たぶん、日本で100番目くらいに早い交渉人 第5話「感染30時間ワクチンの身代金!?」ネタバレ批評(レビュー)。
管理人の交渉人5話ストーリー予測はこちら。
では、第5話どうぞ。

「病院の関係者を背景に玲子(右)、木崎(左)」
5歳の少女が伝染病SAFS(サフス=急性重症発熱症候群)に
感染していることが確認された。
メキシコからアメリカを経て世界に広がったSAFSだが、
日本で感染者が出るのは今回が初めて。
マスコミなどが騒然となる中、国内にわずかしかないワクチンが、
少女の入院した病院に運び込まれる。
だが、ワクチンが運び込まれた際、少女が入院している病棟が停電。
そのわずかな間に、ワクチンは何者かによって盗まれてしまった。
やがて病院にワクチンと引き換えに1億円を要求する電話が入る。
連絡を受けた玲子(米倉涼子)らSITの面々は、
医師などを装い病院に潜入。

「岸田と話す玲子。公式のあらすじには登場してませんが、左が岸田」
担当医の清水(浅見れいな)によると、
18時間以内にワクチンを接種しなければ少女は助からないという。
「対応がずさん」と言う木崎(筧利夫)に、
清水は看護師や職員が削減されて大混乱している現場の不満を口にする。
病院長の大賀(森下哲夫)はそんな清水をたしなめるが、
どうやら病院は評判とは違い内部はうまくいっていないらしい。
犯人から電話が入った。
警察の介入を理由に、ワクチンの身代金を1億5000万円に上げるという。
電話で交渉する玲子に対し、ラビットと名乗る犯人はあくまでも強気だ。
ラビットはどうやって警察の介入を知ったのか。
病院関係者が犯人なのか……!?
リミットまで16時間。
玲子たちは内部に犯人がいることも視野に入れ、調査を開始。
すると、この病院の意外な事実が次々と判明して……。
(あらすじ・写真ともに公式HPより)
では、続きから。
患者(少女)の容体を理由にワクチンを渡すように交渉する玲子。
それに対し、ラビットは患者が死亡するまでのリミットを正確に指摘。
残時間がある以上、金を渡せと脅迫。
玲子は患者の容体を把握していること、保管庫から盗み出した手際の良さから内部犯行を疑う。
保管庫には暗証番号があり、それを知る者以外に持ち出すことは出来ない。
もちろん、関係者のうち暗証番号を知りうる立場の人間には、ワクチンを盗んだところでメリットは無い。
情報が不足している―――地道な聞き込みが始まった。
まずは、保管庫の隣を仕事場としている岸田(前田美波里)に盗難時の様子について問い質す。
が、私は知らないと繰り返すばかり。
他の病院関係者にも心当たりを問うが、歯切れの悪い返事しか得られない。
そんな中、ラビットの脅迫電話の背景にキーボードを叩くノイズが混ざっていることが分かる。
同時に、病院に薬の横流し疑惑があることが判明。
そこへ、患者の容体が急変。
タイムリミットが大幅に繰り上がる中、ラビットから再度の電話が。
受話器越しに聞こえるキーボード音に玲子はラビットは何者かに操られていると確信。
地道な聞き込みの甲斐もあって、病院では医療ミスがあり、ミス隠しを行っていたことも明らかに。
木崎はラビットが医療ミスの被害者ではないかと疑う。
そこから浮上してきたのは西岡保(遠藤)。
西岡は医療ミスにより妻を失っていた。
病院出入りの植木業者、グリーンレンタルの社員。
出入りの業者ならば犯行は可能なはず。
ラビットが指定した時間まで5時間を切った。
ここで、院内感染が発生。
看護師だけに留まらず、次々と急変患者が現れる。
事態が急展開していく中で、かかってくるラビットの電話。
玲子は「西岡の妻のような被害者を出したくない」とラビットを説得。
その言葉にラビット=西岡の復讐心が砕け散った。
「ワクチンは1号棟内のエレベーターホールの鉢植えの中」
