管理人はDVD版も観てるので「もうひとつの結末」についても言及します。多少うろ覚えですが……。
16ブロックDATA 2006年アメリカ ブルース・ウィリス主演 出演: モス・デフ デヴィッド・モース ジェナ・スター 16ブロックDVDです。 16ブロック [DVD] |
<ストーリー>
ニューヨーク市警のジャック・モーズリー刑事(ブルース・ウィリス)は、かつて捜査中の事故で足を負傷、今では酒浸りの冴えない日々を送っていた。
夜勤明けのある日、彼は上司から、ひとりの証人を裁判所まで護送してほしいと頼まれる。
裁判所までは、わずか16ブロック。15分もあれば終わる仕事と説得されて、仕方なく引き受けたジャックだったが、車で移送する途中、その証人、エディ・バンカー(モス・デフ)が何者かに襲撃されるという事態が起きる。
危機一髪、エディを救い出したジャックは行き着けのバーに逃げ込み、応援を要請する。そこに現れたのは、20年間、ジャックの相棒だった同僚刑事フランク(デヴィッド・モース)と、そのチームだった。
だが、フランクこそ、エディ襲撃の真犯人だった・・・!実は、エディは刑事が捜査名目で暴力的な行為に及んだ現場を目撃しており、その事実を裁判所で証言する予定だったのだ。
エディに銃を向けるフランクを見たジャックは反射的にフランクの脚を撃ち、証人を連れて店を飛び出した。
こうして後戻りできない状況に足を踏み入れてしまった、ジャック・・・!閉廷の10時までにエディを送り届けるべく再び裁判所を目指すが、フランクたちが執拗に追ってくる。
わずか16ブロック先ながら、裁判所までの道のりは、ジャックとエディにとって、長く、壮絶なものとなってしまった・・・。果たしてタイムリミットまでに、2人は裁判所にたどり着くことができるのか・・・!?
(日曜洋画劇場公式HPより)
ここからネタバレ!!
フランクたちの執拗な追撃をかわしつつ、裁判所を目指すジャック、エディ。
ジャックは今の自分に嫌気がさしていたが、常にポジティブなエディに感化され始める。
二人は逃げ惑ううちに互いに友情らしきものが芽生え始めた。
エディの夢はケーキ屋を始めること。
彼の持つノートにはレシピがびっしりと書き込まれていた。
ジャックはエディだけでも助けたいと思い始める。
ついに追い込まれたジャックは近くにあったバスを占拠。
(ジャックがバスジャック…………………ゴメン)
乗客31人を人質にとり、立てこもる。
周囲を囲む、警官の群れ。
つい先ほどまでのジャックの仲間たちである。
しかし、今は敵でしかない。
フランクは隙あらばジャック、エディを射殺しようと狙う。
ジャックは検事を呼ぶよう交渉するふりをして、人質を全員解放。
その中にエディを紛れ込ませ逃がすと、自らはその場に残り、レコーダーへと遺言を吹き込んだ。
死ぬ気なのだ。
そこへ戻ってくるエディ。
「人間は変わることが出来る」
そう語るエディにジャックは刺激され、バスを急発進させる。
包囲網を強行突破。壁を突き抜け止まるバス。
突入した警官たちだが、ジャック、エディの姿は無い。
死地を脱出したジャックたちだったが、エディが脱出時のどさくさに負傷。
ジャックは妹を呼ぶ。
ジャックの妹は救急隊員。
妹の救急車に匿われつつ、裁判所へ迫るふたり。
それをフランクが呼び止める。
フランクは拳銃を突きつけつつ救急車の後部扉を開くがそこには……だれも居なかった。
ジャックたちは妹の同僚の運転する救急車へと乗り換えていたのだ。
「これ以上はムリだ」
と伝えてくる救急隊員に礼を云いつつ、ジャックはエディに別れを告げる。
自分を連れていかずに裁判所に行く意味があるのか?
