講談社さんのメールマガジンより転載しております。
御了承下さい。
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〈講談社ノベルス〉5点 2月6日発売
●『キョウカンカク』天祢涼
女性を殺し、焼却する猟奇犯罪が続く地方都市――。幼なじみを殺され、跡追い自殺を図った高校生・甘祢山紫郎は、“共感覚”を持つ美少女探偵・音宮美夜と出会い、ともに捜査に乗り出した。
少女の特殊能力で、殺人鬼を追い詰められるのか? 二人を待ち受ける“凶感覚”の世界とは? 第43回メフィスト賞受賞作。
●『幻人ダンテ』三田誠
「えええー、君、記憶ないの!格好いい!」。そう言って探偵は道端で、俺を拾った。彼女に付けられた俺の名前は、赤月あお。まるで少女のような探偵の名は、天草しじま。追っているのは、他人に“擬態”することができるという、仮面の怪人・ダンテ……。
これは“自分”を失った俺と、困った探偵と、ヒトゴロシの怪人の物語だ。
●『カンナ 戸隠の殺皆』高田崇史
諒司が残した言葉をたよりに甲斐は貴湖らと長野・戸隠にある隠岩戸宮を訪れ、宮司たちの世話になる。片や甲斐の婚約者・聡美の祖父である鍬次郎も密かに社伝の行方を追わせていた。甲斐は何者かに襲われて突然姿を消した宮司たちを捜すうち、天照大神の天岩戸伝説にかかわる重大な瑕疵に思い至り、虚実を暴く!
●『V.T.R.』辻村深月
怠惰な生活を送るティーのもとに、三年前に別れた恋人、極上の美女アールからかかってきた一本の電話。「アタシの酷い噂話や嘘をたくさん聞くことになると思う。ティーにだけは知っておいて欲しいと思って。アタシは変わっていない」
ティーが友人たちから聞くアールの姿は、まるで別人のように痛々しく、荒んだものだった。彼女が自らを貶め、危険を恐れずに求めたものとは……?
●『学園島の殺人』山口芳宏
島の秘密を探ろうとする者は、黒いサンタクロースに殺される――全寮制の学園の島を襲ったのは、生首の入った袋を背負って夜な夜な徘徊する謎の男だった!
島に伝わる『再生の書』、来日する王女が持つ『浄化の鍵』、魔界から来たという謎の無人列車、陰謀渦巻く廃墟地帯、そして次々と起きる首切り殺人――学園を救うため、学生探偵・真野原が島の謎に挑む!
〈単行本ピックアップ〉2点
●『救命拒否』鏑木蓮 2月12日頃発売
なぜ救命医は狙われ、そして死を選んだのか。救命の英雄が爆破事件に巻き込まれた。駆けつけた救命士に向かい、その医師が言う。「私にブラック・タグをつけろ」。意味は死。大阪府警が犯人を追うが……。
●『感染広告』三浦明博 2月12日頃発売
感染爆発した殺人CMを誰が仕掛けたのか。WEB中心の口コミ広告を仕掛け、ビールのリニューアルを大成功させた広告マン堂門修介。だが、ビール名を叫びながら自殺を図る若者が続出し、責任を追及される。
〈講談社文庫ピックアップ〉7点 2月13日発売
●『新装版 猫の事件』阿刀田高
楽して金を手に入れたい――貧乏なオレに絶好のチャンスがきた。大金持ちの老女が溺愛している猫をまんまと「誘拐」、みごとに100万円を手にしたのだが……。
●『三姉妹、清く貧しく美しく 三姉妹探偵団21』赤川次郎
血を流すキリスト像、行方不明となった修道女。大学の後輩の修道女に依頼され、国友刑事は恋人夕里子と謎を追う内に、なぜか犯罪者として指名手配されてしまう!
●『増補版 三度目ならばABC』岡嶋二人
「山本山コンビ」織田貞夫と土佐美郷の名探偵シリーズが、ノベルス未収録だった幻の「はい、チーズ!」を加えたお宝短編集として復活。岡嶋二人の魅力全開!
●『<新装版>とらんぷ譚U 悪夢の骨牌』中井英夫
ゴシック風の豪奢な洋館のサロンで開かれる賀宴の出席者は、十人の客とサロンの女主人、そして令嬢柚香。そこで語られるのは現実と非現実をあざなう奇譚の数々。
●『高山本線殺人事件』西村京太郎
警視庁の西本刑事の父が交通事故に遇い死亡、車には見ず知らずの女性が同乗していた。事故に不審を抱く西本と被害女性の妹。名勝・高山を舞台に十津川の推理が冴える。
●『禅定の弓 鬼籍通覧』椹野道流
火事で亡くなったお年寄りは、ひとり暮らしだった。放火に巻き込まれたと思われたが……。犬、鳥、ウサギ──小さな動物たちが犯人へと導く。
〈海外作品〉
●『警視の孤独』デボラ・クロンビー著 西田佳子訳
政治家所有の館が火事になった。現場に残された女性の遺体。行方不明の女性たち。男が企てた実子誘拐。三度目の放火。複雑に入り組んだ事件に警視が挑む渾身作。
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(講談社メールマガジンより転載)
今月は全体的にノベルスが強め?
ちょっと小粒な作品が多いような印象ですが……。
この中では第43回メフィスト賞受賞作「キョウカンカク」に注目!!
期待の新鋭です。
「キョウカンカク」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「感染広告」は「世にも奇妙な物語」で取り上げられた作品とモチーフが似てますね。果たしてどんな結末なのか……。
「警視の孤独」も面白そう。
他には、こちらも2月発売!!
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■極限脱出 9時間9人9の扉 オルタナ(上) 【黒田研二 定価1,470円】2/1
生か死か? 最凶の脱出ゲームが始まる!
突然見知らぬ部屋に監禁された大学生・淳平。同じ境遇の9人で協力し、そこから脱出しようとするが、それは想像を絶する陰謀の一部に過ぎなかった。
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