2010年03月17日

水曜シアター9 旅情ミステリーSP 捜査検事・近松茂道(9)「みちのく安寿と厨子王伝説殺人事件〜赤い傘が隠した姉弟の別れ獄中死の父が堕ちた罠偽りの12年を暴く!(捜査検事 近松茂道9−安寿と厨子王伝説殺人事件−)」(3月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜シアター9 旅情ミステリーSP 捜査検事・近松茂道(9)「みちのく安寿と厨子王伝説殺人事件〜赤い傘が隠した姉弟の別れ獄中死の父が堕ちた罠偽りの12年を暴く!(捜査検事 近松茂道9−安寿と厨子王伝説殺人事件−)」(3月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>
福島地検に赴任した捜査検事・近松(高橋英樹)は、変死体で発見された宮川恭子(中村綾)の事件を捜査。事件当日の目撃情報や恭子の携帯電話に残された伝言メモから、被害者が何者かと待ち合わせをしていたことを掴む。そして、“タケシ”と名乗る青年が捜査線上に浮上する。タケシについて調べ始めた近松は、衝撃の事実を知ることに…。『安寿と厨子王』ゆかりの地で起きた殺人事件に隠された秘密が露呈する!!
(公式HPより)


福島地検に赴任した捜査検事・近松茂道(高橋英樹)が、里山で女性の遺体が発見された事件の謎に迫る。原作・高木彬光、脚本・宇山圭子、監督・岡屋龍一。 福島地検に赴任したばかりの検事・近松(高橋)は、里山で女性の遺体が発見されたと聞いて現場へ向かう。被害者は、東京在住の恭子(中村綾)でスナックのママだった。仕事を終えた庭師が、事件当日の午後5時ごろに赤い傘を差した恭子と思われる女性を目撃したと証言。そんな中、福島署で恭子の内縁の夫を名乗る蔦森(本宮泰風)が捕まった。蔦森は、恭子が契約していた生命保険の受取人になっているという。その後、壊れていた恭子の携帯電話が直り、伝言メモに男性の声が録音されていることが分かった。この声を蔦森に聞かせたところ“スズキタケシ”と名乗る、恭子が息子のようにかわいがっていたスナックの客(崎本大海)であることが判明する。
(@nifty tv番組表より)


では、続きから……

今度は福島地検に転勤した近松を早速事件が待っていた。

捜査検事 近松茂道1

スナック「安寿」のママ・恭子が殺害されたのだ。

容疑者となった被害者の情夫・蔦森の不可解なアリバイ。
被害者宅にあった週刊タイムなど、近松を悩ます謎が浮上していく。

そんな中、定年退職した元検事・畠中力哉が塩谷岬から投身自殺したとの報が近松に届く。

被害者の携帯に残されたメッセージから「スズキタケシ」という青年が浮上する。
近松は「ふわっと開く赤い傘を見た」との庭師の証言から、傘がワンタッチ傘ではなく折り畳み傘を開いたと推理。
そこから、スズキタケシが傘の人物ではないかと検討をつける。

スズキの捜査が開始。

捜査検事 近松茂道2

被害者の遺留品である靴から犯人がナイフを持っていた可能性を察知。
だが、何故か犯人はナイフを使用しなかった。
さらに被害者の服装が穴の空いたコートだったことも近松の疑念を深める。

週刊タイムを入手する近松。
週刊タイムには北方総合病院院長・北方信吾の写真が掲載されていた。
事務官の田村朋美によれば北方は郷土の英雄だと云う。

捜査の結果、スズキタケシが宇佐美剛史であることが判明。
毅は殺人犯の息子だった。
父・宇佐美敏夫は愛人を殺害し懲役12年判決を受け5年前に獄中死していた。
宇佐美剛史には生き別れた姉が居た。
剛史は父が犯罪を犯して以来、実母や姉と別居していた。
姉は保育士の福西絵美と判明。

安寿と厨子王のような姉弟の運命に近松は心を痛める。

近松は過去の宇佐美敏夫の事件を調べ始める。
その過程で自殺した元検事・畠中が担当検事だったと知った近松は畠中の妻を訪ねる。
妻によれば「畠中は福島から帰った途端、人が変わったように塞ぎ込むようになった」らしい。