そう告げて電話を切る西岡。
電話の発信地点から西岡は捜査員により確保される。
しかし、肝心のワクチンはケースを残し空っぽ。
西岡自身も指示されたのは事実だが、指示者が何者かは知らないと云う。
もちろん、ワクチンの所在も知らない、と。
うろたえる周囲に対し玲子は指示者の目星がついていると語るが……。
ここから完全ネタバレになります。
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玲子の目星は岸本だった。
早速、岸本に罠をかける玲子。
「少女は死亡した」と偽情報を与える。
その頃、事務長の薬の横流し、院長の脱税が相次ぎ発覚、それぞれが逮捕された。
病院は腐敗しきっていたのだ。
場面変わり。
玲子からの情報を受け、なぜか外へと移動した岸本。
集積場から溜まったゴミを今まさに回収しようとしている収集車。
岸本はその傍らでニヤニヤと微笑んでいた。
その笑いはうすら寒い。
陰からその様子を見た玲子はゴミの中にワクチンが紛れ込んでいると看破。
ワクチンを回収し、無事、少女を助けることに成功した。
玲子が岸本を疑った理由。
それは、保管庫の4桁の暗証番号を知ることが隣室の岸本にも可能だということ。
岸本は耳で暗証番号の電子音を覚えた。
そこから暗証番号を割り出したのだ。
岸本の動機は単なるストレス。
「悪戯よ」
悪びれもせず云い張る岸本に玲子の手が飛ぶ。
玲子に頬を叩かれ眼鏡が放物線を描いて床へと落ちる。
それでも毅然としたままの岸本。
そこに反省の色は無い。
ラスト。
玲子は真理谷を訪ねていた。
そこで高林警視正が真理谷と接触していることを知る。
真理谷が自ら玲子に明かしたのだ。
更に真理谷は玲子に告げる。
「ひとつの悪意は伝染する。第二、第三のサマークロースが現れるだろう」と。
「それでも私の仕事だから」
玲子は誰に返事するでもなく、そう呟くと真理谷の元を立ち去るのだった。
第5話終わり。
これもう、映画版で完結じゃないですかね。
ドラマ版ではまとまらない気がします。
いいところで映画版に続く……。
で、映画のラストはVS真理谷&高林でしょう。
たぶん、サマークロース(管理人予想では新人の王子隼人!!)との対決、辛くも勝利、映画版へみたいな流れか。
あるいは、玲子重傷から映画版で奇跡の復活の流れか。
兎にも角にも、今日の放送でサマークロース事件への真理谷、高林の関与は明らかでしょう。
5話だけで感想を述べると、捜査陣の情報にストーリー展開を頼り過ぎた気がした。
「調べてみると実は」とか「新情報が出た○○だ」みたいなパターンが多かった。
それと玲子さん、なんやかんやで今回はほとんど交渉してない気がする。
電話応対に終始した感じか。
ちょっと不満が残った。
で、管理人のストーリー予測結果。
>ずばり、犯人ラビットは岸本(前田美波里)。
>あらすじでは出てこないけど、下にもある通りゲストで出てらっしゃるそうです。
>動機はワクチンの身代金を医療体制支援団体とか医療NPOに寄付するためじゃなかろうか。
>劣悪な医療体制を少しでも改善するためにお金が必要とか。
>あるいは、病院長の悪事を摘発するために事件を起こし、警察の介入を待ったか。
>どっちだろう。どちらもありそうだが。うーん。
>あれ、そういえば交渉人スペシャルで風間杜夫さん扮する院長と対決する話も似たような展開だったっけ。
ラビットの正体は西岡だったけど、岸本が主犯だったのでOK……かな?
動機は大ハズレ。
愉快犯みたいなものでしたね。
理想から生じた犯罪ではありませんでした。
結果は100点満点中……50点でしたー!!
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