2010年01月20日

相棒season8 12話「SPY」(1月20日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

相棒season8 12話「SPY」(1月20日放送分)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、相棒season8 12話「SPY」(1月20日放送分)ネタバレ批評(レビュー)。

<あらすじ>

相棒season8 12

銀座のホステス・まどか(小嶺麗奈)の他殺体が発見され、携帯電話の通信記録から尊(及川光博)の名前が見つかった。
尊はまどかの店に警察庁時代に上司に連れて行かれただけだという。
事実、まどかの店は警視庁・警察庁の幹部クラスが数多く出入りしていた。
右京(水谷豊)はまどかの所持品の中にテレフォンカードを見つけ不審を抱く。
なぜ今どき?
さらに、まどかの化粧ポーチからUSBメモリーが見つかり、警視庁と警察庁を揺るがす事態へと発展していく…。
(あらすじ・写真共に公式HPより)


登場人物(レギュラー以外)

大河内:監察官。シリーズには頻出。今回フリスクは口にせず。
水木:警察庁人事課課長。
三田園:警察庁総務課課長。
青山まどか:被害者。クラブ従業員。

では、続きから……。

青山まどか殺害犯は絞殺時、ブランデー(アルコール)を用い自らの指紋を消しており、専門知識を持った人間の犯行と思われた。
ただ一点、不思議なのは被害者・まどかに抵抗の跡が見られなかったことだった……。

USBメモリーからは経済事犯に絞った犯罪者リストと引き換えに入手したとみられる警察官の借金状況のデータが入っていた。

これだけのデータを入手するにはそれ相応の手続きがいる筈、右京は大河内に依頼し、データの入手先を探る。

警察庁の人事担当・水木(美木良介)の協力を得ることに。
水木は警視庁の佐藤人事課長の携帯電話に連絡を取る。
そこで明らかになった事実。
データ自体は警察庁の管理下にあり、過去アクセスした人物を洗い出すことに。
結果12人が浮上。

基となる借入データは警察庁、警視庁全体のものだったが、作成されたリストからは警察庁の人間の名前が載っていなかった。
「警視庁の誰かが警察庁の依頼で作成したものではないか―――つまりこの事件には庁内S(スパイ)が絡んでいる」主張する水木。

注:庁内Sとは関係各位に情報を流すスパイのこと。
今回の場合は警視庁が警察庁側にスパイを送り込んでいたという設定。

ここで、青山まどかに横領の犯歴があることが判明。
青山まどか自身のUSBに青山まどかの犯罪データが入っていた。
意味するところを探る神戸。
一方、右京はリスト作成者に心当たりがあると云うが。

庁内Sの可能性が浮上し、警視庁、警察庁で内々に会議が持たれることに。
「うちの総務が資料を作成したのなら、警視庁を外して警察庁だけを入れたりはしない」
水木が批難する。
そこへ、入って来る右京。
右京は驚くべき事実を皆に伝える。

青山まどかの携帯から例の12人の1人、警察庁総務部・三田園(芦川誠)の電話番号が出てきたのだ―――。

大河内の手により三田園が調べられる。
データを作成したのは三田園だった。
三田園によれば、データ作成は自身の一存であり、深い意味も無いと云う。まどかに盗まれたらしい。

まどかはSだったのでは……右京が口にする。驚く神戸。
まどかの勤め先は警視庁・警察庁の幹部クラスが数多く出入りしている。まどかはそれらの人々から情報を入手し何者かに伝えていたのだ。

たったひとつだけ、まどかが所持する腕時計からまどか以外の指紋が検出される。
それを伝え聞いた右京は該当指紋を警察関係者のものと照合する様、米沢に依頼する。

三田園の処分は軽いものに終わりそうだ。
淡々とそう語る水木に義憤に駆られる大河内。

そこへやって来る右京。
まどかは結婚すると周囲に漏らしていた。
だが、両親にも誰にもその事実を伝えていない。
つまり、結婚の事実は無かった。

「水木さん、あなたがまどかさんを動かしていたんですね」
指摘する右京。

右京が水木を疑った理由は水木の何気ない一言からだった。
先の会議での水木の発言。
「うちの総務が資料を作成したのなら、警視庁を外して警察庁だけを入れたりはしない」
その時点では総務の三田園がデータを持ち出したことは知らなかった筈。
それを知っていたのはまどかから三田園のことを聞かされていた人物。
つまり、まどかに指示を出していた人物に他ならない。

