管理人の周囲では割と好評な本作。
気になって観に行った人からネタバレ聞いちゃいましたが、かなり凝っている模様。
なお、本記事の追記部分ではあらすじネタバレについて触れています。注意!!
「予告編」
予告等ではストーリーのミステリ性やその結末にのみ注目されがちですが、主演のレオナルド・ディカプリオさんによれば「トリックを暴く作品ではない。一人の男の“心の旅”を描いた作品だ」と強調されたそうです。
ソースは下記リンクよりどうぞ。
4月16日追記:シネマトゥデイさんによれば以下の映像に大ヒントが隠されているとか。
ヒント映像1
ヒント映像2
ヒント映像3
4月14日追記:八田亜矢子さんが「シャッターアイランド50の謎」に挑戦したそうです。
ということは、少なくとも50箇所ほどポイントとなる謎が存在するわけで……。
さらに映画週末興行成績によれば、シャッターアイランドが1位になったとのこと。
全国442スクリーン(字幕259、超吹替183)の公開で、土日2日間の成績は、動員20万8,247人、興収2億7,353万3,500円(興行通信社調べ)。
ちなみに、ロケ地はボストン周辺。まずシャッター アイランドの概観としてペドックス島という第二次世界大戦で軍が要塞に使用していた島が使用され、レオのホロコースト回想シーンにはマサチューセッツ州にある1805年に建てられた工場るWhittenton Mills Complexという場所が、そして病院のシーンはタウントン・メドフィールド州立病院で行われたとか。
2010年4月21日追記:シャッターアイランド公式HPにて謎を解くヒントを特別公開中とのこと。
「入島時にはピリピリとしていた警備員が、レイチェルの捜索にはやる気を出さない」
「事情聴取で集まった職員全員が緊張している」
「シーアンという医師の説明をした女性職員の目が泳ぐ」
「男性患者の尋問中、隣にいるはずのチャックが消える」
「アンドリュー・レディスという人物についての問い掛けに、女性患者が動揺する」
「警備について説明した警備員が笑いながら走り去ってしまう」
上記がヒントとして挙げられている模様。
◆関連リンク(外部サイトに繋がります)
・シャッター アイランド(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007827
・シャッターアイランド(シネマカフェさん)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/21025/
・シャッターアイランド(Gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15126/index.html
・シャッターアイランド 日本語吹替え版(Gooさん)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16171/index.html
・ディカプリオ、日本語超うまいね!『シャッター アイランド』超日本語吹替版が大成功!4人に1人が吹き替え版で!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0023719
・東大卒の八田亜矢子も100点満点中24点!『シャッター アイランド』の結末は「東大脳」でも赤点!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0023767
・ディカプリオ主演の『シャッター アイランド』が首位を獲得!『第9地区』が2位に!【映画週末興行成績】
http://www.cinematoday.jp/page/N0023761
・「シャッターアイランド」 秘策は「超吹き替え版」(MSN産経ニュースさん)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100410/tnr1004100831003-n1.htm
・新作映画ウラ話「シャッターアイランド」
http://movies.jp.msn.com/features/insidestory/article.aspx?cp-documentid=3755152
「シャッターアイランド」特報1
・大ヒット中『シャッター アイランド』謎を解くヒントを独占特別公開!(シネマトゥデイさん)
http://www.cinematoday.jp/page/N0023916
*追記にてネタバレあります。注意!!
*ネタバレあります。注意!!
本記事中に書いたように観に行った人からネタバレを聞いたところによると―――こんな感じの話らしいです。
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。
そこから一人の女性患者が姿を消す。
孤島で起きたこの不可解な失踪事件に、連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)が捜査の為に相棒と共にこの島を訪れることになった。
折しも嵐が近付き、島内に閉じ込められることとなったテディたち。
それでなくても島内は常にピリピリしており、テディは周囲から警戒心を含んだ排他的な視線を向けられ続ける。
失踪した女性を捜すものの、テディ以外の協力者たちにはやる気が一切見られない。
捜査を進めて行くうちに謎の患者の存在が明らかに。
同時に既視感―――どこかで見たことのある鉄格子など不可解な体験をしていくことになる。
テディには妻を殺害された過去があった。
島内にちらつくテディの妻を殺害した犯人の影。
捜査を進めるにつれて揺らいでいくテディのアイデンティティー。
ついには灯台で非人道的な手術が行われているらしいことを突き止める。
灯台を訪れたテディ。
そこで待っていたのはこの島の院長だった。
彼の口から聞かされた驚愕の真実がテディを襲う。
テディはこの島の患者だったのだ。
テディは自分が捜査官であるという妄想に憑かれていた。
テディが島内で出会った人物はすべて施設の関係者。
だから警戒心を含んだ排他的な視線で監視され続けたのだ。
姿を消した女性患者もテディの妄想に過ぎなかった。
相棒すらもテディの担当医だった。
過去に子供たちを殺害した妻を自らの手で殺してしまったテディ。
彼は精神の均衡を欠き、シャッターアイランドに収容された。
当時、正気を恢復する手術法としてはロボトミー手術が主流であり、このままではテディも施術されてしまう。
前々から施術に懐疑的だった院長と担当医がテディの施術を阻止するためのロールプレイングとして今回の治療法を行ったのだった。
遂に真相に辿り着いたテディ。
だが、彼は捜査官としてのスタンスを崩さない。
治療は失敗だったのか……溜息をつく院長たち。
テディはそのまま、手術台へと運ばれていく。
施術が行われてしまえばテディは廃人になってしまう。
それは精神的な死だ。
去り際にテディが洩らす一言。
「モンスターとして生きるより、善人として死ぬ方がいい」
最後に灯台のアップでエンド―――だ、そうです。
どうも、治療は奏功しテディは正気に戻ったものの現実の重さに耐えられず死を選ぶというのがストーリーっぽいですね。
ちなみにネットでも調べてみたところ、次のような2通りの結末の解釈が得られました。
@やはり、テディは患者。正気に戻ったが妻殺しや妻に殺された子供たちという現実に耐えかね精神的な死を選んだ。
Aテディは本物の捜査官だったが、院長たちに騙され洗脳されてしまい処分された。
原作では「テディは患者であるものの、最後まで正気を取り戻すことなく(芝居の余地もなし)施術されてしまう」という結末だったそうです。
これだと自ら選択しただけ、映画の@の方がまだ良さそうですが……。
で、肝心の映画本編はかなり凝った作りらしくて視線から何からヒントが散りばめられているそうです。
ただし、結末部分は多岐にわたる解釈を受け入れる余地がある様子。
ネット上で@とA説があるように観る者の主観に真相を委ねるタイプかもしれませんね。
さて、あなたは@とAのどちらが正しいと思いますか?
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