2010年01月23日

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」(1月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌26 東京〜京都・琵琶湖、土地鑑のある乗客」(1月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

タクシードライバーの推理日誌26−1

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は元警視庁の敏腕刑事。訳あって妻とは離婚、元妻と暮らしていた一人娘のあゆみ(林美穂)もすでに成人し、現在はフリーターながら自活している。
 ある日、街を流していた夜明のタクシーの前に、ウェディングドレス姿の女・石野小百合(尾崎由衣)が飛び出してくる。小百合は、結婚式の時刻が近づいても新郎の保阪昇(榊原利彦)が現われず連絡も取れないので昇のマンションに様子を見に行きたいと、小百合のあとを追ってきたウェディング・プランナーの町田恵美子(原沙知絵)とともに車に乗り込んでくる。
 携帯電話で必死に連絡を取ろうとする小百合に代わって恵美子が道順を指示し、タクシーは昇の住むマンションに到着した。だが、小百合と恵美子、そして夜明が部屋に入ったところ、昇の姿はどこにもなく、夥しい血痕だけが残されていた。
 通報を受けて警視庁捜査一課の東山(風見しんご)、国代(小林健)両刑事ら捜査員が駆けつけてくる。二人は、夜明の顔を見てげんなりしながらも事情聴取を始める。小百合によれば、昇が挙式直前に姿を消す理由はまったく思い当たらないという。昇は何か事件に巻き込まれたのか?
 小百合と恵美子を乗せて式場に戻った夜明は、そこで娘のあゆみと顔を合わせる。あゆみは、恵美子の下でバイトをしているという。夜明は、そんなあゆみから話があると言われる。あゆみは、大学時代の同級生と付き合っていて、子供ができたらしいので結婚するというのだ。突然のことに、頭に血が上った夜明は、順序が違うと娘を怒鳴りつけてしまう。
 そのころ東山たちは、鑑識の調べで昇の部屋の血痕は彼自身のものだということを知る。さらに昇が3か月ほど前にそれまで勤めていた建設会社を突然辞めたことを突き止める。結婚を前にして、いったい昇に何があったのか?
 数日後、恵美子から迎車の要請を受け彼女を迎えに行った夜明は、恵美子の勤務先の社長・保阪志津代(東てるみ)と顔を合わせる。恵美子から行き先は滋賀県大津と聞き、夜明は久しぶりの遠距離に顔をほころばせるが、恵美子とともにあゆみが乗ってきたため、道中は気まずいものとなってしまう。恵美子は、大津のホテルで行われる結婚式の準備に行くらしい。
大津のホテルに到着した直後、東山と国代が恵美子を訪ねてくる。姿を消していた昇が滋賀県信楽町の山林で死体で発見され、昇の携帯電話の履歴から、この数か月、恵美子と頻繁に連絡を取りあっていることが判明したというのだ。さらに、二人が喫茶店で親密に話しこんでいるところも目撃されているという。東山と国代は、昇と恵美子の間で何かトラブルがあり、恵美子が昇を殺害したのではないかとの疑いを持っているらしい。恵美子が信楽の出身で土地鑑があることも二人は調べ上げていた。
 やがて夜明は、恵美子の父・町田庄三(中原丈雄)が信楽在住の著名な陶芸作家で、恵美子は若いころ、この父のもとを飛び出していることを知るが…。
(あらすじ・写真共に公式HPより)


では、続きから……

そんな中、昇の母・志津代も殺害されてしまう。
志津代宅の照明や給湯が機能した時間から7時30分以降が殺害時刻とみられた。
その時刻、恵美子は夜明のタクシーに乗っており、鉄壁のアリバイがあった。

そんな中、新事実が。
昇の父・昭雄は25年前、何者かによって殺害されていた。
昇、志津代の死に何らかの関係があるのか?

夜明の勤務する営業所の同僚の会話から、携帯があれば部屋の様子が覗き込めることを知った夜明。

同時に、庄三が出来た焼き物を割っていたことを娘・あゆみから聞かされる。

これら2点から何かに気付いた夜明。
何事かの調査を神谷に依頼する。

依頼内容はNシステムの調査だった。
そこには庄三が映っていた。
こうして、陶器を作っていたと云う庄三のアリバイは崩れ、庄三自身も昇、志津代殺害を認めたが……。

25年前、志津代の夫・昭雄を殺害したのは庄三だった。
昭雄の暴力について志津代に相談を受けた庄三。
その件で昭雄と談判した庄三は誤って昭雄を殺害してしまった。
実は、志津代は庄三を利用し昭雄を殺害したかったのだ。
まんまと罠に嵌ってしまった庄三。
25年後、志津代に真相を知らされた昇から脅されることに。
志津代は息子・昇の殺害を庄三に唆した。