指紋の出た腕時計はペアウオッチだった。
ペアウォッチをまどかは大切に持ち歩いていたと云う。
そのために水木の指紋が保存されていたのだ。

まどかは水木のSだった。

テレホンカードは情報を報告する際に公衆電話から連絡を入れる為に必要なものだった。

なぜ、水木は親しいまどかをSとして送り込んだのか。
本来、Sとは距離を取る筈。
右京が尋ねる。

Sとコミュニケーションを取り過ぎた……水木は語る。
最初は何の気も無かった水木だが、まどかに本気で惚れこみ、結婚も考えていた。職を辞し、妻との離婚も考えていたらしい。

だが、まどかは受け入れなかった。
水木に別の人間と結婚するとを告げた上、Sだったことを公表するとも口にした。
頭に血が上った水木はその場で絞め殺してしまった。
なぜか、まどかは無抵抗だった……。

彼女には結婚の約束をした人間など居なかった。
腕時計の指紋も水木のことを大切にしていたからこそに違いない。
すべては水木のことを考え、水木への愛ゆえだったのか。

更に衝撃の事実が。
水木自身も警視庁のSだった。
右京の推理はこうだ。
水木は警視庁・佐藤人事課長の携帯電話の番号を知っていた。
所属官庁も違う人間が親しくなければ個人の携帯電話の番号など詳しく知る筈がない。
右京の推理を認める水木。

Sとしてもう10年になろうとしていた。
Sである自分から逃れたかった為に、Sを追求しようとした……水木は語る。

まどかを神戸に近付けたのは水木だった。
水木は神戸も同じSではないかと考えたのだ。
もし、神戸がSならば「なぜ、Sになったのか」聞きたかったと云う。

監察官聴取では痴情のもつれで押し通す。
最後ににそう告げると水木は逮捕された。

数日後。

大河内はマスコミ発表する為にも三田園の処分を上層部に迫る。
切り札は水木が「庁内S」である事実。
「なぜ、そこまで?」問う上司に対し。
「自分が監察官であるから」と簡潔に答える大河内。

水木の件がマスコミに取り上げられる。
そこには痴情のもつれによる犯行とだけあった。
「皮肉なものですね。ニュースの中でのみただの男女になれる」
右京が感想を述べた。
そこへ角田課長が特命係を訪ねてくる。
手には三田園のマスコミ発表の記事を携えている。
借金の話題に共済から借りているらしい角田課長。
「独身貴族刑事はいいねぇ」とその場を後にする。

「今回の件の公表は誰かの借りのせいでしょうか」神戸が疑問を口にする。
右京は答えない。
「僕も(右京さんに)借りがあるんですかね」神戸が尋ねた。
「恩義を感じる必要はないですよ」右京は答える。
「そうですか……」PCに向かう神戸。
彼が取りかかったのは右京に関する報告書の作成。
右京は静かにティーカップへと手を伸ばす。

エンド。

<感想>
ラストが印象的でした。
あの何やら一癖ある神戸君の本領発揮でしょうか。

今回のストーリー自体は物悲しい話でした。
現実にあったら怖いですね。

テーマもあってミステリ的には社会派の一本でした。
来週はマジックぽいので本格よりかな〜〜〜と期待しています。

詳細感想等は後日。SEE YOU!!

「相棒 season6 上」です!!
相棒 season6 上



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posted by 俺 at 23:18| Comment(2) | TrackBack(2) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
米沢さんが時計から「奇跡的」に指紋が採れました、といった意味が最後でわかりました。

大河内さんが神戸さんの正体に迫る話を作るつもりでしょうか。だから大河内さんの株を上げているのかもしれませんね。確か、神戸さんの島流しは半年の約束でしたね。ドラマの時間の流れは現実にある程度準ずるので、そのころはシーズンの最終回でしょうか。
Posted by 誰か at 2010年01月22日 19:15
Re:誰かさん

こんばんわ〜〜〜。管理人の俺です!!

今のお話の流れだと神戸君がどうなるかドキドキしますね!!
続きが楽しみです!!
Posted by 俺 at 2010年01月22日 23:52
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