2009年12月02日

相棒season8 7話「鶏と牛刀」(12月2日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

相棒season8 7話「鶏と牛刀」(12月2日放送分)ネタバレ批評(レビュー)です。

日本で一番早い(たぶん)、相棒season8 7話「鶏と牛刀」(12月2日放送分)ネタバレ批評(レビュー)。

管理人の愉快な「鶏と牛刀」ストーリー予測はこちら。

では、早速本編を。

消えた年金について小野田が社会保険庁の人間と密談中。
どうも年金事務所の不正事件について相談している様子。
社会保険庁側の人間の口から「藤石」という名前が出てくる。

当の新宿第二社会年金事務所徴収課の係長・藤石がホテルの一室から転落死。
警視庁刑事部捜査二課の名刺がその背広から出てくる。
米沢によれば窓を外して飛び降りしたらしい。
中園参事官は早々に自殺と結論付ける。

同時刻、某所では、
「藤石は死んだか……肝心のFAデータは?」
問う男の姿が……小野田と話していた社会保険庁の人間だ。

遺体の写真の頭部傷口に硝子片があったことから、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は自殺ではなく他殺と判断。捜査を開始。
早速、藤石の務める年金事務所へ。

そこで、年金事務所職員に「人殺し!」と詰め寄っていた藤石の婚約者・亜由美(久遠さやか)と出会う。

藤石の上司・柴田(三井善忠)に、藤石の死を伝える右京。
「藤石さんは窓から飛び降りた」右京が告げる。
「窓ガラスを外してですか」嘆息する柴田。
他のメンバーも事態が信じられないといった様子。
柴田たちの証言から、この事務所で5年前に不正が行われていたことを知る。
違法な脱退届により徴収対象自体を減らし、保険料徴収率を操作する不正だ。

亜由美によれば、藤石はその不正を告発しようとして、事務所の関係者に殺されたことになる。

捜査二課に向かう右京と尊。
実は二課が調べていたのは保険料徴収率の不正ではなく、藤石の横領疑惑だった。
そして、逮捕に踏み切る直前、上層部から圧力がかかったらしい。

夜。
藤石の横領捜査を止めた上からの圧力を気にかけた右京は小野田に確認する。
悪びれず、工作があったことを認める小野田。
右京は疑問を口にする。
「横領犯に対して、社会保険庁が動くとは……」
思わせぶりな小野田の答えは……。
「鶏に牛刀だよ。鶏に対し何故牛刀まで持ち出す必要があるのか。論語の言葉だね」
そこに、陰に隠れていた尊が現れる。
こっそりと右京たちの会話に聞き耳を立てていたらしい。
呆れる右京。

翌日。
米沢からの報告が。
藤石の頭部の傷口に付着した硝子片は割れた窓ガラスではなかった。
他に藤石の頭部から薔薇の花びららしきものが出てきたとのこと。
それを部屋の外で偶然聞いていた亜由美の顔色が変わる。
「自分が殺した」
そう語る亜由美。
藤石から貰ったプレゼントが薔薇の鉢。
「不正を告発して会社を辞めるかもしれない」という藤石についかっとなり、それを投げつけた覚えがあるという。
「彼を殺したのは私だ」
同時に亜由美は妊娠3カ月だとわかる。

そんな中、薔薇の鉢についていた指紋から六波羅という人物が捜査線上に浮上。
六波羅の会社は新宿第二社会年金事務所の管轄にある。

六波羅の事務所を調べる為に違法捜査と知りながら虚偽の容疑で踏み込む右京と第5課。
尊はそんな右京たちの姿勢を批難するものの渋々ついてくる。

六波羅の事務所を調べたところ、脱退届とマニュアルが出てくる。
六波羅はダミー会社を起こすことで利益を上げていたが、保険料を払うのを嫌い、脱退したがっていた。
年金事務所の人間が、そんな六波羅と組んで保険料徴収率の不正を行っていたのだ。

更なる事実が。
六波羅に近い暴力団関係者で死亡した者の名前を突き合わせたところ、そのすべてが未だに年金を受給していたことが判明。
不正を行った人間は、死んだ暴力団関係者を生きているように装い、年金を着服していたのだ!!

六波羅が藤石のホテルに出入りしていたことも判明。
指紋も一致しており、藤石殺害犯は六波羅と確定。
六波羅自身も罪を認める。

だが、事件にはまだ秘密があった。
右京と尊は社会保険事務所へ。
右京は柴田を問い詰める。
右京の「藤石が飛び降り自殺した」との発言に。
「窓を外して飛び降りたんですか」と返した柴田。
この発言が命取りだった。
右京はただ飛び降りたとしか云っていない。
知らなければ窓枠の話は出てこない。
藤石の仕業と思われた不正はすべて柴田課長の仕業だった。

六波羅との不正は柴田個人だが、その他の不正は上層部からの指示だったと語る柴田。
藤石は柴田が絡んだそれまでの不正すべての証拠を掴もうと調べて行くうちに、FAデータまで掴んでしまったのだ。

FAデータとは

“社会保険庁による社会保険料徴収率を上げるために、滞納者を違法脱退させるよう指示した記録”

のことだった。

柴田は自分に何かあった場合はFAデータを盾に逃げのびるつもりだったのだ。
柴田は社会保険庁にFAデータが藤石の手にあることを伝え、上層部の力を借りすべてを闇に葬るつもりだった。
取り戻したFAデータは破棄したと語る柴田、そのまま逮捕される。

どこかのオープンカフェ。
小野田と右京がいる。
「無駄な労力だったね」
云う小野田に
「いえ、藤石さんの無実は証明できました」
そう語る右京。次いで、
「FAデータは一カ月後くらいに修復できればいいですね」
思わせぶりな右京のセリフに、感心する小野田。

一方、亜由美はニュース報道で真相を知る。
そこへ訪ねてくる伊丹たち。
「なぜ、告発するという彼を止めてしまったのか」
後悔しているという亜由美。
彼女の前に藤石のプレゼントを置き、藤石は亜由美の妊娠を知っていたことを告げる芹沢。
「父親になる覚悟があったから告発しようとした」
伊丹の言葉に亜由美は涙を流す。

小野田は社会保険庁の人間と再び密会。
「FAデータは一ヶ月後には復元できそうです」
しれっと小野田。驚く相手にそのまま
「社会年金機構……ちょうどいい機会ですね」
懲戒処分歴のある人間の採用をとりやめる……そう約束させる小野田。

数日後―――新聞を見ている尊。
そこへ角田がやって来る。
話題は当然、社会年金機構の採用基準だ。
誰かさんの狙い通りと云わんばかりの尊の態度に。
「君、また聞いてたんですか?」
驚く右京。
「えぇ、ちゃんと変装してね」
あっけらかんと尊。

7話「鶏と牛刀」終わり。

「どうも、今回は尊に軍配が上がったようである」
と云いたい管理人。
尊はどんどん存在感を増してるなぁ。
イイ感じです。
今回も良かった〜〜〜〜〜!!

7話「鶏と牛刀」予測採点&感想は後日。
SEE YOU!!

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posted by 俺 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(3) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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