ミステリーは、ほどほどにしか読んでないのですが、よろしくお願いします。
Posted by あらお恥ずかしい at 2009年11月23日 01:37
Re:あらお恥ずかしいさん

「誰か」さんですね。
再コメントありがとうございます。
管理人の俺です。

実をいうと管理人も余り読む方じゃありません(爆)。
選びに選んだ一冊を大事に読む方かな。

探偵X!「記憶のアリバイ」締め切りまで
いよいよ5時間を切りました。
解答応募をお忘れなく〜〜〜。

こちらこそ宜しくお願いします<(_ _)>。
ではでは〜〜〜!!
Posted by 俺 at 2009年11月23日 13:46
楽しく推理を拝見させていただきました^^

記憶の2重上書きがトリックというのは私も同じなんですが、私は金村で投稿致しました。
詳しい説明は省略しますが、2重の上書きで「繋ぎ目」を二つ作った、というのがトリックの真相だと思ってます。
つまり金村の1時時点での繋ぎ目は上書きされた記憶の中の過去の「繋ぎ目」であって今回の「繋ぎ目」は更に後ろに存在する、というトリックです。

真相はどうなんでしょうかねぇ?。
楽しみに放送を待ちたいと思います。
Posted by ミュート at 2009年11月23日 22:20
はじめまして、こんばんは^^
探偵Xで検索かけたらコチラに辿り着きました。

皆さんの推理、楽しく拝見させていただきました。
私はミュートさんと全く同じ内容で投稿しました!
最後の最後まで立花か金村か迷ったのですが、結局「記憶探査は十時間まで」がひっかかり金村にしました。
金村が記憶の二重上書きトリックを使っていたら、確実に最低十時間は記憶修正をしていますからね!

あと、立花説が多いだろうなぁと思ったので、カケで選んだってのもあります…

放送が楽しみですネ!
これで最後は寂しいですけれど…
Posted by みの at 2009年11月24日 00:11
もし立花がが犯人なら、凶器を保存したりしません。
他の人物でもそうでしょう。
ややこしいアリバイトリックなど無しに
自分の指紋が付いた凶器は処分するのが普通です。

だからあのボトル首はヤラセです。

そして犯行前から金村の修正作業が
はじまっているので、これは計画犯罪です。

もし立花が実行犯としても、主犯は修整屋でしょう。

しかし動機がわからん。
修整屋の恋敵か?正体を見破られたのか?
あるいは乱暴者の立花と縁を切りたかったのか?
Posted by 修整屋犯人説 at 2009年11月24日 13:16
ども、無事投稿をすませました。

恥の上塗りな気もするのですが、ビンの指紋について自説を披露しますね。

まず犯人は立花です。

海馬の一時記憶が大脳皮質に移動して長期記憶になるまでに数日かかると小説から読みとれます。ついさっきの記憶では、2ヶ所の継ぎ目を作ることが出来ないんですね。

以前に修正屋を利用したことの無い二人と、時計から時間と場所を特定できるルンペンの人にはこのトリックは使えません。

修正屋を使ったことがないというのが嘘ならば、嘘だとわかるヒントもくれると思うので、信じてもいいと思います。

一方で、立花は職業犯罪者であり、警察に記憶を覗かれたこともありますから、修正屋を使った過去があっても不思議はありませんね。

それで本題です。凶器に指紋を残した人の記憶を片っ端から消していくより、凶器の指紋を消した方が早いですし、なにより不自然です。

私ね、記憶が消せるなら自分の記憶より目撃者の記憶を消したいです(まぁ自分も目撃者な訳なんですけど)。

つまり他の3人は指紋と関係なく、その時間に起きた何かを目撃したため、記憶を消されたんだと思います。

3人の共通点は、お金に困っていること。買収されて記憶を消したんだろうと推測できます。

そこでもう一人の事件の関係者、被害者のことを思い出してください。彼はそこそこの地位にある人格者です。

彼だけ買収を断ったがために殺されたとは考えられないでしょうか?

まとめると、記憶を消すことで隠したかったのは殺人ではなく、別の犯罪だった!というのは、穿ちすぎですか?

