2010年04月23日

松本清張先生に関わるニュース、「光(松本清張展〜清張文学との新たな邂逅)」と「闇(松本清張記念館事件)」……

4月23日(金)、松本清張先生に関わるニュースで「光」と「闇」がわかれました。

まずは「闇」から。松本清張記念館の嘱託員の女性が5年で400万円着服したとのニュースが……

ソースのasahi.comさんによれば―――

北九州市は23日、同市小倉北区の市立松本清張記念館の嘱託員の女性(39)が、5年にわたり約400万円を着服していたとして、女性を3月29日付で解雇し、監督者の副館長の男性(56)を給与の10分の1を1カ月減給する懲戒処分にしたと発表した。

市教委によると、女性は2005年4月に採用。記念館の経理や窓口対応のほか、会費制「友の会」の事務局などを担当していた。

横領していたのは05年4月〜今年2月の図録の売り上げや友の会の会費、昨年10月にあった松本清張生誕100年記念事業のチケット代など計404万8982円。全額返済しており、市は刑事告訴はしない考え。
(asahi.comさんより)


次に「光」を。
一方、広島市では「松本清張展〜清張文学との新たな邂逅」が始まりました。

ソースの読売新聞さんによれば―――

戦後日本を代表する作家、松本清張(1909〜92年)の功績と、広島との関係に焦点を当てた「松本清張展〜清張文学との新たな邂逅(かいこう)」が22日、広島市南区宇品御幸の同市郷土資料館で始まった。

昨年、生誕100年を迎えた清張は、現在の北九州市小倉北区の生まれとされているが、同市の松本清張記念館が所蔵する誕生記念写真には「広島京橋」の文字や、広島市の写真師の名前がある。清張自身、1990年の読売新聞の取材に「本当は広島生まれ」と語った。自伝的小説「半生の記」では作家デビュー前の46年に被爆後の広島を訪れた際の様子をつづっている。

会場には、カメラ好きだった清張が撮影した原爆ドームの写真を展示。愛用していた万年筆や眼鏡、幼い頃の写真、代表作「点と線」の直筆原稿などもあり、清張文学を様々な角度から振り返ることができる。同資料館の沼田有史館長は「清張の広島への強い思いを知った上で作品に触れると、見方も変わる」と話す。

7月11日まで。月曜休館(4月30日は休館。5月3日は開館)。入館料は大人100円、小中高校生50円。問い合わせは同資料館(082・253・6771)へ。
(asahi.comさんより)


つい先日「第17回松本清張賞」が発表されたばかり。
うーん、ある意味両極端なニュースで松本清張先生の名前を拝見することになるとは思いませんでした……。



◆関連外部リンク(関連外部サイトに繋がります)
・松本清張記念館公式HP
http://www.kid.ne.jp/seicho/html/index.html

・広島市郷土資料館公式HP
http://www.hiroins-net.ne.jp/kyodo/

・松本清張と広島に焦点 市郷土資料館で直筆原稿など展示(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20100422-OYT8T01334.htm

◆関連過去記事
第17回松本清張賞決まる!!村木嵐さん「マルガリータ」!!

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【関連する記事】
posted by 俺 at 23:19| Comment(2) | TrackBack(0) | その他ミステリ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
広島では、本日(5月22日)から郷土資料館の「松本清張展」の関連企画が始まります。

企画展「松本清張作品展」(中央図書館)
http://www.library.city.hiroshima.jp/news/2010/05/15000347.html

特集「ミステリー映画探訪」(映像文化ライブラリー)
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/
Posted by ひろ at 2010年05月22日 08:43
Re:ひろさん

管理人の“俺”です。
情報提供ありがとうございます(^o^)/。

早速記事にして取り上げたいと思います。

今後も「ミステリ通信 創刊号」を宜しくお願い致します<(_ _)>。
Posted by 俺 at 2010年05月22日 21:35
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