2010年05月07日

「湖岸の盲点〜小此木鶯太郎の事件簿〜」配信第6話(5月6日分)ネタバレ批評(レビュー)

ガンガンONLINEにて連載中の「湖岸の盲点〜小此木鶯太郎の事件簿〜」配信第6話(5月6日分)ネタバレ批評(レビュー)です。

とりあえず、補足からどうぞ!!

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1話分(第5話)がレビュー出来ませんでした(ToT)/~~~。
とりあえず、第5話の流れを“ざっくり”とレビューすると……

@小此木が釣り人たちが地図を失くした周辺を気にかける。
Aその後、芦国が犬塚の足跡まで案内する。
B小此木がカヌー置き場周辺を気にかける。

といった感じでした。
(4話の鍵の件については、芦国が夜中に外出した際に締めたと供述)
で、ここまでで既に芦国が致命的ミスを犯しており、それが

@地図を失くした釣り人の足跡が残って居たにもかかわらず、時系列的にそれよりも後に起こった地図を拾った筈の芦国の足跡がない。
A場所を説明されていないのにもかかわらず、芦国は犬塚の足跡がどこにあったか案内できた。
B酔っている筈の犬塚の足跡が普段通り。

@、Bは今までにも指摘しており、新規のミスはA。
特にAのミスは大きい。
本当に言い逃れできないほど致命的。
これだけで追及できそうだなぁ。

それにしても5話が読めなくなったのは痛恨事だ……。
あとでもう一度読めるのかなぁ。
どうもコミック化を意識してるのかな?との印象。
それなら仕方ないけど……。

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ここからはいつも通りで。

実は管理人は「湖岸の盲点」ゲーム版を知りません。
なので初「湖岸の盲点」になります。
既知の方にとって不要な情報や、変な情報を盛り込むかもしれませんが笑って許して下さいね。

登場人物一覧:

・小此木 鶯太郎(おこのぎ おうたろう)
男性。「湖岸の盲点」主人公。
捜査一課警部補。コミックでは若い古畑っぽい。

・芦国 暁人(あしくに あきひと)
男性。ペンション綾淵亭管理人。
加害者。
加々美湖をこよなく愛する人物、それゆえに殺人を犯すことに……。

・犬塚伊作(いぬづか いさく)
男性。犬塚リゾート開発社長。
被害者。

・宇山うらら(うやま うらら)
女性。魚田スポーツクラブインストラクター。
芦国に興味がある様子。本編にどう関わるのか?

1、2、3、4話はカテゴリかタグ「湖岸の盲点」よりどうぞ。
では、本編を……。

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(前回まで)
第1話:犬塚殺害計画の下準備を終えた芦国。
第2話:ついに計画を実行し、犬塚を殺害する―――。
第3話:そこへやって来た刑事・小此木鶯太郎、芦国と対峙する。
第4話:小此木VS芦国(1)
第5話:小此木VS芦国(2)

第6話「誤算」―――「問題編」いよいよ佳境―――

犬塚の足跡を前に首を捻る小此木。

小此木によれば本来、酔っ払っている筈の犬塚の足跡がこんなにきれいに歩けているのはおかしいとの指摘。

カヌーを背負っていたからではと応える芦国。

だが、小此木はカヌーのことなど一言も口にしていなかった!!
つまり、“カヌーの転覆”を口にしてしまえば、即“犯人しか知りえない情報を知っていた”ことから芦国が犯人と断定されてしまう事態に!!

(やっぱり小此木は油断ならない)
改めて警戒する芦国。

煽り「すべてを狂わす強敵が!!」―――でエンド。

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4話は全20ページ。広告2ページ含んでます。
次回に「すべてを狂わす強敵」登場とのことですが、宇山うららのことでしょうか?
だとすると、普段の芦国を知る宇山の口から今回の犯行にそぐわない行動をした芦国の矛盾が指摘される可能性が高い?

そうすると、「加々美湖に対して潔癖症の芦国が車の油を放置していたこと」が次回テーマになるのかも。
もし、そうならこれも解答からは外れるワケで……。
6箇所の矛盾がどうなるのか、予断を許しません。

投票インフォメーション出ませんね。
とりあえず、現時点で推理。1話によればミスは6つとのこと。

今回も小此木に指摘されたミスがありましたね。


ここから、管理人の推理です!!

注意!!


続々出て来ているので一旦整理しましょう。ミスは以下の通り。
ちなみに作中で指摘済みのものについてはラインで消してます。

◆確実にミスと思われるもの。

@加々美湖を愛し、少しのゴミも許さない芦国が車のガソリンを放置していたこと。(芦国がもっとも忌み嫌う筈)

A酔っ払っている筈の犬塚が普段の足取りでカヌー置き場まで歩いていたこと。(芦国は普段の犬塚の足取りを真似たため)
6話にて指摘。

B芦国が犯行後、ペンション帰宅時に内側から鍵をかけてしまったこと。(犬塚外出後に誰かが内側から鍵をかけたことになってしまう。これは、外に居る人物を締め出したことに他ならない。つまり、鍵をかけた人物は先に外に出た人物が帰宅しないことを知っていたことになる)
4話にて指摘

C地図を失くした釣り人の足跡が残って居たにもかかわらず、時系列的にそれよりも後に起こった地図を拾った筈の芦国の足跡がない。

D傘たての傘が2本あるということは、犬塚は雨中にもかかわらず傘をささず出かけたことになり不審。
4話で、綾淵亭滞在者は芦国、犬塚の2名と確定したため。

E場所を説明されていないのにもかかわらず、芦国は犬塚の足跡がどこにあったか案内できた(犯人しか知りえない情報)。

F犬塚がカヌーに乗っていたことを芦国が知っていた。
ただし、これについては6話にて既に触れられており7話以降による。

◆解釈次第でミスともとれなくもない(かなり苦しい)ミス。
@酔っ払い冷静な判断力を失っている筈の犬塚がライフジャケットを持ち出したこと。

普段の癖とも解釈可能。

A犬塚がライフジャケットを倉庫から持ち出したにも関わらず着ていなかった。(着ないのならば持ち出さない筈、実際1話では着用していた)

酔っていた為ともいえるが……
酔っていたのならば持ち出さない筈。
持ちだしたのならば普段の癖で身に付けた筈―――@と背反関係か?

Bカヌーが転覆していない。(無人のカヌーが上向きのまま漂流する描写あり)

犬塚が立ち上がり落ちたとすれば解釈可能。

C犬塚は外出時、自室に鍵をかけていなかった(芦国が鍵無しで室内を確認できた)。

もともと、このペンションの各個室に鍵が備え付けてあったかが不明。
判明すれば候補になりうる。

Dカヌーが1艘増えた?(1話時点では芦国のセリフにあるように3艘のみ残し片づけていた。12、14、17番のみ残していた筈が23番が存在している)

とりあえず本編と関係があるとは考えにくい。

確実にミスと云いきれるのは4箇所程度か。
思ったより少ない……。
今後も矛盾点が出て来るのかに注目。

それにしても、芦国ボロボロだなぁ。
取り繕うためとはいえ、外出したと供述した時点でヤバイ気がする。

次回は6月3日(木)更新予定とのこと。

関連各サイト様はこちら(外部サイトに繋がります)。

・安楽椅子犯人さん公式HPです。
http://hannin-a.sakura.ne.jp/

・安楽椅子犯人さん公式ブログです。
http://d.hatena.ne.jp/anrakuisu_hannin/20100204/1265292895

・漫画「湖岸の盲点」が連載されているガンガンONLINEさんです。
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/

盲点と云えばこちらも盲点。「ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉」です!!
ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)



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