2010年01月02日

相棒season8 10話「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた、幻の茶器の謎 東京〜京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」(1月1日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

相棒season8 10話「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた、幻の茶器の謎 東京〜京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」(1月1日放送分)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、相棒season8 10話「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた、幻の茶器の謎 東京〜京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」(12月23日放送分)ネタバレ批評(レビュー)。
今回、私用により前半観てません。後半は間違いないのですが、多少違いがあるかも……です。

管理人の愉快な「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた、幻の茶器の謎 東京〜京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」ストーリー予測やその他情報はこちら

<あらすじ>
京都で呉服店を経営する高村の遺体が東京で発見された。
手には謎の4桁の数字が羅列された紙の切れ端が握られていた。
高村は死の直前、都内のホテルに電話をかけていたことが判明。
右京(水谷豊)と尊(及川光博)がそのホテルを訪ねると、偶然にも尊は学生時代の恋人・唯子(檀れい)と再会する。
ぎこちなく言葉を交わして別れる2人だが、なぜかその唯子に不審な行動が見られ、さらには高村が最後にかけた電話と唯子につながりがあることがわかる。
さっそく右京と尊は唯子から話を聞こうとする。
しかし、唯子は男たちに守られ、ホテルから逃げるように姿を消してしまう。
なぜ唯子は警察から逃げるのか?
唯子は高村の死となにか関係しているのだろうか。
元恋人の不穏な動きに心穏やかでない尊だが、右京は嫌疑対象であることは間違いないと指摘。
また右京は生前の高村の行動などから高村が千利休を信奉する歴史マニアであると推理。
刑事部長から強引に与えられた休暇を利用して右京と尊が京都へと向かう!
事件の真相と420年前の千利休の謎。
東京での殺人事件をきっかけに右京と尊が京都を舞台に不可解な事件に挑む!
(公式HPより)


檀れいさん1細野唯子役、檀れいさん


橋爪淳さん1前川役、橋爪淳さん


いしのようこさん1柴木光代役、いしのようこさん


では、早速本編を。

唯子はIPS細胞の開発者として厚生労働省から保護されていた。
IPS細胞の実用化が成功することは厚生労働省の悲願。
唯子の処遇には充分な配慮が必要だった。

そして、死亡した高村が参加していた七哲庵―――穏健な歴史好きの集まり。これには唯子の亡き父・細野が関わっていた。

高村に次ぎ、さらにもうひとり牧瀬が被害者に。
牧瀬も七哲庵のメンバーだった。事件は七哲庵に関係している。
牧瀬殺害時に犯人は線香のトリック(牧瀬は在室時、常に線香を焚いていた。このトリックにより犯人は牧瀬の生存時間を誤魔化している)を使用しており、牧瀬の習慣を知っていた身近な者の犯行に違いない。

相棒10-1

そんな中、神戸が右京に語る過去。
唯子と交際していた当時、神戸は警察庁に就職を決め、唯子は院に進学を決めた。何の問題も無い筈だったふたり、神戸は結婚すら考えていたと云う。だが、ある日を境に唯子は神戸の前から姿を消した。神戸に一言の理由も語らずに。
何故なのかわからないが、姿を消す直前の唯子と今の唯子は同じ顔をしていると神戸は云う。なにか、云いたくても云えない事情があるのだろうか。

右京により、唯子の父・細野の残した年譜から“幻の茶器”の存在が明らかになる。

相棒10-4

織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、千利休。
この4人の謎を解くカギは幻の茶器にあるとみた右京。
細野の年譜と突き合わせると―――

1547年
遣明使の派遣。
明国王から贈られた茶器。それがあれば天下を取れる。
これが“幻の茶器”。

1570年
信長は利休に“幻の茶器”を鑑定させる。

1582年
大茶会を行う。その目的は京の貴族たちに“幻の茶器”を見せることだった。
そこで本能寺の変発生、幻の茶器も炎の中に消えた。

幻の茶器を見失った光秀は捜している隙を突かれ、秀吉に討たれた。
実は、幻の茶器は利休の手にあった。事前に信長より手渡されていたのだ。

そして、秀吉が利休を切腹に追い込んだ理由は“幻の茶器”をその手に入れる為。

ここに歴史の謎が解けたとする右京。

1589年、田中長次郎没。

右京がこの記述に疑念を抱いたことから、高村が現代で田中の子孫を訪ね、幻の茶器を手に入れていたことを突き止める。

ここで何かに気付いた右京。関係者全員を集めることに。

一堂に会したメンバーの前。
犯人は、高村から“幻の茶器”を奪おうとして誤って殺害。
牧瀬に売りつけようとしたがトラブルが生じこれも殺害したと推理する
右京。

犯人は柴木光代だった。
高村から情報を聞き出せる立場。
線香を時計代わりに使うアイデア。
両者を兼ね備えるのは柴木以外にいないと断言する右京。
牧瀬宅の線香の箱には傷が残っていた。
その傷跡は柴木の指輪とピッタリ一致した。
その場で逮捕される柴木。

実は高村が手に入れたとされる茶器は江戸初期に作られた別物だった。

相棒10-3

利休が古田に託したとされる“娘”。
それこそが“幻の茶器”だったのだ。
唯子の父、細野は年譜作成に並行して現物を入手していたのだ。
そして、書斎の金庫の中にそれはあった。

ここで、牧瀬殺害は柴木だが、東京の高村殺害は柴木だと断定できない……事件は未だ解決していないと予言する右京。

柴木宅から茶碗が見つかる。
柴木が牧瀬に売り込んだものと聞いた右京。
高村が田中の子孫から入手したものではないと看破。
高村が持ち出したのは「茶入れ」であって「茶碗」ではなかったからだ。
高村を殺害したのはやはり柴木ではないのか?

