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<あらすじ>
永倉(寺島進)が経営する能力開発塾の塾長・あかり(荻野目慶子)を取材する遼子(仲間由紀恵)は、ホームレスの中年男性(浅野和之)と知り合う。
男性は、能力開発塾出身で天才将棋少年として世間を沸かせている葵(嘉数一星)が、自分の息子だと主張。
その証拠という写真には、確かに葵にそっくりな少年が写っていた。
編集部に戻った遼子は、能力開発塾出身の天才ゴルフ少年も、天才テニス少女も、世界的プレーヤーの子供時代にうり二つであることを知る。
一方、遠山(要潤)は鷹藤(佐藤智仁)が「名なしの権兵衛」だという裏付け調査を開始。
鷹藤もまた、遠山と永倉の接点を突き止めていく。
二人の板挟みになって苦しむ遼子は、ある賭けに出る。
(@nifty TV番組表より)
ここからネタバレ!!
永倉率いる地球党は勢力を拡大していく。
そんな中、新しい証拠を掴む為に永倉が援助する組織「能力開発塾」の調査に赴く遼子。
そこで、天才少年の父親だと名乗る男と出会う。
「アンタッチャブル」編集部では、永倉に対してなんらの対策も打てず焦りが募っていた。
中原が花粉症らしくマスクを着用している。
そこへ新情報が。
以前、能力開発塾では各界の天才を集めてパーティーを開いていた。
天才児はそのパーティーの際に出来た、天才の血をひく子供ではないかと推理する遼子。活躍は遺伝のためだと考えたのだ。
自称・天才少年の父はかつての天才数学者・稲垣だとわかる。
公園で稲垣を見たとの情報に基づき出向く遼子、鷹藤。
その目の前で爆発が。
まさか、鷹藤が稲垣を?
慌てる遼子。
その目の前には、爆発の中心から老女を助け出す鷹藤の姿が。
「(鷹藤に)助けてもらった」と語る老女。
鷹藤を疑ってしまったことを恥じ、すべてを打ち明ける遼子。
遼子の言葉に自分の出自を隠していたことを詫びる鷹藤。
「同じ境遇の遼子を守りたかった」と告げる。
そこへ遠山から電話が。
稲垣は編集部にいるという。
稲垣によればパーティーに参加した人々は何かの実験をされたらしい。
遠山はその実験施設に覚えがあるらしく、遼子はふたりで実験施設のある山奥へと向かうことに。
そこで、「能力開発塾」塾長の江島を発見。
屋内へと消える江島を追うふたり。
中には奇妙に聳え立つ多数の筒の群れが。
中のひとつをゆっくりと開く遠山。
中からは冷凍保存された有名人の遺伝子が。
何かの記憶がフラッシュバック(白衣を着た遠山の姿?)する。
そこへ警報が鳴り響く。
逃げ出すふたり。
その様子を陰から見つめる鷹藤の姿。
「能力開発塾」では、冷凍保存した遺伝子を使い天才児を人工的に育成していたことが明らかになる。
編集部にて、
「なぜ、研究所の場所を知っているのか」
遠山に尋ねる鷹藤。遠山に言葉は無い。
慎太郎に接触する遼子。
DNAを回収する。
稲垣のDNAと突き合わせた結果、親子関係が立証される。
夜、遼子の家にて。
永倉はコンプレックスの塊だと遼子に語る洸至。
永倉は財閥の次男。
優秀な長男に蔑まれて育ち、兄を恨んでいたという。
その兄が11年前に死亡し、今の永倉がある。
どうも、永倉は「名無しの権兵衛」に利用されている?
さらに勢力拡大していく地球党になすすべ無い「アンタッチャブル」の面々。
そこへ美鈴が戻って来る。力強い味方の登場に湧き立つメンバー。
遠山から鷹藤の家と遼子の家は間取りがそっくりだと教えられる。
遼子の両親の爆殺は鷹藤家の爆殺の予行演習だったのではと推論を語る遠山に戸惑う遼子。
遠山と鷹藤は互いを疑っている。
鷹藤は優秀な兄を妬んでおり動機があると主張する遠山。
遠山に気をつけろと鷹藤。
困惑する遼子。
美鈴と会う遼子。
美鈴にはある考えがあった。
発売日の前日に雑誌「アンタッチャブル」を発売するという。
発売日を警戒するだろう「名無しの権兵衛」の裏をかくフライング作戦だ。
ついに発売される「アンタッチャブル」。
そこには永倉の不正と能力開発塾のインチキが暴かれていた。
「やり過ぎだぞ、遼子」呟く洸至。
「アンタッチャブル」を引き裂く永倉。
そこへ「名無しの権兵衛」から「殺害予告」が届く。
稲垣が危ない。
走る遼子。
だが、稲垣は息子・慎太郎に会いに出払ってしまっていた。
「能力開発塾」ホールで慎太郎と出会う稲垣。
稲垣は慎太郎に天体望遠鏡をプレゼントするが……。
乱入してきた江島により稲垣は連れて行かれる。
直後、稲垣がビルから突き落とされ殺害される。
遼子は怒りに震え、ある行為に出る。
「またお会いしちゃいましたね」
永倉と対決する遼子。
「なぜ、そんなに天才が必要なのか」と遼子。
「天才が時代をつくる」と永倉。
「天才が環境を破壊した」と遼子。
「環境破壊を止める天才が必要だ」永倉。
そこへ洸から電話が。
遼子の家が荒らされたのだ。
洸至は犯人と対決すると云う。
またも電話。相手は江島。
「クビになった。私も殺される」
そう告げる江島。
遼子は洸至と共に研究所へ。
研究所へ向かう車中。
洸至は鷹藤に疑惑の目を向ける。
鷹藤は昔、永倉と同じく優秀な兄に苦しめられていた。
だが、鷹藤が「権兵衛」ならば、何故、遼子を放置するのか。
問う遼子に洸至は
「遼子のことが好きになったのではないか」
とだけ答える。
研究所に辿り着いた洸至と遼子だが、江島はすでに殺害されたあとだった。
「近くに犯人がいる」
周囲を警戒し、洸至は室外へ。
入れ替わるように鷹藤と片山が飛び込んでくる。
鷹藤の手には光るナイフ。
片山の手には拳銃が。
揉み合うふたり。
片山の拳銃を奪った鷹藤が発砲。
片山は被弾する。
その光景に驚く遼子。
銃声を聞きつけ戻る洸。
8話終わり。最終回へ。
【感想】
盛り上がり最高潮〜〜〜!!
鍋の人=中原の花粉症はなんらかのフラグか?
「ミステリ通信 創刊号」的には第1回から「名無しの権兵衛」だと主張してきているが、真実は?
鷹藤君が「名無しの権兵衛」は無い。
今回の片山への発砲も、むしろ、片山が永倉の手下だろう。
4話の原田龍二さんの件もあるし。(4話過去記事はこちら)。
つまり、江島殺害は片山の犯行。
阻止しようとした鷹藤と衝突。
結果として返り討ちにあったのではないか?
次回予告の遼子の涙の意味は?
鷹藤のことを語る洸至はまるで自分のことを語るような様子だったが、もしかして……?
いよいよ次週最終回!!
遼子の運命はどうなる?
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