ビンに指紋が残っていても、3人は不自然ではないですから、そっちが偶然だと思います。

余談ですが、腕利きの修正屋が思いついたトリックというのは、記憶を消されちゃってる本人は、上書きのトリックに使える記憶があることを知らないので、思いつきようが無いから、かなと思います。

長々、失礼しました。
Posted by 誰か at 2009年11月24日 18:01
ただいま参上!!
管理人、俺です。

皆さん、たくさんのコメントありがとうございます。
大変、励みになります。

Re:ミュートさん

金村説ですね。

管理人は「完全解答への道」の理由により
あえて金村を除外しましたが、
記憶探査の解釈次第では本命になりうると思います。
我孫子先生が記憶探査をどう規定されているのか、その解釈によるかも。
それとも、その解釈のブレこそが先生の狙い?

Re:みのさん

同じく、金村説。

やはり金村説も立花同様説得力ありますね。
最終回は寂しいです。
3rdシーズンに期待したいです。

Re:修整屋犯人説さん

修整屋説ですね。

確かにボトルの件は謎ですね。
なぜ、2日後になって出てきたのか?
なぜ、指紋がついているのか?
しかも、なぜ、4人分なのか?
謎ばかりです。
本編中でどういった解決が示されるのか。
楽しみです。

Re:誰かさん

こんばんは〜。
「誰か」さんは当初より立花説でしたね。

確かに我孫子武丸さんなら“目撃者全消し”アリそう。
被害者坂崎に殺害される理由がまったくないとの記述もそれを示してます。
これは、管理人の説よりも強い説得力があります。
立場説ならば動機はコレっぽい。

今になって、4容疑者の動機の面を考察してこなかったことに気付きました。



管理人は面白解答狙いで応募しました。
いよいよ、本放送まで一日ちょい。
投票された方は本命、対抗、ダークホース狙いと様々でしょうが、これで探偵Xもひとまずの結末を迎えます。
3rdがあるのか、それともないのか。
謎という謎を孕みつつ探偵X!最終回「記憶のアリバイ(解決篇)」本放送。
真相はいかに。

皆々さま、探偵X2ndシーズンが終わろうとも当ブログは終わりません。
今後とも宜しくお願い致します<(_ _)>。
Posted by 俺 at 2009年11月24日 21:52
誰かさんの「買収を断った」説、説得力あります。

〆切過ぎてからも変化を続ける、今日時点の推理を書かせてください。

これは修整屋が考えた計画犯罪で、実行犯は「かつがれた」立花。
凶器は金村と白川の指紋付ボトル。 中に棒を入れて犯行に及んで、
「自分の指紋は付けなかった。記憶アリバイもバッチリさ。」
立花は自分の指紋が出たこと知らされてないのか、落ち着き払っています。

そのはずだったが、修整屋と寺山に指紋を仕組まれてしまった。
忙しい2人のスケジュール表。

修整屋 送り屋(寺山)
0時台 金村 アリバイ作り
1時台 白川 金村を配達
2時台 立花@ 白川配達
3時台 立花A 指紋ボトル配達!!
4時台 ippuku 立花配達
5時台 寺山パッチ
6時台 寺山配達
Posted by 修整屋犯人説 at 2009年11月24日 22:39
Re:修整屋犯人説さん

こんばんは。
再コメントありがとうございます。
管理人の俺です。

スケジュール表とてもわかりやすいです。
やっぱり、「買収拒否」説ありそうですよね。

本放送まで残り一日をきりました。
楽しみです。
Posted by 俺 at 2009年11月25日 00:23
レスありがとうございます。
せっかくなので私の考えを書いておきますね。

私の推理したトリックは「過去の記憶修正の記憶(ややこしい)を上書きに使う事で警察に記憶修正の長さを誤認させ、アリバイを成立させる、というものです。
例えば過去に記憶修正した↓のような記憶があるとします。
A(ノイズ:上書き開始)→数時間→B(繋ぎ目:上書き終了)
このA〜Bの記憶修正そのものの記憶を更に上書きに使うとどうなるか?。
A(ノイズ:上書き開始)→数時間→B(繋ぎ目:見せかけの上書き完了)→数時間→C(繋ぎ目:本当の上書き完了)
上記のように繋ぎ目が二つできます。

警察は犯行時刻の前後最大10時間を探査しますので、ここでB〜Cの時間を長く(例えば11時間とか)取っておけば一回の探査でCを見つけることができません。
つまり、一回の探査では警察はあたかもA〜Bの区間が上書きされた記憶と判断してしまいます。