次いで近松は当時の宇佐美敏夫の弁護士に面会する。
弁護士によれば当初否定していた宇佐美敏夫が急に罪を認めたことが決定だった。
そのターニングポイントは妻から離婚を突き付けられた時点かららしい。
弁護士から容疑者が他に居たことを聞かされた近松。
当時、被害者に横恋慕していた医大生がそれだったが、彼にはアリバイを証明するホステスの存在があった。
そのホステスの勤め先がカルチェだと聞き驚く近松。
それもそのはず「カルチェ」は北方がよく訪れていた店の名だった。
そして宮川恭子―――近松の中で点と点が結びつき線になっていく。

宇佐見剛史が身柄を確保される一方で、畠中が1月16日、磐浜オーシャンホテルを訪れたことも判明。当日、オーシャンホテルには北方と宮川も来ていた。
点と点が線となり、線と線が面を編んでいく―――実感する近松。

福西絵美と会う近松。

捜査検事 近松茂道3

安寿と厨子王の復讐譚の側面を語って聞かせる近松に、絵美は剛史との絆について語る。
赤い折り畳み傘は剛史と絵美が別れたその日に、絵美が剛史に送ったものだった。それを姉との唯一の繋がりとして大切に保存していた剛史。
そんなある日、十数年ぶりに剛史が絵美を訪ねて来る。

「安寿」という名前に惹かれスナックへと通い詰めた剛史。
恭子が父の事件の関係者とは知らずに安息の日々を過ごしていた。
ある日、恭子自身の口から「昔、仲の良かった安寿と厨子王を引き裂いてしまった」と聞いた剛史は敏夫の事件で疑惑を抱く。
恭子が福島に行くと聞いた剛史は、恭子と連絡を取り大蔵寺でおち会うことにする。
恭子を問い詰め、父・敏夫の事件の真相を聞き出そうとする剛史。
だが、誤って恭子を転倒させてしまう。動かない恭子。
その際に殺害してしまったのかも……剛史はそう絵美に語ったらしい。
絵美からすべてを聞かされた近松は剛史を信じ、イチかバチか勝負に出る。

北方信吾と面会し説得する近松。
あっさりと近松の言を認める北方。

12年前、北方へ息子・正信が泣きついた。
当時横恋慕していた宇佐美敏夫の愛人を殺害してしまったためだ。
北方は自身の愛人・恭子に言い含めてアリバイを証言させ、息子の窮地を救う。
12年後、金に困った恭子は北方へ金の無心にやって来た。
そこを畠中に聞かれ、真相を知った畠中はショックで自殺。
北方は恭子の応対を息子に一任。
息子は気絶した恭子を見てトドメをさすことを決意。
実行に移した。

北方の息子はこうして逮捕された。

近松は、剛史の恭子への殺意は認められなかったとして傷害のみに留める。
解放された剛史を出迎える恭子。
姉弟、仲良く暮らしていくよう諭す近松―――エンド。

<感想>
高橋英樹さんと熊谷真実さんといえば「おかしな夫婦」シリーズを彷彿とさせますね。
お二人が組むと安心感が出ます。

恭子が12年前の事件に関連していると剛史が気付くくだりはかなり強引。
畠中の自殺もかなり強引。
恭子の殺害のくだりもかなり強引。

「安寿と厨子王」との関連づけも同じく強引。
これについては、モチーフありきかなぁといった印象。

ロジックはかなり強引だったけど、まぁアリといえばアリ。

<キャスト>
近松茂道(福島地検 捜査検事):高橋英樹
二本松警部(福島県警捜査一課警部):益岡徹
田村朋美(検察事務官):熊谷真実
北方信吾(北方総合病院 院長):西田健
福西絵美(保育士):小嶺麗奈
宇佐見剛史(フリーター):崎本大海
宮川恭子(スナック「安寿」ママ):中村綾

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霧の罠―近松検事シリーズ (光文社文庫)





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