2009年12月05日

土曜ワイド劇場「温泉(秘)大作戦(8)〜鳴門のうず潮に引き裂かれた夫婦愛!隠蔽された刑事失踪事件の真実に挑む美人妻と仕掛人たち!!」(12月5日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「温泉(秘)大作戦(8)〜鳴門のうず潮に引き裂かれた夫婦愛!隠蔽された刑事失踪事件の真実に挑む美人妻と仕掛人たち!!」(12月5日放送分)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>
温泉㊙大作戦G1
「左から美枝子、さつき、幸平」

「温泉秘大作戦」の第8弾。旅館コンサルタント業界のカリスマであり、城ノ内コンサルティングの社長、城ノ内愛子(野際陽子)の指令のもと、ファイナンシャルプランナーの資格をもつ旅館経営のスペシャリスト、星野さつき(森口瑤子)をはじめ、創作料理を得意とする料理担当の島慎之介(東幹久)、温泉のスペシャリストであり、元刑事の経験を生かす敏腕リサーチャー、岩田幸平(村田雄浩)、館内装飾やおもてなしを担当する森田梢(高樹マリア)ら4人が旅館やホテルの仕掛人となり、その立て直しに挑む姿を描く、温泉あり、グルメあり、サスペンスありの人気シリーズだ。
 シリーズ第8弾の舞台は海の幸の宝庫、鳴門。リゾートホテル「ルネッサンスリゾート・ナルト」の格上げを目指し、さつきたちがホテルに乗り込む。そこで岩田は警察庁時代の同僚の妻であり、今はホテルのマネージャーとして働く美枝子(清水美沙)と遭遇。行方不明になった同僚の調査をするうちに、ホテルの買収に絡んだ連続殺人事件にぶち当たる・・・。
 今回の依頼主は、鳴門海峡を望むリゾートホテル「ルネッサンスリゾート・ナルト」のオーナー、森川貴文(山本紀彦)。相談を受けた城ノ内社長は森川に、ホテルのグレードアップを図るため、世界有数のロワイヤルインターナショナルグループへの加盟を勧める。だが、さつきたちが客としてホテルに潜入し、現状を調査したところ、従業員全体の意識改革が必要と判明。グループへの参入は審査を要するため、さつきと慎之介、梢の3人がインスペクターの審査をクリアするべく、ホテルでスタッフたちの指導を開始する。
その頃、鳴門ではホテルのメインバンクの融資担当者、日下部が変死体となって発見。岩田が調査を進めていた。現状をさつきたちに報告しようとホテルを訪れた岩田は、警察庁時代の同僚、佐山(四方堂亘)の妻、美枝子と遭遇する。美枝子はホテルでカスタマーマネージャーとして働いていた。岩田は、10年前に美枝子が佐山から一方的に離婚を言い渡されたこと、そして、佐山が5年前から行方不明だということを知る。10年前・・・。それは岩田が刑事を辞めたときでもあった。とある建設会社の脱税疑惑を追っていた岩田と佐山。そんな2人の間に起こったこととは・・・。
ホテルに突然、銀行の新しい融資担当者、丸山(並木幹雄)が現われ、融資の再審査をすると告げる。そんななか、さつきたちはそれぞれの部署でスタッフを細かく指導。厨房では、慎之介が総料理長の西岡(北見敏之)の態度に苦労しながらも、新メニューの考案に奔走し、鳴門の鯛に目をつける。
 そんな折り、警察が亡くなった日下部の一件で美枝子を訪ねてやって来た。日下部の死亡推定時刻に、彼が美枝子にメールを送ろうとしていたというのだ。文面は「ご主人のことですが」で終わっていた。これを聞いた美枝子は、「夫は生きているかもしれない」と、かすかな期待に喜ぶ。実は、5年前、佐山が借りたレンタカーが鳴門に乗り捨てられており、車の中に残されたデジカメの画像の中に、ルネッサンスリゾート・ナルトの写真があったのだ。いつか佐山に会えるかもしれないという思いで、美枝子はホテルで働き始めたのだった。岩田はデジカメの画像を手掛かりに、仕掛け人の仕事そっちのけで、佐山の行方を探り始める。
一方、ホテルでは買収の話が急浮上。さらに、銀行から融資の一括返済を迫られる事態に、さつきたちは大ピンチ。そして、鳴門で漁師をしている佐山の父が遺体で発見される。「息子の件で何かわかるかもしれない」というメッセージを美枝子の携帯電話に残したまま・・・。
 はたして佐山は生きているのか?佐山の一件を追ううち、岩田は意外な事実を突き止める!そして、さつきたちはホテル買収の危機を乗り越え、無事、審査をクリアできるのか!?
(あらすじ・写真ともに公式HPより)