この原理を使ってアリバイを作ればいいわけですが、この方法には大きな落とし穴が存在します。
それは「犯行後のアリバイは作れても犯行前のアリバイは作れない」という事です。
なぜ犯行前のアリバイが作れないか?は説明不要だと思いますが、念のため少し説明します。

<犯行前のアリバイが作れない理由>
犯行前のアリバイを作るためには、犯行前に上書きが開始された時間(ノイズの時刻)に自分が犯行現場よりも遠く離れていなければなりません。
ところが、犯人は犯行現場近くにいるわけですからどうしても犯行時刻近くの記憶は残せないわけです。
残してしまったら「こいつは犯行現場に近い」となってしまってアリバイになりません。

つまり簡単にいえば、このトリックは「犯行後のアリバイしか作れない」のです。

刑事はここに気付いた(と私は推理しています)のではないでしょうか?。
4人の容疑者の中で犯行後にアリバイが成立するのは金村ただ一人。
残りの三人はタイ人のマスタの証言含めて、すべて犯行前のアリバイです。
したがって刑事は「アリバイの崩れる可能性のある人物が一人だけいる」と断言したのであり、次回の記憶探査はBの後ろ10時間を探査することによってCを見つけるのが目的だと考えたわけです。

金村は過去に記憶修正したことはない、と言ってますが、文中では「自己申告なので真偽は定かではない」というニュアンスの文章が書かれています。
これは作者のミスリードであり、トリックの性質を考えた時、単純に当てはまる人物が一人しかいない事から「自己申告は嘘である」と推理する事を可能としていると見ました。

わかりにくい説明ですが、以上が私の金村犯人説の根拠となります。
Posted by ミュート at 2009年11月25日 00:39
すみません恐縮至極です。
買収説が外れていても、あんまりいじめないでくださいね。
Posted by 誰か at 2009年11月25日 07:27
こんばんは。
管理人の俺です。

Re:ミュートさん

そうなんです。
そう解釈すると金村本命になりますよね。

管理人は一人称とはいえ地の文であることを重視して、あえて「白川、金村発言は真である」と判断しましたが・・・。

そこ次第で180度展開が変わりそうです。

Re:誰かさん

いえいえ、こちらこそです。
管理人の推理が外れてても突っ込まないでください<(_ _)>。
でも、買収説はアリかなと。

本放送まで残り2時間をきりました。
身を清め、心を落ち着け、その時を待ちます。
果たして、どんなストーリーになるのか。
楽しみです。
Posted by 俺 at 2009年11月25日 22:32
立花説、正解でしたね。
おめでとうございます^^

私は「二度の上書きをするなら11時50分という微妙なアリバイ時間じゃなく、0時半とか確実な時間にすればいい」と考えていたので立花説は外したのですが間違ってしまいました(苦笑)
Posted by ミュート at 2009年11月26日 01:24
予防線を張っておいて正解でした。転ばぬ先の杖…って、思い切り転んでますが、アイタタタ。

今日は、いつもよりもずっとドキドキしながらみることが出来ました。

どうもありがとうございます。
Posted by 誰か at 2009年11月26日 03:23
ここ10日ほどハマりまくって楽しんだのですが、未消化の謎がいっぱいでしたね。

「記憶捜査官」の後日譚は出るのかなあ。
Posted by 修整屋犯人説 at 2009年11月26日 07:36
レス、遅くなりました。
管理人、俺です。

Re:ミュートさん

ありがとうございます。
ただ、完全正解は逃しました。
立花説にプラスアルファしちゃったので。
結果として蛇足でしたが、後悔はありません。
次回があれば、次回こそは!!

Re:誰かさん

こちらこそです。
推理百出、議論百出、刺激されました。
普段以上の推理力が発揮できたと思います。
完全正解はなりませんでしたが……(泣)。
次回があれば、次回こそは!!

Re:修整屋犯人説さん

たしかに、未消化ありましたね。
事後からパッチを当てたのではそもそもアリバイが成立しないような気がしますし。

シーズン1と同じく文庫化されると思うのでその際に加筆修整あるかも……ですね。


「記憶のアリバイ」(解決篇)記事にも書きましたが3rdシーズン是非やって欲しいです。
今度こそ、完全正解達成するぞ〜!!
Posted by 俺 at 2009年11月27日 22:11
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