そこへ米沢から電話が。年譜に誤記があることが発覚。
利休が堺に流されるくだりの2行目に誤記があると云うのだ。
利休が古田に娘を託す―――これは史実に反していた!!

右京の脳裏を過る出来事の数々。
鍵を無くし、金庫を開けられないと語った唯子。
にもかかわらず金庫をするすると開けた唯子。
唯子の研究室の暗証番号が8桁であると語る前川。
果たして真相は?

IPS細胞が公表される。
そのニュース報道に目をやっているのは―――前川。
研究所を出たところを右京たちに囲まれる。
そのまま、公園へと連れ出される前川。

右京は前川こそが高村殺害の犯人だと指摘。
動機はIPS細胞に関連した企業を事前に掴み、情報公開後の高騰を見越してその株を購入することだった。
インサイダーだ。

事実、前川はアクチュアリ製薬、明和製薬の株を買い、多くの収益を挙げていた。

前川が今回の事件で果たした役割はこうだった。
まず細野の年譜に細工。
それを古谷に手渡し、七哲庵のメンバーに“幻の茶器”を探させた。
計画では、ここで唯子が金庫を開ける筈だった。
が、実際は高村がどこからともなく“幻の茶器”らしきものを手に入れてしまった。高村はそれを東京で鑑定してもらうという。もし、鑑定されてしまえば、年譜の嘘がばれてしまう。
切羽詰まった前川は高村を殺害する。
その後も、牧瀬が殺害されるなど思いも寄らないアクシデントが発生したものの最終的には特命係の活躍により思惑を達成したのだ。

前川の思惑とは次のようなものだった。
唯子の研究室の暗証番号が金庫の暗証番号と同じであると推理した前川。
唯子の研究室からインサイダー情報を盗む為に暗証番号を知ろうとしたのだ。
その為には、金庫の暗証番号を知ればいい。
唯子に金庫を開けさせること……それが前川の目的だった。

細野のひきで研究室に就職した前川。
てっきり、唯子と結婚できるものだと思っていた。
だが、当の細野はあっさりと研究室を辞め、残された自分は出世も望めない。
後から入所した唯子にも地位で追い抜かれた前川は「自分にもなにか得があってもいいはず」と犯行に手を染めたのだ。
前川の勝手な言い分に「この野郎」と憤る神戸。
それを宥める右京。
「あなたは同じ研究所の仲間を裏切ったんですよ」前川を諭す。

事件は解決した。だが、解決していない謎がひとつ。
神戸と唯子のことだ。なぜ、唯子は神戸のもとを去ったのか?
右京と神戸は唯子に会いに行く。

相棒10-2

重い口を開く唯子。
神戸と唯子が交際していた当時、唯子の父・細野の研究所で技術漏洩が。
細野は漏洩した所員を告発しようとしたが醜聞を恐れる周囲の圧力や、娘の研究者としての将来を守る為に、あえて黙認した。
唯子は、その事実を知ってしまった。父親を告発することを諦めた以上、警視庁に就職する神戸と交際を続けるわけにはいかなかった―――そう語る唯子。
金庫には細野の日記も保管されており、それが金庫の鍵が無いので開かないと嘘を吐いた理由。

すべてを知った神戸。神戸に真実を伝えた唯子。
「神戸君。ありがと」
抱き合う二人。

やがて、唯子は去っていく。


エピローグ

東京に戻った右京たち。外には雪が降っている。

特命係の室内。
「歴史はずるいパズルだ」そう呟く神戸。
「複数解答のある歴史より、ひとつの真実しかない事件の方が好きだ」と云う。そんな神戸に、
「利休の切腹は娘を秀吉に渡さないためだったんじゃないでしょうか」
唯子とその父・細野を見てそう感じたと右京。

そのまま外へ出たふたり。
「予想では積もるようですよ」神戸。
「行きますか」右京。
どこへ?―――行き先は花の里だった。
特命係の歴史に興味がわいたと告げる神戸に、いずれ教えますよと応じる右京。

エンド。

<感想>
まず、前半観てません。後半のみです。
ですので、多少間違いあるかもです。
そこをご了解ください。

う〜ん。どうだろう。
管理人には期待が大きかっただけにあんまり……だった。
高村から情報を引き出せるのは柴木だけってのが柴木逮捕のひとつの理由なんだけど、現に前川も入手してるからなぁ…。

神戸君、薫ちゃん化が進み過ぎな気が……。
右京と対等の「相棒」になるのはいいんだけど、ちょっとなぁ……。
あの腹に一物ある感じがよかったのに……。
どんどん従順に……ああ……。

「歴史ミステリ」という大テーマで「インサイダー」という小テーマを扱うところはいつもの「相棒」なんだけどなぁ。

10話「特命係、西へ!死体が握っていた数字と、消えた、幻の茶器の謎 東京〜京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」予測採点&詳細感想は後日。
SEE YOU!!

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posted by 俺 at 05:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントさせていただきます。本日再放送とのことで、どういう話なのか参考にさせていただきました。
他の方のご意見も拝見していたのですが、やはり、完全によいとは言えない事件のようですね^^;
歴史物、事件物、ついでにキャラクターの背景・ネタ的なもの。どれか一つでも十分なのに欲張った感じなのでしょうか。その辺も含めて再放送見てみようかと思います。
Posted by 通りすがりの名無し at 2013年04月29日 09:09
Re:通りすがりの名無しさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

確かに、内容的に盛り沢山でしたね。
消化不良気味ではありました。
視方によって、いろいろな感想がありそうな作品でもありますね。
感想は如何でしたか(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年04月29日 22:50
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