幸平と佐山がケンカ別れをし、結果として幸平が警察を辞める原因を作った事件。それが南西グループの不正疑惑だった。
これを追っていた幸平と佐山は、南西グループの解散や上層部からの圧力に屈し、途中で捜査を断念せざるを得なくなった。
この際、個人的に捜査を続けると主張した佐山と警察を辞め別の道を探すとした幸平。
二人の運命はこの時点で分かたれたのだった。

数日後、銀行を動かしてルネサンス・ナルトに買収を仕掛けたのはブルーリゾート開発の小杉であることがわかる。

佐山が残したデジカメ画像からその行方を追う幸平。
デジカメに映っていた画像はすべてがブルーリゾート開発に関連する施設だった。
訝しむ幸平。ついにブルーリゾートが凍結した開発予定地の下から白骨化した佐山が発見される。
佐山は5年前に何者かに殺害されたようだ。

一方、未だ姿を見せぬロワイヤルグループのインスペクター(覆面調査員)に浮足立つルネサンス・ナルトの従業員。
さつきは対策として、自己採点表を導入し事態の改善を図ろうとする。
このアイデアが功を奏し、各従業員に自立心と責任感が芽生えることに。

次いで、ロワイヤルの規定に衛生上反する木製の蒸籠を使用したいとさつきに要望する慎之介。
土地のものを活かすために必要だったからだ。
その慎之介の姿に絆されて行く料理長。

梢も、アニバーサリー用の料理・イベントを提供することを提案、慎之介の助言もあり、料理長に受け容れられる。
こうして、着々と「ルネサンス・リゾート・ナルト」の改革は進んでいく。

新事実が判明。
ブルーリゾートの小杉こそ、幸平と佐山が追っていた南西グループの一員だった。
直後に小杉が刺殺体で発見される。
小杉の背後には浅海代議士の影が。
浅海の秘書・木之下も不審な行動を。

そんな折、ルネサンス・ナルトに江上と名乗る客が来訪。
彼こそ、ロワイヤルのインスペクターだった。

ここから怒涛のエンディングへ。

木之下を呼び出す美枝子。
彼は「佐山を殺害したのは小杉だ」と語る。
そこへ現れた幸平、さつき。
木之下は美枝子にナイフを突き付けながら自らの犯罪を得意げに教える。

佐山の父を殺害したのは木之下。
小杉との会話を立ち聞きされた為だった。
日下部も小杉も木之下の犯行。

すべてが明らかになった。
そこへパトカーのサイレンが。
木之下の注意が逸れた隙を突き、幸平がナイフを奪う。
地面へと転がるナイフ。
そのナイフを拾ったのは……美枝子。
彼女は木之下へとその刃先を向ける。
美枝子を止めるべく説得する幸平。
「佐山は最後まで刑事だった。その妻である美枝子が夫の遺志を裏切るのか」と。
幸平の言葉に美枝子はナイフを捨て、木之下の頬を打つに留まった。

改革案のすべてを江上に披露するさつき達。
祝い膳に舌鼓を打つ江上。上機嫌だ。
いよいよ、採点結果が。
結果は820点!!
「ルネッサンス・リゾート・ナルト」は無事、ロワイヤルの加盟店となった。

礼を云うオーナー・森川に
「これからが大変だ」と諭す城ノ内。

次の依頼主は気仙沼。意気上がるメンバーの姿でラスト。

<感想>
このシリーズはパターン化してるので安心して観ていられる。
ミステリ的にはこれといってなし。
犯人・木之下の行動には???????????????の嵐。
料理が美味しそうで印象的だった。
ストーリーはともかく、毎回料理がいい。
料理がおいしそうだった。
料理がいいんだよ。そう、料理が。
お腹減った……。

次回(12月12日)は「終着駅の牛尾vs事件記者・冴子」で「灯(ともしび)」です。
【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。