2010年04月24日

土曜ワイド劇場「山村美紗サスペンス 京都・美人女優連続殺人事件〜主役は2度殺される!?ガラス張りの密室殺人トリックを“股のぞき”が暴く」(4月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「山村美紗サスペンス 京都・美人女優連続殺人事件〜主役は2度殺される!?ガラス張りの密室殺人トリックを“股のぞき”が暴く」(4月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

京都・美人女優連続殺人事件1

京都府警捜査一課・狩矢警部(田村亮)の娘・和美(藤谷美紀)は、編集プロダクション『唐竹企画』の記者兼カメラマン。
ある日、映画の主演女優・愛川有紀の取材でロケ現場に出かけた和美は、有紀の衣装を担当する着物スタイリストの江藤ゆかり(宮本真希)と出会う。ゆかりは、史上最年少で伝統工芸大賞を受賞した京友禅の制作者だった。
一方、有紀はいかにも表裏のありそうな女性で、一見愛想よく振舞ってはいるものの、和美が有紀にカメラを向けたとたん、左の頬に吹き出物があるから左側からは写すなと激怒する。
そこへやって来たのは、有紀の相手役の若手俳優・鷹崎達也(高橋光臣)。鷹崎は和美をスタッフのひとりと勘違いしたらしく、撮影が終わったら遊びに行こうと誘って、和美をドギマギさせる。
すると、鷹崎の所属する芸能事務所の社長・大崎多香子(小沢真珠)が現われ、鷹崎を一喝する。多香子と鷹崎は実の姉弟で、姉の多香子が鷹崎をスターにまで育て上げてきた。しかし、どうやら鷹崎は、かなり女癖が悪いらしく、それが多香子の悩みの種のようだった。
 
やがて、撮影現場では、鷹崎が有紀を抱きしめて座布団の上に倒れこむシーンの撮影がはじまった。ところが、座布団の上に仰向けに倒れこんだとたんに、有紀がうめき声を上げて苦しみ、絶命してしまう。
騒然とした現場に狩矢警部が到着する。捜査の結果、有紀の死因は、毒物を塗った針が背中に刺さったことによるものだと判明した。
台本上では有紀が鷹崎に覆い被さった形で座布団の上に倒れこむことになっていたという。ところが、直前になって有紀が、自分が下になって倒れこむ方がいいと言い出して、変更になったというのだ。その変更がなければ、毒針が刺さったのは鷹崎の背中だったということになる。針を仕込んだ人物は、本当は鷹崎の命を狙ったのだろうか? 
やがて、チョイ役でこの映画に出ていた中里みなみ(小野麻亜矢)が主役に大抜擢され、撮影は再開される。ところが、その中里みなみもまた撮影中に謎の死を遂げてしまうのだった…。
(あらすじ・写真共に公式HPより)


では、続きから……。

中里みなみが「タカ」というダイイングメッセージを残したことから容疑は鷹崎達也に集中。

そんな中、当の鷹崎達也が密室で死亡してしまう。

和美と夏目は達也の死に疑問を抱く。
偶然、股のぞきで見た達也の部屋の窓のステンドガラスの柄が上下逆だったことから、嵌め直した痕跡を発見。
しかも、嵌め殺しに見えるよう接着剤で溝を埋め固定していた。

達也は殺害されたのだ。
ここで夏目は達也の姉・大崎多香子犯人説を主張。
和美はどこか腑に落ちないまま調査を続けることに。

家に帰った和美は狩矢から「婚カツ」について話を振られる。
夏目と結婚するよう勧めているのだ。
父の勧めを受け流す和美。
翌日、夏目はある事実を掴み和美を呼び出す。

夏目との待ち合わせ場所に赴いた和美は何者かに襲われ昏倒。
和美と連絡が取れなくなった夏目は狩矢警部に連絡、和美を捜す。
夏目の掴んだ事実とは江藤ゆかりに妹がいたことだった。

その頃、和美の前に現れたのは大崎多香子。
和美を襲ったのは多香子だったのだ。
多香子は和美に何を知っているのか詰め寄る。
わけもわからず混乱する和美の前に江藤ゆかりも登場。
ゆかりはナイフを構える。

ゆかりによれば、2年前、ゆかりの妹が交際を断った為に達也に殺されてしまった。殺害後、困った達也は姉・多香子に相談。共謀して死体を処分したのだ。
ゆかりは真相を掴み、復讐の機会を窺っていたのだ。
達也を殺すべく罠を仕掛けたが有紀がかかってしまい死亡。
仕掛けるところをみなみに見られており、それを脅された為にみなみも殺害。
みなみは独特な感性の持ち主でオリジナルのあだ名をつけるのが趣味。
「たか」も「ゆかり」を縦書きした時にそう見える為につけられたあだ名だったのだ!!
そして、遂に達也を殺害しステンドグラスの窓を外し脱出した後、外から固定するトリックを行った。

多香子を脅し和美を殺させようとするゆかり。
そこへ駆け付ける狩矢、夏目。
和美は助けられ、ゆかりも自殺しようとしたものの取り押さえられ逮捕された。

事件は解決し、夏目と和美は「婚カツ」ならぬ「とんかつ」を食べに行くことに―――エンド。

<感想>
いつも通りといえばいつも通り。

このシリーズの3要素―――

@被害者のひとりは間違われて殺されている。
A効果があるとは思えない謎の密室。
B動機は過去の復讐。

は満たしているので問題なし。
ただ、ステンドガラスの窓の件は本当に???だった。
あの世界に鑑識さんは居ないのだろうか?
う〜〜〜ん、どうだろ……。

そういえば京都では山村美紗さん縁の品が展示された「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展が開催中とか詳細は下記過去記事よりどうぞ!!
娘・紅葉さんプロデュース!!「ミステリーの女王・山村美紗の世界」展4月24日土曜より開催!!

<キャスト>
狩矢和美:藤谷美紀
狩矢警部:田村 亮
夏目利彦:原田龍二
山野美野里:山村紅葉
江藤ゆかり:宮本真希
大崎多香子:小沢真珠
鷹崎達也:高橋光臣
中里みなみ:小野麻亜矢
石黒絵里:山内明日
狩矢澄江:中野良子ほか
(公式HPより、敬称略)


「清少納言殺人事件 (光文社文庫)」です!!
清少納言殺人事件 (光文社文庫)





「愛の摩周湖殺人事件 (ノン・ポシェット)」です!!
愛の摩周湖殺人事件 (ノン・ポシェット)



【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。