不思議がるエディにジャックは礼を云う。
「俺は卑怯だったが、それを気付かせてくれたのはエディだった」と。
実は、ジャックはフランクと仲間だった。
だが、今回のエディの事件で過去の自分と決別し罪を償う覚悟が出来たのだ。
「人間は変わることが出来る」
エディの言葉にジャックは勇気づけられ、ひとり裁判所へと歩を進める。
裁判所の近く、ひっそりとした場所でフランクが待っていた。
「何を考えている、ジャック?」
ジャックに翻意を促すフランク。その過程で、フランクの旧悪のすべてがジャックの口から明かされる。肯定するフランク。
「だが、真実なんてどうでもいい!!」
激昂するフランクだったがそれには構わずジャックは自分の拳銃を無造作に渡すと振り切って進む。
ジャックの後姿が消え去った頃、フランクがトランシーバーから仲間に指示を出す。
「ジャックを殺せ」と。
ラスト
裁判所へと入るジャック。
彼に気付いた警備の警官たちが銃を突きつける。
ジャックは抵抗する意思がないことを示しつつ検事を呼ぶ。
慌てて出てくる検事にジャックは云う。
「自分が証人だ。事件についてすべて知っている」
証言の引き換えにエディの罪歴を消去することを求める。
「証拠は?」
問う検事にポケットへと手を突っ込むジャック。
何かを出そうとする。
その頃、陰からジャックを狙う影があった。フランクの仲間だ。
ジャックの背中に銃口を向け引き金を引く。
瞬間。
ジャックは倒れ、同時にジャックを狙った影もうつぶせに倒れた。
裁判所に待機していた他のスナイパー(警官)が不審な動きを示していたフランクの仲間を警戒し、銃に手をかけるに及び撃ったのだ。
倒れたジャックは無事。
その手にはレコーダーが握られている。
バスジャックの際に遺言を吹き込もうとしたものだ。
そこから流れてくるフランクの声。
内容は……ジャックと言い争った際に収録された自らの罪を認めるものだった。
「だが、真実などどうでもいい!!」
そこまで再生されたとき、通路の中央には顔面蒼白のフランクの姿があった。
絶望したように、そのまま姿を隠すフランク。
ジャックは検事に連れられ保護された。
エピローグ
月日が流れ、ジャックが誕生日パーティーをしている。
そこへ運ばれてくるケーキ。
ケーキの上にはたくさんの火のついた蝋燭が立っている。
勢いよく火を吹き消すジャック。
ケーキにはメッセージが。
「エディ&ジャックの店」
ケーキはエディの店のものだった。
「人間は変わることが出来る」
微笑むジャック。
エンド
<感想>
圧巻でした。
ジャックとエディの掛け合いが軽妙でそれでいて奥深くて。
救急車でのジャックとエディの会話には管理人もほろっときました。
そして、最後のハッピーエンド。
文句無しです。
おかげで、書く予定の無かった「16ブロック」の記事をこうして書いてます。
ブルース・ウィリスといえば「こちらブルームーン探偵社」や「ダイ・ハード」で有名ですがやっぱりいいですね。
流石にアクションは年齢的に厳しいですが、その分、表情や演技が光ってました。
デヴィッド・モースさんも「交渉人」の警官役みたいに重みのある役どころでしたし。
日本語吹き替え版もしっくりきてた。
ジャック役の野沢那智さん、エディ役の江原正士さん。
野沢那智さんはブルース・ウィリス役の声優さん。
現在のクリント・イーストウッド役もこなされてますね。
ちなみに前のクリント・イーストウッド役は故・山田康雄さん。
江原正士さんはトム・ハンクス、ウィズリー・スナイプスの声優さんといえばおわかりかも。
NHKのドキュメンタリーものの吹き替えの仕事もされてます。
他には「ホーム・アローン」とかコミカルな敵役でもよく耳にする方。
管理人この人の声、好きです。
古くはエディ・マーフィーもこの人。
ちなみに現在のエディ・マーフィーは下條アトムさんです。
では、ここから、もうひとつのエンディングを。
なお、もうひとつのエンディングはハッピーエンドではありません。
管理人はDVDでこれ観た時はガクッときそうになりました。
本編とハッピーエンドを知っていればかなり辛いエンディング。
それでも宜しければ下の「続きを読む」をどうぞ。
「16ブロック」もうひとつのエンディングネタバレです。
過去の記憶のものなので多少あやふや。
間違ってても許してね。
↑satoさんより別エンディングを教えていただきました。
コメント欄に記載されています。(赤字部分2009年11月24日記載)
ラストまでは同じ流れ。
ラスト
裁判所へと入るジャック。
