2010年01月16日

土曜ワイド劇場「炎の警備隊長・五十嵐杜夫8〜天下り官僚連続殺人!幼子の命を奪った13年前の欺瞞!突かれた個人警備の思わぬ盲点!?」(1月16日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「炎の警備隊長・五十嵐杜夫8〜天下り官僚連続殺人!幼子の命を奪った13年前の欺瞞!突かれた個人警備の思わぬ盲点!?」(1月16日放送分)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>
炎の警備隊長・五十嵐杜夫8−1
「左から島津、黒崎、五十嵐」

五十嵐杜夫と黒崎主税は、特殊法人「日本環境研究センター」理事長の島津龍之介の個人警備に当たることになった。島津は、元は環境庁の技官で、退職後に天下りで理事長となった人物で、個人警備の依頼は、半導体メーカーのCEO・徳富晃が刺殺された事件が関係していた。13年前、環境庁の技官だった島津は、徳富の会社が起した公害問題を調査した際、会社には非がないと結論付けた調査団のメンバーだった。徳富が殺された現場には、この公害事件への復讐を宣言する声明文が残されており、島津は復讐が自分に及ぶのを恐れて個人警備を依頼したと考えられた。個人警備は、島津が妻の八重子と2人で暮らす自宅にも及び、監視カメラやセンサーガードによって万全の警備体制が敷かれていた。警備任務をおこなう中で、島津のすさんだプライベートが明らかになる。島津は愛人らしき女性・山岸香苗の元へ頻繁に出入りしており、妻の八重子とも不仲で、離婚をめぐり泥沼状態だった。そんな中、島津邸の塀に殺人現場に残されていたのと同じ声明文が貼られ、警備用配線パネルの主電源が切られ、監視システムがストップ、その隙に島津が襲われてしまう。なんとか一命を取り留めた島津だが、入院先の病院でも再び襲撃を受ける。警察の取調べに対し、島津は公害事件の原告団だった相良耕一と笹本卓司に襲われたと証言し、2人は指名手配されることになった。島津は襲われたことに激怒し、警備の責任者である五十嵐を激しく非難する。だが、何者かが侵入した形跡はなく、五十嵐は家の中にいた人間によって電源が切られたことを指摘。警備に落ち度はなかったと言い放ち、部下である黒崎たちをかばった。警備が万全だったことを証明すべく、五十嵐と黒崎は調査を開始。黒崎は島津の妻が浮気している事実をつかむが……。一方、島津邸中庭の納戸から島津を刺した凶器が発見された。犯人はなぜ凶器を持って逃げずに、わざわざ隠したりしたのか!?そんな矢先、公害事件に関わっていた大久保博士までもが殺されてしまう。やはり、現場には同じ声明文が。島津の環境庁時代の上司・吉田も身を隠そうと決めた。いよいよ追い詰められた島津は、五十嵐に向かって自分の苦しい胸中を告白する……。彼が語った衝撃の事実とは!?さらに、身を隠した吉田までもが殺されてしまう!一体、誰が犯人なのか!?五十嵐と黒崎を待っていたのは驚くべき事件の真相だった……。
(写真・あらすじ共に公式HPより)


では、続きから……。

追い詰められた島津は五十嵐に自分の余命が短いことを明かす。

捜査の結果、六角村の環境汚染が関係していると判断した五十嵐。
そんな中、島津が遺書を残し姿を消す。
その遺書には、連続殺人の犯人は自分だと記されていた。

島津の妻・八重子は突然の夫の行動に狼狽。
五十嵐たちに助けを求める。
彼女によれば、島津が襲われた際、警備システムの電源を落としたのは自分だと云う。
夫婦の痴話喧嘩を見られたくなかったからだった。

島津が自殺するとなれば、六角村に違いない。
そう推理した五十嵐たちは六角村へ。

一方、六角村の島津。
その背後に何者かの影が迫る。
影の正体は香苗だった。
香苗は島津を殺害しようとする。
だが、島津は自分がすべての責任を負うからこの場を去るよう香苗に告げる。

そこへ現れる五十嵐たち。
五十嵐は香苗がすべての事件の犯人であると指摘する。
徳富、大久保、吉田殺害犯は香苗だったのだ。
島津襲撃も彼女。
偶然、八重子がシステムの電源を落としたために成功した犯行だった。
島津は刺されながらも香苗を庇う為に凶器を納戸に隠したのだ。
香苗の動機は、村を滅茶苦茶にした者たちが後悔も反省もせずのさばっていることへの復讐。
「後悔は無い、だがなぜ島津が庇うのか」そう語る香苗。

島津は余命半年だった。
恐怖に悩んでいた彼は、蕎麦屋で出会った香苗と接しているうちに癒されていった。
決して、浮気などではなかった。
そんなある日、香苗が吐血。
それを機に彼女が六角村出身であることを知る。
過去の罪に苛まれる島津。
さらに、香苗が復讐を行っていることを知り、庇おうとしたのだった。

ラスト。
六角村の正確なデータを公開し、謝罪した島津。
彼は「焼けた石を掴む」と云い残し去って行った。
その姿に敬礼する五十嵐でエンド。

<キャスト>
五十嵐杜夫:小林稔侍
黒崎主税:小泉孝太郎
島津龍之介:山下真司
島津八重子:筒井真理子
五十嵐雅子:加藤貴子
坂本 華:大島さと子
吉田康彦:松澤一之
相良耕一:小沢和義
山岸香苗:近野成美
大神刑事:金山一彦 ほか

<感想>
いつもながらの五十嵐節炸裂でした。
島津犯人と思わせといて実は……。
これには島津が姿を消すまで思いっきり引っかかってました。
「ぐはっ……やるな、貴様」という感じでしょうか。
ストーリー自体は社会派でよし。
一部?もありましたが、全体的に手堅くまとまってました。

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