昇の遺体を運搬したのは確かに庄三だった。
だが、実際に昇を殺害したのは恵美子。
25年前の真相を暴露すると昇に脅された恵美子、関係を強要された挙句、庄三まで脅迫していた事実を知り、殺害してしまったのだ。

庄三が焼き物を割っていたのは、焼き物が不出来だったからに違いない。
つまり、庄三はその間、その場を離れていたのだ。
こうして、恵美子は父・庄三が昇の遺体を運んだことを知った。

だが、なぜ庄三が恵美子の犯行を知り得たのか。
答えは志津代だった。
昇に教え、庄三を利用したことを知った恵美子は志津代殺害を決意。
実行に移した。

アリバイの為に夜明のタクシーに乗り込み、遠隔操作で照明や給湯システムを動かしたのだ。

すべては白日の下に曝された。
そこには親娘の情愛が隠されていた……。

娘・あゆみの妊娠は娘の勘違いだった。
妊娠を報せた際の交際相手の反応に愛想が尽きたと強がる娘。
どうやら、交際相手とも別れたらしい。
「まだまだ子供だなぁ」夜明の呟きでエンド。

<感想>
安定感のあるいつものシリーズでした。
ただ、夜明の娘・あゆみの近況にはびっくりです。
こういうのがあるからシリーズ物は見逃せない。
シリーズドラマからの年賀状みたいなものでしょうか。
結局、今回は勘違いに終わってしまいましたが。

来週(1月30日)は、以前予告した「凍える牙」のようです。
過去記事はこちら
今春予定となっていたので、気長に待つつもりでしたが思いのほか早くなったようです。楽しみです。

ちなみに面白い発見があったので追記。
実は12月時点から公式HPに発表のあった本作。
その時点でのあらすじは以下のようなものでした。
本筋は同じなんですけど、ちょっとニュアンスが違う感じ。
よければ読んでみて下さい。

<12月時点のあらすじ>
ある日、町を流していた夜明のタクシーの前に、突然ウェディングドレスの花嫁が飛び出してきた。慌てて停車した夜明のタクシーに、その花嫁・小百合とウェディングプランナーの町川恵美子が乗り込んでくる。聞けば、挙式一時間前になっても新郎・保坂昇が姿を現さず、連絡も取れない、何かあったに違いないから昇の自宅に向かって欲しいという。だが、駆けつけたマンションの部屋に昇の姿はなく、夥しい血痕だけが残されていた! 早速東山たちも駆けつけ、「なんでまた夜明さんが」と嘆かれながらも、事情を聞かれる恵美子や夜明たち。だが挙式直前に姿を消す理由もなく、昇は何らかの事件に巻き込まれものとしか考えられなかった。式場に戻った夜明たちを迎えたのは、恵美子の下でバイトをしているあゆみだった。ちょうどよかった、夜明に聞いてほしいことがあるという。実は今付き合っている男性がいて、出来ちゃったらしい、結婚を許して欲しいというあゆみに激怒する夜明。「そんな結婚は絶対に許さん!!」その二日後、恵美子から滋賀県大津までの遠距離を頼まれる夜明。夜明があゆみの父親だと知り、琵琶湖沿いのホテルで行われる三組のリゾートウェディングの準備のための移動を依頼されたのだ。だが、あゆみも同行し、その車中の雰囲気は夜明にとって気まずいものとなった。そんな中、ホテルに着いた恵美子を訪ねてきたのはなんと東山たちだった。姿を消した保坂昇が、同じ滋賀県信楽町の山林で死体として発見されたという。昇の電話の通信記録からは、この数ヶ月間頻繁に恵美子の携帯に電話をかけていたことが判明、また喫茶店で二人が仲良さ気に話しこんでいたという目撃証言も出たという。恵美子と昇は男女関係になり、そのもつれで昇を殺害したのでは?と恵美子を疑う東山。恵美子には信楽に土地鑑がある。何故なら、信楽はもともと恵美子の出身地であり、実家にはまだ陶芸家の父・庄三が独り住んでいるというのだが…。
(公式HPより)


<キャスト>
夜明日出夫:渡瀬恒彦
東山秀作:風見しんご
神谷警部:平田 満
国代義明:小林 健
西村あゆみ:林 美穂
町田恵美子:原 沙知絵
町田庄三:中原丈雄
保坂志津代:東 てる美
保坂 昇:榊原利彦
石野小百合:尾崎由衣
野村:鶴田 忍 ほか

タクシードライバーということで「タクシー王子、東京を往く。」です!!
タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」



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