
「犬の力」はドン・ウィンズロウ著、東江一紀訳。上下巻。
あらすじは―――
(上巻)メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める――。
(下巻)熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。叔父の権力が弱まる中でバレーラ兄弟は麻薬カルテルの頂点へと危険な階段を上り、カランもその一役を担う。アート・ケラーはアダン・バレーラの愛人となったノーラと接触、バレーラ兄弟との因縁に終止符を打つチャンスをうかがう。血塗られた抗争の果てに微笑むのは誰か――。稀代の物語作家ウィンズロウ、面目躍如の傑作長編。
(角川書店公式HPより)
「犬の力」のランキングについては「このミステリーがすごい! 海外編」1位、「ミステリが読みたい!2010 海外編」5位、「週刊文春ミステリーベスト10 2009 海外編」2位。
その他のランキングを知りたい方はこちら。
・毎日新聞夕刊「毎日の本棚 読みたい 話題です」(12月15日)記事はこちら。
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091215dde012070072000c.html
「犬の力」とは“悪”を象徴する旧約聖書の言葉。
これが劇中でどんな意味(復讐心、憎悪)を持つのか、必読!!
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