彼に気付いた警備の警官たちが銃を突きつける。
ジャックは抵抗する意思がないことを示しつつ検事を呼ぶ。
慌てて出てくる検事にジャックは云う。
「自分が証人だ。事件についてすべて知っている」
証言の引き換えにエディの罪歴を消去することを求める。
「証拠は?」
問う検事にポケットへと手を突っ込むジャック。
何かを出そうとする。
その頃、陰からジャックを狙う影があった。フランクの仲間だ。
ジャックの背中に銃口を向け引き金を引く。
瞬間。
ジャックは倒れる。
ピクリとも動かない。
死んでいた。
眼前の出来事に動揺する検事。
周囲の警官が慌てて駆けつける。
その中にはフランクもいる。
フランクは自らの指示であるにもかかわらず動揺。
本気で悲しんでいる様子。
そこで、ジャックのポケットからレコーダーが出てくる。
吹きこまれていたのはもちろんフランクの声。
「だが、真実などどうでもいい!!」
すべての真実がレコーダーから流れ出している。
それを聞き、顔を見合わせる検事とその他の警官。
その間もジャックを抱え泣いているフランク。
エピローグ
月日が流れ、妹が無人のテーブルの上にケーキを置く。
そのケーキはエディのもの。
エディはジャックの死を知らない様子で明るく近況を手紙に書き記している。
「人間は変わることが出来る」
エンド
うわー、かなりあやふや。
ひとつ間違いないのはジャックが裁判所で命を落とし、レコーダーが検事の手で再生される点。
フランクも関わってたし、泣いてたような気がするんだけど。
ここは自信なし。
ハッピーエンドの後に映像特典で観たので後味悪かった。
やっぱり本編のエンディングの方がすっきりしますよ。
うん。
あれで正解だ。
「16ブロック」――管理人の中では割とお気に入りの部類に入るんだけど皆さんはどう思いますか?
◆関連リンク(外部サイトに繋がります)
・16ブロック(gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9403/
・16ブロック(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0004798
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いや、たった今見終わったばかりなので。初めてで失礼いたします。
自分も別エンディングはダメだと思います。
もう一つのエンディング、詳細は
フランクに「もう必要ない。」と銃を手渡し、エレベーターに乗るジャック。
フランクは無線でボビーに
「もう終しまいだ、撤退しろ」と伝える。
しかし命令を無視し、ジャック殺害に走るボビー。止めようと急ぐフランク。
ジャックが検事にテープを手渡そうとした瞬間ボビーが発砲!
「伏せろ!!!」ジャックをかばうフランク!
がしかし銃弾はジャックの心臓を貫きジャック死亡。するとポケットからテープの音が流れ始め・・・・・・。
後は管理人さんの記憶通りです。
個人的には、ジャックが死ぬという終わり方自体は好きです。
ただ、フランクのいきなりの豹変ぶりに(ジャックがエレベーターに乗るまで完璧悪人だったのに!)ただただ「???」となりました。
フランクの最後の行動を納得させるだけの描写は劇中何一つありません。
とって付けた感がしてなんとも・・・・。
なので僕も劇場版に一票。
「近況は伝える手紙は書けたが、返事はこなかった。妹さんが店に来た事で俺は全てを悟った。ありがとうジャック、お誕生日おめでとう。」
というエディのナレーションが入っていました。
管理人の俺です。
本当にありがとうございます!!
管理人自身の記憶があやふやでして、
たぶん、もうひとつのエンディングを知りたがっていたのは何より管理人自身だった……という結末。
フランクはジャック襲撃を止めてたんですね。
やっと、フランクの急な変心にも納得いきました。
でも、フランクの行動には説得力無いですね。
管理人もsatoさん同様、違和感を覚えたクチです。
それだけにジャックを抱きかかえるフランクが印象に残ってたのかもしれません。
“別エンディング”はやっぱり本編とは“別”ですね。
エディのナレーションも悲しいですし。
やっぱり、唯一にしてベストのエンディングは劇場版のものですよね。
疑問が解けてすっきりしました。
今後とも当ブログを宜しくお願い致します<(_ _)>。
管理人の俺です。
本記事に赤字にて追記(訂正)部分をいれました。(於2009年11月24日)
お気を付け下さい。
ではでは〜〜〜〜〜!!